秋祭りに向けて、丸五の祭足袋、エアージョグVを買いました!
昨年までは履き慣れたスニーカーで参加していたんですけど、スニーカーで急坂を歩くと、中で足がズレたり、足首がぐねったりと身の危険を感じることがあります。
ベテランのお祭り経験者に聞くと「足袋は足首をしっかり留めるから足がズレにくいし、安全のためと思って履いてる」そうなので、今年は私も祭足袋を履くことにしてみました。お祭りは来年以降もあるので、奮発しました♡
この記事では実際にエアージョグVを履いた感想を紹介します。
購入前に迷ったことや調べたことも掲載しているので、ぜひ参考にしてやってください。
エアージョグVを選んだ理由
お祭り行列は、朝から夕方まで長時間にわたることが多いです。私の故郷もそうでしたし、現在住んでいる地区も例に漏れず、朝から晩まで(それこそ暗くなるまで)山車を引いて街中を練り歩きます。しかも1日では終わりません。日程やルートを初めて聞いたときは、何の修行か?!と思ったレベルですw
とにかくすっごい歩くので、履き慣れたスニーカーで参戦しても、お祭りから数日は筋肉痛や足腰の痛みに悩まされます。
さて本題の祭足袋、大きく分けると2種類あります。
- 底がペタンコの製品(従来品)
- 底のクッション性を高めた製品(高機能品)
底がペタンコなものは、足からの衝撃がダイレクトに伝わるため、特に運動不足の人はそうとう足腰にくるそうです。何それこわい。こちとら運動不足の40代女子です。スニーカーでも足腰にきているのに、そんなの耐えられるわけがありませんwww
そんな運動不足の40代女子にお祭り経験者やワークマンのおっちゃんがすすめてくれたのは、底のクッション性を高めた高機能な祭足袋。特に丸五の「エアージョグ」は間違いがない!と絶賛の嵐でした。
うちが岡山なので地元企業贔屓は絶対にあるとは思いますがw、丸五のエアージョグは創立100周年を迎えた老舗地下足袋メーカーの製品であり、全国的にも人気のある祭足袋です。専門店でも定番扱いで、確かに間違いなさそうではあります。
エアージョグVを履いた感想
エアージョグVを履いた第一印象は、
めっちゃ足にフィットする
スニーカーやん!?
(ん?スニーカー???)
でした。
足幅にピッタリ合わせて選んでいますし、足首をコハゼでしっかり留めるので、歩いても全然ズレないんですね。靴底と足が一体化している感じです。
ちなみに私は幅広甲高外反母趾なので、いつもはニューバランスの880番を履いてます。
↓足に優しいとバズったモデル↓
楽チンスニーカーとの比較で恐縮ですが、エアージョグVの足袋底はニューバランスよりは若干硬い印象を持ちました(※個人的な体感)
踵のエアークッションは、歩いたときの衝撃をだいぶ吸収していそうです。足裏への当たりはスニーカーと同じくらいソフトだし、直感的には疲れにくそうな印象を持ちました。
今はお祭り当日に靴擦れしないように(生地が柔らかいからしないと思うけど…)念のため室内で履き慣らしているところですが、7時間ほど履きっぱなしでもそんなに疲れないし蒸れません(アッパー材が綿ですから!)
フローリングの床から足への衝撃が緩和される分、素足より楽かも。だんだん足へのフィット感が増してくる印象もあり、履いていて楽しいですよ。もしかして育つの?
足袋ソックスと重ねばきすると足がホカホカしてくるので、冬場の室内で履くのもよいかもしれません。冬場のデスクワークって足先が冷えてつらいんですよね……
今のところは確かに間違いない!と感じているのですが、アスファルトの上を何時間も歩くと印象が変わるかもしれないので、お祭りが終わってから報告します。いい感じだったらキレイに洗ってお散歩靴として履こうっと。
買う前に疑問に思ったことが色々あったので、まとめて紹介しておきます。
エアージョグにはどんな種類があるか
丸五のエアージョグシリーズには以下のラインナップがあります。
商品 | 特徴 | 価格(税込) |
---|---|---|
エアージョグV | 足首:こはぜ 丈:6枚 / 12枚 色:白 / 黒 / 紺 / 黒底 (紺 / 黒底:6枚丈のみ) | 6600円〜7150円 Amazon |
エアージョグIII | 足首:こはぜ 丈:6枚 / 12枚 色:白 / 黒 | 7150円〜7700円 Amazon |
マジックエアージョグ | 足首:マジックテープ 丈:6枚 / 12枚 色:白 / 黒 / 黒底 (黒底:6枚丈のみ) | 6600円〜7150円 Amazon |
こどもエアージョグ | 足首:マジックテープ 色:白 / 黒 / 紺 | 4400円 Amazon |
エアージョグIII以外は、外見がそっくりなので何がなんだかって感じですよね。比較しながら紹介します。
こはぜタイプ:エアージョグIII & エアージョグV
エアージョグIIIとVは、昔ながらの足首をこはぜを留めるタイプです。
「こはぜ」とは、足袋の履き口についている薄い金具の部分のことを指し、対になっている掛け糸に引っ掛けて使います。
エアージョグIIIとVの、素人目にも分かる一番の違いは踵のエアークッションです。
並べてみると、IIIの方が従来の祭り足袋に似ていてシュッとしている気がしますね。コダワリがある人はIIIと比較検討してもいいかも。
エアージョグIIIとVのカラー展開は若干異なり、IIIは 白 / 黒、Vには 白 / 黒 に加えて紺色と黒底もあります。
丈はいずれもくるぶしが隠れる6枚丈と、ふくらはぎが隠れる12枚丈から選べます。
丈は参加するお祭りに決まりがあれば合わせます。特に決まりがなければ一緒に参加する人に合わせるのが無難。特に、ボトムが短い場合は丈の違いが気になっちゃうかもしれないので。
マジックテープタイプ:マジックエアージョグ & こどもエアージョグ
大人用のマジックエアージョグと、こどもエアージョグは足首がマジックテープです。
丈は、マジックエアージョグは6枚丈と12枚丈、こどもエアージョグはくるぶしが隠れる丈だけです。
カラー展開は、白 / 黒 に加えて、マジックエアージョグは黒底、こどもエアージョグは紺色があります。
節約主婦目線での大きな違いは価格です。マジックエアージョグは6600円、こどもエアージョグは4400円。2000円も違うと、こどもエアージョグを履けるならそちらにしたい気がしてきます。
こどもエアージョグ、意外とサイズが豊富
いやいや、大人はこどもエアージョグなんて入らないでしょ?と思ったそこのあなた!(いきなりだな)
こどもエアージョグのサイズ展開は、16.0〜25.0cmです。足のサイズだけで言うなら履けそうじゃないですか?
実際、Amazonの商品レビューには大人が履いているらしい投稿もあるんです。
私は素直に、ワンチャン履けるのではないか?!と思いましたw お祭りの時期は何かと物入りだし、トライして入ったらラッキーだし。
しかし個別に作ってるということは何かが違うはず。安易にポチる前に丸五さんに聞いてみました。
こどもエアージョグと大人用マジックエアージョグはどこが違うのか
丸五さんの回答によると、
こどもエアージョグは、
足部分は大人用と同じサイズ感で製造しているが、
留め具部分は大人用と比べると狭くなっている
のだそうです。
子どもの方がスリムだから当たり前です。子持ちのくせに気づかない私ったらおバカさん……
ということは、Amazonレビューに「こどもエアージョグを履いてる」と書いている大人たちは、選ばれし足首スリムさんだということです。
足首スリムさん以外は、大人用のエアージョグを買うのが正攻法です。(そりゃそうだ)
選ばれし足首スリムさんは、こどもエアージョグにトライしてみてもいいと思います。(がんばれ)
Amazonプライム会員なら「返送無料」と書いている商品は注文して自宅で試着後に返送料無料で返品できるので、我こそは!と考える足首スリムさんはトライしてみてください。
私は足首スリムさんではないので、こどもエアージョグは諦めてエアージョグVにしました。
(どんまい!)
こはぜが留まらなかったらどうすればいいのか
足首スリムさんではない私は、初めてエアージョグVを履いたとき、足首のこはぜが1つも留められませんでした!泣ける。
(履き慣らすうちに下から4枚は留まるようになりましたけどね……)
薄々分かってたけど、まごうことなき太足さん、いえ、足首にもクビレが存在しない象足さんです……
太足さんは足袋無理かな?
そう諦めかけたところで、はせプラスという便利アイテムの存在を教えてもらいました。
元々のこはぜに継ぎ足して延長できます。
聞くところによると、体重が3桁の大台の人でも足首を留められるようになるそうです。はせプラスにさらにはせプラスを継ぎ足す人もいるんだって。
私のような象足じゃなくても、一日中歩き回ると足がむくんでこはぜが留まらなくなることはあります。そんなとき、ポケットにはせプラスがあると継ぎ足して留められるので安心。お守りのような存在でもあります。
結論、太足さんは黙って「はせプラス」です!
私はこはぜが4枚留まったので、はせプラスなしでもけっこう安定して履けそうな気はしたのですけど、もし祭り当日の夕方に足がむくんで1〜2枚しか留まらなくなるようなことがあったら困る!と思ったので、しぶしぶ買うことにしました(しぶしぶ……)
実際使ってみると、こはぜを4枚だけ留めるよりはせプラスを足して6枚しっかり留めた方が安定するので、こはぜが上まで留まらないなら迷わず買ったほうがいいと思いました!
エアージョグVはどこで買えばいいのか
エアージョグVは、お祭り用品の専門店で買えます。言うても専門店はどこにでもあるわけではなく、全国的に有名なお祭りを開催している地域に偏在しています。
お祭りがそれなり盛り上がる地域なら、ワークマンなどがお祭りに合わせて店頭販売することがあります。私も実際ワークマンを見に行きました。お祭りの1ヶ月前にはサイズ欠けし始めてたので、店頭で試着して買うつもりなら急ぎましょう。
近くに店舗がない場合は通販サイトで買います。楽天市場やYahoo!ショッピングなどのお祭り用品専門店や、Amazonにあります。あと、丸五の直販サイトですね。黒底がほしい人は直販一択かな。
祭足袋を初めて買うなら、返品やサイズ交換を無料にしているショップが利用しやすいです。先ほども書きましたが、Amazonはプライム会員なら「返送無料」と書いている商品は注文して自宅で試着後に返送料無料で返品できます。サイズを気にする商品を買うときに便利です。
通販サイトは、お祭り用品専門店でないと在庫していない「はせプラス」のような小物を気軽に買えるところもよいですね。店頭の場合、メーカーに注文後1週間とか、注文してもメーカー欠品みたいなことが平気で起こったりしますので。泣ける。
とは言えお祭りってやっぱり地域のものなので、地域のお店で販売していればそちらで買った方が絶対によいです。サイズ欠けや売り切れでなければ地域のお店で買おう。持ちつ持たれつですw
足袋のサイズはどう合わせたらいいのか
通販する場合はサイズ合わせが心配だと思います。丸五さんのサイトにサイズの測り方が載ってますので、参考にして測ってみてください。
私はEEEの幅広さんなので、足長に合わせると甲が狭くて入りません。そこで足幅に合わせてサイズを選択、コハゼを留めて足袋の中で足がパカパカ動かないか確かめて24.5cmにしました。
足がむくみやすい人は朝晩の変化も考慮してサイズを合わせた方がいいかもしれません。私は朝と夕方で履けるサイズが1cm違いました。象足の上にむくみすぎで泣けます……
私は足袋の下に足袋ソックス(祭靴下)を履いていますけど、裸足で履く人もいますし、5本指ソックスを履く人もいます。サイズ調整のためにインソールを入れる人もいます。
けっこう何でもアリですけど、ソックスの色は足袋に合わせましょう。6枚丈の足袋は足首からソックスがはみ出るので、ボトムが短いと色の違いが目立つし、ソックスの繊維が足袋の中に残ったときに見た目に汚らしい感じになっちゃいます……
心配なことがあれば、お祭りに一緒に参加する人や、お店の人、丸五のお問い合わせ窓口に相談するとよいですよ。
ここまで読んでいただいた方は、
通販サイトで買えるとか言いながら、
試着しないと買えないんじゃん?
って思いましたよね。
はい、足に合ったものを選ぶなら、試着はやっぱり必要と思います。
(お祭り直前になるとサイズが合わなくても買っていく人がいると、ワークマンのおっちゃんが言ってましたが……)
通販サイトでも試着はできますし、足にピッタリで一体化した足袋はとても快適なので、皆さまはサイズの合った納得の一足を選んでくださいね!
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