電動鼻水吸引器、ハンディ型と据置型だとどっちがいいの?とお考えの、全国の鼻吸いババアの皆さんこんにちは(←挨拶)
わが家には娘が1歳の2017年に購入した据置型電動鼻水吸引器「エレノア」があるのですが、帰省先に持っていくにはちょっと大きいなあ、でもハンディ型は吸引力弱いし……なんて思っていたんです。
それが、2018年の秋頃かなあ、ハンディ型も最近は吸引力が向上しているから意外とよいと聞き及びまして、ついにハンディ型に手を出してしまいました~!
それがリニューアル後の「ベビースマイル」です!
確かに意外とねばねば鼻水も吸う。どの程度吸うかは、ぽてこさん(@potekonet)のInstagramの動画が参考になると思います。どうも彼女は私の財布の紐を握っているような気がするね。
それから約1年経過した現在、わが家の電動鼻水吸引器ガチンコ対決に結論が出ましたので、今日はそのご報告を。
わが家的結論は、
据置型「エレノア」の勝ち!です。
ハンディ型にも据置型にはないよさがあるのは事実。だけど泣く子には勝てんかった!!!(←そこかい)
のっけからオチがひどくてすみませんが、ハンディ型と据置型をガチで比較した結果と、2台目だからこそ注意した方がよい点をまとめましたのでご参考に。
ハンディ型電動鼻水吸引器ベビースマイルのスペック
私が2台目として購入したベビースマイルのスペックは以下の通りです。
- サイズ:長さ約20.2cm×直径約4.3cmΦ(円筒形)
- 本体重量:195g(小玉のリンゴ1個より軽い)
- 電源:単3乾電池2本
- 吸引圧力:-60kPa
タンクは先端の透明部分で、ここに鼻水がたまります。
ホース先端の吸引チップはこんな形状。わが家ではロングノズルのボンジュール付きを購入しましたが、奥に入れると大人でも痛いので、鼻の穴が小さくて通常のチップが入らないベビー用だと思いますね。
ハンディ型ベビースマイルと据置型エレノアのガチ対決の結果
ベビースマイルとエレノアのスペック比較
比較のため、ベビースマイルとエレノアのスペックを、ざっくり一覧にしてみました。
機種名 | ベビースマイル |
エレノア |
サイズ | 201.5×42.5×42.5mm | W220×H145×D90mm |
重量 | 195g(電池別) | 約960g(ボトル含む) |
最大吸引圧力 | -60kPa | -80kPa |
排気流量 | 1.4L/min以上 | 15L/min |
圧力調整 | 不可 | 可 |
電源 | 単3電池×2本 | ACアダプタ (別売の電池パック:単3電池×8本) |
実売価格 (2019年10月) |
3848円 | 17112円 |
販売サイト | Amazonで探す 楽天市場で探す |
Amazonで探す 楽天市場で探す |
一覧で見ると目立つ違いは排気流量と価格かな~。
他にも細かい使い勝手のところでいろいろあるので語っていきます。
吸引力の比較:やっぱり据置型のエレノアの勝ち
説明するまでもなく、吸引力は据置型のエレノアの勝ちです。
ちなみに、実際に使う場合の吸引力の目安としては、排気流量を見ます(参考:新鋭工業株式会社ホームページ)
吸引圧についても、エレノアが0kPa~-80kPaの間で自由に吸引圧を調整できるのに対し、ベビースマイルは調整機能がないため、吸引圧を下げての使用には対応できません。
携帯性の比較:ハンディ型のベビースマイルの勝ち
これも説明するまでもありませんが、コンパクトさという意味での携帯性はハンディ型のベビースマイルに軍配が上がります。比較画像どうぞ~
ただこれ見ると、ベビースマイルって意外と長いんだよねw
携帯性を決めるもうひとつの要素、屋外などのコンセントのないところで使えるか?については、ベビースマイルは電池式なのでもちろんOK。
エレノアはACアダプタを使ってコンセントから電源を取りますが、別売の電池パックを使えば単3乾電池8本で動作します。なので、この点についてはそれほど差はないのかなと。
タンク容量の比較:大容量300mLのタンクを備えるエレノアの勝ち
上の比較写真を見て分かる通り、タンク容量についてはエレノアが圧勝です。
静音性の比較:静音設計で電動歯ブラシ並みのベビースマイルの勝ち
静音性は圧倒的にベビースマイルです。
エレノアは電源ONした瞬間にブーン!とモーター音がするので正直うるさいです。これは吸引圧力に関わらず一定で、ドライヤー並にはうるさい。集合住宅で隣や下に響くほどうるさくはないとは思うけど、深夜に使うのはちょっとはばかられるかなと。
一方、ベビースマイルは静かな電動歯ブラシか女性用電動カミソリ程度なのでだいぶ静かだと思います。
この音量なら深夜に寝苦しそうにしている娘を起こさずに鼻を吸ってやれると思ったのですが、音では起きなかったけどノズルを鼻に当てたら起きたという間抜けな事例がありますので、ご注意を。
後片付けの容易さの比較:部品の少ないベビースマイルの勝ち
後片付けは部品の数が少ないベビースマイルが圧倒的に簡単です。
この画像の通り、先端部分は水にジャボーンとつけて洗えますし、洗った後も部品が小さいので乾きやすいです。
エレノアは、使用前にホースに通水してやる必要がありますし、使用後はパーツをばらばらにして水洗いできますが、パーツの数自体もベビースマイルより多いし、ホースの中がなかなか乾かないんですよね。さらに、干しておくにも場所を取ります。
まあ慣れちゃえばそんなもんですがw
それから、エレノアは使用中はタンクの中に常に水が入っているので、子どもが暴れて蹴り倒されたら、ちょっと困るかもしれません。わが家では幸いこれまでにそんな事故は起こっていませんが、ベビースマイルはその点でも安心感があります。
操作性の比較:吸引チップがポンプから独立しているエレノアの勝ち
最後に操作性。
鼻水吸引器の操作性って何?!と思うかもしれませんが、実際使い比べるとベビースマイルよりもエレノアの方が操作しやすいです。
エレノアはポンプ部分から長いホースが伸びており、その先端に吸引チップがついているので、鼻の中で吸引チップの向きを変えたりの取り回しはしやすいですね。重さがない分、細かく動かすのが簡単なんです。
ベビースマイルはポンプ部分と吸引チップが直結なので、手に常に負荷がかかっている状態になり、エレノアの感覚を知ってしまうと、細かい動きがしにくい印象を受けました。
うちの娘は2歳を過ぎてから鼻吸いですっきりすることを理解したようで、自分で鼻を吸うようになりましたが、ベビースマイルは「やんにくい」と言って嫌がります。できなくはないんですが、エレノアの方がいいそうです。
また、鼻吸いを嫌がる子どもは暴れることもあり、わが家は寝かして押さえつけて鼻を吸ってたんですが、そんな時はベビースマイルを顔面に落とさないよう気を遣うかも。その点エレノアは、顔面に近いのが吸引チップとホースだけなので安心感があると思います。
【結論】ハンディ型と据置型は別モノ
ここまで読めばお分かりとは思いますが、据置型とハンディ型は完全に別モノと言ってもよいくらい、製品の特徴が異なります。ほんとうにざっくりまとめるとこのようになります。
- 吸引力、タンク容量、操作性重視⇒据置型
- 携帯性、静音性、後片付けの容易さ重視⇒ハンディ型
吸引性能最優先なら、他の項目はひとまず横に置いて据置型かなと思います。
なお、いずれを選ぶにしても自宅で対処しきれない頑固な鼻水は最終的に小児科や耳鼻科を頼ることになります。やっぱりプロの道具と手技はすごいです(特に耳鼻科……!)
【2台目ゆえの結論】子どもの好みには要注意
最後にもうひとつ、2台目の鼻水吸引器を購入する場合は、子どもの好みもけっこう重要なのかなと思います。
初めて鼻水吸引器を購入するときには、子どもの好みはあまり考えずに選んでよいと思います。口で吸う鼻水トッテで泣く子は、どっちを選んでも嫌がって泣くと思いますし。音に敏感な子には静かなものを選ぶくらいの配慮はしてもいいかもしれませんが、吸引性能を最優先しないといけない事情がある場合はそんなことも言ってられませんし。
でも2台目の場合、わが家のように、本人が1台目を気に入って使っている場合は、2台目を差し出しても本人にそっぽを向かれたり、だからと言って無理強いするとせっかく好きになった鼻吸い自体が嫌いになってしまう可能性も否めず、2台目の使用を諦めるということも起こります。まあこれも、吸わないといけないときは子どもを泣かせてでも吸うわけですけど。
結論として、わが家では2台目ベビースマイルはリアルに「携帯用」としてお出かけバッグの底にしまい込まれております。ちゃんちゃん。
エレノアについては別の記事で詳しく書いているので、よろしければそちらも合わせてご覧くださいね。
https://tsumurinote.com/elenoa/