こんにちは、つむり @TsumuRi です。
例年、手帳は12月の年の瀬が迫る頃に駆け込みで買うことが多い私ですが、今年は思うところあって10月に手帳会議を開催しました。
3日ほど悩んだ末に選んだのは「自分軸手帳」。
スケジュールを管理するためではなく、主体的な人生を手に入れるためのパートナーとしてデザインされた手帳です。
かれこれ20年近く手帳を使ってますが、ここまでコンセプトが明確な手帳を選ぶのは初めてかも
この間の予告どおり、今回は自分軸手帳を選ぶに至るまでの手帳会議の模様をお届けします。
いざ!手帳会議2023開幕
手帳会議2023は、「最近Twitterのタイムラインでよく見かける自分軸手帳が気になる」から始まりました。
自分軸手帳との出会い
自分軸手帳との出会いは夏、Twitter経由でした。
Twitterでフォローしているなぎさん(@eine102)が自分軸手帳ユーザーで、なぎさんのnoteを通じて存在を知りました。
夏だとまだ手帳アンテナがそこまで高くなく、今使っている手帳「プラチナダイアリー プレステージ」が大のお気に入りなこともあり、「へー」と思いながら読んでました。
2022年の手帳「プラチナダイアリー」
今使っている手帳「プラチナダイアリー プレステージ」、私はこれが本当に本当にお気に入りで!
おすすめの手帳を聞かれることがあれば、いの一番にプラチナダイアリーを挙げると断言できる程度には気に入ってます。詳しくは別の記事に書きました。
- スケジュール管理に過不足のないフォーマット
- 何も書いていないときは可読性が高く、かつ書き込むときは存在感を消して背景に溶け込む罫線やテキストの色味
- なにより、覚悟も気負いも惜しげもなく書き殴れる605円というプチプライス
しびれる……。
私にとっての理想の手帳を考えるきっかけとなったお品ですし、今後も末永くおつきあいしていきたい手帳です。
- B6サイズ
- 土日均等バーチカル
- 24時間書ける(スペースがある)
- マンスリーに「縦型ミニカレンダー」
- ウィークリーに「やることリスト」「ミニカレンダー」「メモスペース」
- 巻末に方眼メモ&ノートがたっぷり
- 可読性が高く、かつ書き込むと背景に変わる濃さの印字
- どのページも180度フラットに開ける
これで605円とかありえます?(あるんだけど)
そこまでなのに、なぜ手帳を変えようかと思ったかと言えば、今年はうまく回っていないと感じることが多かったからです。
夏の底つき体験
まだ10月なのに1年をまとめるとは気が早すぎですが、2022年は継続性や達成感に欠ける1年でした。
一応、2022年の頭には「スタイルのある人になる」とか目標を掲げてたりもします。スタイルとは価値観や美意識とも言い換えられますが、私には「これが私だ」と胸を張れるスタイルがなくて。
だから今年は、周囲の雑音は気にせず自分の得意なことや好きなことに集中し、「これが私ですがなにか?」くらいのスタンスでいこうとか、流行を追ったり自分を曲げたりしないとか考えていたんですけど、蓋を開けてみると全然ダメ。
最近は、その日その日を無難にやりすごすことが至上命題になっている気さえしています。
職業柄、学ぶことは常に求められているし(誰も学べとは言わないが)、学ぶネタも日常の中に転がっているのだけど、日々をやりすごすことが精一杯になると、最低限のレベルから深まることがないのです……
極めつけは、健康診断後の保健指導にて3ヶ月間の生活改善に取り組むよう指示を受け、毎日の取り組みを記録する用紙までもらったのに、夏頃に乳がん検診で要精密検査判定が出たドサクサで有耶無耶になり、3ヶ月後に白紙を発見した事件でした。
継続性や達成感のない1年と言わずして何と言えば?!
ちなみに私のストレングスファインダー(以下、SF)の上位3資質は「責任感」「慎重さ」「目標志向」。これと決めたらガツガツやるタイプではあるし、そうやって生きてきたと思います。なのに、なんでこうなった?出産して以来「子ども優先、自分は最後」の生活を続けてきたからなのか。
理由は定かではないけれど、とにもかくにも生活改善のための記録用紙が白紙のまま、3ヶ月過ごしてしまったことに気づいた夏の終わり。底つき体験をした気がします。
乳がん検診についてはその後の精密検査にて悪性ではないと判断され経過観察中。自覚症状や違和感がなくても何か入っていることはあるので、検診はぜひ受けてください。
尾石晴さんの著書
きっかけは忘れましたが、この時期、尾石晴(ワーママはる@wa_mamaharu)さんの著書を読みました。
尾石晴さんは、以前は外資系企業で働くフルタイムワーキングマザー。ヨガスタジオ運営、不動産賃貸業、情報発信業のパラレルワークをこなしつつ、現在は会社員を卒業して学びのための休暇を取って大学院で学んでいる、なんだかとっても軽やかで自在な方です。
1冊目「ワーママはるのライフシフト習慣術」は、人生100年時代に備えて軽やかな転身を叶えるための「仕事」「人間関係」「子育て」「お金」「学び」についての習慣を、2冊目「やめる時間術」は、24時間をフルに自分のためだけに使えない状況下でも毎日を、ひいてはその先にある人生を自在に操るための時間を捻出する引き算のノウハウをまとめたものです。
なるほど、自由に軽やかに生きるためにはこうすればいいのかと私は思ったのですが……賢明な読者諸氏においては既にオチがお分かりかと思いますが、実行に移す前に有耶無耶にしてしまいました。
自分でも本当にヒドイと思いますが、人間は喉元を過ぎれば忘れます。読んだらすぐに行動して習慣にしてしまわないと忘却の彼方に追いやられる。オバチャンの忘却力を舐めたらアカン。
それでも、このとき種は蒔かれていたようです。
自分軸手帳との再会
10月に入って自分軸手帳と再会しました。
2023年版の先行販売が始まり、SNSで購入報告をちらほら見かけるようになったんです。
そこで改めて自分軸手帳のコンセプトや仕様を詳しく検討して、よさそうな手帳だと素直に思いました。
ふと、夏に読んだ本を思い出す私。実践にピッタリのフォーマットが、自分軸手帳に詰まっているのはなぜかしら。
実は自分軸手帳は、尾石晴さん主催のオンラインコミュニティ「はろこみ」発の手帳。著者ご本人に近いところでデザインされた手帳なので、ピッタリのフォーマットが詰まっていても不思議はないのでした。
自分軸手帳ってどんな手帳?
あらためて、自分軸手帳はスケジュールを管理するためではなく、主体的な人生を手に入れるためのパートナーとなれるようデザインされた手帳です。
その鍵となるのが「自分軸」
「こうあるべき」ではなく「こうありたい」。自分の価値観・思考癖・能力・スキルなど、人生を主体的に選びとるための判断基準となるものを指す概念です。
自分軸手帳の大きな特徴が、この自分軸を見つけて育てるためのワークと、自分軸を育てるための取り組みを習慣化しやすいようデザインされたスケジュールページ。
年や月ごとに目標設定やふりかえりを行い、ワークとスケジュールを行ったり来たりしながら、1年かけて自分軸を育てる仕組みになっています。
- 24時間の棚卸しワーク
- お金の見える化ワーク
- 引き算のワーク
- 足し算のワーク
- 自分のトリセツ
- ご機嫌発掘リスト
- 感謝のリスト
- 行動を生む!学びリスト
- わたしの[ ]リスト
自分軸手帳のメルマガに登録すると、ワークのPDFがもらえます。詳しくはこちら。
私はまずPDFを印刷しました(ちゃっかり)
ワーク以外の仕様はこんな感じ↓
- A5サイズ
- 土日均等バーチカル(月曜始まり)
- 24時間の時間軸(4時~翌3時)
- マンスリーページは「方眼メモ」つき
- ウィークリーページは「やることリスト」「習慣化リスト」(方眼メモ兼用)つき
- 今年の目標と計画ページ
- 今年の振り返りページ
- 今月の目標と振り返りページ
- どのページも180度パタンと開く糸かがり綴じ
ここに書いていないものもあるので、全貌は公式noteでご覧ください。
長らくB6版の手帳を愛用してきた私は、よさそうな手帳ではあるけれど、A5版は大きすぎると迷いはじめました(←そこ?)
ワークはPDFを使って、「プラチナダイアリー」をもう1年続けようかと考えたり。
しかし、プラチナダイアリーには毎月の目標と振り返りのためのページがないから、B6版で月のまとめページがあるものを探したり。
B6版で月のまとめページがある手帳としては、マークスの「EDiT」が定番でしょうか。
他にはクラウドファンディングで話題になっている「Me手帳」も気になる。月のまとめページに加え、コーチング・心理学を専門とするメンバーが作り上げたセルフコーチングのためのワークもついているんです。
月のまとめページはないけれど「CITTA手帳」も気になる。12月や1月始まりはないのだけど、人気ですよね。
でも、最初に心が動いたのは「自分軸手帳」だからと思い直してみたり、ぐるぐるぐるぐる悩みました。(SF:4位 内省×9位 最上志向)
ところで、私のB6版の手帳へのこだわりは、元々は持ち運ぶ際のコンパクトさと軽さを考えてのことでした。しかしここ数年フル在宅勤務の私の手帳は、ほとんどデスクに開いたままで持ち運ぶ機会が極端に減ったのが実情です。
こうして結論が出ました。A5版が大きすぎるということは多分ありません。
そうだ、自分軸手帳2023を買おう
自分軸手帳はどこで買える?
自分軸手帳は、一般の手帳売場や書店では購入できません。BASE「自分軸手帳ストア」でのみ購入できます。
私は、自分軸手帳2023と自分軸手帳公式ミニブックがセットになった「はじめてセット」、ついでに自分軸手帳のためにデザインされたインデックスシールを買いました。
605円の手帳を愛用している私にとっては割引があっても久々のお高めの手帳。ドキドキしました(笑)
自分軸手帳部には入った?
自分軸手帳には購入者だけが参加できる「自分軸手帳部」というコミュニティがあります。
Microsoft Teamsを活用したオンラインコミュニティで、仲間と一緒に手帳習慣を続け、自分軸を育てるための部活動です。下記のように様々な企画が準備されているそう。
- 手帳に関するオンラインイベント
- もくもく会(オンラインで集まって黙々と手帳を記入する会)
- コミュニティでの交流
- 手帳を続けるためのフォローアップ
- 部員限定有償プログラム
私は、少なくとも2023年は入らないと決めたので入りませんでした。
まず、したいことをするためにスマホ時間を減らしたい。手帳に向き合う時間を増やすなら、スマホ時間は引き算しないとバランスが取れません。
私の性格上、それこそ睡眠時間を削ってでも過去ログやコンテンツアーカイブを読破しかねん(SF:5位 収集心w)
また、自他境界が割と曖昧な私は集団に属すると自分の意志と集団の雰囲気の境界を見失いがちだし、受け取るのも与えるのも下手なこともあって人間関係で精神がゴリゴリ削れがちです。過去に心身を壊したレベルなので、人の輪からは距離を置いて生きることにしています(強固すぎるマインドブロックw)
自分軸手帳部には、惹かれるものはあるのですが。
- 同じ手帳のユーザーの工夫が分かる
- 手帳に向かう動機づけがなされる
- 心理的安全性が保たれたクローズドコミュニティで交流やアウトプットができる
「はじめてセット」についてくる自分軸手帳公式ミニブックもあるし、SNSで発信されているユーザーさんも多いし、アウトプットは自分のブログやTwitterがあるし、1年目はこれだけでもお腹イッパイになれそうな気がしました。
ミニブックで部活の詳しい内容を読み、SNSで部員さん限定イベントのテーマを知ったときに後悔しない保証はないですw
これは手帳に向かう習慣がある程度ついていて、SNSやブログでアウトプットすることに抵抗のない人の言い分なので、
- 手帳がまったく初めての方
- 手帳が続いたことのない方
- 人との交流や情報交換が好きな方
- SNSやブログでのアウトプットに抵抗がある方
- 部員さん限定イベントが気になる方
このような方は検討されてみるとよいのではないでしょうか。
自分軸手帳部に入部しなかった私は、手帳(というか日記?)に興味を持ち始めた娘と一緒に「親子もくもく会」を開催する予定です。
その上で「やっぱり入りたーい!」と思ったら、入れる時期(次は2024年版の発売時期ですかね)に入部するかもしれないし、しないかもしれません。その時期が近づいたら考えます。
決定はいつだって暫定なので、よりよい方向に向かうためにいつだって変えていいはず。
これで手帳書かなくなるみたいなオチがついてたら笑ってw
最後に
自分軸手帳の発送は11月下旬からなので、現在は届くのを楽しみに待っているところです。
手帳でこれだけワクワクするのって久しぶりで、心が動いたものを選ぶことにしてよかったと思います。そう言えば、ここ最近お買い物だけは本当に納得したものを選べることが増えているんですよね。自分軸手帳もそんな存在になるといいな。
11月下旬まではメルマガ登録でもらったワークに取り組みつつ、プラチナダイアリーと仲良く過ごします。
届いたら使用感なんかも紹介しますねー!
- 自分軸手帳公式
- 自分軸手帳公式|note
- 自分軸手帳ストア(←購入はコチラ)