こんにちは、つむり(@TsumuRi)です。
➡初めての方は自己紹介もどうぞ
毎年この時期になると、娘の1歳のお誕生日に初めての「つみき」をお迎えしたことを思い出します。
つみきといえば代表的な子どものおもちゃで、知育玩具の王道です。そのぶん種類が多く、どれを選んだものか本当に悩みますよね。
わが家は娘の初めてのつみきとして「小さな大工さん」の4cm基尺のつみきを選びました。
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今回は、わが家がつみき選びをしたときに、長く遊ぶために重視したポイントをまとめました。
眺めていて「いいなぁ」と思ったつみきたちもいろいろ載せてますので、選び方だけではなくつみきというおもちゃの多様さもお楽しみいただけると嬉しいです😊
つみき選びで重視したポイント7つ
それではさっそく、わが家がつみき選びで重視したポイント7つを。ざっくり要約すると以下の通りです。
- 基尺:基本の立方体の一辺の長さ
- 精度:寸法や角度の正しさ
- 色:白木 or カラー
- 面取り:角や辺をどの程度落としてあるか
- 表面のなめらかさ:表面がつるつる or ざらざら
- コスト:価格。個数に関わる
- 親自身が愛せる積み木であること
つみき選びのポイントは諸説ありますが、わが家の実感では特に①~③、そして⑦が大切なポイントです。
以下詳細に説明します。
つみきの選び方のポイント①基尺
まずは基尺、すなわち、基本の立方体の一辺の長さです。
つみきのサイズはメーカーにより様々で、店頭やネットで調べたところでは、主流の基尺は3cm、3.3cm、4cm、4.5cm、5cmでした。
ちなみに基尺が2.5cmや3.5cm、6cmのつみきもあります(もはや何が何だかダヨネ)
つみきの基尺は、
- 遊び方や対象年齢を決定づける
- 他メーカーのつみきとの組み合わせを左右する
という2点でとても重要な要素です。
つみきの基尺ごとの遊び方のイメージや対象年齢
基尺ごとに特徴をまとめると、こんな感じです。
基尺 | 特徴 | |
---|---|---|
3cm | 小さくて軽いため机の上で遊ぶのに向いている。3歳以上向け
例:ボーネルンド「オリジナル積み木・S」、童具館「WAKU-BLOCK」 |
|
3.3cm | 小さくて軽いため机の上で遊ぶのに向いている。3歳以上向け
例:デュシマ社「フレーベル積み木」 |
|
4cm | 床の上で遊ぶのに向いている。机の上だとやや大きいと感じるかも。
国内外問わず製造しているメーカーが多いため買い足しが容易。 玉の道(ビー玉ころがし)と組み合わせて遊びやすい。 |
|
4.5cm | 大きいので床の上で遊ぶのに向いている。
国内外問わず製造しているメーカーが多いため買い足しは容易。 例:ボーネルンド「オリジナル積み木・M」、童具館「WAKU-BLOCK」 |
|
5cm | 大きいので床の上で遊ぶのに向いている。 |
小さい基尺のつみきは、特に3歳未満の子どもはのどに詰まらせる恐れがありますし、手指の動きがあまり繊細ではないうちは積み上げるのも難しいです。よって、小さい基尺のつみきほど年齢の高い子ども向けです。
0~1歳くらいだと、大きな基尺の方が雑に積み上げられてよいですし、つみきが大きくてもわしづかみにして持つので意外と大丈夫ですよ。
買い足しの際には基尺は揃えることが大切
つみきを買い足す場合、なるべく基尺を揃えた方が遊びやすいです。異なる基尺のつみきを混ぜると、積み上げたときに高さが揃わず困ることがあるので。
ただし、基尺が異なるつみきを混ぜられないわけではなく、公倍数を作りやすい(→高さを揃えやすい)組み合わせを選ぶのがベターという程度。
- 3cmと4cm:高さ12cmで揃う(3cm×4個、4cm×3個)
- 3cmと4.5cm:高さ9cmで揃う(3cm×3個、4.5cm×2個)
4cmと4.5cmを混ぜると、高さ合わせが大変かもしれません…。
なので、将来的につみきを買い足すことまで想定して基尺を選んだ方が失敗は少ないと言えます。
おすすめの基尺は4cm!
つみきの基尺は結局、遊ぶ子どもの年齢と、やりたい遊びによるところが大きいですが、以下の理由から、4cm基尺のつみきがおすすめされることが多いです。
- 小さい子どもが口に丸ごと入れてしまうリスクが割と低い
- 国内外問わず製造しているメーカーが多く、買い足す際の選択肢が広い
- 玉の道(ビー玉ころがし)と組み合わせて遊ぶことができる
ちなみに3番目に書いた玉の道とはこういったもので↓
組み合わせたレールの上をビー玉を転がすおもちゃで、上記の主力2製品が4cm基尺なんですね。これも基尺を合わせておけばつみきと混ぜて遊びやすいです。
かく言うわが家も、上記3つの理由から4cm基尺のつみきを選びました。
ま、結局玉の道をいまだに購入していないという3年越しのオチがあるんですけどね……
ただ、狭い家だと4cm基尺のつみきでもちょっとでっかい印象があるので、
- 子どもが0~1歳時点でのファーストつみきは大きめ基尺のつみきを少量揃える
- おもちゃを口に入れなくなったら小さめ基尺をたくさん揃える
という2段階の買い方も今となってはアリと思っています。
つみきの選び方のポイント②精度
次は精度、つまり寸法や角度の正しさです。
結論から言うと、精度の高いつみきは積みやすく、平らな床の上であれば子どもが雑に積んでも身長くらいは積めます。
逆に、精度が悪いと、積んでいるうちに同じはずの高さや角度がずれてきて、積みにくいと同時に崩れやすいです。
子どものやる気を引き出すために精度は重要
つみき遊びを始めるごく初期の段階(0~1歳)では、子どもが2個や3個しか積めないので、つみきの精度は遊びにあまり影響しません。
精度の差が出てくるのは、子どもが成長し、つみきを高く積みたいとか、複雑な造形をしたいとかいう気持ちが芽生える頃。
何かの本で読んだのですが、幼児は困難な課題を克服することはまだ楽しめず、簡単な課題をクリアすることが単純に楽しいそう。子どものやる気を妨げないという観点からは精度のよいつみきの方がよいです。
精度のよいつみきを選ぶポイントは専門店&口コミをしっかり調べること
ちなみに、つみきの精度に大きく影響する要素としては、
- 製造に使用する木材の種類や前処理(乾燥)
- 木材をつみきに加工する際の精度
- 乾燥や吸湿による経年変化
など、複数の要素があります。
ぶっちゃけ私のような素人は、素材はブナなどがいいらしいということくらいしか分かりませんし、実物を積んでみないと見分けることも困難!
というわけで、わが家では口コミをねちっこく検索して精度について悪評がないものを選びました。
その上で、つみきの情報発信をしているような専門店で商品説明をしっかり読めば、変なものをつかむことはないと思います。
つみきの選び方のポイント③色
次のポイントはつみきの色です。
大きく分けると
- 白木(無塗装)のつみき
- 色つき(塗装)のつみき
があり、白木のつみきは子どもの自由なイメージを妨げないとか、色つきのつみきは子供の色彩感覚を養い、見立て遊びに使いやすいとか、諸説あります。
みんな好きなことをいいます!
白木のつみきの特徴とよく見かける製品
一言で白木のつみきと言っても、木材の種類や産地による色目の違いはあります。
同じブナ材のつみきでも、色白なつみきもあれば、なんとなく色が濃いつみきもあります。同じメーカーの製品でも購入時期によってなんとなく色が異なることもあったり…(←実話)
白木のつみきと言うと単色のセットを想像しがちですが、木材の種類により色が異なることを生かした製品もあります。
これらはどっちかというと色つきのつみきに分類した方がいいのか?w
色つきのつみきの特徴とよく見かける製品
色つきのつみきは、白木のつみきに比べバリエーションが豊富です(そりゃそうだ)
例えば、インスタグラムで大人気のグリムス社の製品は本当に虹色のグラデーションが綺麗ですよね。どちらもいつかはお迎えしたいつみきです😊
色つきのつみきには、模様を組み合わせて遊べるよう塗り分けられたものもあります。
知育を目的とした「ニキーチンの積み木」は特に有名で、白木のつみきを自分で塗って作る人もいるくらい。
色つきのつみきに特有の注意点として、塗料の成分があります。無害な塗料を使っていることが多いとは言え、特に子どもが低年齢の場合は要チェックか。
おすすめは白木のつみきだけど…
これだけ色付きのつみきを推しておいてアレですが、個人的なおすすめは白木のつみきです。
おすすめの理由は、
- カラフルなおもちゃとよくなじむ
- カラーつみきと異なり造形するときに色による制約がないため使いやすい
ただ、わが家にレゴデュプロが来てから娘がつみきをあまり積まなくなりました。不思議に思って娘に聞いてみたところ、
つみき可愛くないねん…
なんだってー!
ちっちゃい頃から色のきれいなおもちゃが好きねん…
ほんまか?とは思いますが、子どものことは子どもに聞かないと分かりませんね。
というわけで、既に好みのはっきりした子どもの場合は、好みも考慮して選んだ方がよいかと☹️
余談ですが、うちの娘はプラステンを買い足したら再び積むようになりました。色なのかなー。
つみきの選び方のポイント④面取り
つみきの面取りとは、すなわち角や辺の尖った部分を落とすこと。
面取りが大きいと積み上げた後につみきの境目の影が濃くなり、ひとかたまりの立体の一体感が薄れます。
面取りのしかたはつみきによって大きく異なり、印象がまったく違うのは確か。
面取りなしのつみきとして有名な童具館の「WAKU-BLOCK」は、写真を見る限りでは影はまったく見えず、1枚の平面に見えて美しいですよね↓
ただ、一般的に低年齢の子ども向けとされているものは面取り大きめ。
ボーネルンドの「オリジナルつみき」には直線的で大きめの面取りがごりっとした印象だし、
くもんの「はじめてのつみき」は、大きくなめらかなカーブ状の面取りで、本当に柔和な印象。
面取りだけでこんなに印象が変わるのがおもしろいですよね。
面取りは使ってみて違和感がなければOK
面取りについては、実際に触ってみて違和感がなければOKだと思います。
わが家の場合、つみきを選んだのが1歳のお誕生日前で、角がとがっていると危ないとか、赤ちゃんの柔らかい手には大きく柔らかいラインで面取りしたつみきが合いそうとか、いろいろ考えました。
ただ、面取りの大小に関わらず、固いつみきを投げてぶつけたり踏んだりすると危ないのは同じ。サンプルを持たせてみてあまり気にならなかったので、1歳時点で面取り小さめのつみきを選びましたが、それから3年余り、面取りが気になったことはまったくありません。
つみきの選び方のポイント⑤表面のなめらかさ
あかちゃん向けのつみきを選ぶ際は気になるけど
表面のなめらかさは、あかちゃん向けのつみきを選ぶ際は気になるところですよね。
あかちゃん向けの製品は、つるつるに磨き上げていることをウリにしていたりもしますし。
子どもが大きくなれば摩擦がある方が積みやすい
子どもがそれなりに大きくなって本格的なつみき遊びをするときには、必ずしもつるつるである必要はありません。
バリやささくれがあるのは問題外ですが。
つるつるに磨いたつみきは積んだときに気持ち滑りやすい印象があるので、表面のヤスリがけは最低限の方が、表面の摩擦に助けられて無造作にどんどん積めてよいと思うんですよね。
でもこのあたりは好みの問題かなぁー。
積みやすさは精度の影響がかなり大きいので、精度の方が優先順位は高いと思います。
つみきの選び方のポイント⑥コスト
数を揃えたい場合は外せない要素
一説によれば、つみきって子どもの年齢×100個が必要なんですって。
たくさんのつみきを揃えたい場合はもちろん、そこまでではなくても、おもちゃにかけられるお金に限界がある以上、コストはもちろん大切な要素です。
うちにはそんなにたくさんのつみきはありませんし、おもちゃが多い家でもありませんが、それでもコストはとっても気になります。
わが家はあれこれつみきを見て、最終的にはコストで選びました。
つみきの選び方のポイント⑦親自身が愛せる積み木であること
ここまで延々とスペックについて語ってきましたが、本当は何をおいてもいちばん大切なことは、
親がつみきを愛せるか
これに尽きると思うんです。
特に、まだ0歳や1歳の子どもは、親が積んであげないとつみきに出会えません。
子どもがつみきを積むようになるまでは、2個や3個を親が積み、子どもがガッシャーンと壊すという遊びを延々と繰り返します。でも、なにかの拍子に自分で積もうと思うんでしょうね、本当に突然積み始めます。
ここまでの繰り返しには忍耐力も要りますし、親本人のお気に入りのつみきだからこそ繰り返せることだと私は実感しています。また、子どもの方も、親が大切にしているものほど魅力を感じ、触りたがるとも聞きます。
なにより、親御さんが楽しく積んであげられる本当に気に入った積み木を選んであげてくださいね!
これはとある木のおもちゃ屋さんの店主さんの言葉ですが、実際娘とつみきを積んでいると本当にそのとおりだとしか思えず、だからこそ本当にお気に入りを選ぶのがいちばん大切かなと思います。
自分のお気に入りなら子どもが遊んでくれなかったときもダメージ小さいと思いますしね……
以上、わが家のつみきの選び方でした。
わが家の「小さな大工さん」のつみきについてはこちらの記事をご覧くださいね。
https://tsumurinote.com/chiisanadaikusan/