こんにちは、つむり @TsumuRi です。
もうすぐ5歳になる娘が、カタカナをすべて読めるようになりました。
ひらがなを読めるようになったと書いてからたった2ヶ月……当時、既にカタカナへの興味は芽生えてはいたものの、まさかこんなに早いとは!
街を歩いていて、語彙にないはずの言葉を娘が突然呟くのを聞いて、カタカナを読めるようになったことに気づいた次第です。
まだ一文字ずつ拾い読みする段階で、絵本はあいかわらず「おかあちゃん読んで!」の方が多いですが、本人の努力で読めるようになるものなんですね……
ということで、本記事では娘が4歳でカタカナ読みをマスターするまでの取り組みを紹介します。
4歳児のカタカナ学習に役立った教材3選
娘がカタカナの学習に使ったものは以下の3つです。
- ポケットモンスターの絵本
- Can⭐︎Do「バスポスター カタカナ」
- Can⭐︎Do「バスポスター ひらがな」
特に目新しいものは使っていませんし、私が読むように働きかけることもありませんでした。
「読みたい」想いに突き動かされた娘が自発的にコツコツと学習して読めるようになった感じです。
ポケットモンスターの絵本
娘がやる気に火をつけたのはポケモンです。
Amazonプライム・ビデオをうっかり見せたせいではまり込んでしまったんですよね(不覚!)
娘はポケモンでしたが、子どもが夢中になれるものならディズニーでもプリキュアでも動物図鑑でもよいと思います。
娘がカタカナ多めのポケモンの絵本を眺めてることが増えたなぁと思っていたら、いつの間にかカタカナを覚えると決めて自主的に取り組み始めていたのでした。
カタカナ多めのものに子どもが興味を持ったときは絶好のチャンスだと思いました
Can⭐︎Do「バスポスター カタカナ」
娘に「カタカナも読みたい」と言われたので、お風呂に貼るカタカナ表を用意しました。
購入時期は、娘がひらがなをマスターしかけた頃だったかな。
上の写真は100均(Can☆Do)で購入したものです。
スッキリ読みやすい書体、ピクトグラム風で主張しすぎないイラスト、コントラスト控えめのカラーで、お風呂に貼っても目にうるさくないところが気に入りました。
難点は、描かれているものが必ずしも幼児に理解しやすいものばかりではないことです。ウインナー、ニット、ヌードルなど、若干無理を感じません?また、ピクトグラム風で抽象度がやや高いので、小さい子は理解しにくいかもしれません。
このカタカナ表を使うタイミングはもっぱらお風呂の時間です。
私が夕食の後片付けをする10分間、娘が先にお風呂に入り始めるのですが、娘はこの10分でカタカナ表に取り組んでいました。私が教えることは実際ほとんどなかったのです。
最初は読めない字が多いはずなのにどうやって読めるようになったのかしら?
娘に聞いてみると、
ひらがなと並べたら読めるよ?
た、たしかにーーー!
わが娘ながら賢いと思いました(親バカ)
Can⭐︎Do「バスポスター ひらがな」
というわけで、陰の立役者が役立ったのが、お風呂に貼るひらがなポスターです。
これも100均(Can☆Do)で購入したものです。
カタカナポスターと比べると、描かれているものは幼児になじみのあるものが多いです。
「るびー」には若干の無理を感じますが、「る」に対応するイラストはどこのメーカーさんも苦労しているようなので許容範囲。
ひらがなポスターとカタカナポスターのW使い!娘のカタカナ学習法
ひらがなポスターとカタカナポスターは、娘のリクエストで2枚並べて貼っています。
縦に2枚並べたり、横に2枚並べたりと、娘の気分でレイアウトは変わりますが、娘にとっては「並べて貼ってある」のがミソなようです。
娘が言うには、
ひらがな表とカタカナ表は並びが同じだから、読めないカタカナがあったら同じところにあるひらがなを見たら読み方が分かる
とのことです。
読めなかったらひらがなを探すことを延々と繰り返して覚えたようで……マジメか。
また、ひらがなとカタカナ表を並べておくと、共通点や違いを発見する楽しさもあるようです。
例えば、
- 「へ」と「り」はひらがなとカタカナで形がほとんど同じ
- 「も」は似ているけど上が出ているのと出ていないので違う
- 「や」は点のあるなしが違う
- ひらがなの「へ」と「く」は向きが違うだけなのに、カタカナの「ヘ」と「ク」は全然違う
私より10分ほど先にお風呂に入る娘は、毎日の発見を私に聞かせてくれました。
他にはカタカナ発見ゲームをしたがって、私に「カタカナ読んで!」と言い、私が読み上げたカタカナを指差す遊びを何度も繰り返したこともあったっけ。
基本的には見守るだけ!私のカタカナの教え方
このように、わが家では娘が自主的にカタカナの特訓をしたので、私がしたことと言えばお風呂に入った時に娘の発見を聞く程度です。
私は積極的に遊びをリードするのがあまり得意でないし、娘が赤ちゃんの頃から語りかけ育児をしていたので、どうしても娘が関心を持ったものを教えてもらうことの方が多いです。
特にカタカナについては「まだ早い」と思っていたこともあって、私から積極的にカタカナに興味を持つよう誘導したり質問をしたりはしなかったし、カタカナを読めたことをほめることもなかったと思います。娘が教えてくれた時は「この字が読めるようになったんやね、よかったねえ」くらいは言ったかな。
本当に、やる気になった4歳児の吸収力とは恐ろしいなと思ったのでした。
とにかく、なにかを成し遂げようとするときの子どもの集中力はすさまじいことを再確認……
4歳児のカタカナ学習に最も大切なのは「読みたい」時期を逃さないこと
娘がカタカナの読みをマスターしたのは、以下の2点に尽きると思います。
- 本人がカタカナを読むことを望んだ
- 読みたいと思った時にすぐ教材を利用できた(カタカナやひらがなの50音表)
つまりはやる気とタイミングが大切ということです。
親側の要因としてはもうひとつあるでしょうか。
- 親が覚えさせようとしなかった
これもよかったのかもしれません。
「内発的動機付け」と「外発的動機付け」と説明されることが多いですが、外部からの働きかけで行動するよりも、本人が好んで取り組む方が集中力や持続性に優れています。定着という点でも、他人に教えられるより自分で発見や学習して理解したものの方が定着しやすいですし。
余談ですが、幼児が文字を読めるようになる時期については、
- ひらがなについては、小学校入学までに読めるようになる子がおよそ9割、1年生の1学期の授業を通じてほとんどの子が読めるようになるため、小学校入学までに読めてなくても発達心理の観点からは心配いらない(出典)
- カタカナについては、小学校学習指導要領 において、読み書きが1年生と2年生の事項となっている
ということで、ひらがなやカタカナは小学校入学までに読めていなくても心配ありません。
幼児が文字を学習するように親が働きかけるより、本人がやりたがった時にすぐ取り組めるように最低限のものだけ揃えて、やる気になるタイミングが来るまで見守るのが早道と思いました。
最近モンテ本を再読しています
ひらがなやカタカナを読めるようになったことで、娘の世界は確実に広がりました。
道を歩いていると看板を見つけて立ち止まって読みます(散歩が進まなーい!)
私が書いた買い物メモをおもむろに読んでいたりします(迂闊なメモ書けなーい!)
今まで「かたち」でしかなかったものが、すべて「意味」を持ちはじめるのはどんな感じなのかしら。
カタカナが読めるようになったらいろんなことがわかるね!
ちいさいひらがなが書いてある字は、ちいさいひらがながないと読めない。あの字も読めたい……
とのことで、娘の関心は既に漢字に移行したようです。
漢字は文字数も多いし形状も複雑で、自分の時を振り返っても相当のやる気と反復練習がないと覚えられなかったので、娘のやる気に火が付くのをのんびりと待っています。
おわり。