皆さま、お子さんの鼻水吸ってますか?(←挨拶)
保育園児が鼻水を垂らしはじめるこの季節、わが家の3歳娘の鼻もたらりたらりと垂れはじめております。娘本人が「鼻すって!」と言いはじめたので、今年も電動鼻水吸引器「エレノア」が大活躍しそうな予感。
あれっ、あまり見ない機種だな~と思われる方も多いと思うんです。なんせ私自身、ベビー用品店の店頭で見かけたことはありませんし、2019年10月現在、アカチャンホンポ公式通販でも取り扱いのないマイナー機種ですから。
ところがこれがなかなかどうして、スペックや機能では据置型の雄「メルシーポット」や、ベビー用品大手のピジョンやコンビの製品にも勝るとも劣らないスゴイやつなんです。今回はそんなエレノアさんを隅から隅まで紹介します!
電動鼻水吸引器エレノアのスペック【写真あり】
最初にエレノアのスペックを軽く紹介しますね。
- サイズ:幅22cm×高さ14.5cm×厚み9cm
- 重量:960g
- タンク容量:300mL
- 最大吸引圧力:-80kPa
- 電源:ACアダプタ(別売の電池パック使用時は単3乾電池×8本)
上の写真のホースが短いのは、長いのがイヤだった私が半分に切ったからです。本来はこの2倍の長さありました。内径は5mmΦ。
ホース先端の吸引チップはこんな形状。
先端の白いところは、本来は大小2サイズがセットになっておりまして、写真は子ども用の小サイズです。大サイズをつければ大人の鼻にピッタリですが、どこかに紛れ込んで出てこないので、写真はありません(←雑でごめん)
付属品として収納用の緑のバッグがついてます。帰省先に持っていく場合や、使わない時にしまうのに便利です。
別売品で電池パックもありまして、コンセントのないところでも使用可能です(単3電池×8本使用)。特に鼻水の吸引が欠かせないお子さんの場合、電池パックは停電時の備えによいかもしれません。
うちにはハンディ型もあるので、停電時はそちらを使う予定です
エレノアと他社電動鼻水吸引器との比較
比較その① vs 他社の据置型電動鼻水吸引器
私がエレノアを購入したのは2017年の5月、当時は現在ほどには電動鼻水吸引器の種類がなく、ベビー用の据置型としてはメルシーポットとスマイルキュートが2強という感じでした。当時、メルシーポットを購入する気で口コミを検索してたんですが、某巨大掲示板でたまたまエレノアの名前を見て検索したのが運の尽き。シンプルな外見とギミックに惚れました。
機種名 | エレノア 0657777 |
スマイルキュート KS-501 |
メルシーポット S-503 |
サイズ | W220 × H145 × D90mm |
W245.5mm ×D93.5mm ×H217mm (突起部除く) |
幅約235mm ×奥行き約90mm ×高さ約160mm (突起部含まず) |
重量 | 約960g(ボトル含む) | 約1.0kg(本体のみ) | 約800g (付属品含む 総重量は1.02kg) |
最大吸引圧力 | -80kPa | -75kPa | -83kPa |
排気流量 | 15L/min | 15L/min | 12L/min |
圧力調整 | 可 | 可 | 不可 |
電源 | ACアダプタ 別売電池パック使用時 単3電池×8本 |
ACアダプタ 別売専用充電池 |
ACアダプタ |
その他 | 圧力計 | 圧力計 鼻水トラップ |
ベビちゃんクリップ |
実売価格(2019年10月) | 17112円 | 13200円 | 12100円 |
販売サイト | Amazonで探す 楽天市場で探す |
Amazonで探す 楽天市場で探す |
Amazonで探す 楽天市場で探す |
スマイルキュートとメルシーポットは現在までにリニューアルされているので新型のスペックを載せましたが、新型と比べてもエレノア、負けてないと思いません?(価格以外)
メルシーポット新型のタンクの仕様なんて、エレノアに寄せてきてないか?と妄想する私です……
その後2018年に、据置型の電動鼻水吸引器がベビー用品大手のコンビとピジョン、さらに医療機器メーカーからも相次いで発売されてますが、やっぱり負けてないです(価格以外)
機種名 | エレノア 0657777 |
コンビ S-80 |
ピジョン TP100 |
ベベキュア |
サイズ | W220 × H145 × D90mm |
W230 ×D100 ×H130mm |
W122mm ×D133mm ×H139mm |
W206 ×D98 ×H175mm |
重量 | 約960g (ボトル含む) |
1kg | 約0.8Kg (付属品含む 総重量は約1.2kg) |
約1.3kg |
最大吸引圧力 | -80kPa | -80kPa | -80kPa | -80kPa |
排気流量 | 15L/min | 15L/min | 13L/min | 15L/min |
圧力調整 | 可 | 可 | 可 | 可 |
電源 | ACアダプタ 単3電池×8本 (別売電池パック) |
ACアダプタ | ACアダプタ | ACアダプタ 充電器 シガーライター |
その他 | 圧力計 | - | 鼻水トラップ | 圧力計 LEDライト |
実売価格(2019年10月) | 17112円 | 13200円 | 12820円 | 17050円 |
販売サイト | Amazonで探す 楽天市場で探す |
Amazonで探す 楽天市場で探す |
Amazonで探す 楽天市場で探す |
Amazonで探す 楽天市場で探す |
見てお分かりの通り、最新機種も含めてスペックにはあまり差がありませんし、消耗パーツが追加購入できるのも同じですが、私はやはりエレノアを選びます。
価格以外の全項目で他製品に勝っていることに加え、無段階調整できる圧力ダイヤルの自由度と、シンプルでコンパクトな外見がよいのです。吸引圧を目視確認できるのもよいしね!(←ギミックに弱い)
ただ、圧力計は小さい頃は気にして見てましたが、最近はあんまり見てないので、価格面ではコンビも捨てがたいです。他のスペックもよいしね。エレノアはちょっと高いのよね……。オシャレさや電源の柔軟性ではベベキュアもよいけど、ちょっと大きいし。
その他の製品は細かい仕様が惜しいなと……メルシーポットは旧型は3段階で圧力調整できたのに現行品はできなくなったし(価格面では最安値だから検討の価値はある)、スマイルキュートはザ・医療機器な見た目があまり好きじゃないのと、ホース先端の鼻水トラップがどれだけ汚れ防止に効くのか謎だし、ピジョンのは外観は悪くないけどやっぱり鼻水トラップどうなん?ボトルないの?!があるし……ほんまにただのフィーリングですいません。
比較その② vs ハンディ型電動鼻水吸引器(ベビースマイル)
ちなみにわが家にはハンディ型電動鼻水吸引機の「ベビースマイル」もありまして。
ハンディ型と比較した場合はどうかと言うと、据置型とハンディ型は完全に別モノと言ってよいくらい製品の特徴が異なります。ほんとうにざっくりまとめるとこのようになります。
- 吸引力、タンク容量、操作性重視⇒据置型
- 携帯性、静音性、後片付けの容易さ重視⇒ハンディ型
吸引性能最優先なら、他の項目はひとまず横に置いて据置型かなと思います。
詳細が気になる方はこちらの据置型エレノアvsハンディ型ベビースマイルのガチ対決もご覧くださいw
https://tsumurinote.com/baby-smile/
【おまけ】比較その③ vs 口で吸う鼻吸い器(鼻水トッテ)
口で吸うタイプと比べる余地があるのかよく分かりませんが、ネタとして(笑)
エレノアを購入したそもそものきっかけが、口で吸う「ママ鼻水トッテ」の限界を感じたということだったんですよね。娘がまだ1歳だった初夏のことですが、保育園に通い始めた娘の鼻から無限に垂れ続ける鼻水に絶望したんです。暴れる1歳児を押さえつけて口で吸うのも無理ならば、保育園でもらった強力な風邪に親がやられてダウンするのもちょっと無理。
それを思えば、電動は断然楽です。
頑固な鼻水を取りきろうとすると、何度も吸引することになりますが、口で吸う鼻吸い器だと、暴れる娘を押さえながら口で吸うのが大変だったし、風邪をもらうリスクも多少あるんですよね。
せめて手動ポンプ式ならマシだったかもしれませんが、鼻水トッテを買ったのが出産前であまりイメージできてなかったんですよね😅
わが家での「エレノア」の使用実態
ここからは、わが家でのエレノアの実際の使い方を紹介していきます。
据置型鼻水吸引器に共通:使用前の通水が必要
取扱説明書に記載の通り、使用前にホースに通水するひと手間があります(据置型に共通の手前)
部品を取り付けたら、エレノアの電源を入れ、適当に圧力を設定して、コップに入れた水をチューッと。
ホースが乾いていると内部に鼻水がくっつきやすく、さらになかなか取れなくなっちゃうんですよね。くっついたらホースを水につけてふやかして取りますが、これが1日仕事になるので。
万が一ほんまに取れなくなったらホースだけ買えますが、買いたくないしさ。
通水が終わったら、圧力を適当に設定して鼻水を吸いまくります。実際の様子はメーカーさんの動画で確認ください。
吸い終わったらもう一度ホースに通水。取れた鼻水がタンクに溜まります。タンクが透明なので取れ高も確認できます(←したいよね?)
タンクの蓋には、水が多すぎた場合に水がポンプに流入するのを防ぐフロート弁がついてますが、水量は控えめの方が安心かと。
使用後はバラバラにして水洗い
使用後は毎回バラバラにして水洗いです。使用直後の鼻水が固まらないうちに、各パーツと、ついでにホースの中もザーッとすすいでキッチンに適当に干してます。
ホース内部に残った水は、毎日使う季節は台所に縦に吊るして重力まかせにしてます。使う前に通水するから適当。長期間片付ける時は、ホースをぐるぐる振り回し、遠心力で水を飛ばした後に完全に乾かしてます。
消毒については、取扱説明書の10ページに記載があります。パーツの素材ごとに適した消毒方法がありますが、次亜塩素酸ナトリウムは全部品に使えます。ミルトンの主成分ね。
よく使う秋から春先までは出しっぱなし
保育園で娘がしょっちゅう風邪をもらうこともあり、秋から春先までエレノアはキッチンに出しっぱなし。
朝に鼻水を吸って、保育園から帰って吸って、寝る前に吸って……ホースが完全に乾くヒマもないので、実はあんまり真面目に片付けたことがなく、100均のテキトーなカゴにつっこんで、キッチンのワゴンに放り込んでます。
こんななので、付属の収納バッグは、長期間しまうときと、帰省先に持っていくときくらいしか使いません。
電動鼻水吸引器「エレノア」を購入してよかったこと
ティッシュで拭くだけでは取れない鼻水もスッキリ
エレノアを購入していちばんよかったことは、使った後のすっきり感です。
個人差はありますが、2~3歳くらいだとまだ上手に鼻がかめなくて、ティッシュだと入り口しか取れなかったんですが、エレノアだと見える範囲はすっきり取れてる感じです。
特に秋から冬は鼻水が出っぱなしな保育園児、鼻が垂れてくるまでの時間を稼げるのは助かります。
大人も使えるので試しに吸ってみたらけっこうすっきりしました。鼻をかみすぎて赤くなるよりいいと思います!
2歳以降は娘が自分で吸うように
すっきり感は娘本人も感じているようで、2歳を過ぎたある日から、突然自分でホースを持って鼻を吸うようになりました。
エレノアを購入した1歳頃は、音がイヤなのか鼻に異物を入れられるのがイヤなのか、鼻が垂れまくっても逃げ回り、それこそ押さえつけて吸ってたんですが、なんか急に悟ったらしい。
それ以降は「鼻すう?」と声を掛けると、娘本人が納得するまでキレイに吸ってますし、取れ高を眺めてニヤニヤした後は「おかーさんも吸うたろか?」と言いだす始末。……おかまいなく。
親が声掛けを忘れていても、しんどくなると本人が「吸う」と言いますし、親が声を掛けてもそれほどしんどくないときは「吸わない」と答えるので、もはや本人が理解して使いこなしている感じです。
電動鼻水吸引器は万能ではないが鼻吸いに悩むおうちでは便利
このように、わが家では電動鼻水吸引器「エレノア」を、とっても便利に使っていますが、鼻水をマメに取っても風邪を拗らせるときは拗らせるし、いくら便利でも過信は禁物とは思います。
実際、この2年半の間に娘の風邪を2回拗らしたんですよ……(両側副鼻腔炎で1回入院、中耳炎も1回やった)。
そんな現実はあれど、子どもの鼻水に悩んでいる親にとって、電動鼻水吸引器はあると助かる育児用品だと思いますね。
なんせ口で吸うよりも断然楽だし、鼻の穴から目視できる鼻水なら時間をかければ取りきれたのがよかった。なにより、鼻水が出る風邪のときに鼻水をしっかり取ってやると、娘が鼻の不快感を忘れたような顔をするんです。鼻詰まりって本当に不快だから、それを忘れられる時間は少しでも増やしてあげられるとよいなと。
というわけで、今シーズンもよろしくね、エレノア!