娘が1歳になるお誕生日、初めてのぬいぐるみのお友だちをプレゼントしてあげたくて、あちこちの百貨店やおもちゃ屋さんを巡りました。
子どもにとって、ぬいぐるみは遊び相手になったり、愛着の対象になったり……
その反面で素材や与え方によっては危険があったり、選び方が本当に難しいです。
そんなベビー向けのぬいぐるみを選ぶ上で、私が特に気を遣ったポイントを4つと、ぬいぐるみを出産祝いやお誕生日に贈るときに配慮したいポイントを1つばかり紹介しますね。
少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。
……少し?
ベビー向けのぬいぐるみを選ぶときの注意点4つはこれだ
まずポイントだけさくっと紹介しますが、
- 喉に詰まる恐れのあるパーツを使用していない
- 自宅で丸洗いできる素材を使用している
- 耐久性のある素材を使用している
- 月齢に応じたぬいぐるみである
私が当時1歳になる前の娘に贈るぬいぐるみを選んだときに特に気にしたのは①~③です。
④は親なのでなんとなく分かるとこではあるんですが、お友だちや親戚のベビーに贈るときは気遣いがいるかも。
以下詳しく説明します!
友情出演:TsumuRi家の「ぬいぐるみ~ず」オールスターでお送りします!
……♡
チェックポイント①喉に詰まる恐れのあるパーツを使用していない
0歳~1歳の頃のうちの娘を見ていた実感でもあるんですが、この時期って本当になんでも口に入れて確かめます。
もちろん、なめたりかじったりする遊びが大好きですし、力を抜くことを知りません。いつも全力でぬいぐるみと触れ合いますし、さらに、かじる力もけっこう強いんですよね。
となれば、ガラスアイやボタンなどの取れやすいパーツは噛みちぎられて取れることもありますし、それを飲み込む恐れも出てきますから、避けるに越したことはありません。
特にぬいぐるみの目鼻や関節部分、ぬいぐるみがお洋服を着ている場合はお洋服にも使われていることが多いので要注意です。
ベビー向けに作られているものはこのとおり、目鼻が刺繍やプリントになっているので取れる恐れは少ないです。
チェックポイント②自宅で丸洗いできる素材を使用している
なめたりかじったりする遊びがブームのうちは、ぬいぐるみはよだれでかなり汚れます。
また、お外に持っていく場合は土埃にもまみれることになるので、自宅で丸洗いできることは意外と大切です。
店頭だと下げ札、ネットならブランドサイトの洗濯表示を確認ですね。タグにはほとんど情報がなかった……(ちーん)
1歳を過ぎればかじらなくなるかなぁと思ったけどそんなことはなかったです……かじらなくなったのは2歳を過ぎてからだったかなぁ
チェックポイント③耐久性のある素材を使用している
初めてのぬいぐるみは強い愛着の対象となりますし、人によっては大人になっても愛着の対象でありつづけます。
私自身は特にぬいぐるみに思い入れのあるタイプではない(と自分では思っている)のですが、私の妹がぬいぐるみに猛烈な愛着を持つタイプでした。
うちの妹、幼児期に買ってもらった猫のぬいぐるみが大のお気に入りで、妹が大人になっても猫はベッドサイドにいたし、結婚するときも猫を大切に抱えていきました。
毎日抱っこしていたら何年かしてほころびたので、布を当てて補修したり、補修が難しいハゲ部分はフェルトで服を作ったりもしました。
このように、特にぬいぐるみに愛着の強い子は大人になっても同じぬいぐるみを愛するので、初めてのぬいぐるみは耐久性があって手に入りやすい素材を選んでおくに越したことはないかなと。その方が補修もしやすいです。
ベビー向けのものは、表地はコットンやポリエステル、中綿はポリエステルが一般的。このへんは丸洗いができる素材でもあります。
ポリウレタンには要注意
ぬいぐるみの素材で、特に要注意なのはポリウレタンです。
ポリウレタンは劣化しやすい素材で、中綿に使用されていると表生地を傷めることもあるので、長く持ちたいぬいぐるみにはあまり向きません。
劣化した場合の惨状は、ぬいぐるみ修理のプロ、みさとソーイングさんのサイトで見られます……
ベビー向け製品でポリウレタンを使ったものは少ないとは思いますが、念のため確認くださいませ!
チェックポイント④月齢に応じたぬいぐるみである
①~③を満たしていればフィーリングで選んでも大失敗はしないと思いますが、他に考えるとすれば子どもの月齢もあるかなあとは思います。
大人の感覚だと、大きくなるまで持てるぬいぐるみは、普通の形のものですが……
ベビーが生まれてしばらくはグリップトイやラトル、タオルの一体型が活躍
生後半年未満のベビーはあまり大きいものは掴めませんから、グリップトイ(にぎにぎ)やタオル一体型のぬいぐるみが活躍します。
音を喜ぶ性質もあるので、音が鳴るようにラトル仕様で作られているものもたくさんあります。これうちの↓
出産前の私が、お腹の中の娘にこんなのどうかな~?と眺めたのはこのようなタイプでした。
お座り期以降はパペットや普通のぬいぐるみが遊び相手におすすめ
1歳近くなってお座りするようになるとベビーがぬいぐるみを抱えて座りますし、2歳くらいになればぬいぐるみがごっこ遊びの相手になります(親がぬいぐるみ役を演じる)。
このくらいになると、パペットかごく普通のぬいぐるみの使い勝手がよいと思います。
私が娘の1歳のお誕生日にお迎えしたのは写真のクマでした。
その後、こどもちゃれんじの付録でしまじろうパペットとはなちゃんが増えました。
……♡
大人のフィーリングも大切に
どちらのタイプのぬいぐるみを選ぶにしろ、子どもが楽しめる時期に渡してあげればいいですし、大人が楽しく演じてあげれば子どももぬいぐるみを好きになるので、大人のフィーリングで選んでもいい気がします😇
ベビーのご両親が自分の子どもにぬいぐるみを選ぶ場合は、ここまででOK。以降は自動的にクリアできるので、ぬいぐるみさんたちの紹介を是非お読みくださいませ。
https://tsumurinote.com/stuffed-animal/
https://tsumurinote.com/steiff-sleep-well-bear/
これより先は、ぬいぐるみを出産祝いやお誕生日のギフトにする方へ。
出産祝いや誕生日のギフト選びでいちばん大切なこと
チェックポイント⑤ベビーのご両親はぬいぐるみウェルカムか
先ほど、「大人が楽しく演じてあげれば子どももぬいぐるみを好きになるので、大人のフィーリングで選んでもいい」と書きましたが……
出産祝いや誕生日のプレゼントにする場合、楽しく演じる大人とはベビーのご両親なので少し配慮が必要です。
ぬいぐるみはこだわりが反映されやすいアイテムである
私の話で恐縮ですが、ビビりの私は娘が寝返りするまでの間、万が一の窒息が怖くてぬいぐるみを与えませんでした。
ラトルは持たせていましたが、目の届くときだけにしていたくらいです。
さらに、ぬいぐるみに思い入れはないけどこだわりはある私は、もし娘へのプレゼントとしていただいたとしても、自分が気に入ったぬいぐるみじゃないと娘の初めてのお友だちとしては与えなかっただろうなとも思います。
娘に贈る商品が決まっても、さらにその中で顔を見比べて選んだくらいで。お雛様選びに続き、付き合わされた娘にはちょっとゴメンと思ってます
と、ごく個人的な話ですみませんが、特に心配性で神経質なタイプや、ぬいぐるみを集めているタイプのご両親は、それなりにこだわりを持っていると思いますので、それとなく意向をリサーチするなどの配慮は必要かなと思います。
ぬいぐるみは仲間を呼んで増殖する
別に怪談とかではないんですが、ぬいぐるみは仲間を呼びます。
増えます。
増えた結果、わが家にはこんなに多数のぬいぐるみがいます。
これ、実家から持ってきたわけではなく、実家を出てからいつの間にか増えてた子たちです(ほぼ頂き物)
娘が生まれてから、さらに増えました。
娘が1歳のときに迎えたクマと、他にはこどもちゃれんじのおまけとか色々……
子どものいる家庭って、わざわざ買わなくてもぬいぐるみは増えがちです。
代表的なのは乳幼児向け教材のおまけで、こどもちゃれんじは〈baby〉から2・3歳児向けの〈ぽけっと〉までは年1体ペースでぬいぐるみがつきますし、乳幼児向け英語教材のディズニーの英語システムは無料体験だけでパペット1体プレゼントですし、同じくWorldwideKidsを受講した場合は最初に4体ついてきます。
他にも、子ども向けの景品でついてきたり、子ども自身が欲しがったり…
このように、子育て家庭にはぬいぐるみが増えやすいという事情もあったりするのです。
ぬいぐるみをお祝いに贈るときは本当にベビーのご両親の意向を大切にしてあげてください!
実はぬいぐるみとは出産祝いや誕生日祝いのギフトとしては難しい品物でもある
というわけで、まとめ。ベビー向けのぬいぐるみを選ぶポイント4つ+ギフトにする場合の注意点1つ。
- 喉に詰まる恐れのあるパーツを使用していない
- 自宅で丸洗いできる素材を使用している
- 耐久性のある素材を使用している
- 月齢に応じたぬいぐるみである
- (ギフトの場合)ベビーのご両親はぬいぐるみウェルカムか
「選び方」とか銘打っといてなんですが、実はぬいぐるみとは出産祝いや誕生日祝いには難しい品物であるという側面があります。
子どもは喜ぶし、贈る方は可愛いものを選ぶのが本当に楽しい。
でも、贈られるベビーの両親はちょっとだけ複雑な思いを抱えたりする。
それがギフトとしてのぬいぐるみの実態であると私は思います。
うん、でもね、ベビーのご両親が心からぬいぐるみを喜んでくれるならば、心を込めて選んだぬいぐるみを贈るのがよいと思うんですよね。一般的にはどうでも、贈られた人が喜んでくれるものがいちばんいいものだから。
というわけで、ここまで長い話におつきあいくださいましてありがとうございました。
上記①~④までの条件を満たす、私が自分の娘に贈るぬいぐるみとして本気で選んだぬいさんたちをどうぞご覧くださいませ。
https://tsumurinote.com/stuffed-animal/
https://tsumurinote.com/steiff-sleep-well-bear/
もしこの記事を読んで、え~それじゃぬいぐるみ贈れないじゃん?となった皆さまには、ブロガー喫茶ぽてこの「もらって嬉しい出産祝いギフト辞典」をおすすめします!