洗濯乾燥機の調子が悪くなったので買い換えました。
洗濯機はベランダ置き、洗濯物はベランダ干しという環境でも使いやすく、価格はなるべく抑えたいと考えた結果、Panasonicの縦型洗濯乾燥機NA-FW90K7を選びました。
洗濯・脱水容量9kg(乾燥容量4.5kg)で3人暮らしだと少し余裕のあるサイズです
第一印象はとにかく静か。型落ちでお安くなっていたので十分アリでした♡
ベランダ置きなら黙って縦型!子育て中は乾燥手段がマスト
本題に入る前に、わが家の洗濯機の使い方を簡単に紹介しますね。
わが家は古い団地の一室で暮らしています。昭和中期の間取りなので、洗濯機はベランダ置きせざるを得ませんし、ベランダ以外に洗濯物を干せるスペースもありません。
家事に掛ける時間はなるべく減らしたい私ですが、洗濯物を干すのは好き。天日干しでパリッと乾いた洗濯物はやっぱり気持ちがよいので、夏でも冬でも洗濯物はベランダ干しです。乾燥機能は日常的には使わないけど雨が続く時期に備えていちおうは持っておきたいところ。
梅雨や冬以外は月1~2回しか使いませんが、乾燥機が必要な時にコインランドリーに行く時間のゆとりがないので何度もピンチを救われてます
乾燥機能と言えばドラム式が優れてますが、毎日使うわけでもないわが家には正直オーバースペック。ドラム式はサイズこそ縦型と同じだけど、前側に開く扉は狭いベランダでは邪魔になりそう。さらに、ベランダは洗濯機にとって過酷な環境なので、お高いドラム式を置くのはもったいない。
なにより、以前使っていた縦型洗濯乾燥機の乾燥機能にまったく不満がなかったんですよね。
そんなわが家は正直縦型で十分というわけで、今回も縦型洗濯乾燥機を購入することにしたのでした。
洗濯容量は実はあまり深く考えてません。毎日洗濯するので以前使ってた8kgでも3人暮らしには余裕だったけど、9kgサイズが安かったので9kgにしました(雑)
パナソニックの縦型洗濯乾燥機NA-FW90K7のいいところ
よい点①操作パネルは奥側!カゴから洗濯物をざばっと入れても安心
NA-FW90K7の操作パネルは奥側にあります。
これまでの洗濯機は操作パネルが手前側だったので違和感あるかな?と思いましたが、慣れると普通でした。
カゴをひっくり返して洗濯物を入れても操作パネルにぶつからないのでズボラに優しいです。
操作パネルのダメージや誤操作が絶対なさそうなあたりがよいです◎
よい点②洗濯コースが充実!毛布や布団も洗えてしまう
NA-FW90K7は洗濯コースが充実しています。
- おまかせ:日常のお洗濯をおまかせ
- わたし流:自分だけのコースを作成
- パワフル滝洗い:大水流でしっかり洗濯
- パワフル滝すすぎ:大水流でしっかりすすぐ
- おうちクリーニング:デリケートな衣類に
- フレグランス:柔軟剤の香りをしっかり
- 温風つけおき:高濃度洗濯液&40℃の加熱で皮脂汚れをしっかり落とす
- 化繊60分:化繊の洗濯~乾燥を60分で
- 毛布:毛布や布団などを洗濯
- ダニバスター:ダニのふんや死骸を除去
これだけあればたいていの汚れ物に対応できます。エコナビ搭載で気温や水温が高いときは省エネ運転してくれるのもありがたい◎
普段は「おまかせ」か、すすぎ回数を1回に設定した「わたし流」です(笑)
そんな私が愛してやまないのが毛布コース。
毛布だけではなく布団も洗えて、買い換え前の洗濯機の頃から大活躍。子どもはけっこう汚すので自宅でちょこちょこ洗えるとよいですよ。
この間もこたつの敷き布団におもらしされて洗ったばかり(白目)
毛布コースをフル活用するなら、洗えるサイズや素材の制限を意識して寝具を選ぶことは大切かなと思います。毛布は4.2kgまで(綿毛布なら3枚)洗えます。
布団洗い(中綿1.3kgまで)は別売り洗濯キャップ(AXW3215-6BM0)が必要です。
以前の洗濯機用に買ったものと共通だったのでわが家は古いものを使い続けてます
よい点③乾燥コースも充実!うっかり者にはふんわりキープがありがたい
NA-FW90K7の乾燥コースはデリケートな衣類や一部の毛布にも対応しています。
- おまかせ:自動で乾燥
- わたし流:自分だけのコースを作る
- おうちクリーニング:デリケートな衣類用
- 毛布:化繊の毛布の乾燥
普段はおまかせコースばかりですが、タオル、シーツ、綿素材のお洋服の乾燥で不足を感じたことはありません。
乾燥後の洗濯物を出し忘れがちな私は「ふんわりキープ」機能がありがたいです。乾燥終了後にふたを開けるまで5分ごとに約2時間回転することでしわを低減してくれます。
この洗濯機、本当にびっくりするほど静かで!ベランダ置きだと動作音がまったく聞こえないレベルなので出し忘れがち(笑)
よい点④やっぱり楽な洗剤自動投入!洗剤の種類によって調整可
最近の洗濯機は洗濯物の量に応じて水位を変えてくれるので、水位に合わせて洗剤の使用量を計算、計量するのがちょっと手間ですよね。洗剤によっても違うし…。
夏冬はベランダが灼熱や極寒になるので洗剤を入れるまでの待ち時間が1分でも苦痛です
洗剤の必要量を計算・計量してくれる自動投入機能はその点ではまさに神。水位が決まるまで洗濯機の横で待つ必要もありません。
洗剤自動投入の初期設定
洗剤自動投入機能は最初はOFF。初期設定が2つ必要です。
最近の液体洗剤は1回あたりの使用量を減らした濃縮タイプなど色々ありますが、NA-FW90K7は量を調整して投入できます。初期設定で基準量(水30リットルあたりの洗剤使用量)を入力すると、以降は洗濯物の量に応じた洗剤量を自動計算します。賢い!
洗剤の種類を変えるときは必ず再設定が必要ということでもありますが、細やかに調整できると無駄がなくて嬉しいです。濃縮タイプを使えば継ぎ足しの回数も減らせますしね。
洗剤量の計算機能は9年前の洗濯機にはなかったので素直に感動しました。賢くなったねぇ…
洗剤自動投入口の使い方
洗剤や柔軟剤自動投入用の洗剤タンクは左奥。
注ぎ口を引き出して洗剤を注いで元に戻すだけです。洗剤タンクは最大で約390mL入ります。
地味なところで、洗濯しようと思ったのに洗剤がなくて買いに走るようなことは確実に減ります。買い置きがなくても洗剤タンクが空になるまでは洗濯できるので、その間に買いに行けばOK!(←どんだけ忘れっぽいの)
よい点⑤お手入れを楽にする機能満載!もちろん槽乾燥/槽洗浄機能付き
NA-FW90K7は以前の洗濯機に比べると格段にお手入れしやすくなりました。
ゴミ取りネットがビッグフィルターに進化
まずはゴミ取りネット。洗濯槽に完全に埋まっています。
お掃除するときは丸ごと外してパカーン!
ゴミをつまんで捨てれば完了。以前はしっとりしたゴミ取りネットの中に指を突っ込んで取っていたことを思えば雲泥の差です。
進化した自動お手入れ機能がスゴイ
洗濯機の衛生面では特に気になるカビ対策も進化しています。
何がいちばんすごいって、自動槽洗浄機能がついたこと。
なんと毎回の洗濯のたびに槽洗浄してくれるのです。初期設定ではOFFなので、「すすぎ」ボタンを長押しして設定するひと手間こそありますが、すすぎの水と回転を利用して洗剤カスを洗い流してくれるんですって。これは設定しておかない手はないでしょう。
脱水時は内槽の脱水穴から噴射される水を利用して、外槽の内側を洗浄し、洗剤カスの付着を抑えてくれます。こちらは設定不要です。
定番の槽洗浄/槽乾燥コースももちろん搭載
定期的なお手入れ用には以下の2コースがあります。
- 槽乾燥コース(週1回、約30分)
- 槽洗浄コース(約6時間又は約11時間)
月1回:衣類用の塩素系漂白剤を使用
黒カビ発生時:洗濯槽クリーナーを使用
私は晴れの日はフタを全開にして乾かしているので槽乾燥コースはほとんど使いませんが、衣類用の塩素系漂白剤を使った槽洗浄は月1回やってます。
うっかり忘れないよう毎月1日の朝の洗濯後と決めてます。6時間コースなら夕方には終わるので、保育園帰りの娘に急な洗濯物を渡されても大丈夫!
お手入れ用の塩素系漂白剤は1回200mL使うので安い大容量のものを買いました。
今後、万が一黒カビが出るようなら洗濯槽クリーナーを使った槽洗浄を試す予定。Panasonic製のクリーナー(N-W1)推奨とのこと。
Panasonic洗濯機はお手入れ機能の黒カビ抑制効果が実証されている(詳細)ので、クリーナーを使う機会は少ないはずと思って買ってません。
パナソニックの縦型洗濯乾燥機NA-FW90K7の微妙なところ
機能的には大満足なNA-FW90K7ですが、ベランダで使うとちょこちょこ微妙な点もあるので紹介しますね。
微妙な点①操作パネルのバックライトが暗い!室外だと晴天時はツラいかも?
NA-FW90K7を昼間のベランダで使用すると操作パネルのバックライトが暗いです。特に晴天の昼間はほぼ見えません。
直射日光の当たる環境での使用は想定していないのかなと思います(笑)雨の当たるベランダに置かないように取扱説明書に書いてあるくらいなので
普段のお洗濯はボタンを押す回数を手が覚えるのでそこまでは困りませんが、普段と違う作業をする時にとちょっと困るかも?という印象。
洗濯機カバーなどで日陰を作ってやれば見えます。
可能なら洗濯機を室内か日陰に設置する方がよいですね。それができないから日陰を作ってるんだけど。
微妙な点②フタが折れない!水栓や棚の位置に要注意
NA-FW90K7のフタは折れません。見た目はシンプルでスマートですが、この点は後悔ポイントです。
この写真、水栓に対して洗濯機の給水口が微妙に遠いと思いません?
洗濯機を左に90°回転させたら水栓と給水口はもっと近くなりますが、業者さんに「洗濯機のフタを開けると水栓とぶつかるのでおすすめしない」と言われて現在の向きになりました。この向きでも洗濯機を壁にピッタリつけるとフタと水栓やホースが干渉することが分かり、壁から20cm離して置いてます。
フタが折れないタイプは開閉範囲に干渉するものがないかどうか確認必須です…(涙目)
ベランダがもうちょっと狭かったら置けなかったかもしれません。フタが折れるタイプの洗濯乾燥機(自動投入機能付き)も開発してくださいPanasonicさん……
微妙な点③3ヶ月に1回の微妙な手間!洗剤自動投入装置のお手入れが必要
NA-FW90K7の自動投入装置はお手入れが必要です(動画説明)。
- 3ヶ月に1回
- 洗剤や柔軟剤の種類を変えるとき
- 1ヶ月以上使わなかったとき
タンクを取り外してお湯で洗い、経路を40℃のお湯で自動洗浄後、タンクの水分を拭き取ります。難しくはないけど地味に手間です。
洗濯のたびに洗剤を計量する手間は省けるとは言え、お手入れが増えるのは地味にめんどうかなと。
以前の洗濯機の自動投入装置はお手入れなしで、詰まった時だけ洗剤を抜いて内部をガーッと洗ってました。なので定期的なお手入れという発想がなかったの(笑)
洗剤自動投入機能は絶対に必要なものではないので、計量よりお手入れがイヤなタイプのズボラさんはあえて洗剤自動投入機能のない洗濯機を選ぶのも手かもしれません。
現行機NA-FW90K8と比較してもNA-FW90K7の洗濯機能は十分!
NA-FW90K7購入前に現行機のNA-FW90K8とも比較しました。
メーカーの製品紹介ページ(NA-FW90K7/NA-FW90K8)によると、NA-FW90K8で追加された機能は3つ。
- サッと槽すすぎコース
洗浄前にサッと槽内をすすぐコース。汚れたものを洗った後や、赤ちゃんの服などを洗う前に。 - 槽洗浄サイン
洗濯機を1ヵ月相当使ったら、運転終了後に操作パネルにサインが点滅 - 楽ポイフィルター
よりつけ外しがしやすく、手を汚さずに糸くずが捨てられるフィルター
その他の製品スペックや洗濯・乾燥コースの種類は同じなので、わが家は「あったら便利」程度の機能は捨てて何万円か節約することにした次第。正直、型落ちのNA-FW90K7でも洗濯機能は十分です。
実際、上の3つの機能がないことで不便があるわけでもないのでこの選択は大正解だったと思います♡
自動投入機能付きの洗濯乾燥機がほしいけど節約もしたいという欲張りさんには型落ちのNA-FW90K7という選択は十分アリなので、お安く売っている店舗を探してみてくださいませ。
ベランダに洗濯機を置くなら洗濯機カバーも忘れずに♡
ベランダに置く場合、洗濯機カバーがあった方がよいです。ベランダでは直射日光や雨の影響で操作パネルの劣化がかなり早いので。
わが家ではMr.Youの4面包みデザイン洗濯機カバー(XLサイズ)を使ってます。
販売ページや取扱説明書の日本語が若干あやしいのが気になりますが(笑)しばらく使ってみて特に不具合はないのでまあいいかと☺