こんにちは、つむりです。
今回は新生児期を無事に乗り越え、 ねんね期に突入した生後1~2ヶ月のお話です。
この時期は娘がだんだん人間らしくなっていく様子が興味深かったです。夫はあいかわらず激務で深夜帰宅、ワンオペ育児は継続していました。
新生児期のワンオペ育児が気になる方はこちら
→産後は眠れないとのウワサはガチだった…新生児期に贈る睡眠不足のララバイ(思い出し育児日記#4)
それでは本編へどうぞ。
生後1~2ヶ月の娘の様子
新生児期の娘は泣く以外は黙っていて生きているお地蔵さんのようでしたが、ねんね期に入ると笑ったり声を出すなどの感情表現があらわれ、すこし人間らしくなってきました。
新生児期は無表情さや動かなさが完璧で神々しい様子と感じていたので、人間らしい動作を覚えることで、それまでの完璧さが失われていくように思えてションボリしました。謎の感情だわ。
生後1ヶ月の初めにはなでるとよく笑うようになりました。新生児微笑とは異なり、はっきりと刺激に反応している様子。私の顔を目で追いかけているようで、よく目が合うようにもなりました。
1ヶ月半を過ぎるころには、だんだん声を出すようになり、私の顔をじっと見て「んー」と言い、私が「んー」と返すとにっこり笑ったり。機嫌のいい時には謎のおしゃべりをしていました。私がおしゃべりし返すと、調子よくどんどんおしゃべりするのが面白かったなあ。
手を動かせるようにもなってよくげんこつをおしゃぶりしていました。
だんだんもぞもぞと動けるようになり、夜に吐き戻し防止に少し頭を高くして寝かせ、朝になって見ると夜に寝かしつけたときと反対側に頭があって焦ったりもしました。もぞもぞはできるけど重力には勝てず、ずるずると低い方に移動したんだと思う……
癇の強いこども
娘はわりと癇が強く、抱っこしていないとよく泣きました。
ある時は泣きすぎて真っ赤になり、息が止まって「すわチアノーゼか?!」と思うくらい顔面蒼白になりました。幸いすぐに呼吸を再開したのですが、慌てて小児救急電話相談(#8000)に電話したり、小児科に駆け込んだりしたあげく、ついた診断は「ただの泣きすぎ」。もはや診断ですらない…orz
この事件を機に、乳幼児対象の救命救急講習を受けた方がよいのではないかと思いました。
溢乳に悩む
もうひとつ悩まされたのは新生児期から続く溢乳です。
ゲップがあまり上手じゃないのもあり、飲ませてしばらくすると大きく吐く。しっかり飲ませた後も泣くので、抱っこしてあやしていたら泣きすぎて吐く。吐いたらおなかが空くのかさらに泣く。泣くから母乳を追加しても泣き止まず、ついに母乳が枯れたことも……涙。
溢乳対策はこちらをどうぞ
→新生児の溢乳に悩んだわが家のペットシーツ育児~2歳までの使用方法まとめ
生後13日目から完全母乳になり、既に母乳に慣れきっていた娘は、母乳が枯れても哺乳瓶をかたくなに受けつけませんでした。娘は泣きまくるのに母乳は枯渇していてどうしようもなく、私まで本気で泣いた夜もありました。
完全母乳で育てる予定でも、時々は哺乳瓶の練習をしてもらった方がよいかもしれません。特にうちの娘のようなこだわり派の赤ちゃんは後が大変です。こだわらない派のこどもはどっちでもよさそうですが…。というわけで搾乳機を買いました。
肌トラブル〜乳児湿疹とおむつかぶれ
肌トラブルが出てきました。乳児湿疹とおむつかぶれです。
乳児湿疹は清潔にして保湿していれば成長とともに治まると言われました。実際すぐ治りました。
おむつかぶれはウンチのたびに水かぬるま湯で洗うようにしていたら2日くらいで治りました。あかちゃんのお肌の回復力って驚異ですね。どれだけ細胞分裂してるんだろ。おしり洗いには100均のスプレー容器が便利でした。噴射されるぬるま湯を、線状と霧状で切り替えられて便利です。価値ある100円。
洗った後のぬるま湯の飛び散りは大判ペットシーツが便利です。
おむつがSサイズになりました。成長の証!
この時期におむつをGOONからパンパースに変えました。Amazonの定期オトク便利用で安く買えるという理由だけです(笑)
コスパにこだわったおむつランキング
→紙おむつ人気ランキング!テープ式・パンツ式問わず1番リピ買いしたメーカーは?
生後1~2ヶ月のこどもの行事
1ヶ月健診
娘の1ヶ月健診と私の1ヶ月健診がありました。健診はどちらも産院なのに別日だったので、2回行く羽目になりました……赤ちゃんの負担を考えて別日にしているそうですが、お母さんの負担もちょっとは考えてほしいな!(預けられる人がいなかったら2回赤ちゃんを連れていくことになるやんね)
娘の1ヶ月健診
1ヶ月健診の日は抱っこひもでの外出デビューでした!おっかなびっくりしながら娘を抱っこひもに詰め込みましたが、当の本人はぐっすり寝ていました。
わが家の抱っこひもの使用感はこちら
→抱っこひもいつまで使う?!と叫んだ3歳5ヶ月の秋。長く使うには耐荷重と負荷の分散が大切
念のためといろいろ荷物を持ったせいでずいぶんな大荷物になりました。産院に着くと、ほとんどの人にお母さんか旦那さんが付き添っていたので、夫にお休みを取ってもらって荷物持ちを頼めばよかったなと思いました。まあ激務で休めないだろうけど。
診察も身体計測も異常なし、特に体重は順調すぎるくらいに伸びていると言われて一安心しました。激しい溢乳のせいで足りてないんじゃないかとうっすら心配だったので解決してよかった。
出血防止のためのK2シロップはどうも美味しいらしく、飲ませてもらった後ニマニマとしていました。分かりやすいやつめ……。
1ヶ月健診が無事に終わったので自宅のお風呂が解禁になりました。
私の1ヶ月健診
さすがに私の1ヶ月健診に娘を連れていくのは無理と感じたので、土曜日でお休みだった夫に子守りをまかせて私一人で産院へ。エコー検査で子宮の戻りが確認できたことで私も湯舟解禁、以降の通院は不要ということになりました。
帝王切開の傷跡の広がりを抑えるテープを追加購入して、こんなに高かったの?!と驚きました(保険適用外で6000円くらい……)。しばらくしてかゆくなったせいで使わなくなったので、買わなくてもよかったなあ。Amazonで安く売ってるし……
お宮参り
生後1ヶ月半頃に氏神様に詣でました。
本来は両家の祖父母も付き添うものですが、なにぶん遠いので3人です。
日取りは1ヶ月健診も終わり、夫の仕事が落ち着いた土曜日。5月下旬で真っ昼間は暑いことも予想され、混雑も嫌だったので、御祈祷のいちばん早い時間に合わせて9時に神社到着。御祈祷の間はよく眠っていましたが、終わった直後に起きて宮司さんを見て泣きました。宮司さんが「元気に泣くね~」と笑ってくれてよかったです。
詳しくはこちらで
→娘1ヶ月半、ご縁のある地元の神社でお宮参りをした話
後日、記念写真を撮影しに写真館に行きました。
昔ながらの写真館では大手のチェーン店とは違い、衣装や背景を変えて何枚も撮ってくれたりはしないのですが、何十枚も同じシーンを撮影してくれたおかげで、奇跡の1枚が撮れました。いつも片目を閉じ気味な娘が両目を同じくらい開けていました。
大手のチェーン店だと、たくさんある中から自分で選ばなくてはならず、表情違いやポーズ違いがなんやかんやで決めきれないことが目に見えていたので、おまかせで素敵な写真を撮ってもらえたことに満足しています。
詳しくはこちらで
→街の写真館で娘のお宮参り撮影をしたら大満足だったので自慢してもいいですか
記念写真についてはアレコレ言いたいことがあるので、こちらもどうぞ
→マタニティフォトを撮影して判明!スタジオアリスで買いすぎるタイプとはわが家だった【体験談】
産後1~2ヶ月の私
産後の睡眠不足からきたと思われる疲れと、夫が引き続き忙しいことによるワンオペ育児で、身体的にも精神的にもやられていました。産後ハイも終わる頃ですし、なんたって娘の心配ごとが多かったのです。
娘が2歳を過ぎたいま考えると、心配事は結局どれも大したことなかったので、産後特有のナーバスだったのかもしれません。
心身の不調に悩まされはじめる
身体的な不調としては、口唇ヘルペスが久々の再発。娘を連れて皮膚科に行きましたが、混雑していていたので予防接種がまだな娘が何か病気をもらわないか心配だったし、わたしの口唇ヘルペスがうつらないかも心配でした。
皮膚科の先生がいい人で「おかあさん、もしこの子が口唇ヘルペスにかかったとしても、自分のせいだと思わなくていいからね」「ありふれた病気だから、今回おかあさんからうつらなくても、そのうち絶対どこかでもらってくる、早いか遅いかだけだよ」と教えてくれました。平野レミ似の女医さんで、いつも少しホッとするような言葉をかけてくれるので大好きです。
乳口炎にもなりました。授乳のたびに痛いと思っていたら、いつの間にか白斑ができていて。やたら張って痛いので、たまりかねて産科に電話。熱が出ない限りは子どもに吸いとってもらうのが最善と言われ、痛みに耐えながら授乳する日々が続きました。乳口炎とはその後なんどかおつきあいする羽目になりました。
新生児期の動画を撮影していなかったことに気づく
20日違いで生まれたイトコの新生児期の動画が妹から送られてきて、新生児期に動画を撮り損ねていたことに気づいてしまいました……。
入院中に泣き声は録音したのに、どうして動画の存在に気づかなかったんだ、私。胎動は動画で撮ってたのに、どうしてあの貴重な新生児期の動画は撮らなかったんだ、私。
思い出すたびになんだかくやしくて「ああーっ」となるので、あとで見返すかどうかは置いといて、とりあえず撮るだけは撮ることをオススメします!
エアタイヤのベビーカーがほしくなる
出産した直後、ベビーカーを自治体から借りました。民間のレンタルサービスと比較すると激安で、ほんとうに自治体とは子育て世帯に優しいです。
借りたのはごく普通の4輪のベビーカーでしたが、我が家の近所は路面があまりよくなく、歩道の段差も多くて、ほんの10分歩いただけで手首が痛くなりました。また、路面の悪さでかなり小刻みにガタガタ揺れるので、脳が揺さぶられてアホになるんじゃないやろか?!と謎の恐怖を抱き、外出が嫌になってしまいました。
振動の少ないベビーカーが欲しくなりました。
車の運転を練習する
ベビーカーや抱っこひもでの徒歩移動に早くも限界を感じ車の運転を練習することにしました。いちおう免許はありますが、かなり長期間に渡ってペーパードライバーだったので。
娘の急病の時に自力で車で運んでやれるかどうかが大きいような気がしたんです。タクシーもありますし、本当の緊急時には救急車もあるので、状態が悪くて気が動転しているときは他人に運転してもらった方が安全だとは思います。移動中に事故して病院にたどり着けなかったらシャレになりませんし。
ペーパードライバー講習はけっこう高いのと、娘のお世話のペースがまだよくわからず、一定の時間に講習を受けにいける自信がなかったので、土日に夫と娘を乗せて10分くらいのスーパーやベビー用品店に行き、買い物して帰ったりしていました。
娘と離れて出かけるのが無性にさみしい
娘が生後1ヶ月半頃に、夫に子守りを頼んで片道1時間程度の外出をしました。なんやかんやで帰宅まで4時間の外出になってしまったのですが、その4時間のさみしいことさみしいこと。自分の一部がぽっかりと抜け落ちてしまったようでした。
こんなに長時間、こんなに遠くまで「ほんとうの意味でひとり」で出かけたことは、妊娠以降してからなかったんですよね。妊娠中はお腹に収まっていたとは言え、ずっと一緒にいたし。そんなふうに考えて、ますますさみしくなって泣けました。出産からゆるゆるになってしまった涙腺はそろそろ元に戻ったかなと思っていましたが、まだ終わっていなかったようです……。
当の娘は、昼間はおとなしくお世話されて楽勝ムードをかもしだしていたのに、夕方の沐浴後に急にギャン泣きして夫を困らせまくったようです。いいぞもっとやれ!
この日の外出を通じて、私が夫にしてほしいこととは、「私の代わりに育児をすること」ではないと気づきました。
「子育て四訓」との出会い
育児関係のサイトをいろいろ読んで、「子育て四訓」と出会いました。
- 乳児はしっかり肌を離すな
- 幼児は肌を離せ、手を離すな
- 少年は手を離せ、目を離すな
- 青年は目を離せ、心を離すな
娘の成長を想えばだんだん離れていかなくてはならないけども、それでも最後まで心は離さない……なんだか素敵だなと思いました。同時に、ぴったり抱っこしていいのも乳児期くらいと思うと、胸がギュッと苦しくなるような感情を覚えました。
抱っこしていないと泣く娘を抱っこし続けるのってけっこうしんどいです。物理的にも重いし、初夏はほんとうに暑くて。でも、しばらくはお母さんの特権を満喫しようかなと思いました。
この時期の終わりに~チーム「わが家」結成?
産後、夫と歯車が噛み合わない感じが増えたので、産後クライシスも近いと思っていました。
夫が帰ってきた深夜に顔を合わせると文句しか出ず、お互いに傷が深くなり睡眠時間も削られるだけので、しばらくは夜に顔を合わせない生活をしていました。朝なら疲れてないだけ冷静なので、朝に業務連絡だけしていました。お互い手間も労力もかけているのに報われない感じでした。
ところが、ねんね期になって急に改善したんです!
痒いところに手が届かない苛立ちを噛み殺し、夫がしてくれたことに都度ありがとうと言っていると、不思議とうまく回り始めたんです。夫が自主的に手を動かしてくれることも増え、細かいリクエストもしやすくなり、夫からもありがとうと言われる回数が増え、快適に過ごせる時間が増えました。やはり「チーム」で動ける感覚があるのはよいです。
出産から2ヶ月を振り返ると幸せと愚痴がまぜこぜでいい感じだと思います。もちろん記録に残っていないこともありますが、両方の気持ちがあって、いちいち立ち止まって味わえるって、とってもいいじゃないかと思いました。
さて次回は生後2~3ヶ月編でお会いしましょう。
→思い出し育児日記#6 底つきメランコリック(ねんね期②生後2~3ヶ月)