現在は日常的に英語を使う仕事をしている @TsumuRi です、こんにちは。
実は以前は英検準2級に落ちるくらい英語が苦手で、30代で英語の苦手を克服してTOEIC900を突破しました。

当記事ではステップ4で書いたアウトプットの増やし方のうち、オンライン英会話でスピーキング力を鍛えた方法を紹介します。
このブログは、無料体験も含め複数のオンライン英会話を利用した中で、最も利用期間が長いDMM英会話での経験を元にしていますが、他社のオンライン英会話にも応用できる基本だけをぎゅっと詰め込んでいますので、ぜひ参考にしてください。
DMM英会話を利用して感じたメリットやデメリットはまた別に口コミしてますので合わせてどうぞ。

オンライン英会話受講前後のスピーキング力
まず、オンライン英会話の受講前後でどれくらい効果が出たかという話をします。
受講前:TOEIC800超えでも話せない
オンライン英会話を始めた当時のTOEICのスコアは860でした。
TOEICのレベル別評価の一覧表によれば、聞き取りも読みもそれなりにできるはずのスコアです。
セクション | スコア | Strength(長所) | Weakness(弱点) |
---|---|---|---|
リスニング | 495~375 | 一般的に以下の長所が認められます。 短い会話において、応答が間接的だったり、または簡単に予測できないようなものであっても、幅広い語彙(あまり使われない語彙、あるいは様々なトピックで用いられる語彙)を使用した話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できる。 長い聴解文において、幅広く語彙が使用されていても、話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できる。情報の繰り返しや言い換えがなかったり、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるときでも、同じことができる。 短い会話において、否定構文が使用されていたり、構文が複雑だったり、難しい語彙が使われている場合でも詳細が理解できる。 長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があったり、情報の繰り返しがなくても、話の詳細が理解できる。情報が言い換えられていたり、否定構文が使用されていても、詳細が理解できる。 | 一般的に、このレベルのスコアを取得する受験者には、解答する際に、あまり使用されない文法や語彙が出てくるときにのみ、弱点が認められます。 |
リーディング | 495~375 | 一般的に以下の長所が認められます。 文章の主旨や目的が推測できる。詳細が推測できる。 意味を読み取ることができる。言い換えがあっても、事実に基づく情報が理解できる。 文章全体にわたる情報を関連付けることができる。関連する二つの文章のつながりを理解できる。 幅広い語彙(あまり使われない語彙、あるいは様々なトピックで用いられる語彙)、よく使用される単語の例外的な意味、慣用句的な使い方が理解できる。また、似たような意味で使われる複数の単語を区別することができる。 規則に基づいた文法構造が理解できる。また、難しく、複雑で、あまり使用されない文法的な構造が理解できる。 | 一般的に、このレベルのスコアを取得する受験者には、解答する際に、多くの考えや複雑な考えが、少ない単語もしくは複雑な方法で表現されている場合、または難解な語彙が出てくる場合にのみ、弱点が見られます。 |
ところが実際の私は、会話の始めに自己紹介はできても、とっさの受け答えはできず黙ってしまいがちでした。
当時の職場はグローバル化が進みつつあり、フロアに外国人があふれていました。彼らに話しかけられて何度も固まってしまったことが悔しくて、本気で話せるようになりたいと思ったのがオンライン英会話を受講し始めたきっかけです。
受講開始1年:会話に不自由がなくなる
オンライン英会話を始めた当初はほとんど喋れませんでした。
最初の2ヶ月で急に言葉が出るようになり、その後はゆっくりと表現の幅が広がっていった印象です。
受講開始から1年程度で、仕事上の会話や、雑談でも興味のある話題についてはほぼ迷わずに言葉が出るようになりました。
会話の最中に聞き取れないことはまだありましたが、とっさに聞き返すことができるようになったので不自由さを感じなくなりました。最初から完璧に聞き取れるのが理想ですが、実際は多少聞き漏らしていても聞き返せれば続くので、オンライン英会話を通じて反射神経のようなものが鍛えられたのはよかったです。
弱点がゼロになるわけではない
受講開始から1年程度では弱点は残っており、会話中に発音や文法の間違いに気づくことが多々ありました。
文法の間違いは会話だけでは矯正が難しかったので、後で集中的に学習して強化しました。詳しくはこちらで紹介しています。

また、あまり興味のない分野の話題はしどろもどろになります。
興味がないせいで知識もないし、日本語も英語もその話題に関するの語彙がなさすぎる上、その話題で会話を続けるモチベーションすらないので当然っちゃ当然です。そもそも興味のない分野は日本語でも話せません。それと同じです。
その分野の知識を日英両方で仕入れれば克服できると思いますが、英会話の範疇を超えた話だと思う。
費用&時間対効果はそれなりに良し
個人的な印象としては、オンライン英会話はそこそこの費用とそこそこの時間で、そこそこの効果が出る学習法だと感じています。
ただ、確実に上達するためには押さえておくべきポイントがあるので、ここからはその話を。
オンライン英会話で効率的に学ぶためのポイント
オンライン英会話でスピーキングを鍛えると決意してから、以下のことを心掛けました。
- 習慣化する
- フルセンテンスで話す
- 教えてもらう意識を捨てる
上達のコツ①習慣化する
言語の習得は、言ってみれば生活習慣を覚えるようなものなので、細く長く続ける必要があります。
そのためには習慣化することが何より大切なので、1日1回25分のレッスンを平日は毎日、土日も用事のない時は平日と同じ時間帯に毎日受けました。
次回予約はレッスン直後に入れる
習慣化するには強制的にペースを作るのがいちばんなので、1レッスン終わった直後に次のレッスンを予約するようにしていました。
DMM英会話の場合、レッスン15分前まで予約を入れられますが、当日予約は私には向いていませんでした。当日になってやる気が出なくてまあいいか、予約の枠が空いていなくてまあいいか、になっちゃったので……
1日1レッスンの月額制のオンライン英会話なのに毎日レッスンを受けないのは、正直もったいないし、細々でも毎日続ける方が記憶の定着にもいいので、強制的にペースを作っていくのがおすすめです。
時間に融通がきくことがオンライン英会話のよさですが、逆に言えばペースを決めるのは自分自身ということは重く受け止めた方がよいです。最初に軌道に乗せ損ねるとなかなか進みません。
上達のコツ②フルセンテンスで話す
会話を成立させるだけならフルセンテンスで話さなくても問題ありません。
でもレッスンは貴重な練習の機会なので、なるべくフルセンテンスで話すようにしました。
例えば、Yes/Noや単語のみで応答できる場合も、まず単語で答えた後に、理由をフルセンテンスで説明するといった感じです。
えらそうに語ってますが、実は最初からフルセンテンスを心がけていたわけではありません。Yes/Noや単語で答えると、直後に「Why?」と理由を尋ねられることが多かったので、先回りして「〜, because 〜」と言うようになったという感じです。
しばらく続けていると、頭の中で難なく長文を組み立てられるようになりました。つまり、単語で答えていた間は、長文を組み立てる力が伸びていなかったということです。英語は毎日の積み重ねなので、1年後には大きな違いが出ますし、Yes/Noや単語のみで応答するのは本当にもったいないです。
ぜひ今日からフルセンテンスで話してみてくださいね。
上達のコツ③教えてもらう意識を捨てる
オンライン英会話では先生とのやり取りは基本的には英語です(一部の日本語を話す先生を除く)
そのため、自分で調べられることを先生に聞いて英語で教えてもらうのは、こちらの英語の理解力が壁になって効率が悪いです。
レッスン前に教材を完璧に仕上げる
そこで私は、自分で調べられること(特に単語や文の意味など)は、レッスン時間外に予習して、レッスン開始時には疑問がほぼ残っていない状態にしておきました。
つまり、教えてもらう意識ではなく、レッスン前までに理解した内容を表現するトレーニングに付き合ってもらう意識でレッスンを受けていたということです。
初見で8割理解できる教材を選ぶ
オンライン英会話では無料の教材を利用することができますが、私はレッスン前に予習を完璧に仕上げるために、初見で8割方理解できる教材を使いました。
新しい内容が多すぎると理解に労力や時間がかかりすぎます。だからといって予習の手を抜くと理解度が低くなり、表現が甘くなりますし、話すことに集中できません。
いろいろ試した結果、初見で8割方理解できる程度の教材だと、新しく覚える内容と、予習にかける労力や時間とのバランスがよいと感じました。もし予習時間を長めに取れるなら、もう少し難しいものを使ってもよいとは思います。
調べても分からないことを質問する
自分で調べられることを教えてもらうのは効率が悪いですが、質問して教えてもらうこと全てダメということではありません。
質問するなら、調べても分からないことや、調べようのないことを質問した方がいいということです。特に、レッスンのライブ感の中でしか出てこない疑問は一期一会なので、しっかり質問した方がよいと思います。
フリートークやロールプレイを始めてからは、先生の言葉に聞き取れない箇所やなじみのない表現が増えたので、どんどん聞いていました。表現の背景にある文化は質問しないとなかなか分からないし、知ることで世界が広がり理解も深まると実感しています。
質問からの会話の展開や、脱線の醍醐味を味わうためにも、レッスン前に教材を仕上げておくことをおすすめします。
オンライン英会話でライティングも伸ばす
スピーキング上達に大切なことはもう書いちゃったので、ここからは余談です。
会話に取り組んでいればライティング力は自然と伸びます。よく言う4技能(読む・書く・聞く・話す)は独立したものではなく、関連があるため、どれか伸ばせば他も伸びます。

別に小難しい話ではなく、話せることはたいてい書けますよね
ただし、オンライン英会話でライティング力をぐっと向上させるには、レッスンをやりっぱなしにせず、まとめをすることが大切です。
私はレッスン後に復習の時間を作って、レッスンで使った表現や先生の説明を英語と日本語でまとめました。
まとめを書くときには理解が曖昧なところやレッスン中に間違えたところ、書き言葉と話し言葉の違いなどに気づいて調べたりするので、レッスンの理解度も上がって一石二鳥です。
念のため、ここで言うライティング力とは、あくまでセンテンス単位の基礎的なものです。ビジネス文書や技術文書のライティングには、文書構成やスタイルのお約束を知る必要があります。
とは言え、センテンス単位での基礎的なライティング力は絶対に必要なので、やっといて損はないですよ。
最後に
いつもながらに脱線がひどくてすみません(笑)
最後にオンライン英会話でスピーキングが上達するためのポイント3つを再掲します。
- 習慣化する
- フルセンテンスで話す
- 教えてもらう意識を捨てる
3つのポイントをおさえることで、オンライン英会話で確実にスピーキング力をつけることができます。
ある程度スピーキング力がつけば、街中のグループレッスンや英会話カフェで会話を楽しむというお楽しみイベントや、生活の中で英語を話す人に出会ったときに固まるのではなく積極的に話すことができるという素敵なご褒美が待ってます。
オンライン英会話が気になる方は、こちらからDMM英会話の25分×2回の無料体験レッスンができますので、ぜひとも試してみてくださいね。
