こんにちは、つむり(@TsumuRi)です。
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※本記事は現在は販売されていない商品を紹介しています。
➡2020年に発売したリニューアル版のレビューはこちらから♪
Instagramで話題の磁石ブロック、マグビルドがわが家にやってきました。透明感が評判のパネルシリーズです。
実は今回、販売元のKitwellさん(@kitwell.official)から、「ブログとインスタで紹介をば!」とのご依頼をいただいたのです。ありがたや〜
きっかけはクリスマスに3歳娘に贈ったマグフォーマー(透明プレート入り)。娘は喜びましたが、私は娘の好みど真ん中を微妙に外した気がしてモヤモヤ……

インスタ(@tsumurinote)より
果たして、キラキラ透明プレートを愛してやまない3歳児にとっての最適解はマグビルドパネルシリーズなのか?!
以下のレビューでご確認ください。
Kitwellマグビルドパネルシリーズのレビュー
まずはパッケージの外観から。
パッケージが収納ボックス兼用で、子どもがパズル感覚で楽しみながら片付けられるよう工夫されています。製品モニターに参加したママたちの声を取り入れたんですって。

形通りに収めればピッタリ入るようになっております
が、おもちゃはパッケージから出して無印良品のポリプロピレンメイクボックスにしまうルールのわが家では、そのまま押し入れ行きでした、スイマセン(←台無し)

形ごとに揃えてみたけどバラバラでも入るよ
のっけからなんだかすみませんが、遊んだ後はパッケージに片付けるルールのご家庭なら役立つと思います。笑
Kitwellマグビルドパネルシリーズのセット内容
Kitwellマグビルドパネルシリーズのセット内容は以下の通りです。
- 通常のピース(穴なし)
正方形22枚
大型正方形2枚
正三角形12枚
直角二等辺三角形6枚
二等辺三角形10枚 - 穴あきピース
窓枠4枚
正方形の枠4枚 - 作例を掲載した冊子

2枚のでっかい正方形が娘のお気に入りです
穴あきピースも含め正方形が半分以上(22枚+穴あき8枚+大型2枚=32枚)の構成ですが、正方形がこれだけあるとかなり自由に遊べるみたいです。
積み木も同じですが、遊び方に慣れないうちは三角形の扱いに困ることがあるので、正方形が多めのピース配分には納得!

積み木の場合は、三角形を上に積んでしまうとそれ以上高く積めないし、平面に並べる場合も角度を合わせるのが難しいとかあるようです。マグビルドも同じかと
さてさて、各ピースの形状と色味はこんな感じです。

わりと渋めカラーなんですよね
正方形ピースの拡大写真も撮ってみました。

まじまじ見たら興味深かった件
ピースはプラスチック2枚を合わせた中空構造で、ピースの端は平ら。角のみ面取りされて丸くなってます。中央部分が内側から補強されてますが、これは透明のプレートタイプの磁石ブロック共通の特徴ですね。
ピースの表面はほぼフラットで、マグネットの入っている周辺部分に、写真ではわからない程度の段差がありますが、上に車などを走らせて遊ぶ分にはあんまり気にならないレベルだと思います。
いろいろ気にしいの私はマグネットの黒色がちょっと気になるんですが、遠目で見れば光に紛れる程度でした。
Kitwellマグビルドパネルシリーズの遊び方
「新感覚積み木」のキャッチコピーの通り、平面図形を並べて大きな平面図形を作ったり、積み上げて立体を作るのがマグビルドの基本の遊び方です。

娘が大好きなレゴデュプロとのコラボ❤️
いろいろ遊んでみたんですが、
- 透明な床や壁のある構造物を作る
・2階建てのおうちを作って上にお人形を乗せる
・箱を作って小物を詰め込む
・大きな壁面を中心としたステージを作る - 平面に図形を並べる
・図形を組み合わせて見立て遊びをする
・ずらっと並べて道にする - 穴あきピースはちょっとしたアクセントによい
けっこういろいろ遊べるなあという印象ですね。別のおもちゃと組み合わせやすいと感じました。
また、何をしても光の透過や反射でキラキラするので、キラキラ好きの3歳娘は「キャーーーーー!」必至でした。
このキラキラさ、ほんまときめくよね😇

ピースの辺が平らなのでリボンくらいなら楽に積めます
いろいろ組んでみてやはり思ったのは、プレートタイプの磁石ブロックって床や壁を作れるのがとてもよいということ。
平面図形や立体を構成する遊びにはもちろん使えますし、立体を組んだ後はそのままおうちとしても遊べる。でっかいドールハウスを置くスペースのないわが家には、変幻自在の新感覚積み木は合ってます。
Kitwellマグビルドパネルシリーズの磁石の強さは?
マグビルドの磁力は「ほどほど」
マグビルドの磁石の強さの印象は、一言で表すなら「ほどほど」です。
マグフォーマーほど強くはありませんが、ピースを積み上げて立体を構成する分には崩れることもなく、ひょいひょい積めました。
ただ、頭でっかちな立体は自重で潰れるので、構造物の下の方ほど大きくなるよう積み方を意識する必要があります。

無理のある立体は作れないという普通のことです……
磁力の強さが必要な遊び方は苦手
「ほどほど」の磁力を有するマグビルドは、磁力の強さが求められる遊び方はいまいち苦手です。
例えば。

これはマグフォーマーです
こういう球状の多面体は作れませんでした。下の部分が自重で潰れちゃうの。こういうのを作りたい場合はもっと磁力が強いおもちゃが必要です。
何度もつけ外しする遊び方に最適な磁力
磁力の強さが求められる遊び方は苦手なマグビルドですが、何度もつけたり外したりする場合、例えばピースをドアに見立てて開閉するような遊びや、展開図から立体を組んだ後に再び展開図に戻すような遊びには適しています。
磁力が強すぎると、つけ外しの時に立体の構造の他の部分まで歪んだり、なかなか外れないことがありますし、何より手が疲れがち。
その点、マグビルドの磁力は「ほどほど」なので、つけ外しを繰り返したい場合に優れていると言えます。
Kitwellマグビルドパネルシリーズは積みやすい?
マグビルドのピースの端はフラットで、磁力もほどほどなので、縦に積み上げる大きな壁面は本当に作りやすいです。
これくらいの壁にすると、光が本当にきれい!

舞踏会でも開こうかしらね…
晴れた日に窓際で遊ぶと最高なので、写真を撮れたら追加しますね(洗濯物が映り込む恐れが若干……)
そうそう、大きな壁面を作る場合、壁面に垂直にピースを配して補強してやると、壁面と前後の方向には倒れにくくなりますよ。お試しください。
Kitwellマグビルドパネルシリーズには購入後12ヶ月の保証がある
おもちゃメーカーさんって一般的に購入後のサポートは手厚いですが(←実体験)、Kitwellさんもそれは同じ。マグビルドは購入後12ヶ月間の保証を大々的に宣言されてます。
購入後少し時間が経ってからの問い合わせって少し気後れしがちですが、こうやって宣言してもらえると問い合わせしやすくていいな~と思います😇
Kitwellマグビルドパネルシリーズの微妙な点
娘の「キャーーーーー!」という反応を見ても大満足のマグビルドパネルシリーズ。
キラキラ好きの娘にとっては最適解はこちらだったようです(←クリスマスに外したのがほんまに悔しい😭)
とは言え「惜しい!」と感じる点がないわけではないので、ここからはそれを。
二等辺三角形の枚数が惜しい
たくさんのキラキラに大喜びした娘が唯一不足を訴えたのが二等辺三角形の枚数。
わが家の3歳娘は最近ピザを焼くのにはまってまして、ピザに見立てたうちわの上にままごと食材を並べ、かまどに見立てたテーブルの下に入れて遊んでます。
そんな娘、マグビルドの頂角30°の二等辺三角形がピザっぽいことに気づき、さっそく並べ始めたのですが……

どう見てもパックマンですがピザだって

2枚足りなーい!
確かにあと2枚ほしいね、これは。
幸い、足りないところが60°なので、他のピースで埋められないかと娘に尋ねてみました。すると娘は正三角形の存在を発見し、嬉々として埋めておりました。

ピザー!できたー!

どうみても敵を食べたパックマンだよね
キリのいいのが好きな性分の私は、同じ図形を360°敷き詰めて正十二角形を作りたかったし、角柱や角錐を作るときは3枚や4枚が使い切りやすいから、このピースは6の倍数がいいな~と思ったりもします。
が、微妙な不足感を工夫で補うことで発想力や創造性が身につくかもしれないと考え、ちょっぴり反省しました。

ぶっちゃけ、三角形が多いのがいいのか少ないのがいいのかは謎です……三角形が増えると、もっと正方形が欲しくなっちゃうし、ピース構成のバランスってほんまに難しいと思う
半円や30°60°90°の直角三角形はない
足りないと言えば、分度器でおなじみ半円や、三角定規でおなじみ30°60°90°の直角三角形(辺の長さは1:2:√3)はマグビルドにはありません。
これらを組み合わせれば長方形や正三角形、円が作れるのでちょっと惜しい。
ただ、ピースの種類が多いと3歳娘は迷ってしまって使いにくいようなので、現時点ではマグビルドのセット内容が必要十分だと思います。
類似のプレート型磁石ブロックピタゴラスの場合
ちなみに、類似のプレート型磁石ブロックとして歴史の長いピタゴラスには、このへんの図形をカバーしたセットがあります。
透明プレートではないけれど30°60°90°の直角三角形が入っているセットや↓
半円ではなく1/4円が入っている透明プレートのセット↓
実はこれらもクリスマス前に検討しましたが、なるべくシンプルな図形で遊ばせたい私にはいまいちピンときませんでした……

ピタゴラスがやや割高なのもありますが、好みの問題ってほんまに大きいと思います……
マグビルドパネルシリーズは大きな壁面中心に造形したいキラキラ好きにおすすめ
以上の通り、マグビルドにはちょっぴり惜しい点もあるんですが、遊びを通じて平面図形や立体に親しむという観点では、対象年齢である3歳時点では十分な構成の磁石ブロックです。
磁石のパワーを要求される遊び(球状の多面体の構築など)を除いては、とても積みやすい磁石ブロックですし、透明プレートのキラキラ感をこよなく愛するタイプなら本当に楽しめると思います😇
公式インスタ(@kitwell.official)やタグ#マグビルド、販売サイトのAmazonの口コミもぜひ参考にしてみてください。
思いっきり余談ですが……今回登場した作例にデジャ・ビュ(既視感)を覚えた奇特な皆さん、正解です!
実は今回掲載したわが家の作例の一部は、前回の記事でマグフォーマーで組んだものと同じ。
オタク気質の私としては、
- マグフォーマーと比較するとどうなのか?
- マグフォーマーとコラボできるのか?
って、めちゃくちゃ気になるところなんですよね。というわけで続編を書きました😇

2020年にリニューアルされました
2020年にリニューアル版が発売されました。レビューしましたので合わせてどうぞ。
