固定費節約の一環として、スマホの月額利用料を見直しました。月10分程度の通話と1〜2GB程度の通信量なので、合計1000円未満に抑えたいなと思って。
乗り換え先は日本通信SIMです。オトクなキャンペーンがないから全然目立たないけど、月額290円からスマホが持てるってスゴくないですか?
この記事では私が日本通信SIMに乗り換えた際の体験談やおトク情報を紹介します。皆さんの固定費節約にお役立てくださいね。
\月額290円からスマホが持てる /
日本通信SIMの料金プランは?
日本通信SIMの主なプランは図の3つです。この他、月3GBのデータ容量にかけ放題がついた「合理的かけほプラン」(2728円/月)もありますが、公式の推奨は主要プランです(そして主要プランの方が安い)。
私は自宅のWi-Fi環境でネットを利用することが多く、自分から電話をかけることも少ないので「合理的シンプル290プラン」を選びました。
通話時間が平均17.5分(通話料金385円相当)を超えるようなら月70分無料通話オプション(390円)をつけてもいいかも。しばらくは様子見です。
乗り換え前に気になったこと
- 毎月の支払い額はどれくらいになるのか
- SMS送受信やテザリングはできるか
- 電話番号そのまま移行できるか
- 今のスマホがそのまま使えるか
- SIMカードとeSIM、どっちにするか
毎月の支払額はどれくらいになるのか
私のスマホ利用状況は、データ通信が通常1〜2GB、多くて3GB。インターネットは自宅のWi-Fi中心で、外出時は地図や天気を見る程度です。通話は月平均10分未満、長くて20分。電話よりLINE通話をよく使います。
これを「合理的シンプル290プラン」に当てはめると…?
データ使用量 | ~1GB (追加なし) | ~2GB (1GB追加) | ~3GB (2GB追加) |
---|---|---|---|
データ料金 | 290円 | 290円+220円 (510円) | 290円+220円✕2 (730円) |
通話料金(10分) | 220円 | 220円 | 220円 |
税込合計 | 510円 | 730円 | 950円 |
通常は月額730円、旅行や帰省が重なって通信量が増えた月でも950円でまかなえることが分かりました。
通話込みでこれは……衝撃価格です!
料金は段階制で予め設定した上限以上には課金されません(上限に達したら低速通信に切り替え)。高速通信がいい場合は上限を上げればそこまでは再び高速通信できる仕組みです。
請求は実際の通信量で計算するので、上限3GBに設定して0.8GB使ったら、端数を切り上げた1GB分の290円しか請求されません。
夫の場合も計算してみました。夫はデータ通信が月5〜6GB、通話はやはり10分未満。通勤がある分だけ通信量が増えるイメージです。
これを「合理的シンプル290プラン」の料金体系に当てはめると…?
データ使用量 | ~4GB (3GB追加) | ~5GB (4GB追加) | ~6GB (2GB追加) |
---|---|---|---|
データ料金 | 290円+220円✕3 (950円) | 290円+220円✕4 (1170円) | 290円+220円✕5 (1390円) |
通話料金(10分) | 220円 | 220円 | 220円 |
税込合計 | 1170円 | 1390円 | 1610円 |
おや?「合理的シンプル290プラン」のおトク感がなくなってしまいました。シンプル290は小容量向けのプランなので、毎月5〜6GBの中容量を使うなら「合理的みんなのプラン」(10GB + 70分無料通話で1390円)の方が安く、余裕を持って使えます。夫にはこちらをプッシュしました。
SMS送受信やテザリングはできるか
日本通信SIMはSMS送受信とテザリングの両方に対応しています。いずれも申し込みは不要です。
- テザリング:無料
- SMS受信:無料
- SMS送信:有料(文字数に応じて国内宛3.3円〜、海外宛50円〜)
SMSでの二段階認証を求めるサイトが増えているし、iPad(Wi-Fiモデル)を外で使うときはiPhone SE3でテザリングしてネットワークに繋ぎたいので、お安く使えるのはありがたいです。
電話番号そのまま乗り換えできるか
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用すれば電話番号を変更せずに他のキャリアから乗り換えできます。もちろん、日本通信SIMへの乗り換え後、他キャリアへ乗り換えることも可能です。
日本通信ではMNP方式は2つから選べて、
- MNPワンストップ方式:MNP予約番号を取得する必要がない
- MNPツーストップ方式(従来の方法):契約中の事業者でMNP予約番号を発行後、その予約番号をもって日本通信で契約手続きをする
MNPワンストップ方式に対応した事業者から日本通信SIMへの転入であれば、MNP予約番号の事前発行がいりません。ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアや、一部の格安SIM事業者でも対応しています。詳しくは日本通信SIMの公式サイトで。
しかし私はあえての従来のツーストップ方式を選びました。
理由は、ワンストップ方式でうまくいかなかったというX(旧Twitter)の口コミです。もちろんワンストップ方式で問題なくMNPできている人もいる(多分こっちの方が多い)ので、私が気にしすぎなんだと思います。ちょっとでもめんどうの気配がしたらもうやりたくなくなるのです。
あと、転出前の事業者がMNP予約番号を即時発行してくれる場合は、従来のツーストップ方式でも所用時間はそう変わらない気がしました。
今のスマホがそのまま使えるか
日本通信SIMのサイトには使用できるスマホの具体的な型番が載っていません。仕様だけ書いてあります。
端末の仕様を確認して自分で判断するので「本当に大丈夫だよねぇ……」と思いながら申し込みました。とりあえず、iPhone SE3は使えたことをご報告しておきます。
ちなみにeSIM対応端末は型番まで載っています。なんで?
なお、ドコモ以外の端末はSIMロックの解除が必要です。iPhoneのSIMロック状態は、iPhoneの「設定>一般>情報」で確認することができます。SIMロックされていれば、キャリアで解除してもらってから日本通信の申し込みをしてくださいね。
私のiPhone SE3はソフトバンクで購入したものですがSIMロックはかかっていませんでした。最近はSIMフリー端末を販売しているみたいですね。
従来のSIMカードとeSIM、どっちにするか
従来のSIMカードとeSIM (embedded SIM)が選べます。私はあえて従来のSIMカードです。
eSIMはデータをスマホにダウンロードするため従来のSIMカードより早く開通できる可能性はあるのですけど、機種変更のときにeSIMの再発行が必要になる(手数料1100円)のがどうかしらと。お試しで差し替えられないじゃないか!なおeSIMのデータが消えた時も再発行です。
従来のSIMカードは端末の故障や機種変更の際はSIMカードを差し替えて設定するだけだから手軽です。お試しで差し替えてみてもいい。物理的に壊れるリスクはありますけど、実際に壊れた経験もないし。万が一壊れたときは再発行手数料3300円かかりますが、これは仕方ないっすね。
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日本通信SIMへのMNP転入手続き
条件を整理してMNP転入手続きをしました。
- プラン:合理的シンプル290プラン
- SIM:従来のSIMカードを選択
- ソフトバンクからのMNP転入(MNPツーストップ方式)
時系列はこんな感じ。
6/18 | MNP予約番号発行(乗り換え前の事業者) MNP転入申し込み(日本通信SIM) |
---|---|
6/19 | SIMカード発送 |
6/21 | SIMカード到着 |
6/25 | MNP回線切り替え・開通 |
カード到着からMNP回線切り替えまでが長いですね。これは、キリのよい日を選んだせいです。日本通信SIMは開通日(MNP回線切り替えを実施した日)が毎月の課金日になるので、0とか1とか5とか末日とか、キリの良い日を選びたいなと思って。
MNP転入手続きに必要なもの(MNPツーストップ方式)
- 日本通信SIMアプリ
- MNP予約番号(有効期間が7日間以上残っている)
- 本人確認書類
- 本人名義のクレジットカード
- メールアドレス(キャリアメール以外)
本人確認書類はマイナンバーカードにしました。マイナンバーカードはアプリでデータを読み込むと氏名・住所などが自動入力され、本人確認書類の画像をアップロードする手間もないので、手続きが少しラクになります。署名用パスワードと券面事項入力補助用パスワードが必要です。マイナンバーカード以外の本人確認書類も使えます。
メールアドレスは普段使いのGmailにしました。乗り換え前のキャリアメールは通常は回線を切り替えた時点で使えなくなるため避けたほうが無難です(乗り換え前の事業者のメール持ち運びサービスを申し込めば継続利用できる場合もあります)
少しでもおトクに乗り換えたい場合は、スターターパックを事前に購入しておいてもよいですね(後で説明します)
MNP予約番号の発行(乗り換え前の事業者)
MNPツーストップ方式の場合は、事前にMNP予約番号を発行します(乗り換え前の事業者で手続き)
ここでひとつ大切な話をします。
- 解約してはいけません!
→解約すると現在の電話番号は消滅します - MNP予約番号を発行します!
→MNPすると現在の電話番号が引き継がれます
MNP予約番号は電話・マイページ・店頭などで発行手続きができます。
手軽なのはマイページからの発行ですが、素直にマイページにログインしてから探しても見つからないことがあります。その場合はGoogleで「会社名 MNP」と検索した方が早いかもしれません。3大キャリア+楽天モバイルは、総務省作成のポータルサイトから飛べます。
私もソフトバンクのマイページからMNP予約番号の発行にたどり着けずにググりました。ここから飛べます↓
ソフトバンクの場合MNP予約番号は即時発行です。申し込み直後にSMSで通知されました。
最後になりましたが、MNPワンストップ方式で申込む人はMNP予約番号を発行してはいけませんよ。念のため。
日本通信SIMのMNP転入申し込み
スマホからの申し込みは日本通信アプリから行います。
申し込みはアプリが完璧にガイドしてくれるので、間違うことはないと思います。
特に気をつけるべき点は、
- 契約内容を正確に選択する
- MNP予約番号を正確に入力する
- 引き継ぐ電話番号を正確に入力する
- マイページIDとして登録するメールアドレスは、キャリアメール以外のものを使う
- 本人確認にマイナンバーカードを使う場合は、パスワードを間違えずに入力する
→何度も間違えてロックされると市役所に行くはめになります
これくらいかな。一言でいうと「入力はきちんと」これに尽きます。
最後の申し込みボタンを押した時点で事務手数料3300円が決済され、申し込み完了を知らせるメールが届きました。
SIM到着後の設定手順
申し込みから3日で、クロネコヤマトさんがSIMカードを届けてくれました。
同封のパンフレットにSIM到着後の作業がすべて書いてあるので、間違うことはないと思います。
私からは、
- 前事業者の設定プロファイルは削除する
- iPhone SE3のSIMカードトレイが意外と固いので、ピンは思い切ってグッ!と差し込む
これくらいかな。落ち着いて作業すれば大丈夫ですよ。
MNP回線切り替えから30分程度で開通のお知らせメールが届きました。この時点で前の事業者との契約は自動的に解約されます。
ソフトバンクの場合、解約後は電話番号ではマイページにログインできなくなるので、切り替えボタンを押す前にソフトバンクID(skyから始まる文字列)を控えておきました。他の事業者の場合も、解約後のマイページへのログイン方法は調べてみてくださいね。解約月の明細書が必要になる人もいると思うので。
通信チェック
- 発着信のチェック
- モバイルデータ通信のチェック
- スピードテスト
発着信のチェック
111番電話(線路試験受付)にかけて発着信テストをしました。ちなみに通話料は無料です。
111番に電話をかけて繋がれば発信は正常にできています。電話を切って折り返しを受けることで受信が正常にできていることが分かります。
昔はオカルトな噂話とかありましたね。知らない?
モバイルデータ通信のチェック
Wi-Fiを一旦OFFにして、インターネットに繋がるか試しました。
実はこの時、「PDP認証に失敗しました」と表示されて通信できない状態になりました。何故だっ!
日本通信SIMのトラブルシュートを見ても該当するエラーメッセージは見当たらず、NUROモバイルのよくある質問にて解決。設定プロファイルを一旦削除して再ダウンロード&インストール&iPhoneを再起動したらインターネットに繋がるようになりました。
スピードテスト(気になる場合)
通信速度が気になる場合はスピードテストもしてみてもいいかもですね。
Googleで「スピードテスト」と検索するとGoogle提供のスピードテストが最初に出てきます。
噂どおり、昼のピーク時は遅い。
噂どおりっちゅーか、噂以上に遅いことないですか?30秒間の瞬間値なので、本当にピーク中のピークに当たったのかもしれませんけど…
この時間帯はQR決済くらいしかしないので、あまり気にしないようにしよう…
スピードテストではそれなりの量のデータ(通常40MB未満、高速接続ではより多い場合も)を転送するので、上限1GB契約の私はこの2回だけにしておきました。
平均値を知るなら、こんなサイトも参考になります↓
回線速度については瞬間的な数字よりも実際に使った体感がどうかが重要なので、しばらく様子を見ようかな〜と。体感で遅すぎるようなら何か考えるかもしれません。
日本通信SIMに少しでもおトクに乗り換える方法
プラン料金が元々おトクな日本通信SIMですが、更におトクに乗り換える方法はないでしょうか。
乗り換え前に調べてみました!
日本通信SIMのキャンペーン情報
日本通信SIMの乗り換えキャンペーン情報は、ありません!
他のキャリアのような期間限定キャンペーンは、日本通信については一切ありません。クーポンを配ったりもしないです。公式にこのように書いてあるくらいなので、今後もないと思われます。
各種キャッシュバック・クーポン・割引キャンペーン
月額料金を大幅に節約できるというコンセプトのもとサービスを提供しておりますので、各種キャッシュバックはございません。かわりに、合理的な月額料金でサービスを提供しています。
契約を切り替えるとできなくなること|日本通信SIM
逆に考えれば、いつ乗り換えても同じくらいおトクということですね。
オトクな乗り換えタイミングは転出前事業者の締め日の前
キャンペーンはないけれど、乗り換え前のキャリアの利用料金も含めてトータルコストを下げられるタイミングはあります。
そのタイミングとは、乗り換え前のキャリアの料金の締め日の直前です。
乗り換え前のキャリアは退会月の利用料金を日割り計算しません。例えば末日締めの場合は回線切り替えが1日であっても末日であっても1ヶ月分の料金が発生します。
上図のように、乗り換え前のキャリアが末日締めなら月初よりも月末を狙って回線を切り替えるのがおトクです。
あとこれ、MNP転入申し込み日ではなく回線切り替え日だというのがポイントです。eSIMではなくSIMカードで申し込む場合は申し込みからSIMカード到着までに数日かかるので、末日にMNP転入を申し込むと回線切り替えは月初になる可能性が高いですよ。
締め日は個別に確認してください。末日締めが多いですが、ソフトバンクのように、締め日を10日、20日、末日と個別に設定している会社もあります。
スターターパックで少し節約
日本通信SIMには初期手数料を無料にするキャンペーンかないので、申込時には必ず初期手数料3300円がかかります。
ただしスターターパックを購入した場合のみ、初期手数料が無料になります。
定価3850円ですが、販売店独自の割引やポイント付与を利用すれば実質的な最安値は2700円程度になるかと。有効期限や配送日数には要注意ですが、少しでも安く乗り換えたいなら買ってもいいかもですね。
スターターパックを購入した場合は申し込み時にコードを入力することをお忘れなく。忘れると初期手数料がかかってしまいますよ!
格安スマホの老舗「日本通信SIM」乗り換えのまとめ
固定費節約の一環として、スマホを日本通信SIMに乗り換えました。昼の速度はウワサどおり遅いことがあるものの、通話もデータ通信量も少ない私にとって月額290円からスマホを持てるのはとても魅力的です。
申し込みはアプリが丁寧にガイドしてくれて簡単です。スマホの通信料を見直したい人は、一度料金プランを見てみてくださいね。
1ヶ月ほど使ったら使用感などレポしようと思います!お楽しみに〜
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