幼児のねんど遊びグッズは100均が優秀だと小耳に挟んだので、まずは100均から始めてみた @TsumuRi です、こんにちは。
最初に買ったものは、ダイソーの「こむぎねんど」「ねんどシート」。
こねて丸めて遊ぶなら、これだけで十分です。
それから半年……
ねんど遊びの道具を調べれば調べるほど沼にハマり、道具が増殖しました。
さらにその後、こむぎねんど以外の粘土に手を広げて試してみたり。
結論、写真に写ってるものだけで必要十分でしたw
ということで!
これまでに実際に使った粘土の使用感、プチプラねんど遊びグッズ、粘土遊びに使い回せるアイテムをまとめて紹介します。
幼児の粘土遊びのお買い物は100均が最強
幼児の粘土遊びのお買い物は100均で十分というか最強な気がします。
前提として、粘土は消耗品。
混色して好きな色がなくなったりほったらかして固くなったりすると新しいものをちょこちょこ買い足すので、もはや安さは正義です。
100円ショップのダイソーには、子ども向けの小麦粘土や米の粘土をはじめ、工作用の紙粘土、樹脂粘土、石粉粘土など様々な種類の粘土があります。粘土ベラ、粘土板、型抜きなども揃っているので、いちど覗いてみてください。
品ぞろえがよいのはダイソーですが、セリアやキャンドゥにもあります!
種類の異なる粘土の使用感を比較
これまでに娘が遊んだことのある粘土を紹介します。何度も壊して作れるものを選びました。
タイプ | タイプ別の特徴 | 使ったことのある商品 |
---|---|---|
小麦粘土 | においが少ない 手が汚れにくい 色数が豊富 小麦アレルギー注意 乾くと固まる | 100均の こむぎねんど |
寒天粘土 | においが少ない 手が汚れにくい 色数が豊富 乾くと固まる やや高い(500円~) | ボーネルンド かんてんネンドStudio |
油粘土 | 乾きにくい 長持ち においは製品による 手がベタベタになる | ティークレイ 緑のお茶ねんど |
砂粘土 | 手が汚れにくい 商品によって使用感が異なる(感触、においなど) 他の種類の粘土とは使用感がだいぶ異なる | キットウェル シルキーサンド |
いろいろ使った結果、私の推しは小麦粘土。
扱いやすくて値段が安いので結局戻ってきました。小麦アレルギーの不安がなければこれで十分と思います。
100均こむぎねんど(小麦粘土)
小麦粘土はとにかく手に入れやすいです。
100均ではダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツなどで12本入り200g前後のバケツ、文房具店やおもちゃ屋さんでは容量が大きくて遊び道具がセットになったもの(100円ではない)を見かけます。
わが家は100均で何度もリピしました。
まず、ダイソーの210g(17.5g×12色)入り。
本来は色ごとの個包装ですが、娘がどんどん開けて混ぜてしまったので中途半端な写真ですみません。黒は未開封です。
こちらはセリアの12色入り。
水色は開封済みです。パステルカラーが可愛いバケツでした。
おなじ100均のバケツでも色のバリエーションは様々なので、好みのバケツをお近くの100均ショップで見つけられるといいですね。
小麦粘土の素材は主に小麦粉、食塩、水、色素です。
小麦アレルギーに不安があるなら使用を避けた方がよいですね。お友だちが遊びにくる機会があるようならお掃除も念入りにした方がいいと思います。
娘は小麦アレルギーではないけど、お肌が荒れているときは念のため遊ばせないようにしようかと(ビビり)
小麦粘土は柔らかくてよく伸びるし、クッキーを丸める感覚で形を作れます。手はほとんど汚れず、汚れても水洗いできれいになるので使いやすいです。粘土板はなくてもいいかもしれません。
乾くのが早く、1日程度でも固くなるので、繰り返し使うならラップで巻いてケースに入れて保存します。乾ききってなければ濡れふきんなどで包んでしばらく置き、こねこねして水分を混ぜこむと柔らかさが復活します。
においは少ないですが、香料を使っている製品は香料のにおいがします。
ボーネルンド かんてんネンドStudio(寒天粘土)
寒天粘土は、ボーネルンドの「かんてんネンドStudio」の4色入りを持っています。
素材は寒天、セルロース、にがり、無機塩、色素で、アレルギーが起きにくいとのこと。
出してすぐの感触は固め。触っている間にだんだん柔らかくなって、しっとりしたオモチのようになります。弾力とコシがあってよく伸びるのが特徴。手はほとんど汚れません。粘土板はなくてもいいかもしれません。
小麦粘土よりは乾きにくいですが、袋や密閉容器に入れずにほったらかすとやはり徐々に乾いてきます。固くなったら濡れふきんで包んで1晩ほどおき、こねこねして水分を混ぜ込むと復活します。うちで使った感じでは小麦粘土より長持ちすると感じました。
においは少ない(小麦粘土と同程度)ですが、鼻のいい人は独特のにおいが気になるかもしれません。
私はぜんぜん気にならなかったけど、夫と娘は騒いでました。鼻よすぎかw
寒天粘土は100均ではあまり見かけません。他の種類のものに比べて値段が高い(500円~)のが難点かなぁ。長く使えるのでコスパは悪くないとは思います。
ティークレイ 緑のお茶ねんど(油粘土)
油粘土は小中学校の頃に使ったことがある方も多いですよね。
わが家では「ティークレイ緑のお茶ねんど」を保育園用に買いました(園の指定)
油粘土の素材は、主に鉱物粉(要するに土)、油、色素です。商品によって成分が異なるので、気になる方は成分表示を見てくださいね。
緑のお茶ねんどは茶カテキンが入ってるそうな
油粘土は柔らかくよく伸びて細かい形が作りやすく、乾きにくいのが特徴。作ったものをしばらく飾った後に粘土に戻すこともできます。何度も作って壊す素材としては最高に使いやすいです。
でも、手がベタベタになるんですよね……
私の本音としては油粘土はあくまで保育園用!自宅ではあまり遊ばせたくないです。年度末に保育園から持ち帰ってくると娘は家でも遊びたがるので、手を洗うまであちこち触らないように言い聞かせてから遊ばせています。もちろん粘土板は必須です。
ちなみに油粘土のベタベタ汚れはエタノールで落とせます。無水エタノールが最強ですけど、キッチンのお掃除や消毒用のエタノールでも十分。保育園から持ち帰った油粘土グッズのお掃除にもいいですよ。
においについては、緑のお茶ねんどは意外とマイルドでした。昔の油粘土は独特のにおいがした記憶があるんだけどな。商品に使っている油や香料によるかもしれません。
キットウェル シルキーサンド(砂粘土)
砂粘土(室内用砂)は、力を加えると固まり、ほぐすとサラサラになります。ただの砂より飛び散りにくいのが特徴。
主な原料は砂、ポリマー(高分子)、色素です。
口コミやレビューを読むかぎり、ひとことで砂粘土と言っても商品による差が大きいので、買う前には絶対に販売サイトの口コミを見ましょう。
わが家ではキットウェル「シルキーサンド」を使ったことがあります。
開封直後は固いですが、付属の霧吹きでごく少量の水を吹きかけてこねこねしているうちに柔らかくなり、伸ばすとみにょーんと伸びます。ほどけると砂感が出てくるのがおもしろい。
独特の質感で、砂粘土以外のものとはだいぶ使用感が異なります。力をかけて固めた塊どうしをくっつけようとしてもなかなかくっつかず、砂感を出してからくっつけねばならないなど、扱いにコツがあるので、粘土というよりは砂として遊んだ方がいいかも。
形を作る時は、型に詰め込んで圧縮するか、平らに伸ばして型で抜く方がきれいに作れると思います。
砂感があるうちに型に詰めてしっかり圧縮するとエッジがめちゃめちゃきれいに立ちます!
においは少ないですが、しいていうなら練り消しのようなにおいがしました。
けっこう気に入って遊んでいたのですが、数ヶ月ほど粘土遊びをしない時期があって放置したらカチカチになって戻せなくなりました。使い初めと同じように付属の霧吹きでごく少量の水を吹きかけてこねこねしても復活せず。水をかけすぎると復元性に影響があるようなので、水を入れすぎたのかもしれませぬ。
遊びが広がる!プチプラ粘土遊びグッズを紹介
ここからはねんど遊びグッズを紹介します。
ねんどヘラ・カッター・ハサミ
ねんどを成形するためのアイテムはは色々買いました。買ったものは全部そのまま使っています。
デビカ ねんどベラ
デビカのねんどベラは使いやすい小ぶりの4本セット。スケッパーのようにも使える簡易ケースつきです。
イオンで当時88円でした~
ヘラは長さ10cm程度で細かい作業もしやすく、長くお付き合いできるアイテムだと思います。3歳の娘がよく使うのは黄色のエンピツ型(目玉を書く)と、青色のナイフ(ねんどを切り分ける)。黄緑とピンクはもう少し細かい細工ができるようになってからかな?
幼児用のねんど遊びグッズは、おもちゃ売り場にあるイメージですが、プチプラ商品を探すなら文房具売り場も優秀です。学用品のくくりでけっこうたくさん販売されています。
ギンポー「ねんどおどうぐいろいろセット」
もうちょっとおもちゃっぽいものがほしくなったので買い足しました。
ギンポーの「ねんどおどうぐいろいろセット」は4点セットで300円くらいでした。
でっかい!
はい。ギンポーのはでっかいです。
ねんどローラーの長さはなんと23cm。娘はどのアイテムもわしづかみにして器用に遊んでいるので、大きいからといって遊べないということはありませんが、片づけるときにやっぱりでっかいなと思います……。
ラウンドカッターやギザギザカッターはころころ転がすのが楽しいらしく、麺のようななにかが量産されています。
ねんどヘラはやはり大きいようで、デビカのものの方がよく遊びます。
唯一にして最大の誤算は、ねんどローラーの構造でした。
私も娘も、ねんどローラーの持ち手と真ん中部分の色が異なるのを見て、両端の細いところを持って押したら、真ん中だけクルクルって回ると思ってたんです。憧れのパン屋さんのめん棒みたいに!
ところが実際は、ねんどローラーの真ん中だけクルクル回転するということはありません。
娘は最初、ねんどローラーををまっすぐ滑らせて「???」ってなってました。押して滑らせるのではなく転がすということにはすぐ気づきましたし、慣れたら普通に使えているのでいいんですけどね。
夢見がちなタイプは気をつけてください。
ダイソー「ねんどハサミ」
その後、娘にハサミブームが訪れたので、ダイソーで「ねんどハサミ」を買い足しました。
箱入りで販売されています(箱は娘に破られたので写真はありません)
赤色のごくシンプルかつ小ぶりなハサミは、3歳児の手にぴったりです。プラスチックの表面もなめらかで造作もよいと思いました。娘は「じょきじょき~」とか言いながら嬉しそうに切ってました。
安全にハサミを練習できるのがよい
ねんどハサミが欲しい人にはシルバーバック「ベーシックセット」もおすすめ!
ねんどハサミが気になる方はシルバーバック「ベーシックセット」も見てみてください。
ギンポーの「ねんどおどうぐいろいろセット」を買ったとき、ギンポーかシルバーバックかですっごく迷ったんです。
それぞれのセット内容は下表のとおり。
「ねんどおどうぐいろいろセット」
「ベーシックセット」
違いはねんどローラーの形状の違いと、シルバーバックにねんどハサミがついていることです。カッターとねんどヘラはほとんど同じと思われます。
私は後でハサミを買い足すことにしたので、初めからシルバーバッグにしておけばよかった……!と思いました。以上、ご参考に!
粘土板
粘土板は2枚買いました。滑り止めのついているものが使いやすかったです。
ダイソー 粘土マット
ダイソーの粘土マットは、こむぎねんどを買ったときにダイソーで買いました。
サイズはA4くらいで、薄くて軽いです。扱いやすいサイズなので片付けには困らないけど、よく滑ります。
円、直線、目盛りつきなので、設計どおり造形するには使いやすいですが、3歳の時点では要らないかな。
3歳の時点では机の上で滑らない方が大切だったので、滑り止めつきのねんど板に買い換えました。
クツワ ねんど板(レリーフ付き)
クツワの「ねんど板」は、A4より少し大きくて硬いプラスチック製。裏面には型押しできるレリーフとすべり止めがついてます。
レリーフにねんどを押し付けると模様がつきます。
絵柄に合わせて切り取ると、同じ形が量産できて楽しいです。
すべり止めは、添付のシールを自分で四隅に貼りました。
それなりに効果はあるようで、娘がねんどローラーを力任せに押しても粘土板がずれなくていい感じです。
A4サイズは、ねんど遊びをする時に狭すぎず、片付けるにも大きすぎずでちょうどよいと思いました!
型抜き・型押し
陶芸経験者の夫が、遊びが広がると主張したのが型押しです。
粘土板の裏に型押しがあると、粘土板をひっくり返さないといけないから、別の道具を揃えた方が楽しめるんじゃない?
キャラモノのグミの空き容器
夫がなにを用意するのかと思ったら……まさかの「キャラモノのグミの空き容器」でした。買ってすらないwww
意外と可愛くできますし、惜しげなく遊べてなかなかよいと思います。グミを食べたらお試しください。
コンビニやスーパーで見かけるこういうのです↓
100均のクッキー型
同じ形を量産したいときにちょうどいいのが100均の「クッキー型」です。
これはねんど用ではなく製菓用品です。こむぎねんどもクッキーも原材料の大部分は小麦粉だし、たいして変わらないだろうということで。金属製よりはプラスチック製の方が扱いやすいと思います。なにより色が可愛いし。
わが家のはダイソーで買いました。選んだ理由は、形がファンシーかつベーシック、さらに抜き型のパステルカラーが可愛いことです。それだけ!
抜き型を選ぶときは製菓用品も見るとバリエーションが広がって選ぶのが楽しいですよ。
抜き型+型押しでキャラの顔が作れるセットもありますが、プチプラではないのでとりあえず100均でいいと思います。
アレコレそろえるなら100均以外のセット商品もチェック!
お片づけはざっくりこんな感じです。100均のカゴに放り込んでおしまい!
わが家のスタメン粘土グッズをまとめると下表のとおりです。
これだけあれば必要十分に遊べると思います。
最低限で揃えるなら「ねんど」「ねんど板」「ねんどベラ」があれば十分です。粘土の種類は体質や使用感で選んでみてください。
ちなみにわが家のスタメン粘土グッズの合計金額は1000円程度。
100均やプチプラグッズを見比べながら試行錯誤する過程が楽しかったし、結果的に好みに合って使いやすいものを揃えられてよかったです。
ただ、もうちょっとお金を出せば、ねんど・道具・ねんど板がパッケージされたセットが買えるので、あれこれ揃えるなら最初からセットでよかったんじゃ?という気はしています。
こういうセットでAmazon価格2000円くらい
セット品は道具の組み合わせが選べないし、ねんど部分の値段が100円均より割高なのが私にはデメリットに思えますが、箱がでっかくてギフト感があるから子どもはきっと喜ぶはず。
最初にセットで揃えて、粘土の入れ替えは100均にするとお財布にも優しいかな?
それではたのしいねんどあそびライフを!