娘が2歳を過ぎた頃から、英語学習はどうしようかしらと考えはじめ……10ヶ月!
わが家は、こどもちゃれんじEnglish(しまじろうの英語教材)を受講することに決めました。1歳2歳向け〈ぷち〉2019年1月号から始めて、すぐに2歳3歳向け〈ぽけっと〉2019年3月開講号に進級です。
10ヶ月も悩んでいた私を尻目に、娘はしまじろうに目を輝かせており、届いたDVDをとても熱心に見て、終われば「もっかい!」、お歌のコーナーは「いっしょに!」と踊るのが微笑ましいです。
絵本は、果物をカゴに並べて遊ぶページが娘のツボにはまったらしく、何度も何度も読んで欲しがりました。
こんなに嬉しそうな顔を見れるんだったら、悩んでないで早く受講したらよかったとまで思うんだから、不思議ですね。
というわけで、今回は、英語で仕事をする母の目線で、受講を決めるまでの経緯や教材の感想などを書いてみました。
受講前のわが家の英語学習
本題に入る前に、わが家のこれまでの英語学習について少しお話しします。
英語学習を考えたのは母国語がしっかり出てきた2歳から
私が娘の英語学習について真面目に考えるようになったのは、娘が2歳になり、日本語をしっかり話すようになってからでした。
その頃から現在まで、英語教材の資料請求でもらえる体験版DVD(こどもちゃれんじEnglish、ディズニーの英語システム
、Worldwide Kids)、Amazon Prime Music
プレイリスト、絵本などなど、いろいろ見ながら遊んでいました。

このように書くと、すごく熱を入れていたようですが、実際のところはそれほどのことはできていません。
共働き家庭で平日の持ち時間が少ないのがネック
なんせ環境がこんなでして。
- 共働き家庭で平日子どもと接する時間は朝1時間、夜3時間
- 英語が苦手な夫
- 英語で仕事をする私
そもそも、英語学習を真面目に考えたきっかけ自体、家事の合間にテレビを見て待ってもらうなら、英語を混ぜた方が役に立つんじゃない?という発想です。
この10ヶ月間、私はけっこう楽しかったんですが、娘の方は2歳半で「英語はイヤ!」と泣いたり、難しいなあと思うこともありました。解決してよかった。

まずは娘が楽しめることを最優先したい
生活に英語を取り入れつつ、娘の様子を見ていると、娘と英語の関係もなんとなく分かってきました。
- 気分のムラが激しい
⇒ハマる時期と「イヤ!」な時期がある
⇒お気に入りは集中
⇒それ以外は「イヤ!」 - 覚えは早い
⇒数曲覚えて歌えるように
⇒アルファベットに興味が芽生えた - 親と一緒がいい
⇒定位置は膝の上
娘がこんな様子なので、大人の想いが先走ってもムダになるのは目に見えていますし、当面は娘が楽しむことが最優先と考えています。
目標みたいなのは特にないんですが……、娘が通う保育園の幼児クラスでは、外部講師を招いた英語の時間があるんです。引っ込み思案なところもある娘が抵抗なく参加できればいいなぁというのが、現在の想いですね。

もっと先のことは、おいおい考えます
そうやっていろいろ考えた末、わが家にはこどもちゃれんじEnglishがベストだという結論に至ったのでした。長かった。
こどもちゃれんじEnglishに決めた理由
はい、ここから本題です。
ご存知の方も多いと思いますが、参考まで、こどもちゃれんじEnglishの受講システムの概略をば↓
- 教材は2ヶ月に1回届く(奇数月)
- 1回あたり2880円~3960円
※こどもちゃれんじとの同時受講や一括払いで割引あり
- 教材セットはDVD、絵本、エデュトイ、大人用冊子
(画像出典:【公式】こどもちゃれんじぷちEnglish)
娘、子ども心をエデュトイにわしづかみにされる
わが家がこどもちゃれんじEnglishの受講を決めた最大の理由は、エデュトイが娘の心をわしづかみにしたことでした。
2歳3歳向けの〈ぽけっと〉の年間ラインナップのチラシを見た娘、想像で嬉しくなって踊ったんです。

カメラとアイスやさんきてほしいー!あそんだーい!まちきれない!
気分が盛り上がりすぎて泣いたのには困惑しましたが、さすがベネッセさん、子どもの心をつかむのが上手。
それを見た私は、気分のムラが激しい娘がエデュトイで遊ぶならムダにはならないかしらと、すっかりその気になったのでした(←単純)。英語関係なく、純粋におもちゃとしてよさそうだなあとも思いましたしね。
その中でも、特に私の心がときめいたのは「シングアンドトークしまじろう」。要するに、英語で歌ったり喋ったりするぬいぐるみです(←説明が雑w)
(画像出典:【公式】こどもちゃれんじぷちEnglish)

こんな顔して24曲も歌います。けっこう固くて、落っことすと「ゴン!」っていいます。
ものぐさな私は、DVDをつけるのが手間だなあと時々思うので、娘がぽんと押したら歌ってくれるしまじろうがいたら最高だなー、なんて。
英語の苦手なお父さんも日本語混じりなら寝ずに見られる
それから、スポンサーである夫の意見も重視しました。お父さん、英語が苦手なんです。
こどもちゃれんじEnglishの大きな特徴は、教材が日本語混じりで構成されていることです。映像もゆる~い感じで、教材としてはやや物足りない感もあるんですが……
英語の苦手なお父さんに聞いてみると、

しまじろうのDVDは、時々日本語を混ぜてくれるから一緒に見ていて楽しい

他の教材は、英語ばかりであまり理解できてないのもあって、つい寝てしまう……
オールイングリッシュをウリにする教材が多い中、こどもちゃれんじEnglishが日本語での呼びかけを堂々とアピールするのには、こんな視点もあるのかもしれません。
英語が苦手なお父さんを娘の英語学習に巻き込みたい私としては、英語が苦手でも楽しめるのはよいです。
あわよくば、お父さんの英語の苦手意識もなくなればよいなと思います。
内容は入門編としてよい!
このとおり、特にDVDは教材というよりしまじろうたちと楽しく遊べる子ども向け番組と考えた方がよいと思います。
が、毎回のセット内容は入門編としてはよいと思いました。
- 発音はネイティブスピーカー
- 〈ぽけっと〉から〈じゃんぷ〉までの4年間で単語数は1962語
⇒中学卒業までの単語数1200語をカバー - カタカナルビなし・和訳つきの絵本
⇒文字が読めるようになってもカタカナ発音する心配なし
⇒親はDVDで発音を覚えるか日本語で読むか選択可 - 生活の場面が多い
⇒覚えた英語をすぐ使える - エデュトイ・絵本で英語を使った親子の関わりがしやすい
単語数については、中学校で学習する単語の方が複雑だと思いますし、数だけでは単純に比較はできませんが、身近な単語はたくさん知っていて損はないと思います。
私たち親世代が子どもの頃とは違い、インターネットやネット通販があるので、無料のWeb動画や市販の絵本・おもちゃ・教材を自力で選ぶという選択もあったとは思うんです。
でも、あまり時間もなく、何度も娘の好みを外してそっぽを向かれてきた母としては、幼児教材のプロの選択におまかせするのが得策だと思いました。
受講システムが狭い家や懐事情に優しい
その他の理由としては、受講システムが柔軟で、家の狭さや懐事情と折り合いをつけやすかったことがあります。
教材は2ヶ月に1回だけ
正直なところ、共働き家庭は平日は遊ぶ時間が短いです。さらに、わが家はあまり家が広くないので、1ヶ月に1回ペースだと教材量が多いと感じるんですよね。
その点、こどもちゃれんじEnglishの2ヶ月に1回だけ教材が届くシステムは絶妙なんですよね。
というわけで、本家のこどもちゃれんじから切り替え。本家は5月くらいまでの予定です。

実は本家の教材量はちょっと多いと思ってました……
他教材より低価格かつ退会しやすい
価格の面でも、他の幼児向け英語教材よりも低価格な上、2回分連続で受講した後はいつでも退会が可能なのは大きいです。
他の幼児向け英語教材は、基本パッケージ一式を一括購入するシステムが多く、かなりお高いんですよね……。
わが家は現時点では楽しさ最優先ですし、娘本人も気まぐれなので、さすがに手が出ませんでしたが、内容はよさそうだったので、娘が英語学習にハマるようなら再考するつもりです。
将来は必ず別の学習手段や機会が必要
そうそう、もし娘が英語にハマったら、という話。
そうなれば、必ず別の学習手段や機会が必要なんですよね。
しまじろう以外も同じですが、幼児向け教材は言語の4技能〈聴く・読む・話す・書く〉のうち、〈聴く・話す〉に偏っているし、語彙も身の回りのごく日常的なものに限られています。
幼児は他の技能を介して学習できる段階にはありませんし、日常以外の世界を持たないから当たり前の話。
だから、幼児期にしておけば将来安泰というわけではないんですよね。もちろん、幼児期から慣れ親しんだ分のアドバンテージはあると思いますよ。
でも、実用的なレベルにするには、幼児期にはしにくい〈読む・書く〉技能のトレーニングや、幼児期に身につけた〈聴く・話す〉技能をさらに磨くトレーニングは必須です。専門分野を持てば、その分野に特化した学習が必要で、多国籍のコミュニケーションになれば、相手の背景にある文化を学ぶことも必要です。
結局、いくら幼児期に英語学習をしていても、将来はやっぱり時間・労力・お金がかかります。
留学経験のあるりささんの話では、留学するとなれば費用は100万円を超えることも。でも得られるものはとても大きかったそうで、やはり若さとは財産だなと思います。ほんまに、羨ましい。

私の場合はそこまでではなく、比較的費用が安く済む自宅学習中心でしたが、仕事で使い物になるまでに、やはりそれなりにかかりました。

現在も、まだまだ上があると感じますし、これからも学習を続けたい。だから、まだまだかかるというか、一生終わらないんじゃないかな。
英語沼ってやつですね。
そんな現実を考えると、こどもちゃれんじEnglishの受講システムや価格は、将来的なことも考えて設定してくれていると思います。
今はまだ何者でもなく、将来、何にでもなれる娘。親としては財布の紐を締めて備えておきたいです。

なんだか理屈っぽくなって、すみません……
親子でシェアできる英語時間と考えてます
話をこどもちゃれんじEnglishに戻して。
娘と一緒に、しまじろうとの英語時間を過ごして素直に思ったのは、それなりの費用で親も子も楽しく、英語に親しむ機会ができるのはいいんじゃない?ということ。
それから、受講前は少し誤解していたことがあったので、ついでに白状しておきます。
受講前は、家事の間に映像教材をかけ流しにして見せたり、親子でのんびり眺めるような、どちらかと言うと受け身の学習イメージを持っていました。
ところが実際は、DVDはおまけみたいなもので、エデュトイや絵本で英語を使った親子の関わりを家庭に持ち込むことが、しまじろうの英語の本質だったんですね。
英語という新しいおもちゃを手に入れた娘は、しまじろうたちと同じことをしてみたいし、するなら親と一緒にしてみたいし、一緒に「できた!」と喜びたい様子。
親の私がじっくりインプットしてからアウトプットするのに対し、娘はインプットしたその場で即アウトプットして試行錯誤している感じですね。
娘、受け身どころか、すっごい攻めの学習スタイルです……。

日本語を覚え始めた頃、言語習得への情熱がほとばしっていた姿を思い出しました。
そして、既に教材の内容では飽き足らず、身の回りのものの英語での呼び名を知りたがったり(めっちゃ調べる親ふたり💦)、DVDを見るよりも私や夫に歌ってほしがったり(うろ覚えで歌う親ふたり💦)、絵本を「えいごでよんで!」と言ったり(英語版でもバイリンガル版でもないんです💦)、親自身が新しいものに向き合う姿勢が試されている心持ちです。
家庭で英語を使う時間を持てるようになったことは嬉しい誤算でしたし、日常英語にもう一度しっかり取り組むという新しい目標もできました。
というわけで、遊びを通して子どもが英語に親しめるだけでなく、親の英語学習を見つめなおす機会にもなるので、親子でシェアできる英語時間としてよいものだと思っています。
おしまい。