こんにちは、つむり(@TsumuRi)です。
➡初めての方は自己紹介もどうぞ
最近、図形を並べたり仲間分けをしたりがブームの娘(3歳)。
そんな娘を横目で見つつのクリスマスプレゼント作戦会議は「磁石ブロックがいいんじゃない?」と満場一致しました。
ところが、
磁石ブロックの種類が多すぎて選べない…

類似品まで含めたら、いったい何種類あるの?!
大物のおもちゃを購入する際は、徹底調査を信条とする私、今回も調べに調べました。この記事では、参考にしたサイトも含めて紹介しますね。
磁石ブロックの種類の超ざっくりしたまとめ
この記事では、磁石が埋め込まれたパーツを組み合わせて立体を構成できるブロックを磁石ブロックと呼びます。具体的には、マグフォーマーやピタゴラスなどですね。
大まかに分けると、磁石ブロックには以下の4系統があります。

※図中の黒矢印は磁石の位置(ゲオマグを除く)
上の画像で雰囲気は掴んでいただけたと思いますが、以下で特徴をまとめます。
マグフォーマー系磁石ブロックとは
- フレームを組み合わせる
(海外品にはプレートもある) - 磁石は辺の中点に1個
(※最小の正方形の場合) - 対象年齢3歳~
ピタゴラス系磁石ブロックとは
- プレートを組み合わせる
- 磁石は辺の1/3(1/4?)の位置に1個ずつ、合計2個
(※最小の正方形の場合) - 対象年齢1歳半~(※製品による)
パワークリックス系磁石ブロックとは
- フレームとプレートの両方を組み合わせる
- 磁石は角に1個ずつ、合計2個
(※最小の正方形の場合) - 対象年齢6歳~
ゲオマグ系磁石ブロックとは
- 棒磁石のバー、スチール製のボール、プラスチック製のパネルを組み合わせる。
- バー自体が棒磁石である(※ボールとパネルは磁石ではない)
- 対象年齢6歳~
磁石ブロックの系統ごとの大まかな比較
マグフォーマー、ピタゴラス、パワークリックスは多角形を組み合せて遊びます。
ゲオマグは異色で、独立する辺と角と面を組み合わせ、多角形を作るところから始めます。
これら4系統の磁石ブロックは、磁石の配置や仕組みが異なるため、別系統の磁石ブロックを組み合わせてひとつの立体を作って遊ぶのは難しいです。
同系統の磁石ブロックは組み合わせて遊べるという口コミをよく見かけます(※私は未検証です😅)
以下、各系統の磁石ブロックの特徴と代表的な製品を、対象年齢の低い順に紹介します。
ピタゴラス系磁石ブロックの特徴と代表的な製品
ピタゴラス系磁石ブロックの特徴
ピタゴラス系磁石ブロックは、プレートを組み合わせて立体を構成します。

ピタゴラスBASIC(画像出典:Amazon.co.jp)
プレートが壁や床になるため、作品の中にモノを入れて容器として遊ぶことができます。また、形を面として捉えやすく、小学校で学習する立体の展開図への応用もしやすそう。
プレートは不透明のものと透明のものがあり、透明プレートは混色や透過光も楽しめます。

マグウィズダム(画像出典:Amazon.co.jp)
対象年齢は、不透明のピタゴラスが1歳半から、その他のものは3歳からです。
ピタゴラスの特徴
代表例であるピタゴラスは、乳幼児玩具大手のピープルの製品です。

画像出典:ピープル公式サイト
対象年齢1歳半からのセットは、プレートが不透明で両面の色が異なります。このセットの印象が強いため、ピタゴラスと言えば不透明プレートのイメージがありますよね(←私だけ?)
実際のラインナップを見ると、対象年齢3歳以上のセットや小学生向けセットは、透明プレート中心の構成です。
また、ラメ入りプレートや鏡プレートからなるセットもあります。
ピタゴラスはシリーズ全体として図形の種類が多いのが特徴で、セットごとに対象年齢の子どもの学習に役立つ冊子がついています。セットごとにプレートの組み合わせが大きく異なるので、公式サイトは要チェックです。
ピタゴラスの歴史は古く、10年以上も現

年齢による遊び方の変化をまとめた、有本葉子さんのブログの記録がすごいので是非ご参考に♪

マグナタイルズの特徴
ピタゴラスは、海外ではマグナタイルズの商標で販売されています。ラインナップはピープルの公式サイトで見られます。

画像出典:Amazon.co.jp
マグナタイルズの一部のセットはAmazon.co.jpで購入できます。
パッケージデザインといい、シンプルなパーツ構成といい、海外版の方が洗練された雰囲気があります。教材のイメージが強めなピタゴラスとは対照的と感じました。
マグビルドパネルシリーズの特徴
マグビルド(パネルシリーズ)は、国内玩具メーカー、キットウェルの製品で、透明のプレートとフレームで構成されています。対象年齢は3歳から。
透明のピタゴラスと比べると低価格で、窓枠のように穴の開いたプレートがあることが特徴ですね。

画像出典:Amazon.co.jp
セットは60ピース入り1種類のみで、ピタゴラスのシリーズ全体と比べるとプレートの種類は少なく、変わった機能のあるプレートもありません。ごくシンプルな製品構成がよさとも言えます。
マグビルドは比較的新しい製品で、インスタ映えすることから、インスタグラムのタグ検索(#マグビルド)で豊富な作例を見ることができますよ。
マグウィズダムの特徴
マグウィズダムも透明パネルの製品です。

画像出典:Amazon.co.jp
透明ピタゴラスよりも低価格で、窓枠のように穴のあいたパーツがあることが特徴。穴あきパーツの種類はマグビルドより多いです。
ラインナップはは小さいものから100ピース超えまであり、上級者向けセットにはレゴのような人型パーツもついています。
ピタゴラス系磁石ブロックの選び方やおすすめは?
図形そのもので遊ぶことを重視するなら、パーツ構成が図形中心で、かつ図形の種類が豊富なものがよいですよね。ピタゴラスはシリーズを通じて図形の種類が多い点で優れています。
ただし、ピタゴラス系ブロックに
結論として、不透明ならピタゴラス(またはマグナタイルズ)、透明なら価格の優位性でマグビルドだと思います。これらは販売元が日本の会社という安心感もあるのも大きいです。

と、ここまで言っておきながら!
クリスマスにはピタゴラス系磁石ブロックは選びま
実のところ、最初は完全にマグビルドを買う気でいましたが、調べるうちに気が変わったのです……その理由も含め、以下でマグフォーマー系磁石ブロック
マグフォーマー系磁石ブロックの特徴と代表的な製品
マグフォーマー系磁石ブロックの特徴
マグフォーマー系磁石ブロックは、フレームを組み合わせて立体を構成していきます。対象年齢は3歳から。

画像出典:Amazon.co.jp
フレームは真ん中に穴が空いているので、ピタゴラス系のように容器としては遊べません。
というのが、「日本国内で」流通しているマグフォーマー系磁石ブロック(類似品を含む)の特徴です。

マグフォーマー国内正規品の特徴
マグフォーマーは、日本ではボーネルンドが正規輸入総代理店ですが、製造元はジムワールドという韓国の会社で、世界65ヶ国で販売されています。
グローバル感をのあるCMがYouTubeにありましたので、どうぞご参考に。
マグフォーマーの特徴は拡張性。一部の図形は単品販売されてますし、曲線や曲面もあり、複雑な形を作るのも楽しそうです。
ただし、小さい子どもは初めは直線と曲線が合わないことが分からず混乱するため、小さい三角形や四角形から徐々にレベルアップしていくのがよいとか(ボーネルンドで伺いました)
ところで、マグフォーマーのフレームはなんとなく透明感がありますが、実は表と裏の色が異なるツートンカラーで、フレームは透けていないって知ってました?(私は購入後に初めて知りましたよ!)
マグフォーマーと言えば図形で遊ぶイメージですが、最近はおうちなどを作れるセットも出ています。
マグフォーマーの類似品の特徴
この記事の冒頭で、

類似品まで含めたら何種類あるん!!!
と、心の叫びをお送りしましたが、マグフォーマーには類似品がとても多いです。
例えば、ピタゴラス系磁石ブロックのところで紹介したマグビルドには、マグフォーマー系のスケルトンシリーズがありますし、
西松屋のプライベートブランド(Smart Angel)では、三角と四角が少しだけ入って1000円くらいで販売されています。
さらにAmazonを検索すると、いったいなんぼあるのよ!という気持ちになれることは間違いありません。
しかも、製品によって磁力に差があるとか、仕上げの丁寧さが異なるとか、既に磁石ブロックを持っている場合は混ぜて使いたいから互換性とか、気にするポイントが色々とあり、
もうええわーーー!
という気分になってしまいましたので、まとめサイトを紹介しておきます。

丸投げですみませんが、アツさんのブログに類似品のまとめがありますのでどうぞ。お
ユーザーさんのレビューや口コミをチェックする手間はありますが、そこそこの品質のものをゲットできれば安上がりです(笑)
海外版マグフォーマーの特徴
マグフォーマーは世界65ヶ国で販売されており、日本では流通していないセットもあります。
例えばこういうプレートタイプのもの。

画像出典:Amazon.com
日本で主流の、真ん中に穴の空いたフレームでは構造物に床や壁を作れませんが、上の写真のようなプレートを含むセットならば、床や壁を作れます。

そう、プレートならね!
海外品を視野に入れれば選択の幅は広がりますし、ついでに言うと海外品は安い。
人気の62pcsのセットの価格差たるや!(2019年12月調べ)

マグフォーマー、海外では日本ほど高級品じゃない!!!
私には衝撃すぎました……
しかも、特に人気のあるセットの値引率が大きい様子です。
もちろん日本語の説明書はありませんし、不具合をボーネルンドに相談することもできませんが、類似品の購入を考慮するなら選択肢になり得ます。
海外版の遊び方は、インスタグラムのタグ検索(#magformers)でワールドワイドに見られます。

こんなのあるの?!ってなるかも
マグフォーマー系磁石ブロックの選び方やおすすめは?
純粋に図形として遊ぶことを重視する私は、拡張性があり、図形の種類が豊富なマグフォーマーを選びました。
初めての磁石ブロックとして選ぶ場合は特に、子どもが遊びに入りやすいよう、おもちゃとして定評があるものがよいと考えたのも理由。

だけどマグフォーマーは、国内正規品はもちろん海外品も、類似品に比べ高価なのが難点なんですよね~
今後買い足す場合は、マグフォーマーにしかないパーツはマグフォーマー、類似品にあるパーツは類似品を買おうと考えています。
類似品はの中には、磁力が弱かったり壊れやすかったりと、問題のある製品もあるようですし、マグフォーマーとの互換性が気になるので、購入前に調べる必要があるのが手間ですけどね。手間がイヤな人はお金で解決……
プレゼントには国内正規品が無難
自宅用には海外品や類似品もありだと考えている私ですが、ヒトサマに差し上げるならば国内正規品一択です。
ただし国内にお客様窓口があって、自分が使ってみて品質が安定しており、子どもが使いやすい類似品があるならば、それを贈るのはアリ。もらう側の趣味嗜好や性格にもよりますけどね(笑)

さて対象年齢3歳からの製品はここまで。以降は対象年齢6歳からの製品です。
パワークリックス系磁石ブロックの特徴と代表的な製品
「系」と言いつつ、類似品ぽいものも見当たらなかったので、ここ
パワークリックスの特徴
パワークリックスはGuidecraftというアメリカの会社の製品で、製品ラインナップの中にフレームとプレートがあることが特徴。

画像出典:Amazon.com
磁石の位置が角であることを生かし、直線や×のパーツがあ
日本ではトイザらスで一部の商品が販売されてます。
トイザらスのような大手のおもちゃ屋さんで扱いがあり、ひとつの製品でプレートもフレームもまかなえること
パワークリックスについては熱量低めの紹介になりましてすみません。

パワークリックスの遊び方や作例については、ぼちゃさんのブログが参考になります!この製品、情報が本当に少ないので、口コミとして貴重な存在。インスタグラムのタグ検索(#powerclix)でも件数少ないですが出てきますね。海外のおもちゃおしゃれだな~

ゲオマグ系磁石ブロックの特徴と代表的な製品
これも「系」と言いつつ類似品ぽいものが見当たらなかったので、
ゲオマグの特徴
ゲオマグはスイスのGeomagworld SA社が製造する磁石ブロック。

画像出典:Amazon.co.jp
ここまで紹介した他の3系統
何がまったく異なるかというと、最初の方に書いた通りパーツの構造。
他の3系統のブロックは多角形のパーツを組み合わせるものでしたが、ゲオマグは辺(棒磁石)と角(スチールの球)と面(プラスチックのパネル)が独立したパーツになっていて、多角形自体を組み立てるところから始めるんですね。
なので他の3系統のブロックに比べパーツは細かいですし、磁石の性質を知り、立体の完成図を頭の中に明確に描く能力が問われるおもちゃかと……そりゃ対象年齢が6歳からというのも納得です。でもその分、平面図形や空間図形を読み解く力は育てられそうです。
この製品、公式サイトを見ると実際の建築物を模したかなり大きな構造物も作れるようですし、娘が大きくなって幾何学模様を愛するようになれば、是非トライさせてみたい……!と思います。


ゲオマグにはたくさんの種類がありますが、日本のAmazonにもかなりの種類がラインナップされてます。製造元が日本語サイトを用意していることもあって、安心感の持てる製品だと思います。
わが家が3歳娘に選んだのはド定番のマグフォーマー
ここまで長々とお付き合いありがとうございました。
対象年齢に達していない磁石ブロックまで、いくつ見てるねーん!って感じですが、オタク気質なのですみません。
結論として、わが家が3歳娘に選んだのはマグフォーマー。

画像出典:Amazon.com
意外と普通と思われた方いらっしゃるかと思いますが、オタクだけどオーソドックスが好きで、リスクを避けたい性分なので、そりゃこうなります。
ただね、ひとつの製品でフレーム遊びも、プレート遊びも両方したくて、海外品のマグフォーマーをAmazon.comでポチったというところだけはちょっと冒険。
この記事を書いている時点でモノが手元に到着していませんし、Amazonと言えども海外通販って本当に大丈夫?という半信半疑な気持ちもありつつですし、言語の壁や送料や購入価格によっては関税もあるので、誰にでも安易に海外品を勧める気は毛頭ございませんが、こういう選択もあるよ~ということで記事にしてみました。
ちなみにポチったのは上の画像のセットです。
どうも最後の1個だったらしく、購入した瞬間にAmazon.comの個別ページが消滅して恐怖だったんですが(大丈夫かなあ?)、フレームが30枚、プレートが20枚、合計50枚入ったセットです。
枚数は、これに単品販売の五角形12枚入りを足したら、人気のある62枚セット(↓)と同じ比率になるので、娘が慣れてきた頃にはちょうどよくなるなと思いまして。
【追記】透明プレート入りマグフォーマーのレビュー記事書きました
透明プレート入りマグフォーマーを実際に使ってみたレビューを別の記事にまとめました。妙な期待半分で購入したので妙なモヤモヤを抱えたレビューですが、製品としてはとってもよいものでした!
あわせてお読みくださいませ!

【追記】マグビルドパネルシリーズのレビュー記事書きました
その後、マグビルドの販売元であるキットウェルさまよりレビュー掲載依頼をいただきました。
細かいところまでまるっと見せてますのでよろしければご参考に🤓
