こんにちは、つむり @TsumuRi です。
4月半ばを過ぎ、新入園児を連れて8時前後に登園する保護者を見かけるようになりました。なんだかデジャブを感じますが、ひとまず慣らし保育お疲れ様です。
うちの娘が通うは1歳児クラス、新入園児はまだまだ朝からよく泣いてます。子どもをなだめながら園グッズをセットし、体温をはかる親御さんもなんだか困ったような表情。1歳にもなると子どもの理解力がついてきて、0歳児の頃より手ごわくなったりしますよね。
復職したての方が多いであろう今、娘が0歳児クラスに入園してからの1年でしてよかった時短家事や、省略した方がよかった手厚い家事をまとめてみました。何かの足しになれば幸いです。
時間は便利家電で作れる
復職直後はとにかく時間がなく、子育て中は時間こそが最大の資源だと思い知りました。
そこで導入したのが現代版三種の神器です。
- 食器洗浄乾燥機
- ロボット掃除機
- 乾燥機付き洗濯機
その他、両面焼きグリルや自動メニューが豊富なオーブンレンジをフル活用するようにもなり、家事にかける時間をかなり圧縮できました。
ついでに、家事分担が原因の夫婦ゲンカも減りました(恥)
お金で時間は買えませんが、お金で時間は作れるので、早めに便利家電を導入することをおすすめします。一気に揃えると負担感がある金額なので、わが家では時期をずらしながらちょっとずつ購入しました。
食器洗浄乾燥機は、はかどる
食器洗浄乾燥機の時短効果はかなり大きく、設置スペースや分岐水栓があれば強い味方になってくれます。
食洗機のサイズは、3〜4人家族であっても5〜6人用がおすすめ。
3人用だと食器しか入りませんが、5〜6人用なら小型の調理器具も一気に洗えます。
食洗機導入前は食器洗いに1回20〜30分程度かかっていました。夫が深夜に帰宅して夕食を取る日は深夜にもう1回洗うことになるので+15分。食器を夕食後と深夜に分けて洗うのも地味にストレスだったし、夫が夕食の食器を洗わず寝たことがきっかけで朝にケンカしたこともありました。
食洗機導入後は食器をサッと流して機械に入れ、ボタンを押すだけなので5分以内で終わります。入りきらない調理器具を手洗いする時だけは余分に5~10分ほどかかりますが、調理器具が多い日は調理の合間を見て洗うのであまり気になりません。
なにより良かったのは、抱っこ魔の娘が台所に突撃してきても「あとで」って言わなくてよくなったこと。子どもの要求を後回しにすると余計に時間がかかるので、即時対応できるに越したことはありません。
ロボット掃除機は、はかどる
ロボット掃除機は、掃除機を掛けるのが趣味でもない限りは必需品です。
私は元々マメに掃除機をかけるタイプではありません。
そんな私が、育児本の「掃除は毎日」を真に受けて出産後はマメに掃除機をかけるようになりました。今は離乳食の食べこぼしと靴の中の砂、よくわからない謎のゴミが散らかるので、少なくとも2日に1回ペースで掃除機をかけています。
元々マメじゃなかっただけに、掃除時間の負担は大きく感じました。そこで、ものは試しと激安中古品をヤフオクで買ってみたところ、これが大当たり。機種はアンカーのEufy、RoboVacです。
外したら同じ値段で売り飛ばすつもりでいたけどね(笑)
ロボット掃除機導入前は、床のものをどかしながら掃除機をかけるのに40分前後かかっていました(3部屋+キッチン)。現在は床のものをどかしてロボット掃除機のスイッチを押すだけになったので5分程度です。
丸型のロボット掃除機は部屋の角のホコリを吸えないので、部屋の角だけは人力で掃除機をかけています。休日に10分程度。部屋の角はオーバースペック気味なダイソン様で掃除してるけど、正直もっと安い掃除機で十分と思います。
ロボット掃除機を使うと床にものが散らからなくなると言いますが、散らかす人が3人いるとある程度は散らかります。三角のロボット掃除機は部屋の角も掃除できるとのウワサ。
乾燥機つき洗濯機は保険
洗濯物は天日干しを愛する私にとって、乾燥機付き洗濯機は梅雨どきや冬などの洗濯物が乾きにくい時期の保険です。浴室乾燥機やエアコンの洗濯物乾燥モードが使えるなら、優先順位は低いかもしれません。
わが家では時短目的で使うことは少ないですが、乾燥機をフル活用すれば洗濯物を干す時間を3分の1程度に短縮することができるかと。導入前30分→導入後10分くらいにはなると思います。
ちなみに雨の日の保険としてはめっちゃ優秀です。長雨の時期におねしょシーツを持って帰ってきても、夕方から夜中のうちに洗濯と乾燥を済ませ、翌朝持っていけます。
保険という意味では、布団乾燥機(くつ乾燥アタッチメントつき)も同じくらい心強いです。子どもとはしょっちゅうぬかるみにはまる生き物なのです……
自動メニュー付きオーブンレンジ&グリル付きコンロもはかどる
私が愛してやまない自動メニュー付きオーブンレンジやグリル付きコンロ。
正直、平日の料理の仕方によって有効性に差はあります。作りおき派や惣菜派やレトルト派は、平日は温め機能くらいしか使わないので、そこまでの機能は必要ないと思います。
私は作り置きが苦手なので、夕食はぼぼ毎日材料から作ります。材料を切って調味料を合わせ、オーブンレンジとグリル付きガスコンロに調理を丸投げ。ほったらかしにしている間に帰宅後の雑事を片付けます。ふうやれやれ。
うちのオーブンレンジには「合わせ技」なる2品同時に作れるプログラムが入っているので活用できたらオーブンレンジだけで済むはずなんですよね……今後の研究課題です。
食事は目的が果たせればOK
食事の目的は、究極的には必要なカロリーと栄養素をバランスよく取ることです。しかも、必ずしも1食ごとに帳尻を合わせる必要はなくて、多少の過不足があったときは前後数日で帳尻が合えばよいとされています。
こだわりをやめれば手抜きをする余地はたくさんあるし、許せる範囲で手を抜いて身軽になることにしました。
調理家電に任せてメニューの数を絞る
わが家では調理をオーブンレンジやグリル付きガスコンロになるべくおまかせしつつ、メニューの数を絞ることで時短しています。
朝食に至っては担当が夫なので、メニューは完全固定です。平日は昼食で変化がつくし、平日に作らないものは休日の楽しみとして試すことでバリエーションを増やしています。
ちなみに、時短テクニックとしてよくおすすめされる作りおきは私には合いませんでした。
というのも、週末や早朝深夜にまとまった時間をかけて料理することと在庫管理がどうも苦手なんですよね。無理なくできる範囲と言えば、煮物を5人分作って翌日に回す、お肉や魚を下味に漬ける、野菜をカットするときは数日分まとめてカットするくらいです。
お弁当?作らない作らない。作れない!(泣)
最近は娘の好き嫌いが少しずつ出てきたけど、一口で「イヤ!」なら無理強いしないことにしています。離乳食時代の食べなさを思えば、好き嫌いがあっても食べるだけよいと思うし、保育園では頑張って食べているので、好きなものを組み合わせて栄養が取れていればOKということにしました。
手づくりしなくてもよかった
乳幼児期はなんでも手づくりがもてはやされる風潮にありますが、手作りしなくても便利なものが他にあるやろ?と言いたい。
食事やおやつの手づくり
食事やおやつの手作りは要らなかったと思います。
極論すると、栄養さえしっかり取れればなんでもよいし、なんせ離乳食時代は母乳と果物しか食べなかった娘だから、レトルト離乳食や薄めたお惣菜に頼って食事の支度のストレスを減らすのが合理的な選択なのではないかしらと。
食育が!愛情が!と言われるけれど、そんなことは新生活に慣れ親子ともに余裕ができてからでも遅くないし、子どもには可塑性があるから、始められるようになった時が始めどきですよね。
娘本人は冷蔵庫の野菜を指差して名前を言ってみたり、勝手に野菜をかじってみたり(ヤメテ!)、なべやボールで料理の真似事をしたり、お皿をテーブルいっぱいに並べてみたり、私が教えなくてもひとりでに学んでるみたいで、そろそろお手伝いも期待できるかもしれません。できないかもしれません。
(どっちやねん)
園グッズの手づくり
園グッズの手づくりも要らなかったと思います。
園から指定されているなら作らないと仕方ないけど、そうでなければ時間のかかる手づくりは要りません。
私は出産前に編み物を趣味にしていたし、出産祝いでミシンをいただいたので趣味と実益を兼ねて布団カバー、絵本バッグ、シューズ入れを作りました。入園時の娘は1歳ちょうどで多分理解していなかっただろうし、手づくりにこだわる必要はまったくなかったです。時間はそれなりにかかったけど、出来はフツウだし……
園の指定があるときの他、本人からリクエストされたときや、市販品に気に入ったものがないときは手作りしてもいいとは思います。けれど育休復帰前後でバタバタする時期は時間を温存しときましょ。
また、今どきは手づくりさえも外注できる時代なので、苦手ならいっそ外注でもいいと思います。ココナラで「入園」で検索すると入園グッズの製作代行が1500円くらいから見つかります。
娘の通う保育園では、園指定のカラー帽子を子ども自身が支度するための目印として保護者がアレンジすることになっています。娘は保育園で使っているマークのアイロンワッペンをつけた程度で大喜びで、保育園では「マーク!おかあさんつけた!」と言いまわっていたそうな。小さいうちはアレンジ程度で十分嬉しいのかもしれません。
いちばん頼りになるのは人とのつながりだった……!
わが家は夫婦ともに実家が遠く、近くに住む友人もなく、ママ友もなく、平日は夫が深夜まで帰ってこず、話題になった「弧育て」「ワンオペ育児」を地で行っています。
育休中は公園や「子育てひろば」に足繁く通い、同年齢の子の保護者やスタッフさんとおしゃべりしてはみたものの、その場かぎりのおしゃべりで終わることが多かったし、同年齢の子の保護者さんとSNSでつながって会話してみても、オフラインで遊びましょうと声をかける勇気もありませんでした。
さらに、孤立した状況をまったく変えられないまま育休復帰しました。私は派遣社員なので、育休復帰後は新しい職場で一から関係を築いていくことになります。ただただ孤独でした。
孤独の中で頼りになったのは、保育士さん、そして同じクラスの保護者さんでした。
同じクラスのママさん方とは最初は毎日あいさつを交わすだけだったけど、子ども同士で関わりが生まれてくると二言三言やりとりをするようになったし、その場限りではなく同じクラスでいる間は関係性が継続することが本当に嬉しかったし救われました。
今年の新入園児の保護者の皆さんの中にも、私と同じような状態の方もいるかもしれませんが、思い切って他の保護者さんと少しおしゃべりしてみると少しは気持ちが楽になるかもしれません。もともと「弧」なんだから当たって砕けろの精神だと思います。
かくいう私、今年度は保護者会の役員を引き受けてみました。人との繋がりはこどもの育ちの資源なので、おもしろいことがあるとよいなと願いつつ。
子どもが生きているだけで100点満点
最後にいちばん大切なことを。
子どもが生きている、その事実だけで100点です。
ベビー時代を思えば、子どもは毎日保育園でがんばって、保護者は子育てをがんばって家事をがんばって、その上お仕事を再開してすごくがんばってる。
どれだけ完璧にやろうとしても、子どもは保護者の予想をはるかに超えてやらかすので、親は少しだけゆとりを残しておくのがいいと思います。子育てってなんか一生懸命やりたいし、やらなきゃいけないって思っちゃうけど、自分が許せる範囲で手を抜いて、ゆるゆるやるくらいがちょうどいい。
もし何かあったら、周りに頼ってくださいね。