思い出し育児日記#4 睡眠不足のララバイ(新生児期②)

こどもの人生の最初の1ヶ月、ほんとうにかけがえのない新生児期ですが、慢性的な睡眠不足と、地縁なし里帰りなし夫激務のワンオペ育児は本当にきつかったです。そんな時期をなんとか乗り切ることができたのは、割り切って「家事を外注&自動化」したからだと思います。

こどものことを中心に書くつもりが、気づけばワンオペ育児の対策記事と化してしまいました。…これからワンオペ育児を控えている妊産婦さんにも届くといいな!

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新生児期のこども

わが家にやってきた新生児は、けっこう寝てばかりでした。起きていてもぽーっとどこかを見つめていて、あまり人間ぽくない。まるで「新生児」という別種のいきもののよう。ぽーっとしているだけのように見えて、いつのまにかできることが増えていくので眺めていて楽しかったなあ。

最初の1ヶ月の間に、泣き声が力強くなり、手足をじたばたしたり、のけぞるような動作ができるようになりました。また、まつ毛とまゆ毛が生えてきたり、ほっぺにだんだんお肉がついて垂れてきたりと、毎日顔が変わっていくので、毎日がかけがえのない一日であることを強く想いました。

わりとよく眠り、母乳もしっかり飲んだうちの子ですが、唯一困ったのは、溢乳がすさまじかったことでした。睡眠不足で寝たいのに洗濯物が……洗濯物が……!

この時期の行事・手続き

お七夜・命名式

本来は生まれて7日目の行事で、親族・地域の人々・土地の神様に赤ちゃんと命名書をお披露目し、祝い膳を囲むそうです。が、そもそも生後7日目過ぎちゃってますし、うち両親とも200kmと300km彼方ですし、転勤族で地縁もありませんし……というわけで!

生後7日目ではありませんでしたが、大急ぎで略式の命名紙を作成し、3人でこじんまりとお祝いしました。せっかくなので記念撮影もしましたが、起きていた新生児が変顔しながら動き回るので散々な結果でした。8日目ともなるとけっこう起きてますよね新生児。

出生届提出と役所・会社での手続き

市役所で行う手続きは出生届提出、児童手当と医療費助成の申請があります。このうち出生届提出と児童手当の申請はお名前が決まれば(名前が決まらなくても)できるので、退院翌日に夫が提出しました。自宅で記入して捺印までして持っていったのですが、捺印がへたくそで押し直しになったそうです。うちの朱肉へぼだったからなあ…。というわけで、朱肉は役所のを使った方がよいと思います!

出生届提出後数日で市役所からこどもの住民票が送られてきましたが、「寿 出生記念」と印刷されたクリアファイルに入っており、なかなか粋なことをするなあと感心しました。

医療費助成の申請はこどもの健康保険証が必要なので、後日郵送で手続きしました。

会社には出産の報告と、夫は健康保険証の申請をしました。わたしは育児休業取得申請をしました。派遣という雇用形態のため山あり谷ありだったので、興味があればこちらもどうぞ。

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生後2ヶ月からの予防接種の準備

生後2ヶ月からは予防接種スタンプラリーが始まりますので、お近くの小児科が予約制の場合は退院したらすぐに予約する方がよいです。わたしはスタートダッシュが遅れてしまい、生後2ヵ月ちょうどから始めることができませんでした…。内科でも予防接種だけなら受け付けてくれるところもあるので、小児科の予約が取れない場合は内科もあたってみるとよいですよ。

 

自宅での新生児のお世話

新生児は基本的に眠っているので、3時間ごとに授乳とおむつ交換をして寝かしつけることが基本です。そのほかは、午前中に顔を拭いて沐浴させ、最低限の家事をしたら、わたしもこどもと一緒に眠っていました。

新生児の泥状のゆるゆるうんちは、ぬるま湯で洗って乾かすとよいです。専用品ではなく100均のスプレー容器にぬるま湯を入れて使いました。線状と霧状で切り替えられて便利。飛び散り防止には大判のペットシーツ。タオルで水分を拭き取って自然乾燥。暖かい時期はこれで十分でした。冬はドライヤーの冷風で乾かしました。

退院翌日から自宅での沐浴をはじめましたが、かがまずに沐浴させられる場所が台所のシンクしかなく、ベビーバスをシンクにがぼっとはめ込み、衣類の着脱は調理台の上にしました。ちっこいうちは調理台におさまるので、けっこうなんとかなります。

沐浴の場所と動線は出産前にしっかり検討するのが吉です。場所が決まらないとベビーバスも買えません。

3時間おき授乳と睡眠不足の日々

新生児期はほんとうに睡眠不足の日々でした。

3時間おきの授乳のため、夜中でもアラームをかけて起きていました。夜中のアラーム音で夫を起こさないよう、しばらくは別室で寝てもらいました。

誤算だったのは、合間に3時間ずつ眠れるのではなく、授乳と後片付けと寝かしつけを1時間で終わらせられば残りの2時間を睡眠にあてられるが、一瞬で眠れるわけではないので実質1~1.5時間ずつの細切れ睡眠が続いていたことです。疲れてくると気絶するように寝ていましたが、そうなると片付けが次の3時間に先送りになるだけという悪循環。

さらに、溢乳がすさまじい子だったので、寝かしつけてから衣服や布団の処理をする時間が発生し、合間にまったく眠れない日もありました。産科での話や育児書を読む限りでは、溢乳とは授乳後のゲップと一緒にほんの少し戻すイメージですが、うちの子の溢乳はとにかく量が多く、わたしの上半身全体がびしょぬれになったり、肩越しに吐かれて1.5m四方がびしょぬれになったり、これは溢乳ではなくて幽門狭窄症ではないのかと心配になるレベルでした。思い余って育児相談に電話したり、小児科で相談してもあっさり否定されましたけども。

というわけで、出生後13日目には完全母乳にできました。毎回派手に溢乳していたのでミルクはあげるだけ無駄だなと結論。実際ミルクなしでも溢乳してたし、体重は順調に増えていたので正解でした。育児の戦略としては失敗していることが後に明らかになりますが…。

 

孤育て~地縁なし・里帰りなしのワンオペ育児~

夫は産後2週間は育児休暇をとってくれましたが、それ以降は休暇中にたまった業務の片づけと繁忙期のため連日深夜帰宅に加え休日出勤が続き、近くに知り合いもおらず、血縁関係も遠方なので、頼れる人間がまったくいない状態での育児でした。

夫が深夜に帰宅しても昼間に仕事がある以上、新生児のお世話や家事は期待できず、さらに仕事に復帰してからはお祝い名目で飲み会に行ってしまい(しかも例年より高頻度!)連絡がつかなくなって不安になることも多々あり、2人で育児をするという出産前の予想は完全に裏切られ、実質ひとりで育児をしていたのは、いま思っても本当につらかった。

それなのに、無事こどもが生まれてきてくれた嬉しさや、育児は楽しく嬉しいはずという強迫観念で麻痺していたり、夫が毎日深夜帰宅だったこともあり「いま本当にすごくしんどい」という本音はなかなか出すことができませんでした。本音を出してしまってからは堰が切れてしまい、夫婦関係が崩壊寸前になったこともありました。

理想的な形は、里帰りをするなど、地縁血縁のある場所で出産することです。それがないならば出産までに地域の活動に積極的に参加し、交友関係を広げて人的資源を確保した方がいい。

行政は子育て世帯に優しい

それもできなかった場合、頼りにできるのは行政です。この時ほど税金を払っていてよかったと思ったことはありません。この時期に利用できたのは「新生児訪問」と「産前産後ヘルパー」でしたが、本来の目的はもちろん、夫以外の大人と話せるということが本当にありがたかった。

当時、テレビもネットも見ない生活をしていたせいもあり、自分で全部かかえこんで、うまくいかないのはぜんぶ自分のせいだと思いこんでいたのですよね。でもそうではないとわかりました。

新生児訪問(全家庭対象)

出生後20日程度で保健師さんが訪ねてきました。こどもの健康状態(身体計測など)と、わたしのマタニティブルーのチェックが主な目的ですが、市の子育て支援の案内もしてくれました。地縁がないこともあり、なるべく早く子育て広場に参加するよう強く勧められました。

産前産後ヘルパー(申請者のみ)

産前産後ヘルパーは、申し込みを出産前に済ませ、産後は週2回で入ってもらいました。定型作業であれば家事全般お願いできます。大人の洗濯物干しと掃除をお願いしました。

子育て経験がある同年代のヘルパーさんで、あまった時間は子育てについて話し相手をしてもらえたこともよかったです。

私の場合、自治体から補助が受けられたので1時間あたり800円でしたが、「昼間に本人以外家事や育児をする人間がいない」かつ「産前産後で家事や育児に困難がある」という利用条件があるので、夫以外の同居家族がいる場合や、里帰り中は利用できません。

民間の家事代行サービスやシッターサービスは誰でも利用できますが、行政より高額なので会社の福利厚生から補助がないか調べておくとよいと思います!

外注できる家事

新生児期の家事負担を減らすため、外注できそうな家事は外注しました。

食事は、外に出ないわたしはセブンミール、夫は外食&セブンミール。2ヶ月くらいで飽きたので自炊に戻しました。

朝食だけは用意しますが、夫にも作ってもらえるよう、パンと卵とヨーグルトとトマトで固定メニューにしています。わたしは朝が弱いので、2年経った現在は夫が用意することが多いです。

買い物は、もっぱら通販利用でした。主に生協とAmazon。生協の配送料は子育て割引があります(生協によるけど0円~半額)。注文した翌週配達なのがやや難。Amazonはおむつの定期お得便を使いたかったので、出産後にアマゾンファミリー(プライム会員)になりました。

これでだいたい足りますが、どうしてもの時は夫が帰り道に買いました。深夜営業のスーパー様々です。

自動化できる家事

溢乳の多い新生児の洗濯は毎日でしたが、どうせいっときだけしか着ないと割り切って、乾燥機つき洗濯機で洗濯から乾燥まで自動化しました。乾燥後も畳まずカゴに積みっぱなし。新生児は動きませんから荒らされる心配もありません。

大人の洗濯物は分けていたので、ヘルパーさんが来れる日に干してもらいました。

わが家が食器洗い乾燥機やロボット掃除機を導入したのはかなり後になってからでしたが、出産準備品として購入しておけばよかった。ロボット掃除機があればヘルパーさんに頼む必要ありませんし。

この記事を書いている今になって思いますが、家事の自動化>家事の省力化>家事の外注の順で検討すると無駄がありません。

ここまで書いてきたように、家事負担については減らす努力をしてなるべく身体を休められるようにしていたので、ほんとうにきつかったのはメンタル面でした。わたしの方はワンオペ育児で心の中にわだかまっているものがいろいろありましたが、夫の方は外注や省力化などさせてあげてるからOKと思っているフシがあり、しんどさを話しても理解されず、言葉は通じるのに意思がまったく通じませんでした。チームわが家のはずなのにバラバラでうまく回っていないのが、とにかくすごくつらかった。

Twitterと2chがおともだち

新生児期はわたしも子供も家からほとんど出ませんでした。生後2週間目に産院でこどもの体重を測ったくらいじゃないだろうか。疲れていたのもあり、前半はネットも読書もテレビも見ず、完全に世間と隔絶された生活を送っていました。後半になってくると体力が回復してきたのと慣れもあってだんだん飽きてきて、育児以外のことをしようと思うようになりましたが。

リアルにはほとんど外出もできず、家にいるのもつらいわたしが助けを求めた先はネットでした。出産後しばらくしてからTwitterに復帰。みなさんその節は声をかけていただいてありがとうございました。

主に見ていたのは、Twitterの #2016apr_baby、それから2ch(5chになったんでしたっけ?)の新生児スレッドあたりです。みんな同じことやってるところなので癒されるんですよね。新生児かわいいのも、睡眠不足がつらいのも、夫となんとなくうまくいかないのも、なんとなくいっしょという安心感がありました。ほんとうはみなそれぞれ違う喜びと困難を抱えているんですけど。

新生児期の終わりに

初めてこどもを夫に預けてひとりで外出したのは、出産から1か月近く経った休日でした。授乳が終わって次の授乳まで近所のショッピングセンターにあるカフェでカフェラテをいただき、食料品を買っただけ。それでも久々の外出は世界がキラキラ輝いて見えました。

新生児期の最後の日には、かけがえのない初めの1か月間がもうすぐ終わってしまうことにしみじみし、この1か月間、ほんとうによく生きててくれたなあ、よく生まれてきてくれたなあと、ありがたくて尊くて泣いてしまう始末でした。こどもが大きくなったら、人が生まれてきて生きていること、そのものが素晴らしいことを教えてもらったと、伝えられるといいなあと思います。

次回はねんね期に突入です!