わが家は「アオヤギ写真工芸社」で写真を現像しています。
アオヤギ写真工芸社は東京・田端にて1952年に創業したカメラと写真の専門店で、DSC/L/LW版の現像が1枚6円からと格安ネットプリントの価格帯でありながら、印画紙の種類・サイズを豊富に揃えている、小回りの利く写真屋さんです。
家族のアルバムに保存するスナップ写真としては1枚8円の「高品質フジカラーペーパー 機械仕上げ」をリピートしているのですが、このたび、七五三の記念写真を祖父母用に焼き増しするために「最高品質レーザーペーパー微粒面 通常写真屋さん仕上げ」を初めて注文してみたので紹介します。
アオヤギ写真工芸社「最高品質レーザーペーパー微粒面 通常写真屋さん仕上げ」の感想
アオヤギ写真工芸社のホームページからネットプリントとして注文しました。
上記「ご注文の流れ」に画像や動画つきのマニュアルがあるので迷う点は少ないかと思います。
Lサイズを8枚注文し、合計金額が407円でした。
- プリント代金合計:200円
- 配送料:170円
- 消費税:37円
枚数が少なめだったので送料分が割高になっています。ご注文は計画的に……
注文から5日目に到着しました。
到着したプリントを接写してみました。
少しざらっとして光沢控えめのプリント面は、高級感があってよいですよね。
印画紙は「FUJICOLOR 純正 PROFESSIONAL PAPER」のラスター(微粒面半光沢)タイプ。フジカラーのデジタル出力機向けでは最高級のプロ用印画紙であり、古くからスタジオ写真や肖像写真に使われています。保存性や表現力に優れていることから、記念写真のプリントにちょうどよいと思って選びました。
画像データと見比べてみました。
プリントの色合いは画像データと比べて多少温かい感じに、明るさはやや暗くなりました。
画像データを表示したPC画面と現像したプリントを並べると違いが明らかですが、プリント単体だけ見たときは違いがあることに気づきませんでした。プリント単体の発色はきれいだったので、個人的には満足であります。
アオヤギ写真工芸社「最高品質レーザーペーパー微粒面 通常写真屋さん仕上げ」の対応サイズ
アオヤギ写真工芸社の「最高品質レーザーペーパー微粒面」が対応しているサイズは下記のとおりです。
サイズ | 最高品質レーザーペーパー微粒面 機械仕上げ | 最高品質レーザーペーパー微粒面 通常写真屋さん仕上げ |
---|---|---|
L(89×127) | 20円(税込22円) | 25円(税込27.5円) |
KG(はがき相当)(102×152) | 40円(税込44円) | 45円(税込49.5円) |
2LD(127×170) | 70円(税込77円) | 90円(税込99円) |
2L(127×178) | 70円(税込77円) | 90円(税込99円) |
2LW(127×190) | 72円(税込79.2円) | 92円(税込101.2円) |
2LHV(127×216) | 77円(税込84.7円) | 100円(税込110円) |
8つ切(165×216) | 250円(税込275円) | 300円(税込330円) |
8つ切w(165×254) | 250円(税込275円) | 300円(税込330円) |
6つ切(203×254) | 250円(税込275円) | 300円(税込330円) |
6つ切w(203×305) | 250円(税込275円) | 300円(税込330円) |
4つ切(254×305) | 270円(税込297円) | 320円(税込352円) |
4つ切w(254×365) | 270円(税込297円) | 320円(税込352円) |
A4(210×297) | 250円(税込275円) | 300円(税込330円) |
A3(305×420) | 500円(税込550円) | 600円(税込660円) |
A3w(305×450) | 500円(税込550円) | 600円(税込660円) |
写真を小さなサイズでプリントする場合、トリミングの発生しない最適サイズはコンパクトデジカメではDSC(約4:3)、デジタル一眼レフではLW(約2:3)ですが、アオヤギ写真工芸社の最高品質レーザーペーパー微粒面プリントはこれらのサイズに対応していません。
今回はLサイズで現像しましたが、トリミングにより画像の端が少し切れることだけは注意が必要と思いました。
画面の端まで人物や対象物が映り込んでいなければ、そこまで気にならないかなとは思います
どうしてもDSCサイズやLサイズがよい場合は、他のプリント仕様で対応していないか見てみてくださいね。価格表がいちばんわかりやすいかと思います。
- 高品質オリジナルペーパー(機械仕上げ)
- 高品質フジカラーペーパー(機械仕上げ/写真屋さん仕上げ)
- 最高品質レーザーペーパー光沢(機械仕上げ/写真屋さん仕上げ)
- 最高品質レーザーペーパー微粒面(機械仕上げ/写真屋さん仕上げ)
- 最高品質レーザーペーパー絹目(機械仕上げ/写真屋さん仕上げ)
- クリスタルペーパー(写真屋さん仕上げ)
個人的な好みでいえば、台紙に入れる記念写真は、落ち着きや高級感を感じられる微粒面や絹目(微粒面と同料金)がよいですが、家族のアルバムづくりなら、料金の安いオリジナルペーパーや高品質フジカラーペーパーで十分だと思います。
プリントサンプルの取り寄せも可能なので、取り寄せてみてもよいかと思います(私も初回に取り寄せました)
アオヤギ写真工芸社の機械仕上げと写真屋さん仕上げの違い
今回は絶対に失敗したくない写真だったので写真屋さん仕上げ(手焼き)で注文しましたが、プリントの仕上げは機械仕上げ(機械焼き)を選ぶこともできます。わが家はいつもは機械仕上げを注文しています。
- 機械仕上げ(機械焼き)
全自動化されたシステムで機械が自動的に補正 - 写真屋さん仕上げ(手焼き)
1枚1枚オペレーターが補正してプリント
機械仕上げの場合は注文時に「色調自動補正」のチェックボックスを選択することで自動的に補正されたプリントができあがります。補正なしでプリントすることもできます。私はこれまで何度も注文して特に不満がないので、よほど元のデータが悪い写真や絶対に失敗したくない写真でない限りは機械仕上げで十分との印象を持っています。
写真屋さん仕上げの場合は、写真1枚1枚について、写真全体の色の補正、明るさの補正、メリハリ(コントラスト)の調整、鮮やかさ(彩度)の調整、シャープさの調整をオペレーターが手掛けてくれます。それでいて料金は1枚25円からと良心的なので、記念写真の焼き増しで利用しない手はないと思いました。
写真屋さん仕上げはオペレーターの手が入る分、納品まで数日余分にかかる点だけ要注意かと思います。
アオヤギ写真工芸社の「最高品質レーザーペーパー微粒面 通常写真屋さん仕上げ」の納期
写真屋さん仕上げの納期は機械仕上げよりも長めです。
- 機械仕上げ:当日又は翌日に出荷
- 写真屋さん仕上げ:2~3日以内に出荷
特に急ぐ場合は電話での相談が可能ですので、問い合わせてみてください。
なお、写真の発送から到着するまでは配送業者の状況によって数日かかることがあります。
今回、「最高品質レーザーペーパー微粒面 通常写真屋さん仕上げ」8枚の注文では、月曜日に注文、水曜日にゆうパケットで発送、金曜日に到着しました。通常の納期どおり発送していただけた感じでした。
アオヤギ写真工芸社の「最高品質レーザーペーパー微粒面 通常写真屋さん仕上げ」は記念写真の焼き増しにおすすめ
プリントした写真は市販の写真台紙に入れました。
今回使った台紙は、イズミダイシのLサイズ用、4面見開き(縦横兼用)タイプのものです。
中枠に写真をテープで固定し、中枠を両面テープで台紙に固定するだけと、簡単に仕上げられました。
写真館に焼き増しと台紙の作成をお願いすると数千円からと高額になりがちですが、写真館から画像データをもらえる場合は、他のお店で焼き増しして自分で台紙に入れることで、コスパの面でも品質の面でも満足なものができると感じました。
アオヤギ写真工芸社の「最高品質レーザーペーパー微粒面 通常写真屋さん仕上げ」は、L版だけではなく、6つ切りや4つ切りなど、大きなサイズもお手頃価格で焼き増しできるので、今後、大きな写真を焼き増しする際にも利用したいなと思いました。おすすめです♡