こんにちは、つむり @TsumuRi です。
せっかく育児ブログを開設したので「思い出し育児日記」を始めます。
妊娠中から書き溜めた5年日記を元に、出産前から2歳までを振り返りながら書く予定。その後はリアルタイム育児日記をお届けします。多分。
第1回の今回は、妊娠から出産までを描いた「産前ものがたり」
始まりは不妊治療
妊娠が判明した当時の私は35歳、夫は4歳年上の39歳でした。
夫婦ともにもういい年齢だったのでスタートは不妊治療です。タイミング法のみで不妊治療開始から3周期で妊娠したのはとても運がよかったと思います。主治医はステップアップしないと無理だろうという雰囲気を隠そうともしなかったし……
主治医は根はいい人だと思うけど、どうにも正直すぎるというか、口が悪いんですよね。そのせいか、産院の口コミは賛否両論まっぷたつ。先生の口の悪さについてはこのブログの中にちょいちょい出てくるので乞うご期待。
妊娠0か月のできごと
妊娠判明後は安定するまでプロゲステロン注射の日々で、両肩と両臀部が筋肉注射の痕でカチコチになってました。仕事帰りの注射で帰りが遅くなるのもつらかったです。
山歩きをやめる
当時は毎週のように近郊の低山を登っていましたが、妊娠判明時点ですっぱりやめました。
最後に登ったのは箕面市の竜王山。当時は山歩きと位置情報ゲーム「イングレス(ingress)」にはまってました。ちなみに、イングレスとはリアル世界で行う陣取り合戦のようなものです。ポケモンGOやドラクエウォークなど、スマホのGPSを利用した位置ゲームはすべてイングレスのおかげで誕生したと言っても過言ではありませぬ。
竜王山にあった難攻不落のポータルを山歩きついでに落としに行ったのはよい思い出です。
- Ingress Prime(公式サイト)
妊娠1か月のできごと
胎嚢&心拍確認
エコーで胎嚢を確認しました。
妊娠判明後20日程度で心拍を確認。ピコンピコンと動いていた。愛しい。
卵巣が8cm大に腫れる
胎嚢の確認と同時に、卵巣が8㎝大に腫れていることが判明しました。
腫れあがった卵巣は、なにかの拍子でねじれ(茎捻転)、血行が阻害されて壊死する恐れがあるので、お盆の帰省は中止しました。通常とは異なる時期に経過を知る医師がいない場所、運が悪ければたらい回しになって激痛に苦しんだあげく、卵巣も子どももダメになるリスクがあると主治医に忠告されたというか脅されたので。
同じことを言うにしてもオブラートに包めばいいのになぁ。根は悪い人じゃないとは思うんですが……
「マタ旅」(マタニティ旅行)という言葉も流行りましたね。
葉酸サプリを飲み始める
妊娠判明後に葉酸サプリを飲み始めました。
葉酸は赤血球の形成を助け、妊娠中においては葉酸を摂取することで胎児の神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)のリスクを減らすことができるとされています。理想的には不妊治療を始めた時点で飲みはじめるべきだったと思うけど、結果的になんともなくてよかったです。
当時は「葉酸と鉄とカルシウムは必須!」と3成分のサプリを飲んでました。
よく考えたら配合成分の種類が多いものの方がバランスがよかったかもしれません。
評判の良いエレビットは娘が生まれた後に発売されたから飲みようがなかったんですが……
妊娠2か月のできごと
妊娠がわかってから1か月程度で出産予定日が決定しました。
エコーで見た胎児は、二頭身しっぽ付きでたいそう可愛らしかったです。
母子手帳をもらう
産院からの指示で母子手帳をもらいに行きました。
保健師さんとは30分程度面談。明るく話しやすい人で、私の居住するエリア担当ということで、心強い味方ができたと感じました。地縁も血縁もないことを伝えると、産前産後に利用できる行政サービスを詳しく教えてくださいました。ありがたや。
出生前診断を検討する
年齢的に心配だったので、出生前診断を検討しました。
産院で相談したところ、主治医は不機嫌そうに出生前診断を実施している病院を教えてくれました。紹介状を依頼した時も不機嫌だったのは言うまでもありません。
大学病院での遺伝カウンセリングは1時間程度。カウンセリング前はNIPT(母体血を用いた出生前遺伝学的検査)を考えていたけれど、カウンセリング後に考えた末、精密エコー検査をしてもらうことにしました。
出生前診断についてはこちらにまとめました↓
妊娠がわかってから約1か月半で、長かったプロゲステロン注射の日々が終わりました。
胎児にはちょこんと手足が生え、元気に動き回ってました。
風疹の抗体検査をする
風疹の抗体検査で、抗体が不十分なことが判明(HI抗体価16倍)しました。
妊娠20週未満で風疹に感染すると先天性風疹症候群のリスクが高いため、人ごみを避けるようにと指示を受けました。通勤電車は避けようがないので、マスクをして通勤する日々の始まり……。
先天性風疹症候群については、マンガ&ドラマの「コウノドリ」で広く知られるようになりましたね。
私の検査結果を受け、夫も風疹の抗体検査を受けました。自治体の無料検査を利用しました。結果、夫も抗体が不十分だったため風疹ワクチンを接種しました。こちらも自治体から補助が出たので格安でした。
これから抗体検査や予防接種を受ける人は、お住まいの自治体に妊娠を希望する人、妊婦、その夫を対象とした助成制度がないか調べてみるとよいと思います。抗体が十分であれば人ごみにびくびくする日々は避けられるので。
妊娠3か月のできごと
分娩予約をする
妊娠3か月で分娩を予約しました。
超音波マーカー検査を受ける
出生前診断の超音波マーカー検査を受け、エコーでわかる異常がないことに一安心しました。これもあくまで「エコーでわかる異常」に過ぎないわけですが。
胎児は検査の途中までまったく動かなかったけど、途中から起きたらしくヒョコヒョコしてました。しゃっくりしてたのかも。この日初めて3Dエコーを見ました。
妊娠4か月のできごと
マザーズクラスに参加
産院のマザーズクラスに参加しました。
マザーズクラスでは妊娠のあらましから栄養指導まで広く浅く知識を得ました。室内にずらっと並ぶ妊婦さんをみて、世の中にはこんなに妊婦がいるのかと、ヘンな感想を抱きました。
出産準備を始める
少しずつ出産準備品を購入。
まずは「よい!」と評判だったトコちゃんベルトを購入。のちのち腰痛と恥骨痛が出た時に役立ちました。
会社帰りにはじめてアカチャンホンポに立ち寄り会員登録。
妊娠中にアカチャンホンポに会員登録するともれなくポイント10倍クーポンをもらえるので、妊娠中の登録がおすすめです。ポイント10倍とは、ベビーカーを買うとおむつが1箱もらえる還元率と考えてください。
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無事に出産するまで妊娠出産関連のtweetはしないと決めていたのだけど、にじみ出ていたそうです。
妊娠5か月のできごと
胎動がやってくる
おなかが時々ぽこぽこするようになりました。
初めはおなかの調子がおかしくて腸がぽこぽこなってると思ってましたw
中期精密エコー検査を受ける
出生前診断として中期精密エコーを受けまいsた。
再び、エコーでわかる異常はなし。この時期以降だと羊水検査も受けられるけど、ここまでエコーで分かる異常がなかったし、侵襲性の高い検査で胎児にリスクを背負わせたくなかったことから、これ以上の検査を受けるのはやめて運を天に任せることにしました。
インフルエンザの予防接種を受ける
インフルエンザの予防接種を受けました。
毎年受けてはいたのだけど、妊婦がインフルエンザにかかると重症化しやすいので、この年は特に気合いを入れて受けました。気合いはまったく必要ないことは言うまでもない。
安産祈願をする
京都・岡崎神社にて安産祈願。
岡崎神社にはイングレスの京都イベントの途中で立ち寄ったんですが、なんの気なしに「子授けウサギ」をいただいたところ、それからしばらくして妊娠がわかったので、これはもうこちらで安産祈願するほかにはないと思って。
36歳の誕生日を迎えました。
メンタルの問題で数年前にやらかしてから何年かは、誕生日が近くなると心穏やかにはいられなかったけど、この年は平穏な誕生日で、ようやく自分で自分にかけた呪いが解けたと感じました。
妊娠6か月の出来事
経腟エコーから経腹エコーに変わる
妊婦検診のエコー検査が経腹エコーに変わりました(これまでは経膣エコー)。
おなかの張り止めを飲み始める
おなかの張りが出てきたため、張り止めを飲むことになりました
副作用の動悸で、少し動くと心臓がバクバクなるのできつかったです。つわりがとても軽かった分、この副作用がしんどく感じられ、妊婦って普通じゃないんだと実感しました。便秘や腰痛に悩まされはじめたのもこの時期です。
妊娠は病気じゃないからこそ出産するまで異常が続くし、軽々しく病気じゃないとか言わないでほしい。
(突然どうした)
カロリー制限と塩分制限の日々
体重増加が速かったためカロリーと塩分制限を指示されました。
あらかじめ読んでいた本の情報では大丈夫な範囲だったけど、さすが妊婦の体重増加にクソ厳しいという噂が立つ先生だけあるなと思いました。まさかリアルで「もう豆腐しか食べるな」と言われるとは。
後で「先生は時々過激なことを言うからあまり真に受けすぎないようにね」と助産師さんからフォローが入ったので、そういう役割分担ができているのかもしれません。先生がボケで助産師さんがツッコミで本当によいのか、この産院。
この時期に受けたTOEICはノー勉強であまり頭も働いていなかったので若干スコアが落ちました。
どうせ落ちるなら思いっきり落ちていればなんぼかネタにできたのに、落ち方が中途半端だったのでネタにもならず、おもしろくない……(やめなさい)
このブログでは英語学習についても書いてます。
タイトルが酷いけど実話です。
妊娠7か月の出来事
胎児が下がりはじめたとのことで張り止め増量。
体重増加も速すぎるとのことでアイスジュースおやつフルーツは禁止されました。「もう豆腐しか食べるな」再び。頑張ったおかげか割とすぐに体重増加が緩やかになり、制限はすぐに解除されました。
後期つわり?が出現
後期つわりらしきむかつきや吐き気が出てきました。
ナーバスになる
私は大事をとって年末に帰省しないことにしたので、夫をひとり放流してみました。
離れて過ごすお正月は久々だったのでさみしい気持ちはありながらも、なんとなく新鮮でした。夫は実家や旧友との交流をおおいに楽しんだようです。
夫が帰省から戻った年始から本格的に出産準備の買い物を始めました。
この時期からナーバスになることが多く、夫との衝突が増えました。
子の名前を考え始める
子の名前を考え始めました。
そして自分の姓名判断をしてみて驚愕。当たるも八卦当たらぬも八卦とは言うけどさぁ!
姓名判断なんて名づけの時以外においそれとするもんじゃありません。
わが家の名付けエピソードはこちら↓
産休の手続きを始める
産休の手続きを始めました。
子の学資保険を検討しました。
結婚した際にほけんの窓口でライフプラン作成からプラン提案までやってもらったので、その流れでほけんの窓口に相談。自分でも調べないとカモにされるとも言うけど、取っ掛かりとしては悪くないとは思います。
妊娠8か月のできごと
体重増加が止まったのはよかったけれど、胎児がちゃんと育っているか心配になりました。なにをしても心配になる、それが妊婦仕草です。
張り止めが中止になる
出産が近づき、張り止めが中止になりました。
産休に入ったら産院のマタニティヨガに参加したいと思っていたので、先生からOKが出た時は嬉しかったです。
ついに恥骨痛が出ました。巻いててよかったトコちゃんベルト。
マザーズクラスに参加(2回目)
産院のマザーズクラス(2回目)に参加しました
出産の流れや産後のベビーお世話など実践的な内容。会場にずらっと並ぶ妊婦を見て、世の中にはこんなに妊婦がいるのかと……(2回目なので以下略)
産休に入る
産休取得が確定、産休の10日前から有休消化。「運動したくなったらいつでも出勤してね」と謎のお誘いをいただきました。
産休に入ってからは待望のマタニティヨガに参加したり、やることもないのでトッポンチーノを手縫いしたり、出産準備としてチャイルドシート、ベビー布団などの大物を購入したり、陣痛タクシーの登録をしたり、学資保険を契約したりと、のんびりした中にも忙しく過ごしました。
マタニティヨガには出産直前まで週1ペースで参加。初めて参加した際にリラックスしすぎて危うく眠りそうになりました。
無事に出産するまで妊娠出産関連のtweetはしないと決めていたのだけど、にじみ出ている……。
のちにフォロワーさんから「最近のtweetの内容からもしやと思っていたけれど」と言われました。やはりわかるものらしいです。
妊娠9か月のできごと
運動をするよう指示が出る
これまでおなかの張りを警戒してあまり動くなと言っていた先生が、出産1か月前になって方針を変更、どんどん動けと指示が出ました。「毎日最低60分歩け」とは鬼軍曹の弁。えんえんと歩き、折り返し地点でランチを食べ、また自宅までえんえんと歩く日々の始まり……
あいかわらず情緒不安定
もうすぐこどもに会えるのはうれしいけど胎動がなくなるのはさみしいとか、2人きりの生活が終わってしまうとか、複雑な想いで過ごしました。子が小さい間の働き方を想ったり、はたまた転勤や老後を想って不安になったり、産前の情緒不安定ぷりといったらないですね。
出産準備もラストスパート
ファミリーサポート登録、産前産後ヘルパーを申し込みました。
自治体のパパママクラスに参加し、先輩パパママとの交流であかちゃんを抱っこさせてもらいました。
出産準備の買い物を進めまいsた。胎児の性別がこの時期になっても判明せず、ウエアは買いにくかった。とはいえ必要なので、性別が分からないなりに買いました。以降、お洗濯祭りの日々。
妹の子が生まれました。うちとは20日違いだけど学年は違うw
夫がこんな時期になっても報連相をしないと大ゲンカに。2歳になった今でもちゃんと報連相してくれないのは今後の課題だなと感じています。
妊娠10か月のできごと
前期破水から無陣痛で出産(緊急帝王切開)しました。
妊娠判明から出産までの反省点
妊娠判明から出産まで、反省点は多々あります。しておけばよかったことが山積み……。
してよかったこと
- 産前産後ヘルパーの手配
- セブンミールの登録
- COOPの利用(妊娠前から加入済)
しておけばよかったこと
- MRワクチン接種(妊娠前)
- 自分のためだけに使う時間を楽しむ
- 最後のふたり時代を楽しむ
- 支援センター/こそだて広場の下見
- 保育園の見学(感染症のおそれがなければ)
- 小児科と予防接種のリサーチ
- 時短家電の購入
しなくてもよかったこと
- ファミリーサポートの登録
産後2年になっても一度も利用しなかったの!
妊婦の健康状態は不安定ですが、ママではない自分として暮らすのは妊娠中が最後です。ということで、体調や出産に悪影響が出ない範囲で今しかできないことを楽しむのが吉と思います!
最後に宣伝。
お友だちのママたちと作っている共同運営サイト「ママ喫茶ぽてこ」にて、出産準備品の要る要らないを忖度なしで本気ジャッジしています。2020年頃からはインスタグラムのフォロワーさんも参加して、よりリアルな声をお届けできるようになりました!
出産準備や乳幼児期の子育てに役立つ最強の口コミサイトを目指すとか目指さないとかいうウワサですので、ぜひお立ち寄りくださいませ。