こんにちは、つむりです。
出産から数えると丸5年、育休復帰からは丸4年経ちました。
時間のない子育て世帯の必需品とも言われる最新便利家電。ものによっては家事にかける時間を短縮できることから時短家電とも呼ばれますが、本当に必要十分かどうか疑わしいものもあります。そう、便利だとおすすめされているものが必ずしもわが家に合うとは限らず、買ったはいいけど持て余している家電がいくつか存在します(残念!)
そこでこのブログでは、わが家が子育て中に実際に使ってよかった便利家電7点と、使ってはみたもののイマイチだった家電2点をその理由も含めて紹介します。
まずは一覧表でどうぞ↓
「使ってよかった」は大方予想どおりだと思いますが、「イマイチだった」が意外な方もいらっしゃるかも。イマイチだった2つは、仕様はよいけど環境や生活様式との相性が合わず。使用場面を想像しながら選ぶのが大切だと痛感しました……。
目次をタップすると各項目にジャンプするので、お時間のない方は気になるところからどうぞ。
買ってよかった便利家電・第1位!食器洗浄乾燥機
買ってよかったの第1位は文句なしに食器洗浄乾燥機です。
わが家は出産時ではなく育休復帰時に買いました。子どもがワァワァと騒ぐ横で食器や調理器具を洗わなくてよい生活は超快適で、妊娠中に買えばよかったと激しく後悔することに。
食器洗浄乾燥機がなかった頃は、調理をしながら使い終わった調理器具を洗うので調理に余計な時間がかかっていましたし、食事後にまとまった量の食器を洗うのに20分くらいは必要で、夫と私の間でどちらが食器を洗うか戦争も勃発し、本当にムダな時間が多かったんですが、食器洗浄乾燥機が来たことですべて解消しました。調理中も食事後も、使った調理器具や食器を食器洗浄乾燥機に入れ、洗剤を入れてボタンを2つ押すだけです。奇跡か。
食器洗浄乾燥機は大容量がおすすめ
食器洗浄乾燥機を選ぶ際の注意点としては、夫婦2人+子ども1人の核家族でも、調理器具まで一気に洗いたいならコンパクトタイプではなく大容量のファミリー向けの方が良いということ。ファミリー向けは1回に洗える量が多いのはもちろん、庫内の奥行きがあるので大きめのフライパンも入れられるんです。わが家では26cmのフライパンを入れちゃっています(ギリギリですけどね)
コンパクトタイプは義母が失敗したとぼやいていることもあり、あまりおすすめしません。なんでも「調理器具と食器をまとめて洗えないのが面倒」なんですって。調理器具をまとめ洗いするなら大容量のファミリー向けが断然おすすめです。
食器洗浄乾燥機は食器との相性があります
たいていの食器は食器洗浄乾燥機で洗えますが、一部洗えないものや、洗えるけど微妙に不便なものもあります。わが家でのトラブルとしては、和食器の釉薬がはげるのが早くなったり、プラスチックの保存容器が洗浄中にひっくり返って乾燥後に水が溜まった状態になったりがありました。子ども用のプラスチック食器もよくひっくり返るので、早めに陶器のものに変えました。
食器洗浄乾燥機対応の食器や、重量のある保存容器とは相性がよいです。
購入前に採寸必須!小さく見えても意外と大きい
集合住宅はキッチンが狭いので事前の採寸は必須です。
本体サイズはもちろん、扉を開けた時に干渉するものがないかどうかも要チェック。わが家は備え付けの調理台には置けなかったので、頑丈な棚を設置しました。水栓やシンクからあまり離れるとホースのたるみが気になるのでシンクのお隣です。
ただでさえ狭いキッチンがさらに狭くなりました……
わが家はPanasonicの旧型を使っていますが、最近のものは見た目もかっこよくなってていいなぁ。
追記:引っ越しに伴い手放しました
この記事を書いた後、引っ越したアパートは食器洗浄乾燥機を置くスペースがなかったので泣く泣く手放すことになりました……娘が5歳になり聞き分けが出てきたことで、なくてもなんとかなってます。子どもが小さい頃の方がお役立ち度が高いと思いました。
ちなみに手放した食器洗浄乾燥機は夫の実家で第二の人生を送っています。義母が幸せそうですw
買ってよかった便利家電・第2位!ロボット掃除機
買ってよかった第2位はロボット掃除機です。
出産時ではなく、育休復帰後に家事に手が回らなくなってから買いましたが、こちらも妊娠中に買っておけばよかったと後悔しました。
和室3部屋+キッチンのみの狭い家でも、人力で掃除機をかけると20~30分は掃除機にかかりきりですが、ロボット掃除機におまかせするようになってからは掃除機をかけている間に他のことができるようになりました。例えばロボット掃除機に1部屋掃除してもらっている間に別の部屋の床のものをどけておくとか、キッチンのシンクを掃除するとか。なんなら外出中に掃除してもらうことも可能です。
ロボット掃除機をお使いの皆さんがよく言うように、わが家も床にものを置かなくなりました。
床の上に物が散らかっているとロボ掃除機が走れないので、掃除前に床の上を片付けることになります。ただ、掃除のたびに片付けるのは面倒なので自然と床にモノを置かないようになっていきました。
床にものがあふれてホコリが多い状態は安全と衛生の両面から子どもによい環境ではありませんし、大人もいずれ足腰が弱ってちょっとしたものにつまづくようになるので、ロボット掃除機が走れる状態に床を整えておくことは長い目で見てもメリットしかありません。
私は産後の一時期、自治体経由で家事代行をお願いしてたんですが、出産前からロボット掃除機を持っていたら掃除は要らなかっただろうし、節約になったかもなぁ……とちょっとだけ思っています。床に置いたものを片付けるのが面倒で片付けない方向に走るタイプの方はロボ掃除機では片付かないので人にお願いした方がいいのは否定しませんが。
家事代行はわりかし高額なので、どうしてもの時は会社の福利厚生や自治体のサービスが利用できないか調べてみると吉です。これ豆知識ね。
ロボット掃除機は低価格モデルでも十分
ロボット掃除機の仕様や価格はピンキリで、どれを選んだらいいか迷いますよね。正直、最初は最低限の機能を備えた低価格モデルで十分だと思います。わが家は中古で買いました(笑)
わが家の使い方は、掃除をするタイミングで使いたい部屋に運んでスイッチポンして放置です。ロボ掃除機は掃除が終われば充電ステーションに帰りますが、そのへんで行き倒れることもあるので人力で回収して充電ステーションに返します。この使い方ならスケジュール機能やバーチャルウォール機能(入ってほしくない部屋に入らない機能)は必要ないので低価格モデルで十分かと。うちのはこういう機能もついているものでしたが、まったく使わないまま今に至ります。
毎日自動的に掃除させるならスケジュール機能やバーチャルウォール機能はあった方が便利ですし上位機種もアリと思いますが、床にものを置いちゃうタイプの人はよく考えてからの方が無駄にならないかなと思います。
わが家もロボ掃除機のペースに適応するのに半年くらいかかったので……
床と言えば、ロボ掃除機は1cmくらいの段差なら乗り越えられますが、畳の上敷きの縁やこたつ敷布団にブラシが挟まって行き倒れることが時々あります。ロボ掃除機にとっての罠が家の中にどれくらいあるかによって活躍の度合いが変わるのでその辺の見極めも大切。
今年の冬、久々にこたつを出したところ、こたつ敷布団のせいでロボ掃除機が走れなくなり、1部屋だけ手で掃除機を掛けました。めんどくさかった……
あと、わが家は狭いので充電ステーションの置き場にもちょっと困りました。基本的に充電ステーションと充電中のロボ掃除機は置きっぱなしなので。40cm×40cm程度の空きスペースは要ります。
わが家のものはAnkerのEufyの旧型ですが、最新モデルは2万円切ってるし白が可愛いですね。
こういう丸っこいタイプのロボ掃除機は部屋の四隅までは掃除ができないので、私は週末に部屋の四隅だけ人力で掃除機をかけてます。三角形のタイプのロボ掃除機は四隅まで掃除してくれるそうなので、部屋の四隅の掃除をしたくない場合はこっちかな。高いけど。
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買ってよかった便利家電・第3位!洗濯乾燥機
買ってよかった第3位、洗濯乾燥機です。
大事なことなので文字を大きくしました!
わが家は9年ほど前に1台目の縦型洗濯乾燥機を購入しました。当時は乾燥機能の重要性はあまり感じてなかったけど、出産後に乾燥機能の重要性を思い知り、最近は乾燥機能信者です。
乾燥機能信者になった理由としては、わが家の洗濯物を干すスペースがベランダしかなく雨の日は洗濯物が乾かないのが大きいです。出産前は乾燥機能を使うと生地が縮んで傷むと偏見にまみれていたので、雨の日は洗濯せず晴れた日を選んで天日干しすることにこだわってました。ところが産後は子どもの汚れものがひたすら多くて宗旨替えに至ったというわけです。乾燥機を使ってもそこまで生地にダメージがなかったのは言うまでもありません(笑)
子育て家庭に洗濯物の乾燥機能は必須
子どもってとにかく汚すんです。新生児の頃から度重なる吐乳とおむつの横漏れ後ろ漏れで服はもちろん肌着の替えがなくなりかかったり、離乳食を始めれば食べこぼしで汚れたり、保育園に入れば園庭や公園遊びの泥んこで汚れたり、トイレトレーニングが始まればお昼寝布団のシーツにおねしょして「明日までに持ってきてください」と保育士さんにニッコリされたり……
そんな日に限って雨!無理!!!ということも多々。
なんせよ緊急性の高い洗濯物が増えるので、屋外やベランダにしか洗濯物を干せない環境なら、毎日は使わなくても乾燥機能は必須です。
毎日使わないなら乾燥機能はいらないと言う人もいますし、私も昔はそう考えてました。どうしても必要な時はコインランドリーに行けばいいじゃないって思うんですよね。乾燥機能がない方が洗濯機自体安上がりだし。
ただ実際に乾燥機能が必要になる時は、雨の日や夕方以降の悪条件の中。洗濯物を抱え、子どもを連れて(←ワンオペなので置いていけない)コインランドリーに行き、洗濯と乾燥が終わるまで60分とか90分待つのは苦行じゃないでしょうか。洗濯機が壊れた時にコインランドリーで洗濯してみたんですが、晴れの日でもけっこう厳しかったので、乾燥機能は保険と考えるようになりました。
乾燥機能は保険!
洗濯・乾燥容量は大きめがおすすめ
子どもはいつの間にか汚すし、洗濯物の山が意外と巨大化してることがけっこうあるので洗濯・乾燥容量は大きめがおすすめです。
容量が大きければまとめて1回で回せるし、さらにふとんの洗濯・乾燥コースがあればこたつぶとんや薄手の布団を自宅で洗ってクリーニング代も節約できます。
縦型とドラム式どちらがいいか、洗剤の自動投入や自動お手入れ機能はあった方がいいか……これらは各家庭の環境次第なので必要最低限で選べばいいと思います。ちなみに、毎回乾燥までしない場合は夏場に洗濯槽が蒸れて臭くなりがちなので、私は自動お手入れ機能が好きです。
うちの洗濯機は型落ちを狙ったので機能の割に安く買えました。これの1つ前のモデルです。
レビューはこちら↓
買ってよかった便利家電・第4位&第5位!オーブンレンジ・グリル付きコンロ
買ってよかった第4位・第5位はオーブンレンジとグリル付きコンロです。
「コンロって家電?」と真面目につっこまれると微妙ですが、今回は家電枠でお願いします。
放ったらかし料理ができるので子どもに呼ばれても失敗しない
まとめた理由は両方とも「放ったらかし料理」ができるから。かなり前に買ったものを使い続けてます。
わが家の夕食は「ごはん・おみそ汁・主菜1品・副菜1~2品」の構成です。肉や魚の調理をグリルにおまかせしつつ、副菜はオーブンレンジの自動メニューを利用すると、タイマーが鳴るまでほったらかしにできます。なんなら主菜と副菜を同時に作れる合わせ技機能も使えます。こうすると子どもに呼ばれて相手をしている間に料理が進むし、料理が焦げて失敗することがないのが何よりよい。子どもは腹ペコになると待てないので、同時に調理して早く出せるのもよいです。
オーブンレンジはスチーム機能付きですが、目玉のはずのスチーム機能を実はあまり使ってません。最近はスチーム機能付きでもかなり価格が下がってきた印象なので、必須ではないけどあってもいいかなという感じ。それよりは使いやすい自動メニューがあるかどうかが重要と思います。
グリル付きコンロは水なし両面焼きモデルを愛用していて、わりと早くカラっと焼けるのが気に入ってます。朝食の食パンも2分くらいで焼けて便利です。
うちのコンロは黒だけど、白いコンロもおしゃれですね。油ハネが目立つかもしれないけど可愛いなぁ。
「放ったらかし料理」と言えば、最近は「ホットクック」や「クックフォーミー」など自動調理なべが流行っているそうで、材料を入れて予約しておけば勝手に調理してくれるんですって。すごーい。
口コミで神家電と言われているので気になってはいるんだけど、自動調理なべはサイズがそこそこ大きいので、わが家みたいな狭いキッチンには向かないと思うんです……。調理台が狭くなると食材を切ったり盛り付けたりがストレスになるし、コンセントの数も足りないし、なによりオーブンレンジとグリル付きコンロで無理なく回せているうちは様子見でいいかなと。
あ、でも炊飯器を買い換えるタイミングで、炊飯可能な機種を試してみるのはありだと思う!
炊飯器がなくなるならその分のスペースとコンセントが空くという単純な発想(笑)
買ってよかった便利家電・第6位!布団乾燥機
買ってよかった便利家電第6位は布団乾燥機です。
わが家はベランダが狭く、さらに寝室とベランダが遠くて布団を干すのは重労働なので布団乾燥機が季節を問わず大活躍しました。特に冬の間は湿気がたまると底冷えするので2日に1回は使ってました。子どもは汗かきなので、季節や天気を気にせず布団を乾かせるのは本当によかったです。
ただ最近は湿気の溜まりにくい敷布団に変えたので、冬でも敷布団を乾燥する必要はなくなってしまいましたけどね。
子育て中は靴も乾燥できる機種がおすすめ
それなら布団乾燥機いらないやん!って話ですが、布団は乾燥しなくても、靴の乾燥には使うので、いらなくなることはありません。
歩けるようになった子どもって靴を汚すんですよね……普通に遊んでいても砂まみれになるし、雨の日におもむろに水たまりに飛び込んだりするんです。靴を洗っても雨の日は乾かないじゃないですか。でも早めに乾かさないと臭くなるので、靴乾燥用のアタッチメントが大活躍するというわけです。靴も乾燥できる布団乾燥機は神アイテムでした……。
うちのはこれの旧型です。
古典的なマットタイプはマットを広げてセットするのが若干めんどくさいので、ズボラさんはマットなしタイプがよいかも。温風を送風して靴も乾かせるそうです。マットタイプより高いのが難点ではあります。
靴だけ乾かすなら靴乾燥機でもよいと思う。
買ってよかった便利家電・第7位!浄水器
買ってよかった第7位は浄水器です。
わが家は浄水器がないと生活できないので、事実上の第1位だと思います。縁の下の力持ちで普段は目立たないので忘れてたので7位(笑)
そろそろお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、うちけっこうなパナソニック信者です…
水道水がおいしくないなら浄水器は優先順位が高い
うち、水道水がめちゃくちゃまずいんですよ。古い団地だから上水タンクや配管がだいぶ劣化しているんじゃないかなぁ。
入居当初は浄水器なしで生活してたんですが、まず私がお腹を壊して、続いて夫もお腹を壊しました。しかたなしに浄水器を買って以来の愛用品です。
その後、娘が生まれて母乳育児が軌道に乗るまでの間はミルクを足していましたし、その後も夫と娘がお留守番するときは粉ミルクを飲ませていたので、浄水器は本当に大活躍でした。大人がお腹を壊すレベルのものを赤ん坊に飲ませるのは……ヤバいでしょ。だから水道水が心配なおうちは浄水器いいと思います。
うちのは旧型のこれ(↓)ですが、2021年5月に新型(TK-AS48)が出ます。
そういえば見出しには浄水器って書いたんですけど、よくよく見るとシンプルな浄水器ではなくアルカリイオン整水器でしたね。アルカリイオン整水器は、浄水するだけではなく、飲用に浄水~pH9.5のお水、洗顔用に弱酸性のお水を作れます。ちなみにアルカリイオン水は、軽度の胃腸症状への有効性を示す研究結果がありますが、一方で使用上の注意喚起もされているのでちょっとややこしいなと。
実際のところ、わが家では浄水しか使っておらず、アルカリイオン水?そんな機能ついてた?そもそも飲むメリットあったっけ???という認識でした。
また、この機種のウリが、蛇口から離れた位置に本体を設置できることだったのですが、本体から蛇口までのホースがシンクを掃除するときに邪魔になるので、浄水機能だけのシンプルな製品の方がよかったのではないかとも思います。何より安いし。
浄水器は買った後にカードリッジ交換や通水路洗浄などのメンテナンスコストがかかる点にもご注意ください。
夫が選んでくれたものですが、必要ない機能に安くはないお金を払った点だけほんのり後悔してます(笑)
水と言えば、産前産後は育児雑誌やマタニティイベントでウォーターサーバーをおすすめされることが多いですよね。お湯が出せて便利だし、定期的に水のボトルが配達されることで災害備蓄にもなり、メリットはあるとは思いますが、残念ながらわが家にはウォーターサーバーを置けるスペースもないし、似たような機能なものふたつは要らないので浄水器でいいです(笑)
ウォーターサーバーが気になる方は下の記事をどうぞ。昔は「高っ!」と思ってましたが、今はそこまで高いという印象もなくなりましたね。
災害備蓄の観点では、浄水器は水道水と電気が使えなくなると詰むので、長期保存水をストックするなり、ミネラルウォーターをローリングストックするなり備蓄は必須です。このへん管理したくない人にはウォーターサーバーの方がいいかもです。
以上、脱線がすさまじく多かったですが、わが家の買ってよかった便利家電ベスト7でした!パチパチパチ。
続いて、いまいちだった便利家電2つを紹介します。まだあるの?!とは言わずにお付き合いください。
イマイチだった便利家電・第1位…ダイソンのスティック掃除機
イマイチだった第1位はダイソンのスティック掃除機です。
まさかのダイソン?!とおっしゃる方も多いかと思いますが、ダイソンのスティック掃除機自体を悪いと言いたいわけじゃないので誤解なきよう。
わが家にあるのはDC62と少し古いモデルですが、吸引力が素晴らしく、細かいホコリまで驚くほどしっかり吸ってくれます。長いノズルは取り外し可能で先端のアタッチメントも複数あり、広い床を掃除するだけではなく、布団クリーナーや車内用クリーナーとしても使えますし、部屋の隅っこの掃除にも強いです。充電式コードレスで、コンセントの位置を気にせずどこでも持ち運んで使えるのも素晴らしい。もう何年も使ったので、本当に優秀な掃除機なのは知っている。だけど……!
間違いなく優秀な製品ではあるけれど……
何年も使ったからこそ、わが家の環境にはどうも合わないと感じるところがあるのも事実です。
ダイソンのスティック掃除機はコンセントに近い壁に充電器を設置し、使わない時は充電器にセットしておくシステムです。わが家は和室3部屋+キッチンという間取りで、納戸として使える部屋がなく、コンセントの位置も限られているため、リビングにダイソン様がドーン!と鎮座する珍妙な状態になってます。
充電器を押し入れの中に設置して、ダイソン様を毎回バラして収納したら見た目はマシになるとは思うんですが、押し入れから取り出して組み立てるのがめんどくさくなって使わなくなる気がしてこのままです……。
ダイソン様のメカ部分は上の方にあり、頭でっかちな構造です。重量もそこそこあるので、手首の負担は大きめ。私は産後に腱鞘炎になったんですが、治るまではダイソン様とお付き合いする気になれず、当時はロボット掃除機もなかったので、夫の休日はダイソン様と掃除することから始まっていました(笑)
育休復帰後にロボット掃除機に掃除をまかせるようになってから、ダイソン様の出番はロボット掃除機が掃除しそこねた部屋の四隅のゴミを取る程度になりました。サブ機です。サブ機ならダイソン様じゃなくていいんです。ダイソン様はサブ機として使うにはオーバースペックなんです……それなのにやたら場所を取ったり重かったりするダイソン様なのです……!!!
取り乱してすみません…
まとめると、狭い家でサブ機として使う場合はダイソン様の長所を生かすことができないばかりか短所が際立つことから、イマイチだった家電第1位の称号を差し上げることになったという経緯です。ダイソン様のお値段はロボット掃除機の低価格モデルといい勝負なので、出産前にロボット掃除機+サブ機としてコンパクトかつ軽量なコードレス掃除機を持つのが一番楽。これがわが家の結論です。
もちろん、メインの掃除機として使うならダイソン様の吸引力は本当に頼りになります。住環境や使い方によって合う合わないはあるとしても、ダイソン様が優秀であることは間違いない。その点だけは断言できます。
イマイチだと文句を言いながら私はダイソン様が大好きだったりします♡(←うざいタイプのツンデレ)
イマイチだった便利家電・第2位…ハンディブレンダー
イマイチだった便利家電、第2位はブレンダーです。
ベビー雑誌でなめらかな離乳食を作るのによいと紹介されていて、離乳食を始める前に買いました。当時は子どもの食事は充実したものを手作りしたいと燃えていたのでフルセットです。結果、娘が離乳食をほぼ食べない子だったのもあり、ほとんど使わずお蔵入りに。というわけでワースト2位(笑)
ペースト状の離乳食を大量に作る期間はたった数ヶ月
後になってよく考えると、離乳食を始める前にブレンダーを買うのもおかしな話なんですよ。
離乳食は10倍がゆ1口から始めるので、こんなにでっかいブレンダーは要らない。数口分のペーストなら裏ごし用の網とすりこぎで十分ですし、最近はベビーフードが豊富なので手作りの必要性すらないかも。
たしかに、よく食べる子のためにペースト状の離乳食をある程度まとめて作るならば、ブレンダーは便利と思います。ただ、離乳食をペースト状にするのもほんの数ヶ月間のことなので、その後の使い道を特に考えてなければ数ヶ月だけでお蔵入りする可能性もある。
わが家では離乳食では使わず、その後フードプロセッサーとしてもほぼ使わず、何度かポタージュスープを作ったくらいで終わりました。最近生クリームの泡立てにも使ったっけ。そもそもフードプロセッサーが必要になるような凝った料理はしないのになぜ買った……という思いがけっこうあって、恨み節ばっかりすみません。
最近娘が料理やお菓子作りに興味を示し始めたので、前向きに使い道を探ってみているところです。使ってよかった家電へとクラスチェンジする日が来たらいいな!
そんなわが家のブレンダーはブラウンのマルチクイック。身長164cmの私でも少し長いと感じたので、小柄な方はもっとコンパクトなものを選んだ方が使いやすいと思います。
アタッチメントも色々あるし、「つぶす・混ぜる・泡立てる・きざむ・スライス・せん切り・こねる」と多用途に使えるので、ブレンダーやフードプロセッサーを使う料理をよくする場合はよいと思うんですけどね。私はどうも使い慣れませぬ。
うちの場合はコンセント式だったのも合わなかった一因かもしれません。調理台周辺のコンセントの数が少なく、その上、食器洗浄乾燥機と浄水器のコンセントを差しっぱなしにしているので、ブレンダーを使うたびに他の家電が動作していないか確認してコンセントを抜き差ししていたので。コンセントが少ないならコードレス式の方が合っていると思います。
最後に:家電は機能だけではなく相性を確認すべし
ということで、買ってよかった家電7点+イマイチだった家電2点を紹介してきましたが、実は家電の機能自体に不満を感じることは少ないんです。機能重視で選んでいるつもりなので……。そんなわが家が不満を感じるのはたいてい、住環境や使い方との相性の悪さや、不要な機能に決して安くはないお金を払ったことが判明した時です。
機能が豊富な家電はなんとなく便利そうに見えて、差額によっては機能が豊富な方を選んでしまうことがあるんだけど、「あったらいいな」は「なくてもいい」。手に入れた機能を使わないなら差額はまったくの無駄になるので、必要最低限の家電を賢く選んでいきたいなぁって思います。わが家の失敗が皆さまの家電選びの参考になれば嬉しいです。
ここで紹介した家電は古いものが多いので、あえて詳細は載せてないのですが、中古で買うとかで詳細を知りたい方がいらっしゃいましたら、お気軽に@TsumuRiまでご連絡ください。分かる範囲でお返事しまーす。
余談ですが、今回使い込んだ家電の写真を撮影前に一気にお手入れしたのがけっこう大変でした。でもおかげさまできれいになったので、これからもちまちま掃除しつつ写真載せようと思います(笑)