わが家は古い団地住まいでキッチンを除く全部屋が畳です。そこで、娘が生後10ヶ月から3歳までは大和屋アーチ木製ローチェアを娘のお食事椅子として愛用してきました。
そろそろこの椅子も卒業が見えてきたので、これまで2年あまり使用して分かったことをまとめます。
大和屋アーチ木製ローチェアを購入するまでの経緯
最初のお食事椅子はベビーソファ(カリブ)でした、が!
わが家では最初、カリブというベビーソファを使っていました。
ベビーソファと言えばバンボが有名ですよね。カリブは言うたらバンボの類似品です。首すわり後の3・4ヶ月頃から、14ヶ月頃まで使えます。
こうしてみるとそっくりすぎて笑っちゃいますね……
カリブとバンボを比較すると、カリブの方が足回りがすっきりしており、バンボだと太ももが入らないむちむち系ベビーでもイケるのがメリットかと。
カリブには取り外し可能なトレイがついています。ベビーを座らせてからトレイを取り付けておもちゃを置いてあげたり、食事を置いたりと便利に使えます。
バンボのトレイはオプション扱いなので、単品でも買えるし、セット買いもできます。
わが家は娘が生まれる前に友人からカリブをお下がりでもらっていたので、離乳食の間のお食事椅子としてカリブを使う予定でした。
ところが!
娘は束縛を嫌う自由奔放ベビーで、カリブに座らせた瞬間、寝返りローリングで逃走。それでもめげずに娘を座らせ(押し込み?)、スキを見てトレイを取り付けると、トレイを取り付けたカリブごと寝返りしようとし……ちっとも便利に使えないという事態に。
結論、カリブで離乳食はわが家では無理だったので、あらためてお食事椅子を検討することになったのです……
生後10ヶ月でお食事椅子購入を検討した時の条件
カリブの失敗も踏まえて、わが家は以下の条件でお食事椅子を検討しました。
- ローチェアである
⇒畳の部屋で座卓で食事をとるわが家ではローチェアの方が使いやすいと思ったので。 - 重量があり、本体が安定している
⇒重量1400gのカリブでは寝返りされかけたので。娘がプーさんのメリーをひっくり返して泣く事件もあったので、安定感も必須。 - ベビーが脱走できない
⇒離乳食以前に椅子に座っていられない自由奔放なベビーには、脱走できないテーブルつきがよさそう。
大和屋アーチ木製ローチェアに決定
上記条件に合うローチェアを見比べて大和屋のアーチ木製ローチェアを購入しました。
アーチ木製ローチェアは、折り畳み式かつテーブル可動式のベビー用ローチェアです。
組み立て不要ですぐ使えるのも嬉しいポイント。
わが家の座卓(こたつ兼用)に組み合わせると、こんな感じになりました!
座卓の天面の高さは約36cm、脚を入れる空間の高さは約29cmです。テーブルの端にはでっぱりがあり、お皿の落下を防いでくれます。
大和屋アーチ木製ローチェアの良いところ
大和屋のアーチ木製ローチェアは下記の点がいいと思っています。
- 椅子本体がしっかりしていて安心感がある
- 折り畳み可能でコンパクト収納
- 大和屋さんのアフターサービスもよかった
椅子本体がしっかりしていて安心感がある
アーチ木製ローチェアは椅子本体がとてもしっかりしています。
本体重量が約5kgあるので、ベビーの力ではまず動かせませんし、つかまり立ちくらいじゃビクともしません。娘は離乳食を嫌がるタイプで、意思表示なのか椅子の上でのけぞったり暴れたりしていましたが、グラグラすることはありませんでした。
2歳を過ぎてからは、自分で椅子によじ登り、すぽんと定位置に収まるようになりました。椅子の上に立ったりすることもありますが、今のところ椅子ごとひっくり返ったことはありません。耐荷重は約30kgで、3歳の今でも大丈夫そう。
安全にも配慮されていて、誤って折りたたまれないようロックがありますし、可動式のテーブルはベルトで固定できるようになっています。
ベビーの股部分にあるベルトは、テーブルと座面のすき間からのずり落ち防止にもなっています。
テーブルを固定するベルトを外して、テーブルを上から後ろに回すと普通の椅子に変身。
ただしこの状態ではテーブルをベルトで固定できないため、ベビーの力でもテーブルを動かせてしまいますし、手を挟むといけないので、わが家ではテーブルは出しっぱなしで使いました。
テーブルが要らない時期がくれば、頑丈なヒモか何かで固定した方が安全と思います。
折りたたみ可能でコンパクト収納
アーチ木製ローチェアは、たたむとかなりコンパクトになります。
掃除機をかけるときなんかは、たたんで押し入れの隅っこにしまっていました。車で帰省するときも場所を取らなくてよかったです。
固定用のベルトは畳んだ状態での固定にも使えて、ベビーのケガ防止に役立つと思いました。
大和屋さんのアフターサービスもよかった
大和屋さんのアフターサービスもよかったです。
使い始めてからしばらくして背板の後ろを支える横木にひび割れを見つけました
(購入時からあったものか、購入後にできたかは不明です)。
大和屋さんに電話で問い合わせると迅速に交換対応してくださいました。電話の翌日には交換品がうちに届くスピード感で、とてもありがたかったです。毎日使うものですしね。
電話の担当者さんが明るく落ち着いた声で、困りごとをしっかり受け止めてくれる感じだったのも好印象。育児家具専業で創業90年ともなるとさすがだな~と思いました。
アーチ木製ローチェアの惜しい点
アーチ木製ローチェアには惜しい点もいくつかあるので紹介します。別にそこまで困ってはないんですが、気にする人は気になるポイントだと思う。
- テーブルを使う場合は、抱っこで座らせるか自力でよじ登ってもらうことになる
- すき間にゴミがたまる
- 3歳前後で不足感が出てきた(座面の高さ、座席の広さ)
テーブルを使う場合は抱っこで座らせるか、自力でよじ登ってもらうことになる
アーチ木製ローチェアのテーブルは可動式ですが、ベビーを座らせた後でテーブルをセットすることができません。
なので、基本的にはテーブルを出した状態で、ベビー時代は抱っこして座らせ、2歳過ぎてからは娘が自力でよじ登ってました。椅子が安定しているので自力でよじ登ってもぐらぐらしませんが、登り終わるまでテーブルに食事を置けないのがちょっとなぁ……と思いました。
娘が登るのを待つ間は目の前にある座卓に食事を置いたら問題ないんですけど、私イラチなんで……。
すき間にゴミがたまる
アーチ木製ローチェアの可動部付近にはすき間があります。すき間の幅はお箸より少し広いくらいで、ここに娘の食べこぼしや、手づかみでばらまいたものがたまるのにはちょっと困りました。
普段のお手入れは拭くだけですが、ときどきマツイ棒的なものでスキマのごみを取っています。マツイ棒的なものは、割りばしにウェットティッシュをクルクル巻いて輪ゴムで留めるだけです。
マツイ棒はAmazonで売ってますが微妙に高いし、ありあわせの材料があれば作れるので、ぜひ作ってくださいませ。
3歳前後で不足感が出てきた
ちょっとした不満はあるものの、わが家ではアーチ木製ローチェアを愛用していました。
が、娘が2歳半を過ぎ、3歳が近づいて身体が大きくなった娘は、テーブルを出した状態で出入りしようとすると狭いらしく、「せまーい!」と言うようになったんです。
テーブルなしで椅子として使おうとしたところ、うちの座卓には合わないことが判明しました。
うちの座卓に組み合わせると、脚を入れる空間の高さがそれほどありません。アーチ木製ローチェアは座面の高さが21.5cmと割と高く、テーブルを外して座卓に椅子を寄せると娘が脚を入れる空間は10cm前後。娘が狭さを嫌がりました。
親の目から見ても座面の高さ21.5cmに対して座卓の天板の高さ36cmはちょっと低いような印象もあります。付属テーブル同様、40cmくらいの天板の座卓ならちょうどよいと思いますが。
ということで、娘の食事椅子としてはそろそろ引退ですが、これからはテーブルを取り外し、椅子やちょっとした踏み台として使おうと考えています。
アーチ木製ローチェア卒業後はカトージ「静かなパイプイス」
アーチ木製ローチェアを卒業しても、娘はまだ背丈が90cm前後と、座布団に座って座卓で食事をするには背丈が足りません。
そこで購入したのがいわゆる豆椅子。座面高さが約15cmと、アーチ木製ローチェアよりも低めなので、うちの座卓にもぴったり合いました。 これだと娘が脚を入れる空間が15cmほど取れるんです。
画像はカトージの静かなパイプイス。豆椅子は一般的に笛つきで、座るとプープーうるさいイメージがありますが、静かなパイプイスは笛なしでうるさくないですし、色もブラウンで落ち着きがあり、畳の部屋で浮かないのがよかったです。
カトージと言えばベビー用品でよく名前を聞くので、その点での安心感もありました。
娘はピンクとかキャラモノとか可愛いのがよかったみたいで、「あっちがいい!」とか言ってましたが、この椅子自体がイヤなわけではないようなので、椅子カバーを作ってあげようかなと思ってます。
ひとつ難点があるとすれば、豆椅子の対象年齢が36ヶ月までってことですかね……まあ壊れなければ問題ないので、だましだまし使っていくつもりです。笑
カトージ「静かなパイプイス」卒業後はニトリ「あぐら正座椅子ダイチ2」
(2021年5月追記)
カトージ「静かなパイプイス」が耐荷重の限界に達した後はニトリのあぐら正座椅子「ダイチ2」に切り替えました。レビューはこちらから。
https://tsumurinote.com/nitori-daichi2/