敷き布団を買い換えました。
わが家では4畳半の和室にシングルサイズの敷布団2枚を敷いて親子3人川の字になって寝ていますが、娘が寝返りを覚えてから4歳の現在まで、その寝相に悩まされていました。
4畳半中を転がりまわる勢いで寝返りをして朝は畳に落ちて冷たくなっていたり、おしりを中心に90度回転して親の脇腹を蹴りとばしたり、親のぬくもりを求めてぎゅうぎゅうと迫ってきたり……というわけで、私は娘が寝ている間に布団を掛け直したり、寝る位置を変えたりしながら寝ていてあまり熟睡できません。
夫と娘の寝ている位置によっては私が寝直せる場所は限られていて、とにかく狭くて。さすがにもう少し広い布団で寝たいと思ったので、セミダブルサイズ2枚に買い換え!
アイリスオーヤマの「エアリー敷き布団」を2枚並べた上に、ファミリーサイズの敷きパッドを重ねて……こう!
布団が広くなったのはもちろん、以前の布団より湿気がたまりにくくて保温性もよく、暖かく眠れるようになりました。
布団選びで重視した点:寝心地と汚れ対策の両立く
子どもがいるわが家の布団選びはなかなかに悩みが多いです。
主な理由は汚れ。赤ん坊時代は吐乳やおむつ漏れ、成長するとおねしょで布団を汚すことがあります。嘔吐風邪で吐くこともありますし。
ということで、子どもと一緒に寝るための布団選びは、ある程度はカバーリング(防水シーツ等)でガードするにしても、2パターンに分かれると思うんです。
- 多少汚れる前提で低価格の布団を選ぶ
- 汚れは徹底的にガードする前提で寝心地のよい布団を買う
私は布団を汚されるのを前提で、娘がおねしょしなくなるまでは低価格の布団にしようと思っていたのですが、子育て中はいろんな意味で体力がいりますし、睡眠も細切れになりがちなので眠れる時だけでも熟睡したいです。だから本音は寝心地も重視したい。
また、赤ん坊時代に吐乳を防水シーツでガードしたつもりが、布団の端っこで吐乳されて布団の本体が汚れることが実際あって、布団を丸洗いできたらいいのにと思ったことも数知れず。汚れたら買い換えたらいいやと言いつつ、買い換えるまでの期間は汚れが染みついた布団で寝るのも何か嫌で。
やっぱり、本音としては寝心地がよく、しっかり洗えて清潔に保てる布団がよい……そう思ったところで、これを見てしまったのです。
カバーだけではなく中材まで洗えるならば、多少汚れても洗って清潔を保てるのでは…?
ということで、お値段はそこそこすると思いながらも寝心地とお手入れ優先でエアリーに決定。エアリーにはマットレスタイプと敷布団タイプがありますが、厚みと価格のバランスがよい敷布団タイプを選びました。
エアリー敷き布団の特徴
厚み7cmのセミダブルサイズ(幅約120×奥行約210)を4畳半の和室に敷くと、こんな感じに仕上がります
夏冬兼用!洗えるリバーシブルカバー
エアリー敷き布団には洗えるカバーがついていて、シーツを掛けずに使えます。
カバーは春夏用のメッシュ素材と、秋冬用のニット&綿素材とのリバーシブル仕様。実際触った感じ、メッシュ素材は気持ちさっぱり、ニット&綿素材は気持ちふんわりした感じです。
直接寝てもOKですが、ちと柄がうるさいと感じたのと、布団がずれて隙間が空くのを避けたかったため、ダブルガーゼ素材の4人用ファミリーサイズの敷パッドを載せることにしました。
この敷パッドのアイボリーにしました。ダブルガーゼ素材の割に意外とサラッとした手触りですが、洗えば洗うほど成長してふわふわになるそうで、これからが楽しみです。
エアロキューブ製の洗える中材
洗えるカバーは2辺にファスナーがついています。開けてみると…
チューブ状の繊維(エアロキューブ)が連なった中材は、中袋から取り出してシャワー等で水洗いできます。風通しのよいところで1時間程度で乾くとか。側生地は手洗い、中袋は洗濯機で洗えるとのことで、万が一おねしょが中材に貫通してもキレイに洗って保てそうです。
中材はスッカスカな見た目どおり、体積の約95%を空気が占めているそう。通気性にも優れ、寝汗や湿気を敷布団の内側にためこまず快適に過ごせます。これは体感で分かりました!
重量については、体感的にはセミダブルサイズのわりにそこまで重くはない印象でした。外カバーも含めた総重量は7.1kg、普通の布団と同じくらいで、上げ下ろしも簡単です。わが家は床を掃除する時だけ畳んで寝室の隅に積んでますが、負担に感じたことはありません。
エアリー敷き布団とエアリーマットレスの比較
エアリーシリーズと言えば、敷布団よりもマットレスの方がメジャーですよね。私も最初に見たのはマットレスでした。
敷き布団とマットレスの大きな違いは下記の通りです。
- マットレスは3分割ラインがある
- マットレスの方が厚みや中材のバリエーションが豊富
エアリー敷布団を買ってから気づいたんですが、エアリーマットレスは中材も3分割なので、洗う時は汚れた部分だけ出して洗えるし、全部洗ったとしても3枚を重ねられるので、省スペースで洗濯が楽なのではないかしら……(笑)
厚みや中材のバリエーションもマットレスの方が豊富です。
エアリー敷き布団 | エアリーマットレス | |
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厚み |
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中材の種類 |
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お手入れ面でもバリエーションの面でもどエアリーマットレスの方が勝ってる風ですが、厚みとコストのバランスが絶妙な7cmという厚みはマットレスにはありません。
5cmだと薄い気がするし、9cmは寝心地よさそうだけどセミダブルだと1枚4万円超えちゃうし……
ということで、わが家にはエアリー敷き布団がちょうどよい感じでした。
エアリー敷き布団の寝心地
エアリー敷き布団のウリ、体圧分散性と高反発性が作り出す寝心地にはすごく期待していました。
アイリスプラザの説明によれば、
- 体圧分散性:体圧が分散することによって正しい睡眠姿勢を維持し、血流の流れを妨げないため、腰への負担を軽減するだけではなく、疲れがより取れやすくなる
- 高反発性:寝返りの際に身体を押し上げようとする筋肉の動きを助け、腰や背中への負担も少なく楽に身体を動かせるので、深い眠りを維持することができる
これは期待せざるを得ない……!
実際に1ヶ月ほど寝てみると、寝心地はかなりよいです!
以前使っていた布団と比べると、エアリー敷き布団は寝転がった時に床の固さを感じることがなく宙に浮いている心地です。また、寒い冬でもしっかり暖かいのがよくて、よい買い物をしたと思いました。
高反発素材の寝心地は個人差が大きいかも?
正直に書きますが、購入後数日は失敗したかなぁ…と思ったのも事実です。
というのは、使い始めて数日はむしろ身体が痛くなったんです。私は在宅勤務と運動不足のコンボで微妙な肩こり・腰痛がある人で、多少マシになることも期待してエアリー敷き布団を購入したところもあったのに、何この仕打ちと思いました……。
- 1日目起床時に肩が痛くなる起きた時に肩から肩甲骨に掛けて痛みが出る。
エッこれ大丈夫?と疑い始める - 3日目起床時に腰が痛くなる起きた時の肩の痛みは和らいだものの、今度は腰が痛くなる。
エッこれもしかして失敗?と思い始める - 1週間目痛みが消滅し快眠にようやく痛みなく眠れるように。
その後は快適に眠れている
私の場合は気持ちよく眠れるようになるまで1週間ほどかかりましたが、その後は夜中に娘の寝相や「おかあちゃ~ん」の叫びで起こされる以外はよく眠れています。
夫や4歳の娘は身体が痛くなることはなく、最初から快適だったようです。
この布団すっごい眠れるwww
新しいお布団サイコー♡
最初からこうだったら幸せですよね~。
人によって合うかどうかは絶対にあるので、特に初めて使用する場合は、30日間返品保証のあるアイリスオーヤマ直販「アイリスプラザ」で購入するのが安心と思います。
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睡眠中の音に敏感な方もアイリスプラザが無難かなと思います。購入前に「踏んだときのパリパリ音が気になる」というコメントをよく見かけたので。
わが家ではパリパリ音は許容範囲でした。夜中に夫や私が布団の上を歩いても、寝ている娘が起きたことはありませんし、私が寝ているときに夫が歩いても私も起きたことがないので。また、自分の寝返りではパリパリ音はほぼしなかったです。感じ方の個人差は大きいと思いますが参考まで。
冬でも布団乾燥機いらずで暖かく眠れる!
寒い冬でもしっかり暖かいと書きましたが、暖かさについては、干さなくても暖かく眠れることに感動しました!
以前の布団は、特に冷え込む時期は2~3日に1回布団乾燥機を掛けないと布団が冷たくて足先が冷える感じがしたのですが、エアリー敷き布団は布団乾燥機を掛けなくても布団が冷たい感じがまったくありません。それどころか、夜中に娘に蹴られて目が覚めた時に布団がとっても暖かくて感動。もちろん朝目覚めた時もホッカホカです。
通気性(透湿性)に優れ、体積の95%を空気が占めるエアロキューブの威力はこれほどかと思い知りました。
床に掃除機をかけるときに敷布団を畳んで夜に敷きなおす程度でも湿気がたまりにくいので、ズボラ向きの布団とも言えると思いました(笑)
わが家では夏はまだ経験していないので、夏の使用感は後日レビューしますね。
唯一の難点は高反発ゆえの子どものイタズラかもしれない
寝心地もお手入れも簡単なエアリー敷き布団の唯一の難点は子どものイタズラかもしれません。
エアリー敷き布団は高反発なのでよく弾みます。よって、敷布団を畳んで部屋の隅っこに置いておくと、娘が上でぼよんぼよん飛び跳ねるように……。
到着初日にいきなりぼよんぼよん跳ねておりました……
しかたがないのでお休みで娘が在宅の日は布団を畳まないことにしたんですが、ついには自分で布団を畳んでぼよんぼよんするようになりました。ぼよんぼよんするのはそうとう楽しいらしく、叱ってもやめないのでほったらかしております。
中材のエアロキューブは約8万回の圧縮テスト後の硬度保持率85%ということで、そう簡単にはヘタらないだろうとは思っていますが、単純にうっとおしいのでやめてほしい(笑)
トランポリン買うべき?畳が傷むと思ってブームに乗り損ねたのですが、シェイプキューブなら置いてもいい(笑)
まとめ:エアリー敷き布団は寝心地&お手入れの楽さに優れている
以上、エアリー敷き布団のレビューでした。
エアリー敷き布団は通気性(透湿性)速乾性に優れた高反発素材エアロキューブを中材に使用し、寝心地とお手入れの両面で楽チンな布団です。
子育て中はバタバタしているので布団干しなど日常的なお手入れの手間は省きたいですし、万が一の液体汚れは洗って清潔に保ちたい。そんなワガママを叶えてくれる点もおすすめです。