こんにちは、つむり @TsumuRi です。

WordPressは無料テーマで十分!有料テーマ高いだけだし
なーんて思っていたのですが、有料テーマ「SWELL」に乗り換えました。(あっさり変節)
いざ乗り換えたらあまりにも軽快で、今まで無料テーマにこだわっていたことを後悔したレベル。WordPressをブロックエディタに切り替えた直後に乗り換えておくべきでした。もう遅いけど。
この快適さをぜひ知ってほしいと思ったので、SWELLに乗り換えた理由や、使った感想を紹介します。
SWELLに変えた理由
- SWELLのデザインがかっこいい
- 購入後のサポートがよさそう
- 乗り換えサポート用プラグインがある
SWELLのデザインがかっこいい
SWELLに乗り換えた最大の理由は、デザインがカッコいいことです。
以前は無料テーマ「Cocoon」を使っていた私。ちょっとデザインを変えたいなと思って、参考にあちこちのブログを見て回ったところ、デザインがカッコいいブログはたいていSWELLを使っていたという。

Cocoonでコードと格闘するより、SWELL買うた方が早い?
そのうえ、スマホでも表示が速いんですよ。これはいい。
私自身、重いサイトに遭遇すると1秒で「戻る」ボタンを押すタイプですし、Google検索はページの表示速度を考慮するアルゴリズムになっているそう。だからカッコよくても重いのはダメ。
SWELLは高速化機能をテーマに内蔵しているから、そのへんは心配無用かなと思いました。
購入後のサポートがよさそう
SWELLの評判を調べると、購入後のサポートが好印象でした。
- 2019年の発売以降、継続的に開発(頻繁にアップデート)
- テーマサイトのマニュアル、フォーラムなどサポートが充実
- 日本語の情報が多い(カスタマイズ情報など)
アップデートは平均すると月1~2回。細かい機能がどんどん追加されています(参考:アップデート)
テーマサイトの設定マニュアルは上から順にマネするだけで初期設定が完了し、ひととおりの操作がわかる構成。さらに、操作で困ったときに検索して分からなければ、ユーザーフォーラムで誰かに聞けるのも心強いと感じました。
カスタマイズ方法やトラブルへの対処法は、熱心なSWELLユーザーさんのブログで公開されているので、たいていのことはググれば分かります。

情報が多いとやっぱり楽
SWELLは複数のブログで使えるので、2つめ3つめのブログを作りたくなったときにも使い回せます。
乗り換えサポート用プラグインがある
SWELLには他のWordPressテーマからの乗り換えサポート用プラグインがあります。
- Cocoon
- AFFINGER5
- JIN
- SANGO
- STORK
- THE THOR
通常、何年も運営したブログのテーマを変更して旧テーマと同様に表示させるには、旧テーマのCSSから必要な箇所を新テーマに移植したり、新テーマに合わせて過去記事を書き直すなど、それなりの時間と労力が必要です。
SWELLの場合、乗り換えサポート用プラグインが旧テーマの機能や表示をある程度引き継ぐので、それほど手間を掛けずブログの公開まで持っていけます。

乗り換え、意外と手間がなさそう!
これが決め手になりました。

SWELLのよいところ
SWELLを実際に使ってみた印象……

なんやこのサクサク動くWordPress!
一言でまとめるならこれに尽きます。カンタン、軽快、サクサク。
ここではSWELLの使用感について、よいと思った点を紹介します。
- カスタマイズがカンタン
- ブロックエディタが軽快すぎる
- スマホでもサクサク動く
カスタマイズがカンタン
SWELLのカスタマイズはすごくカンタンです。

スクロールできます
ほぼコードを書かずにここまでできました!

初期デザインの方が要素や色数が絞られている分、シャープな雰囲気でカッコいいような気もしてきた(何もしたくない派に朗報)
全体のデザインはマウスポチポチ
まずはブログ全体のデザイン!
ブログのトップページのビジュアルのデザイン、ヘッダやサイドバーにあるメニューの配置、見出しやリストなどのデザインなどは、あらかじめデザインパターンが用意されており、設定画面でマウスでポチポチ選択するだけで好みに合わせられます。
この動画は「カスタマイズ」画面を使用しているところ。他にも以下の設定画面があります。
場所 | 設定項目 |
---|---|
「SWELL設定」>「エディター設定」 | 記事本文の書式 |
「外観」>「カスタマイズ」 | ブログ全体のデザイン |
「外観」>「ウィジェット」 | 記事、サイドバーなどに部品を配置 (カスタマイズの「ウィジェット」と同じ) |
「外観」>「メニュー」 | メニューに入れる項目を設定 (カスタマイズの「メニュー」と同じ) |
SWELLのテーマサイトの設定マニュアルを見ながら設定してみてくださいね。

どこに何があるかざっくり分かるようになればバッチリです!
サイト型トップページへの変更もマウスポチポチ
当ブログはいわゆる「サイト型トップページ」にカスタマイズしていて、
- カラムを2列にしたり3列にしたり
- カテゴリごとにタブ切り替えにしたり
- 最新記事の表示形式を混在させたり
あれこれやっているけど、基本的にはノーコードで作れます。
ページレイアウトのための独自ブロック(=部品)を使えば、ほぼマウスでポチポチするだけでこれだけできます。


透け感が欲しくて少しだけCSSをいじったけど、それにしても簡単…!
トップページの変更のしかたはおいおい書く予定です。
ブロックエディタが軽快すぎる
SWELLのブロックエディタは軽快に動作します。
私はここ1年半くらいはブロックエディタでブログを書いていて、操作にそれなり慣れていたつもりです。しかし、SWELLのブロックエディタは完全に別物でした……

ものっそい軽快じゃないです?
特に、「段落ブロック」は「段落ブロック」のまま囲みや背景を設定できたり、「段落ブロック」と「吹き出し」を相互に変換できるのがすごく便利です。
SWELLに変える前
- 囲みを作るとき:「ボックスブロック」を作ってからテキストを入力(またはコピペ)
- テキストを残して囲みを消すとき:「ボックスブロック」の中のテキストを別の場所にコピペしてから「ボックスブロック」を削除
- 「吹き出しブロック」も同様の操作(あらかじめ作る)
SWELLに変えたあと
- 囲みを作るとき:テキストをベタ打ちした「段落ブロック」にマウスクリックで囲みのスタイルをのせる
- テキストを残して囲みを消すとき:マウスクリックでスタイルをクリアする
- 「吹き出しブロック」は「段落ブロック」と相互に変換できる
結論として、コピペする回数が激減したので囲みや吹き出しを使うのが楽しくなりました。
こういうキャプションつきの囲みを作るときは「キャプションボックス」を作った後にテキストを入力します。テキストを残して囲みだけ消すときは、別の場所にテキストをコピペした後に「キャプションボックス」を消します。
段落ボックスに後から追加できない囲みをなるべく使わず、後から追加できる囲みを中心に使えば時短できます。
スマホでもサクサク動く
SWELLのテーマサイトやユーザーさんのレビューではあまり言及されていない気がしますが(もしかすると非公式?)、SWELLはスマホでもサクサクとカスタマイズや編集ができます。みなさんスマホでブログ書かないんですかね?

少なくとも私の環境(iPhone 8+Google Chrome)ではサクサク!
なんと、デザイン設定のためのカスタマイザーが普通に動きます。
スマホでの表示


画面が狭いので、設定画面とライブプレビューを切り替えながら操作する感じにはなりますが。
記事作成画面も普通に動きます。
スマホでの表示


各ブロックの設定を行う時は別画面に切り替え。最初は戸惑いますが、慣れるとパソコンと変わらない感覚になってきました。
段落ブロックでテキストをベタ打ちしてスタイルを設定したり、吹き出しを入れたり、リンクをつけたりは楽勝です。
もちろんスマホはスマホなので、範囲選択して数ブロックまとめてグループ化して装飾するみたいな複雑なことはできません。大きめの表を作るときもさすがにパソコンの方がいいかなぁと思いますけどね。画面が狭いのはスマホの仕様です。
出先でもサクサク動作するので、スマホでブログ書く派も快適に使えると思います。

子どもの習い事の送迎の待機中に公園のベンチでブログ書こうかな(笑)
SWELLの微妙なところ
ここではSWELLのよくない点を紹介します。
- 価格が高い
- デザインがSWELLっぽい
ただこれ、SWELLがあかんわけではなく、私サイドの問題かもしれません。
価格が高い
無料ブログはとしてはSWELLの価格(2022年5月現在、17600円)は高いと言わざるを得ません。
業務用のサイト(会社のホームページとか)を作るなら、この価格はめちゃくちゃ高いわけではないと思う。会社の経費で落とせるでしょ、ケチケチせんと効率化してさしあげてね?と思います。
でも、個人のブログなんていう本来あまりお金のかからない趣味で、17600円はちょっとなぁ…ってなるんです。無料テーマを使えば月1000円程度のサーバー代だけで済むわけですし。
節約派の私としては、必要性を見極めて買って欲しいと思う。
- テキストばかりのブログを書いている
- 囲みや吹き出しなどの装飾をあまり使わない
- カスタマイズは基本的にしない
- カスタマイズにカンタンさは必要ない(自分でコードを書くことが苦にならない)
こんなタイプにはSWELLの機能は必要ないので買わなくていいと思うんです。そもそも有料テーマを考える必要すらないかも。
その場合、WordPressのデフォルトテーマはさすがにシンプルすぎるので、無料テーマ「Cocoon」を使いましょう。Cocoonで整えれば快適にブログを始められるし、やっぱりSWELLがいいとなったら乗り換えサポート用プラグインを使ってサクッと乗り換えられるのでおすすめです。
デザインがSWELLっぽい
SWELLのデザインは「良くも悪くもSWELLっぽい」デザインです。

例えばこのH2見出しは縦のラインが2色になっているのがカッコいいんですけど、このデザインを使っているブログが多くて、「あ、SWELLだな」ってすぐ分かります。
それからこのキャプションボックス!これもすぐ分かります。
SWELLのデザインがカッコいいと思ってテーマを乗り換えたのに、他のブログとかぶりまくることで個性がないような気がしてなんだかしょんぼりすることってありませんか?

天邪鬼な心性でほんとごめんなさい……
でね?
基本的に、SWELLのデザイン設定はあらかじめ用意されたデザインパターンから選ぶことになっていて、コードを書かなくていいのが魅力ではあるけど、コードを書いちゃいけないわけじゃないので、ゴリゴリゴリゴリ書きまくったら解決!
SWELLのデザイン + 自分好みのデザイン = 「最強」
ということでいいんじゃないかな。私もちょいちょい変えて遊んでます。



変えたやつがカッコいいかどうかは分かりません(笑)
SWELLに乗り換えてよかったよ!
SWELLのよいところも微妙なところもひっくるめて、SWELLに乗り換えてよかった!と思っています。
- ストレスフリーでブログを書くのが楽しくなった
- カスタマイズや記事編集の時間が節約できる
- デザインにこりたくなる
ストレスフリーでブログを書くのが楽しい
いちばんはやっぱり、ブログを書く時に感じていた地味なストレスがなくなったこと。
SWELLに変える前に感じていた地味な不便さはそういうものだからしかたがないと思ってました。でも、SWELLに変えたら、それらが我慢しなくてもいい不便さだったことに気づくことができて。不便さからくる地味なストレスを手放したらブログを書くのがますます楽しくなりました。
カスタマイズや記事編集の時間が節約できる
それからこれ、カスタマイズや記事編集の時間を節約できるのもいいです。
既に語ったことの繰り返しですが、こったレイアウトをマウスポチポチで作れてしまうわ、記事編集のときのブロック変換やコピペ操作にかけてる時間が明らかに減ったわ、それなのにビジュアルがキレイなブログが書けるわで、なんかむちゃくちゃデキる人になったみたい……。

私こんなに一気に色々やれたんだーってなってるw
デザインにこりたくなる
これはいいんだか悪いんだか分かりませんけど、デザインにこりたくなってきました。
SWELLの元々のデザインがカッコいいし、サイトのトップページもカッコよくできたし、記事もカッコよく仕上がるし、なんだかアイキャッチ画像もカッコよくしたいぞ!と思って、いろいろ見ながらちょっとずつカッコよくしてます。

そこに時間をかけ始めたら本末転倒という説もあるw
とにもかくにも、SWELLに乗り換えてから間違いなくブログが楽しくなったし、買ってよかったです。
カンタン・軽快・サクサクは偉大でした。
ここで紹介しきれなかった機能や特徴については、どうぞテーマサイトをご覧ください。