2歳8ヶ月の娘のO脚の経過観察が無事終わってホッとしているTsumuRiです。こんにちは!
事の起こりは1歳8ヶ月健診。病的なO脚を疑われ、小児整形外科を受診後、1年にわたる経過観察によって疑いが晴れたという経緯です。
この記事では発見から受診までの経緯と、その間に調べたことをまとめますね!
病的O脚を疑われた経緯
1歳3ヶ月頃に保育士さんが気づく
娘は1歳になった頃から保育園に通ってるんですが、最初に娘のO脚に気づいたのは担任の保育士さんでした。
普段は「こういうことができるようになって~」とか、娘のことをとてもよく見て、小さなことでもほめてくれることが多い保育士さんが、O脚のことだけは度々言うんですね。
娘ちゃん、すっごいガニ股ですよね
……この時期ってみんな多かれ少なかれO脚なんじゃ……
や、確かにそうなんですけど、同月齢や少し下の子と比べてもすっっっっっごいガニ股なんですってー!ついでの時でいいので小児科で聞いてくださいね
よくよく考えれば、平日に子どもと過ごす時間が5時間程度かつ1人目育児の母親が、平日10時間近く娘のお世話をしてくれて、何十人、何百人と子どもを見てきた保育士さんより正確に事態を把握できてるわけがないんですが、このときは大丈夫と思ってました。
これが正常性バイアスというやつか……
赤ちゃん時代はみんなO脚
先ほど、「この時期ってみんな多かれ少なかれO脚って書いたんですが、私が楽観的になっていた理由のひとつがこれです。
たいていの育児書に載ってる話だとは思うんですが、子どもの足の発育って、こんな経過をたどるんですよ。
- 赤ちゃんはO脚が普通で、2歳ごろまでその状態が続く(生理的O脚)
- 2歳を過ぎると自然に矯正され、3歳のころには逆に、少しX脚になる(生理的X脚)
- 小学校高学年から中学生になると、自然に矯正され真っすぐな脚になる
(徳島県医師会ホームページより抜粋)
娘の普段の様子を見ていても、保育士さんに尋ねてみても、特に歩行に支障がある様子はなかったし、小児科を受診したついでに聞いてみると「この程度なら1歳8ヶ月健診を待てばいいと思う」と言われたので、素直に1歳8ヶ月健診まで放置した私です。
保育士さんは健診の直前までやっぱりガニ股ガニ股言ってました……。
1歳8ヶ月健診「すっごいO脚!」
そして迎えた1歳8ヶ月健診。
歩いて部屋に入った娘を見た小児科の先生は開口一番、
この子、すっごいO脚やね!
いや普通、最初に挨拶とかあるでしょー!いきなりそこ!?
部屋に入った瞬間にO脚を指摘されるくらいのすっごいO脚だったというのが、当時の娘の現実です。
もうね、これが衝撃的すぎて他に何を言われたか覚えてません。
他には特に指摘されるようなこともなかったということですが……。
この日は紹介状をいただいて帰りました。整形外科でも小児外来の受診を勧められたので、帰ってすぐに電話で予約を取りました。
産後の腱鞘炎でかかった整形外科に小児外来があることを知っていたので、探す手間が省けてよかったです!←いいの?
小児整形外科初診から経過観察が終わるまで
1歳8ヶ月「ブラウント病の疑いがありますね」
整形外科の診察はこんな流れでした。
- 診察
普段の生活や歩行の様子を聞かれました。
子どもの脚を揃えさせて形を見たり、膝の間のすき間の広さを測ったり、診察室内を子どもに往復させて歩行の様子を見たり。 - レントゲン検査
ズボンとオムツを脱いで、何方向か撮影。
お股のあたりは被曝防止の保護板を当ててくれたのが印象的。
そして整形外科の先生に言われたのは……
ブラウント病(小児脛骨内反)の疑いがありますね
へっ?
整形外科の先生に説明されたブラウント病を疑う所見は以下の通りでした。
- 足を揃えると膝の間に2cm近くのすき間が空く立派なO脚である
- レントゲン写真で片脚の上端内側に特徴的な嘴状の出っ張りが見られ、骨が湾曲している(内側の骨の成長があまりよくない)
そして、ブラウント病は生理的O脚とは異なり、成長と共に改善することがないとも言われました。重度になれば見た目の問題だけでなく歩行に支障が出てくるため、装具による矯正や手術が必要なこともあるということも。
ただし、娘の場合はO脚がそこまで重度ではなく(立派って言うたやん)、歩行にも支障が出ていないので、特に処置はせず、3ヶ月ごとに経過観察することになりました。
生活上の注意はほとんどなく、しいて言うなら正座は避けるようにとのことでしたが、1歳は正座しないし、させないよねえ……。
ネットで色々調べたんですが、小児整形外科でブラウント病を疑われても成長と共に改善する例がかなりあるそうで、グレーゾーンの広い疾患だな~という印象でした
2歳2ヶ月「次は6ヶ月後でいいですよ」
診察と検査内容は初診時と同じでした。
レントゲン撮影は1方向のみに減りました。
初診時に比べて湾曲の程度が改善しているとのことで、経過観察の頻度が6ヶ月に1回になりました。
2歳8ヶ月「ブラウント病ではないでしょう」
診察と検査内容は前回と同じ。
レントゲン写真では、湾曲の程度がさらに改善して、骨がほぼ真っ直ぐになっているとのこと。初診時の写真と比較すると、素人目にも分かるくらい真っ直ぐになってました。
ブラウント病ではないでしょう、ここまで改善すれば心配ないと思います
この一言で、1年間の経過観察は終わりました。
ただし、これからO脚が酷くなったり、歩行しづらそうな様子があれば早めに受診するようには言われましたが。
保育士さんは頼りになります
余談ですが、この1年、頼りになったのはやっぱり保育士さんでした。
経過観察の時期はもちろん、少し気になったときに昼間の娘の歩行の様子を尋ねられることが心強かったです。
子どもをたくさん見てるからこそ、同月齢の他の子どもと比べてどうかという客観的な意見がもらえるんですよね。
なにより、親がのほほんとしている時期から娘の様子をしっかり観察して異常の可能性に気づいてくれたという信頼の実績は頼もしかったです。
生活上で気をつけることが出てくる可能性もあったので、普段の生活に関わりの深い保育士さんを味方につけておくことはとっても大切だと思いました!
ま、ガニ股ガニ股言いまくってくれましたけどね!(←ちょっと根に持ってる)
脚の成長がゆっくりさんなだけだった
娘の場合は、保育士さんやお医者さんに「すっごいガニ股」だの「すっごいO脚」だの「立派なO脚」だの、散々な言われようだったわりに、1年の経過観察が終わって疑いが晴れてみれば、脚の成長がゆっくりさんなだけだったというオチでした(今のところ)。
とは言え、初診時にブラウント病の疑いがあると言われたときには、やっぱり一瞬頭が真っ白になりました。
1歳半まで離乳食を全然食べないのが悪かったのか、歩き始めが早かったのが悪かったのか等、クヨクヨと考え込んだこともありましたし。
でもね、いろいろ検索してみると、経過観察するうちに改善することが多いと書いているお医者さんや、実際に改善した体験談を書いているお母さんも多いんです。お医者さんもお母さんもけっこうおおらかっていうか
それで、「あれっ、そんなに深刻にならなくてもいいのか?」と思えたんですよね。
だから私も、その末席に連なるべく、経過観察終了までの経緯を綴ってみた次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。