こんにちは。TsumuRiです。
娘が1歳を過ぎてから子乗せママチャリ(非電動)生活を楽しんでいます。
現在の私は電動アシスト自転車を買わなくて正解だったとは思うものの、娘が1歳になる前には買うかどうか迷いました。節約志向(別名ドケチ)としては、妊娠前から乗っていたママチャリにチャイルドシートをつけるのが安上がりだと思いつつも、毎日乗るものだから快適さを優先したい気持ちもあったので……
かなり迷った挙句、妊娠前から乗っていたママチャリに前乗せチャイルドシートを取りつけて無理があるようなら電動アシスト自転車を買おうと決めたのですが、結果的には非電動のママチャリで十分でした。特に大きなトラブルもなく、娘と一緒に子乗せママチャリ生活を楽しんでいます。
当時も現在もインターネットのクチコミは「電動アシスト買ってよかった!」ばかりですが、条件が合えば非電動のママチャリも意外とよいですよ。それでは詳しく紹介します。
子乗せママチャリ生活を楽しむための条件は?
子乗せママチャリ生活を楽しむための条件は、
- 乗り慣れたママチャリを持っている
- 自転車にのせる子どもがひとりだけ
- 家の周りに坂道がない
- 自転車に乗る距離が片道15分程度
上記の4条件を満たせない場合(特に②)は子乗せママチャリ生活は厳しいので、子乗せつきの電動アシスト自転車を買いましょう。
条件①乗り慣れたママチャリを持っている
乗り慣れたママチャリをそのまま使えるのは安心感がありますよね。
私は子乗せ電動アシスト自転車の試乗がきっかけで、電動アシストはないと思い、非電動ママチャリにチャイルドシートを取りつけることに決めました。妊娠前は26インチのママチャリに乗って慣れていたせいか、20インチの子乗せ電動アシスト自転車は漕ぎにくくてフラついてしまい、危ないと感じました。
慣れの問題は個人差が大きい話なので、購入前に試乗は必須かなと。
なお、非電動のママチャリの中にはチャイルドシートの取り付けに向かないものもあるため、自転車のフレームのシールを必ず確認してください。
条件⓶自転車に乗せる子どもがひとりだけ
道路交通法上の自転車の乗車定員は以下のようになっています。
- 一般の自転車
16歳以上の運転者は、幼児用座席を設けた自転車に6歳未満の幼児を1人に限り乗車させることができます。さらに運転者は幼児1人を子守バンド等で背負って運転できます。 - 幼児2人同乗用自転車
16歳以上の運転者は、幼児2人を同乗させることができる特別の構造又は装置を有する自転車(幼児2人同乗用自転車)に6歳未満の幼児2人を乗車させることができます。幼児2人を乗車させた場合、運転者は幼児を背負って運転することはできません。
(出典:警視庁ホームページ)
自転車に乗せる子どもが2人以上なら、必ず「幼児2人同乗用自転車」に買い替える必要があります。お子さんを2人以上希望しているなら非電動のママチャリにこだわらず、先を見越して検討する方がよいかもしれません。自治体によっては購入を補助してくれますので、調べてみてください。
条件③家の周りに坂道がない
坂道がほとんどない平坦地なら非電動のママチャリでも余裕です。
非電動のママチャリに子どもと荷物を乗せて自転車を漕いで坂道を登るのはかなり辛いので、家が急坂の上にあるとか、毎日通る道に土手があるような環境なら、電動アシスト自転車をおすすめします。
条件④自転車に乗る距離が片道15分程度
わが家は毎日片道15分程度自転車を漕ぎますが、その程度なら体重13kgの娘と荷物を乗せて走っても負担感はありません。毎日でも楽勝です。
たまの遠出で片道30分走ると、いい運動したわーと感じます。毎日だとちょっとしんどいかも。ここは自分の体力と相談です!
上記の4条件を満たしたあなたはおめでとうございます。
チャイルドシートを取りつけた非電動のママチャリの世界へようこそ!
実録・わが家の子乗せママチャリのスペック
まずはママチャリと前乗せチャイルドシートのスペックを紹介します。
ママチャリにスペックもなにも……という気もしますが、参考までに!
ブリジストンのママチャリ
わが家のママチャリは中古で買ったので型番がはっきりしません。
最後の「クラス27リアキャリア」は、チャイルドシート(後ろ乗せ)と子どもの体重の合計で27kgまで積めるリアキャリアのこと。長く使うには必須の条件です。
ちなみに外見はこんな感じ。ザ・ママチャリです(笑)
OGK技研の前乗せチャイルドシート
前乗せチャイルドシートはOGK技研の汎用品。
これつけてる人よく見かけますよね。
Amazonや楽天は2点式ベルトの製品です。
購入当時は近所の自転車屋さんで4点式ベルトの製品(型番FBC-006N)を見つけたのでそちらで4点式を購入しました。
娘をママチャリに乗せはじめた当初は娘の上体がまだぐらぐらしていたので、4点式ベルトは安心感がありました。肩ベルトが少し留めにくいと感じたので、娘が自転車に慣れて状態がグラグラしなくなってからはウエストだけ留めて2点式と同じように使いました。
一応、4点式の取り替え用ベルトは補修用パーツとして販売されています。これにつけかえられるんだろうか……?
実録・子乗せママチャリ生活レポ
わが家は1年ほど前に前乗せチャイルドシートをママチャリに取り付けました。
実際に1年間使用してみると最初に想像していたよりずっと快適で、娘と一緒に目的もなくママチャリであちこち走るのがけっこう楽しいです。
平日の子乗せママチャリ生活はこんな感じ!
平日は、保育園への送迎と通勤で片道15分程度乗ります。
帰りは娘が寄り道をしたがるので、娘の言うとおりに少し遠回りして帰ります。20分ちょいかかります。
坂のない道なので快適に走れますね。
電動アシスト自転車を勧める人がよく「非電動は漕ぎ出しでふらつく」とか言いますが、平地ではふらつきはほぼ感じません。
自転車に慣れてない人はふらつくのかなー?
休日の子乗せママチャリ生活
休日は少し遠くの公園やショッピングモールを目指して片道30分走ることもあります。
途中に坂道がなければ快適ですが、娘をを乗せたまま土手を越えようとすると、変速をいちばん軽くしてもちょっとツラいのが正直なところ。
昼食のあとに眠そうな顔をした娘がなかなかお昼寝しないときは「ちょっと一回りしてくる?」と、誘ってママチャリに乗せます。10分も走れば寝る。便利!
ちなみに、寝たあとに買い物したいときはベビーカーに乗せます(いつまで乗るねんw)
https://tsumurinote.com/smooove/
子どもがママチャリで寝るとこうなる
うちの前乗せチャイルドシートは背もたれが低いタイプ(腰の少し上あたりまで)なんですが、娘が寝てしまうと上半身がぐらんぐらん揺れてけっこうヒヤヒヤします。
最後には私の腕を枕にして熟睡するんですが、けっこう重いし夏は暑いので、背もたれが頭まであるチャイルドシートにしたらよかったかなーと時々思います。
後ろ乗せにするときは絶対背もたれの高いタイプにします!
雨の日の子乗せママチャリ生活はこんな感じ!
雨の日は親子ともにレインポンチョを着ています。
1歳のときは「雨の日は抱っこひも」と割りきって保育園まで歩いていましたが、2歳になると体重が……。
2歳を過ぎてからレインポンチョを買ったらとても快適で、もっと早く買えばよかった!と叫びました。
わたしはショルダーバッグ派かつ、子どもの保育園の荷物は肩から掛けちゃう派なので、その上からバサッ!とかぶれるレインポンチョは超便利だと思ってます。
いろいろ見比べたんですが、kiuのレインポンチョは止水ファスナーでアウトドアも安心だし、キッズサイズがあるので娘とお揃いにできるところが気に入ってます。柄もめっちゃ豊富なんですよ!
(袖がばさばさするので好き嫌いは別れると思うw)
雨カバーは買いませんでした
背もたれの低いタイプの前乗せチャイルドシートにつけられる雨カバーも販売されてますが、わが家は最初に「雨の日は抱っこひも!」と決めてしまったので購入しませんでした。
雨の日もママチャリを使うようになってからは、保育園の前に自転車を停めている間にチャイルドシートに雨がかかったり、レインポンチョを着ていても子どもの足が濡れたりするのが気にはなっています。
夏なら拭けばいいんだけど、冬は風邪引かせるわけにもいけないしなー。
結論としては、最初から冬の雨の日もママチャリに乗るつもりの人は早めに買った方が長い目で見てお得だと思います。このへんは、どれくらい濡れたくないかによりますね。
子乗せママチャリへの子どもの載せ降ろし
さて、最大の懸案事項である、子どもの乗せ降ろし問題。
これ、正直けっこうたいへんです!
うちのママチャリは26インチなので、前乗せチャイルドシートに娘を乗せるときは、けっこう高く持ち上げることになります。
ふつうに自転車を止めているときはまだいいんですが、駅やスーパーにあるような前輪をはめ込むタイプの駐輪場は、さらに高く持ち上げないといけないので、正直ツラい。
前乗せチャイルドシートの仕様としては4歳、身長100センチまで使用できるらしいですが、その前に親の腕力が限界になると思う。
あと、娘を下ろすときに足がハンドルに引っかかって靴が脱げることが地味にストレス。
娘がわりと大人しく自転車に乗っているタイプなので、2歳半を過ぎたら後ろ乗せチャイルドシートに交換しようと思います。
子乗せママチャリは倒れやすい
子乗せ電動アシスト自転車でも倒れるときは倒れると思いますが、子乗せママチャリはタイヤが大きくフレームが華奢な分、子どもを乗せると重心が高くなってより倒れやすいので、注意が必要かなと。
私はこの1年間で1度だけ、ママチャリを倒したことがあります。
娘を乗せようとしたときに、足がハンドルに引っかかってママチャリだけ倒れました。娘はきょとんとしてました。
娘がチャイルドシートに座っているときに倒したことはありませんが、子どもは急に動くことがあるので、チャイルドシートに座らせた後に手を離すのは危ない。
万が一に備えて、幼児用ヘルメットも必須ですよ!
KabutoもOGKなんですが、けっこう可愛い柄のを作ってるので、娘の反応がよかったものを買いました。大手の自転車屋さんとかイオンとかでも買いやすいのがよいと思う。
子どもを自転車に乗せるときは着用努力義務が課せられてますし、地震などの災害時は安心感もあります!
わが家で実際にかかった費用
節約派にはいちばん気になるところだと思いますが、実際にかかった費用は、おおよそ15000円でした。以下内訳。
- 前乗せチャイルドシート:5000円
- 取り付け工賃:0円(購入店で取付)
- TSマークの点検:2000円
- 幼児用ヘルメット:3500円
- レインポンチョ(こども用):1500円
- レインポンチョ(大人用):3000円
しれっと「TSマークの点検」なる項目がまぎれこんでますが、これは自転車の点検整備に、1年間の付帯補償(賠償責任補償、傷害補償)がついているものです。
他の保険でこのあたりカバーできていればTSマークの点検じゃなくてもよいと思いますが、いずれにしろ、何年も乗ったママチャリは子乗せする前に点検必須ですよー。
自転車が趣味でもないと忘れがちですが、自転車屋さんで見てもらうとブレーキパッドの摩耗やタイヤの劣化など、けっこう見つかります……。
修理が必要になれば別途部品代と工賃がかかりますが、簡単なものならオマケしてくれることもあります。
非電動の幼児2人同乗用自転車はどう
当初は非電動の幼児2人同乗用自転車も候補として考えていてたので、自転車屋さんにお話を聞きました。
自転車屋さん本人も2児の父親で、毎日2人のこどもを保育園に送迎しているそうですが、そんな自転車屋さんの個人的な経験からはあまりおすすめしないとのこと。
理由としては、幼児2人同乗用自転車はフレームが頑丈な分だけ車体が重く、さらにこども2人分の重量が加わるので、漕ぎ出しが不安定になりやすく、倒れそうになったときに支えるのが大変だから。
「40代の男でもキツイんだからママさんには2人は無理でしょ!」と笑顔でぶっちゃけてくれました。
ほんまに売る気あるんかいなこの人……
自転車屋さん本人は後で子乗せ電動アシスト自転車に買い替え、あまりの快適さに感動したそうです。
というわけで、自転車に乗せる子どもが2人になった場合は、わが家は子乗せ電動アシスト自転車に買い換えます。
まとめ
こんな感じで、わが家では子乗せママチャリ生活を楽しんでいます。
コスパも悪くはないので、自転車に乗せる子どもが1人で、家の周りに坂道がなく、そんなに距離を走らない節約派の方は、ぜひおうちにあるママチャリを活躍させてあげてほしいなと思うんです。
でも、最後にひとつだけ。
「コスパがよい」という理由だけでママチャリにチャイルドシートをつけると、不満が出てきたときに後悔すると思うんですよね。
そんなことで長く付き合ってきたママチャリを嫌いになっちゃうのはもったいないので、子乗せママチャリが活躍できる環境かどうかはしっかり考えてあげてくださいね!
2018年11月に後ろ乗せに取り替えました!
娘が2歳7ヶ月になり、前乗せだとほんとうに娘を持ち上げるのがツラくなってきたのと、冬の雨対策も気になったので、ついに後ろ子乗せに乗せ変えました!
あいかわらずただのママチャリなんですが今日も快適です。後ろ子乗せの製品レビューもしてますので合わせてどうぞ~
https://tsumurinote.com/ogk-rbc-011dx3/
2019年の冬に保育園のママ友に後ろ乗せってどう?って聞かれたので本音で比較記事を書いてみました。
https://tsumurinote.com/child-seat-bike/