

こんにちは、つむり @TsumuRi です。
派遣社員はフルタイム勤務だと思われがちですが、実際は短時間勤務や週4日以下勤務など、パートタイム勤務も可能です。
私自身も週5日×6時間の時短勤務ですし、派遣仲間の中には派遣で週4日働いて残り3日のうち2日は副業、1日は休日という剛の者もいます。自由がすぎる。
パートタイム派遣は、フルタイム派遣よりも時間のゆとりがあって、それでいて社会保険にも加入できる(※勤務条件による)ので、よい働き方だと感じてはいるのですが……。
時間的なゆとりがある反面、それ以外のところにデメリットもあると感じています。
派遣会社は聞かないと教えてくれないので、時短勤務の派遣社員の目線からブログで紹介しますね。
パートタイム派遣とは、フルタイム勤務ではなくパートタイム勤務する派遣社員です。
厚生労働省によると、パートタイムとは「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」。フワッと定義されています。
ググってみると、週2〜3日、半日程度から働けると書いている派遣会社が多いですね。
ちなみに私は週5日×6時間勤務!
パートタイム派遣には以下のようなデメリットがあります。
働く時間が少ない分、パートタイム派遣の稼ぎはフルタイム派遣よりは少ないです。
短時間でもしっかり稼ぎたければ、高時給案件を狙えるようスキルや経験を積んでいかねばなりません。
フルタイムとの差額を計算して、フルタイムならもっと稼げるのに!と思うことも……(特に給料日w)
最近は派遣会社がパートタイム派遣を推してはいますが、応募先や職種はフルタイム派遣に比べて限られてきます。
個人的に、以下のような経験をしました。
結果的に週5日×6時間勤務になりました。本音では週4日×6時間勤務したいです。
時々有給休暇を使って週4日勤務にしたり
パートタイム派遣のデメリットと言うより、派遣のデメリットですが。
派遣社員は数ヶ月単位の契約(有期雇用契約)の更新を繰り返しながら働くので、時短勤務の正社員と比べて身分が不安定です。最悪、1回目の更新で契約終了もあり得るということ。
派遣社員にも期間の定めのない契約(派遣会社との無期雇用契約)は一応あるのですけど、パートタイム派遣の雇入れ時は有期雇用契約が一般的です。
勤務日数や勤務時間によっては派遣会社の社保に加入できません。
週の労働時間が加入条件を満たしていても、契約期間が短いこと(2ヶ月以内)を理由に加入させてもらえないこともあると聞きます!
健康保険・厚生年金保険の加入条件
社会保険の加入条件とは?書類や手続き方法まとめ【2023年版】|freee
A:75歳未満の正社員や会社の代表者、役員等
B:70歳未満で週の所定労働時間および1ヶ月の所定労働日数が、常時雇用者の4分の3以上である人
C:以下のすべてに該当する短時間労働者
・従業員数101人以上の事業所(特定適用事業所)に勤務している
※2024年10月から従業員数51人以上の事業所に変更
・1週間の所定労働時間が20時間以上
・2ヶ月を超える雇用の見込みがある(フルタイムと同様)
・学生ではない(夜間学生、通信制は除く)
・月額の賃金が8.8万円を超える
家族の扶養から外れる場合(年収130万円以上)、社保に加入できなければ自分で国保や国民年金を払うことになります。
社保は派遣の闇!
契約前にキッチリ確認すべき
働く親の頭を悩ませ続ける待機児童問題。
パートタイム勤務は保育の必要性がフルタイム勤務よりも低いと判断されるため、待機児童が多い地域では保育園や学童保育に入れない可能性が高くなります。
毎年、結果通知の時期はドキドキする…
働く時間が短い分、実務経験が積みにくく、結果的にスキルも伸びにくくなる懸念があります。
有期雇用契約は最長3年で満了しますし、無期雇用契約でも派遣先との契約がなくなれば、次の派遣先探しが始まります。その頃には自分は今より歳を取っていて、派遣市場には若い人が入ってくる。そのとき経験やスキルが足りないと、負けます。
なので、業務を効率化して経験できる業務を増やそうとか、空き時間にスキルアップしなきゃ!とか、割とよく考えます。
あくまで私の場合ですが。
6時間勤務に慣れてしまったせいか、忙しい時期に残業して8時間働くとものすごく疲れます。6時間で頭のスイッチが切れちゃう感じで、集中力を保つのがきつくて。
パートタイムが長くなるとフルタイムで働く気力体力を失うかもしれません。
このように、パートタイム派遣には隠れたデメリットがあります。働く前は納得していても、働き始めてからフルタイム派遣にしておけばよかったと思うかもしれません。
そのとき、派遣先を変えずにフルタイムに変更できるのでしょうか?
結論として、派遣先を変えずにフルタイムに変更できるかどうかは派遣先次第です。
私は派遣会社の担当さんに「派遣先との交渉は可能」と言われました。派遣会社には相談はできるし、派遣先と交渉してもらえる可能性もありますけど、結局は派遣先判断なんですよね~。
もっと長時間働きたいと自分が考えたタイミングで、派遣先も同じように考えてくれていればwin-winな交渉にはなるでしょう。
現実的には派遣先を変えるか、派遣先と勤務条件を変えずに続けるかの選択になる可能性もあります。気になる点は契約前に徹底的につぶしておくとよいですね。
パートタイム派遣のデメリットを感じつつも、私は1日6時間の時短勤務を続けています。
フルタイム派遣に戻る気はほぼありません。
やっぱり、子育て中はデメリットを補って余りあるメリットがあると思うので!
パートタイム派遣の最大のメリットは余暇が多いことです。
キャパをすぐに超えてしまう人にはパートタイム勤務がおすすめです。
小学1年生を育てている私の平日は、学童保育のお迎えの後は宿題を見たり習い事の送迎をしたりとタスクが多く、夕食の支度と入浴を済ませたら歯磨きをして読み聞かせをして寝かしつけ、そのまま朝まで爆睡コースになることがほとんどです。自分の時間なんてほとんどありません。
翌日、子どもを送り出して仕事を始めるまでの間が唯一のゆとり時間かも。
フルタイム勤務だったらどうなるのか、もはや想像がつかぬ
時々、週の真ん中に有休休暇を取ることがあるのですが、夫も子どもも家にいない平日休みは本当にリフレッシュできますね。週4日は理想的な働き方だと思います。
うちはバタバタなので今は難しいと思いますが、ゆとり時間をしっかり取れたらスキルアップを図ったり、副業で収入源を増やしたりできそうですね。
社保の加入条件を満たしていれば派遣会社の社保に入れます。
健康保険・厚生年金保険の加入条件
社会保険の加入条件とは?書類や手続き方法まとめ【2023年版】|freee
A:75歳未満の正社員や会社の代表者、役員等
B:70歳未満で週の所定労働時間および1ヶ月の所定労働日数が、常時雇用者の4分の3以上である人
C:以下のすべてに該当する短時間労働者
・従業員数101人以上の事業所(特定適用事業所)に勤務している
※2024年10月から従業員数51人以上の事業所に変更
・1週間の所定労働時間が20時間以上
・2ヶ月を超える雇用の見込みがある(フルタイムと同様)
・学生ではない(夜間学生、通信制は除く)
・月額の賃金が8.8万円を超える
Q1 雇用保険の加入の要件を教えてください。
Q&A~事業主の皆様へ~|厚生労働省
雇用保険の適用事業所に雇用される次の労働条件のいずれにも該当する労働者の方は、原則として全て被保険者となります。
1. 1週間の所定労働時間が20時間以上であること
2. 31日以上の雇用見込みがあること
健康保険や厚生年金の一部は派遣会社が負担してくれますし、将来の年金受取額も国民年金よりはよい。
雇用保険に加入できれば、厚生労働大臣の指定をうけた教育訓練を受講・修了した場合に費用の一部を給付してもらえますし、失業した場合は失業給付も受けられます。
もちろん産前産後給付や育児休業給付金なども受けられます。せっかく働くならば社保に加入できるように働く方が絶対にお得です♪
派遣社員の時給はアルバイト・パートよりも高いので、比較的効率よく稼ぐことができると言えます。
三大都市圏の平均時給(2023年7月度)
https://jbrc.recruit.co.jp/data/pdf/202307_AP.pdf
- アルバイト・パート:1155円
- 派遣社員:1627円
https://jbrc.recruit.co.jp/data/pdf/202307_haken.pdf
派遣社員が派遣先を探すときは派遣会社が完全サポートしてくれます。
応募先との調整を丸投げできるのはもちろん、応募先に提出する職務経歴書も派遣会社が用意してくれます。
職場見学(という名の実質的な面接)は派遣会社が仕切ってくれるので、軽い自己紹介をする程度で派遣先が決まってしまうことも。
とにかく楽!
派遣料金からマージンをしっかり取られてはいますが、面倒ごとを丸投げで外注していると思えばまあ納得です。
以上、数年間パートタイム派遣(週5日×6時間)として働いているイチ派遣社員が体感しているメリットデメリットを紹介しました。
私には合っていますが、万人におすすめできる働き方ではないと思う。
隠れデメリットはけっこうあるのに、インターネットにあふれるキラキラした記事広告や、派遣会社はあえてデメリットを語ろうとはしません。
だからこそ、デメリットを許容できるかどうかしっかり考えてから先に進むことをおすすめします!