2018年11月17日、2歳7か月の娘の数え年3歳での七五三参りをつつがなく行うことができました。

天候にも恵まれ、娘の成長を実感できる良き日になってよかったです。
当日を和やかに過ごすため、6月から前日まで掛けてじっくりと準備しました。本記事ではちょっとやりすぎ感がないでもない、わが家の七五三の準備について紹介します。
- 最優先事項「混雑に巻き込まれない」
写真撮影は別日に設定、当日はとにかく朝イチで動く - 「抱っこはおかあさん」な娘対策
私は洋装、荷物と写真は夫に任せる戦略 - 不確定要素を最低限に抑える
事前準備とスケジューリングを入念に、当日は予定にしたがって行動
そもそも七五三とは?
なにを隠そう、娘が生まれるまでは七五三の由来どころか子どもの行事について何も知識がなかった私。
「そもそも七五三とは何ぞや」を知るところから始めました。
行事の本が1冊あると便利
出産後はいちいち検索する気力もなかったので、書籍を1冊購入して心の拠り所にしています。
数え年3歳の七五三参りも、ほぼすべてこの本の内容をベースに準備しました。

いろいろエラソーに語ってますが本に頼りっぱなしですw
七五三の由来「髪置きの儀式」
七五三の由来を本で確認しました。
3歳の女の子のお祝いは、「髪置き」の儀式がもとになっています。髪置きは、それまでに剃っていた髪の毛を伸ばし始める儀式で、3歳の男女に行われていました
家族で楽しむ 子どものお祝いごとと季節の行事
神社でいただいた撤饌の袋にも由来が書かれていました。

昔はこの儀式をもってあかちゃん時代の終わりとしていたようです。

3歳まで頭を剃っているなんて、合理的っちゃ合理的ですよね
数え年で七五三を祝いました
神社の行事は、数え年か満年齢かという疑問がつきまといますよね。
わが家の場合は、娘が2歳7ヶ月で数え年3つの七五三を祝いました。
理由は、
- 夫の七五三が数え年だった
- オムツしてる方がトイレが楽
- 体重が軽いので担ぐのが楽
……という感じ。合理的っちゃ合理的に決めたような気がしますけど、地域や実家の風習に合わせておけば間違いないと思います。
理由①夫の七五三も数え年だった
夫は兄と年子です。2人まとめたいという夫の親の事情により、夫は5つの七五三を数え年で祝ったと聞きました。夫の兄は満年齢。なんとも合理的であります。
私の実家のある地域は子どもの行事を数え年ですることが多く、そちらとも一致したので異論なしでした。
理由②オムツしてる方がトイレが楽
2~3歳の時期につきまとうのが「トイレトレーニング」問題です。
七五三の当日に2歳7ヶ月だった娘のトイトレは進んでいませんでした。絵本の「ゆっくとすっく」の影響で、時々トイレに座ることもありますが、だいたい不発に終わっていたのです。
親としてはもどかしい毎日ですが、七五三に限ってはトイレで慌てなくてよいので、かえってよかったかも。11月の神社は混雑するので、トイトレが進んでいる子のトイレ問題は深刻そうだなあ……とか考えてました(笑)
理由③体重が軽いので担ぐのが楽
ちっこい子どもが着物を着て歩いているのは可愛い。
どなたさまも異論はないと思いますが、本人にとっては慣れない着物、歩き慣れないポックリという悪条件。神社で歩けなくなって立ち往生する恐れがあるのです。
そうなっても、低年齢であれば体重も軽いので、担いで運ぶのが楽!です。
ポックリが無理だった時に備えてスニーカーも持参しましたが、スニーカーに履き替えると大暴走する可能性があります。この場合も担ぐ気でいました。米袋みたいな感じでよいこらしょってイメージ。
最初は頑張って歩いていた娘ですが、後半は飽きてしまい抱っこする時間が長かったので、体重が軽くてよかったと思います。

それでも、当日の夕方から肩と腕がけっこうな筋肉痛になりましたとさwけどな……
数え年3歳娘の七五三参りの準備スケジュール
6月から前日までの準備について紹介します。
6月中旬:写真館&お着物の予約
娘が生まれるまで記念写真らしいものはあまり撮影してこなかったわが家ですが、昔からある子どもの行事は節目として写真を残しておこうと考えています。
七五三は季節行事でもあり、予約が集中することが予想されたので、日取りは早めに押さえました。
こちらには娘のお宮参りからお世話になっているんですが、撮影やお出かけ用衣装が豊富にあり、1組ずつ撮影してくれて、たくさん撮った中からベストな1枚だけを選んでくれるところが特によいと感じています。
私も夫も優柔不断なので、ところがあるので、スタジオアリスやスタジオマリオのように、たくさんの写真の中から自分で選ぶシステムだと、表情違いやポーズ違いなど欲しくなって絶対買いすぎるし、決められずにやたら時間がかかるんですよね……。
優柔不断さんには街の写真館がおすすめです。
6月中旬:写真館の予約
写真館の店頭に七五三ののぼりが出始めた6月中旬に写真館を予約しました。
この時期だと早割で撮影料金が安いですし、お出かけ用の着物のレンタルにもまだ余裕があります。
11月、特に15日周辺の土日はお出かけ用の着物のレンタルの予約が早々にいっぱいになることが予想されるので、写真館で着物をレンタルしてお参りするなら、予約が早いに越したことはありません。
12月上旬:写真撮影
2歳はまだまだ成長で顔が変わりやすい時期ですよね。
通常、お出かけ用の着物を予約したタイミングで前撮りするのですが、顔が変わるのではないかしらと考え込んでいると、写真館から12月の第1週に後撮りすることを提案いただきました。写真のデータは12月中旬にもらえるので、年賀状にもなんとか間に合うし、年末ギリギリまで年賀状を作らないわが家にはちょうどよい撮影時期だと思います。

ちなみに7歳さんは6月中に前撮りすることが多いそう。11月撮影だと夏に日焼けした肌色が戻りきってないことや、歯の生え変わりを気にする人が多いとか
12月の後撮り体験談はこちらの記事にまとめています。あわせてどうぞ。

2歳を過ぎると親の好みが通らない……
2歳を過ぎた子どもはだいぶ好みがはっきりして自己主張もします。
実はお着物を選ぶときに一悶着ありました。
写真館のスタッフさん曰く、

7歳さんはこれと決めたら他は絶対に着てくれないから、お母さんの好みのお着物を着てもらえるのは、3歳さんまでですよ
予約時に2歳2ヶ月だった娘、「あれイヤ!こっち!きいろ!」と大騒ぎ。スタッフさんの話と違う……
でも、私は娘の好みがコロコロ変わることも、ピンク系統の色が好きなことも知っていたので、私の好みも含めてお着物を数枚選んでから娘に見せて、本人が「きる!」とニッコリしたものに決めました。
イヤイヤ期と折り合いをつけるのは大変です。

当日、改めて選んだ着物を娘に見せたところ、ニッコリしたのでホッとしました……
着物を決めた後は、娘の採寸をしてもらいました。
着物は体格に合わせて袖丈や身丈を調整して着るのです。着物を選んだ日から七五三参りの当日までは5ヶ月もあるので、その間にだいぶ成長するのではないかしらと思ったのですが、5ヶ月間の成長も考慮して丈を調整するんだそう。
娘の身長は夏の終わりからググッと伸びたのに、七五三当日の着物はぴったりでした。
すごいぞ写真館!
6月:地域の七五三事情をGoogle検索
時系列は少し遡ります。
わが家の場合、お宮参りをした神社で七五三をすることを決めていたので迷うことは少なかったのですが、写真館を予約した直後から検索魔になりました。
具体的には、神社のホームページやインターネットの口コミを調べまくりました。
大きめの神社なので、ホームページの情報はとても充実していたのですが、それ以上に地域ブログの情報が役立ちました。境内の様子や当日の流れを写真つきで懇切丁寧に説明してくれていたので、だいたいのイメージを持ててよかったなと思います!
8月:両家にスケジュールを打診
8月に両家の両親に七五三参りのスケジュールを打診、11月初旬に最終確認しました。
両家とも遠方なので、来てもらうとなると予定を調整してもらわないといけなかったので……
10月:会食の予約
参拝後の会食は、神社から徒歩5分の個室のある割烹に決めました。
神社近くの割烹ならお祝い事に慣れていそうですし、参拝後に車で移動する必要もないので(娘が車酔いするんです……)楽です。
お店はさすがに手慣れており、ささっと広い個室(10畳!)を取ってくださり、お料理の提案もいただけたので、そのまんま乗っかりました。子ども用のお料理は、娘が2歳7ヶ月ということで元々の分量より少し小さく作ってもらえるようお願いしておきました。
2週間前:娘の着替えの準備
参拝後の会食時の娘の着替えを用意しました。
2歳の娘はもうなんでも自分でしたがりますが、食事はまだまだ手づかみがよく出るワイルドスタイルで、こぼすこともしょっちゅうです。服にごはん粒がついてない日はありません。会食中はレンタルの着物の大ピンチが予想されます。予想っていうかほぼ確定ですね。
また、満腹になるとそのままお昼寝する可能性もありますが、着物のままでお昼寝されるのも都合が悪い。
ということで、会食前に娘に着替えてもらうことにしました。
会食用にMARLMARLのエプロンを購入
会食前に娘に着替えてもらうにしても、心配事が2つほどありました。
- 娘がお着物を脱ぐのを「イヤ!」するかもしれない
- 会食時に娘だけ普段着だと浮くかもしれない(写真的な意味で)
でも娘は保育園児。この日だけのためによそゆきワンピースを買うのはもったいないなーなんて思ったり。
そこで目をつけたのが、MARLMARLのエプロン(キッズサイズ)です。

以前、娘が1歳前後の時に結婚式に出ることになり、ベビーサイズを買おうか迷ったことがあったんですが、最近になってキッズサイズの存在を教えてもらい、すっかり物欲が再燃。
お洋服の好みにうるさい娘にエプロンの写真を見せると、「ピンク!きる!」と目をキラキラさせたので、MARLMARLの直営店に連れて行きました。
試着させてもらって鏡を見た瞬間、ニッコリはじける娘の笑顔と言ったらありません。店員さんによると、「個人差はあるけど6歳頃まで着る子もいる」とのことで、それなら今回だけじゃなくて他の機会にも使えるだろうし、なんならおままごとやお姫様ごっこの衣装に使ってもらえばいいと思って購入決定。
家に帰るとすぐに袋を持ってきて「きる!」、エプロンを着けるなり「プリンセス!」と大はしゃぎ。正直、その姿を見ただけで、元は取れたと思ってしまったくらいです。
当日は着物を脱ぎたくないとゴネることはなかったので、若干取り越し苦労だった気もするんですが、会食中は普段着の上にエプロンをつけただけでプリンセスライクで華やかに見えて大満足。エプロンなので、会食中はずっとこのスタイルというのも嬉しかったです。
1週間前:お土産と内祝を用意
夫の両親には会食という形でお返しすることになるのでお土産を、私の両親は当日来られないので内祝を用意しました。
私の実家にはお品物だけ決めておき、お参りの翌日に発送しました。
いただいたお祝いに対して控えめなお返しですが、「お返しに使うくらいなら子どもに何か買ってやって」と言うタイプの両家なので、ちゃっかり甘えさせてもらいました。
1週間前~前日:自宅の片付け・掃除
夫の両親を招くので、1週間前から自宅の片付けを始めました。
全部屋片づけるのは大変なので、夫の両親が立ち入る可能性のある玄関と居間と台所とトイレだけはきれいにして、残りの部屋は襖を閉める作戦です。
土日に全体を整理して見た目をすっきりさせ、あとは当日まで1日1部屋のペースで掃除機をかけたり、棚の埃をはたき落としたりと、超スローペースで進めました。
他には飲み物やお茶請けの準備、お客様用のカップや湯飲みなどの点検もしました。

夫の両親はバタバタと来て座らずにバタバタと帰るタイプなので、結局何ひとつ使わずw
前日:初穂料を用意
神社に納める初穂料を用意しました。
紅白蝶結びの水引の印刷された祝儀袋に。表書きは「初穂料」とし、水引の下には娘の名前を書きました。
1週間前~当日:私の服装を選ぶ
洋装にすることはすぐ決まりましたが、小物は迷いました。
おしゃれ感より実用性重視なので地味になりました。
抱っこの味方「ママスーツ」
「抱っこはおかあさん」な娘。当日もしっかり抱っこすることになると思い、わたしは洋装のフォーマルに決めていました。
ちょうど前の年に身内の結婚式と娘の入園式が重なってフォーマル用のワンピースとジャケット2点のセットアップを新調したので、着倒さない手はないですしね。

画像は別メーカーのものですが、雰囲気はちょうどこんな感じ、いわゆるママスーツを選びました。
娘を抱えられる靴
靴は、仕事用の黒のコンフォートシューズ(イオンで買った)にしようかとも思ったんですが、写真映りがいまいちです。
そこで今回は少し気合を入れて、ingのプレーンパンプスを選択。
これも昨年新調したもので、ヒールが低くて太くて安定している上に幅広対応で、娘の抱っこも意外とふらつかずにいけるのです!
パンプスは久しぶりだったので足が痛くなる心配もしてましたが、意外と大丈夫でした。足に合った靴って大切です。
バッグはやっぱり大容量
バッグはA4サイズが入るシンプルな黒の革バッグ(マチが大きいもの)にしました。

なんだかんだでもう5年以上のお付き合い。
荷物は夫に預ける予定でしたが、当日わたしと娘だけで行動する可能性もゼロではないため、娘のおむつと着替え、わたしの貴重品とメイク道具程度は入らないと困るんですよね。
わたしにとっては持ち物が増えても放り込めるサイズ感が大切でした。

これぶっちゃけ仕事用だし、ちっこいバッグ派の方がオシャレだと思いますw
アクセサリーは最低限
アクセサリーはフォーマル用の一連のパールのネックレスとピアス程度にしましたが、抱っこした娘にネックレスを引っ張られて散々でした。ネックレスはしなくてもよかったかもしれません。

コサージュをつけなくて大正解だったと心底思いました。つけてたら破壊されてたかも……
ぶっちゃけ地味スタイルですが何か?
地味だと思われた方いらっしゃると思うんですが、わたしは可愛い格好は娘がするから、おかあさんは背景としておかしくなかったらOKという路線を貫いております。そもそもそんなにオシャレをがんばるタイプではありませぬ。
心に残る七五三祝いには準備が大切!
以上、6月から当日までのわが家の七五三の準備について紹介しました。
これだけあれこれと準備をしてきたわりに、当日の朝まで足りないものはないか、何か間違えてはいないかとGoogle検索をしてしまったわたしです。
当日神社に向かうまでは気もそぞろでバタバタしていましたがが、神社についたら予定どおり行動するだけで楽チンでした。
朝早く動いたことで、時間的にも気持ち的にもに余裕が生まれ、娘の晴れの一日をゆっくりと見守ることができたと思います。
皆さまの七五三参りも素敵な日になりますように。
