こんにちは、つむり(@TsumuRi)です。
➡初めての方は自己紹介もどうぞ
このところ、磁石ブロックのレビューが続いている当ブログ。


まだ続きまーす!(←長いわ)
文字数の都合で、前回までの記事では割愛しましたが、今回は
- マグフォーマーとマグビルドパネルシリーズの比較
- マグフォーマーとマグビルドパネルシリーズのコラボ
上記の2本立てでお届けします。
以下、マグビルドパネルシリーズは「マグビルド」と書きますね。長いので!
マグフォーマーとマグビルドパネルシリーズの遊び方の違いは?
同じ磁石ブロックでも、マグフォーマーとマグビルドは性格が全然違います。マグフォーマーに得意なことはマグビルドは苦手。マグビルドの得意なことはマグフォーマーは苦手。
マグフォーマーとマグビルドの得意な立体造形を並べてみると……
マグフォーマーは閉じた立体が得意。
磁力が強くピースが軽いこともあり、球状に組み立ててもけっこう安定しますし、そこそこ大きいものを簡単に持ち上げて遊べます。立体を組み、下側も含めて四方八方から眺められるのはマグフォーマー。
一方のマグビルドは大きな壁面が得意。
ピースがほぼ平らなので、コース状に並べて車を走らせたり、玉を転がしたりするにもよいです。磁力と重量の兼ね合いで、大きいものを持ち運ぶのは難しいので、置いて遊ぶのに向いてます。
選ぶときは、どちらの遊び方を優先したいかで選べばいいと思います。ここ外すとツラいです。
マグフォーマーとマグビルドのスペックの違いは?
ここからは遊び方の違いを生む、スペックの違いをまとめます。興味のある方はぜひ最後までお付き合いください。
サイズや重量などはいちばん小さい正方形で測定してます。
ピースの形状の比較
まずは正方形のピースの比較です。画像でどうぞ。

(左)マグフォーマー(右)マグビルド
見てのとおり、マグフォーマーはフレーム全体が丸められていて、ころん♪という印象。プレートタイプのピースは完全にフラットではなく、フレーム部分と透明部分に段差があります。
一方のマグビルドは、四つ角こそ丸められていますが、各辺も各面もすべてフラット。マグネットの入っているフレーム部分と中心の透明部分にわずかな段差はありますが、ほぼ気になりません。
マグフォーマーに透明なプレートなんてあった?という方へ、2020年2月現在、国内正規品としては流通していませんが、Amazon.comなど海外通販では入手可能です。詳しくは前回記事をご覧ください。

ピースのサイズの比較
いちばん小さい正方形の1辺の長さは、マグフォーマーが6.4cm、マグビルドが7.5cm。素人測定なので誤差はあると思います。あしからず。
マグビルドが一回り大きいので、箱を組み立てたら入れ子にできますね。
くっついちゃうから、ばらさないと戻せないけど……
磁石の位置の比較
マグフォーマーは各辺の中央に銀色のマグネットが1つ、1枚あたり4つのマグネットが使われています。
マグビルドは各辺の1/4(2/3かも)の位置に黒色のマグネットが2つ、1枚あたり8つのマグネットが使われています。
ピースの重量の比較
磁石ブロックの重量はマグネットが大部分と思われますが、マグネットの量の違いがどれくらい重量にきくのかしら。
というわけで、量ってみた結果がこちら。
マグフォーマー | マグビルド | |
---|---|---|
プレート | 16g | 35g |
フレーム | 13g | 25g |
けっこう差があります。
なお、購入後数年間校正していないキッチンスケールで測定したので、誤差はかなりあると思います。参考程度で。
磁力の比較
磁力は、マグフォーマーの方が強いです。
磁力の差を定量化できないかしらと思って、ピースをひとつずつ吊るしていった結果がこちら。
純粋に磁力のみの比較ではなく、磁力と重量の掛け合わせですし、個数も吊るす時の動作にかなり左右されまして、私はこれだけ吊れますが、娘だと激減するという微妙な結果ですが、いずれにしろマグフォーマーの方が圧倒的に数を吊るせるのは確かです。
ピースを持ったときの感覚の比較
これだけ差があるので、ピースを持った時の感覚もかなり異なります。
マグフォーマーは軽くて柔らかい印象だし、マグビルドはややごりっとした印象。
子どもの小さく柔らかい手にはマグフォーマーの方が似合いそうですが、対象年齢の3歳に達していればどちらも問題なく扱えるかと。
対象年齢未満だと握力がないので、軽くて小さくて真ん中に穴が開いているマグフォーマーの方が握りやすい(というか指に引っ掛けて持ちやすい)かもしれません。
そういえば、うちの娘が保育園の0歳児クラスに通っていた頃、保育室にあったのはマグフォーマーでした。
色と透明感の比較
マグフォーマーのビビッドカラーに対し、マグビルドは若干ソフトでくすみカラーな印象です。

黄色、橙、青が分かりやすいかも
大きな違いは、マグフォーマーのフレーム部分がまったく透けていないのに対し、マグビルドは磁石部分以外は透けているということかな。
これが組み上げた立体の外観にかなり影響します。
組み上げた立体の透明感の比較
組み立てた立体の透明感は写真で。
窓際で明るい光を当てると、マグフォーマーはフレーム部分が不透明なので、影がやや悪目立ちする感じ。
マグビルドは磁石部分は不透明ですが、全体が透明なのでマグフォーマーほどには影が目立ちません。
透過光を楽しみたい場合は、作れる壁面の大きさも加味した上で総合的にマグビルドかなと。
図形のラインナップの比較
シリーズ全体として図形が豊富なのはマグフォーマーです。曲面への展開も可能。

(画像出典:Amazon.com)
ただし最初に購入するであろう値ごろなセットに入っている図形の種類は少なめ。私が購入したセットも正方形と正三角形だけのものです。ピースのバラ売りもありますが、一部のみで、大きいセットにしか入ってない図形もあります。結果、すべての図形を揃えようとするとかなりお金がかかるという現実が……
一方のマグビルドは、シリーズ全体で図形は7種類と少なめですが、最初に購入するセットにすべて入っています。

(画像出典:Amazon.co.jp)
というわけで、
- 将来的に多様な図形を揃えてダイナミックに遊びたいならマグフォーマー
- 基本的な図形のみで小ぢんまり遊びたいならマグビルド
ってところかな!
マグフォーマーとマグビルドパネルシリーズのコラボ?混ぜて遊べるか
結論から言うと
まっすぐ組めない…!
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混ぜて組もうとしたら斜めになっちゃったw
サイズが3cmと4cmみたいに、公倍数を作りやすい比率ならまだしも、この微妙な差だと難しいですね~。
印象としては装飾パーツとして遊ぶ感じならなんとか……って感じ。
ちなみに、混ぜた場合も3歳娘が混乱することはなく、器用に選り分けて遊んでいましたが、大きく整った立体を構成できない以上、両方を揃えるよりも遊び方の好みに合ったものだけだけ購入して、はまれば数を増やしていくのがベストな遊び方ちゃうかなーと思います。
おしまい!