妊娠前からリュック派、産後のマザーズバッグはもちろんリュック派のTsumuRiです。
妊娠前からリュック派なら、あえてマザーズリュックを買わなくてもよかったんじゃないの?というご意見もありそうなのですが、わが家のリュックはコレ!
本気の登山用!
まさかこれらを背負って子育て支援センターに遊びに行くわけにもいかなかったんですよね……タウンユースできるシンプルで大きすぎないリュックなら、そのまま使えたんですが。
というわけで、妊娠前からリュック派の私も、出産後にリュックを新調することになりました。
そんな私が選んだのは、妊婦さん向け情報誌「赤すぐ」と、スタイリストの上村若菜さんがコラボして開発した〈多機能2wayマザーズリュック〉。色はグレーです。
抱っこひもと併用することを前提として設計され、抱っこひもユーザーにとって魅力的な機能がいっぱいついているのが購入の決め手でした。3歳を過ぎた現在、お出かけは基本的にこのリュック。いつの間にか愛用者になっちゃってました。
でも正直、ここまで長く使っていても、ほとんど使わなかった機能のひとつやふたつはあるんですよね。
この記事では、産前からリュックを愛用している元・ゆる山ガールの私が、個人的な使用経験を根拠に、多機能マザーズリュックの機能の必要性をゆる~く考察してみました。
※2019年8月現在は素材や各部の仕様がマイナーチェンジされた〈W sac〉と上位モデルの〈W sac+〉が販売されてます
赤すぐ×上村若菜コラボ〈多機能2wayマザーズリュック〉の基本スペック
毎回〈多機能2wayマザーズリュック〉って書くと長いので、以下〈赤すぐリュック〉って書きますね。ふうこれで短くなったぞ。
外観はごくシンプルですが、夫とシェアして使ってるので、これくらいシンプルな方が夫も持ちやすくてよいです。
素材はポリエステル、サイズは約45cm×約34cm×マチ約16cm、容量は19Lとそれなり大きめで、赤ちゃんのお出かけ荷物は楽々入ります。
多機能と言うだけあり、付属品も色々ついています。カラビナとバネストラップとおむつ換えシート。
カラビナとバネストラップはしっかりした作りで重宝していますが、おむつ換えシートは正直要らなかったです。早いうちからペットシーツなどで代用しちゃったので、本当に使わなくて。なのにどうしてマザーズバッグには必ずついてくるんでしょうね?
のっけから文句ばかりですみませんが、気を取り直して、このリュックの機能の実際の使用状況を上から順に紹介していきます。
〈多機能2wayマザーズリュック〉の10大機能のわが家の実際の使用状況
10個もあるので結論から申し上げますと、抱っこひものための機能はほぼ使わずでしたが、ポケットの使い勝手は最高すぎたって感じです。わが家の場合。
機能①車の座席にも掛けられる!リュック上部に隠れた持ち手
まず、商品名の〈2way〉の正体から。普通のバッグのようにも持てるよう、リュックの上部ポケットに持ち手が格納されてます。
実はこの持ち手、真ん中にバックルがついています。車に乗る時に座席の後ろ側にぶら下げるためのもの。
ただ、わが家はあんまり車に乗らず、車に乗ったときもリュックは座席に置けば十分と感じていたため、リュックを座席にぶら下げるひと手間がめんどくさくて活用せず……
そもそもリュックを手提げのように持つということもほぼないので、機能①は要らなかったです。
機能②上から抱っこひもを装着しても安心!リュックの肩ベルトは取り外し可能
抱っこひもとリュックを同時に使っているときの最大の危機と言えば、リュックの肩ベルトの上から抱っこひもをつけてしまったときに赤ちゃんがねんねして、リュックを下ろそうにも抱っこひもを外すと赤ちゃんを起こしてしまいそう……という場面ではないでしょうか。
〈赤すぐリュック〉の肩ベルトはバックルつきのため、抱っこひもをリュックの上から着けてしまっても、抱っこひもを外さずリュックだけスルッと下ろせるようになってます。万が一のときもこれで安心です。
ただ、私の場合、抱っこひもを着けてからリュックを背負う習慣ができてしまったので、実際に機能②を使ったのは数えるほどしかありませんでした。
でも、リュックの上から抱っこひもを着けてしまうクセがある人には必要な機能だと思います。
この〈赤すぐリュック〉の肩ベルトはアウトドア用リュックと比べると薄くて細いですが、赤ちゃんのお出かけ荷物を支えるにはこれで十分と感じました。これ以上分厚いと抱っこひもの肩ひもと干渉しかねず、よく考えられた設計だと思います。この肩ベルトの設計は好き。
機能③リュックを下ろさなくても財布やスマホを取り出せる背中ポケットを装備
リュックを下ろさないと財布やスマホを出せないのはリュック派の永遠の悩みだと思うんですよね。私も妊娠前に山歩きをしていた頃からすっごくめんどくさいと感じていました(←ズボラ)
〈赤すぐリュック〉には、背中に当たる面にファスナー付きの薄いポケットがついていて、お財布やスマホを入れられます。
これなら、リュックを背負ったままでも背中側に手を回すだけで財布やスマホをスッと取り出せるんですね。ファスナーも両開きで左右どちらの手にも対応できる親切設計です。
ところが!
背負ったままだと財布をスムーズに戻せないという悩みが生まれました。しかもここに財布を入れているとリュックを背負っている間じゅう腰に当たるのがなんか気になるんですよ。
まりさんが最近購入したという、極薄タイプの長財布みたいなものならもう少し簡単かもしれません。
でも私みたいなお財布にレシートやポイントカードを入れすぎるタイプには向かないかもなと。
結局、子育て支援センターの鍵のかからないロッカーに貴重品を入れたリュックを置くのに不安を覚えたのがきっかけで、ポシェットとリュックを併用するようになり、機能③もすぐに使わなくなりました。
ポシェットについては別の記事で紹介しておりますので合わせてどうぞ。
https://tsumurinote.com/mont-bell/
https://tsumurinote.com/dakota-cube/
機能④飲み物を常時携帯する時期は特に嬉しいサイドポケット
子連れでお出掛けするときには、お茶などの飲み物を入れたベビーマグや水筒は絶対に欠かせません。でもリュックの中に入れてしまうと何かのはずみで漏れたり、取り出しにくかったりして困りますよね。
〈赤すぐリュック〉の両サイドには、ベビーマグや水筒がちょうど入るサイズのポケットがついていて、口に脱落防止のゴムが入っているので本当に便利です。
2つあるサイドポケットに2人分の飲み物をひとつずつ入れてもいいですし、片方には飲み物、もう片方にはタオルを入れてもいいですし。
リュックの両サイドのポケットは、私がアウトドア用のリュックを検討するときにも最優先で見るポイント。サイドポケットがないリュックは少しイライラします。
というわけで、機能④は必須です!これないと私は無理。
ちなみに写真の水筒はタイガーの0.35Lのミニボトルです。直飲みタイプは構造が単純なので洗いやすくていいよ。子どもがひっくり返すと大惨事だけど。
機能⑤サイドポケットのもうひとつの機能は迷子になりがちな鍵の収納
私が愛してやまないこのサイドポケット、実はもうひとつの機能があります。
なんと!付属のバネストラップをポケット内側のDカンにに取り付けられるのです!
これ画期的じゃないです?
もはや、リュックの中で迷子になりがちな鍵の置き場はここ以外に考えられなくなるレベル。鍵がリュックの中で迷子にならないのはもちろん、リュックを背負ったままでもサイドポケットに手を入れたら鍵が取り出せるという機能性よ。もはや機能美!
さらに、このバネストラップ自体もよくできているんです。
両端とも開閉が簡単なロブスタークリップで、固さも絶妙で使いやすい。片方がリングになっているものは鍵の付け外しが頻繁になると使いにくいので、よくぞ両側クリップにした!と言いたい。
バネストラップは100均にもありますが、100均のものよりひと回り太く堅牢でたいへんよいです。
ここまでさんざんdisっているくせに、私が〈赤すぐリュック〉を使い続けている理由って、多分こういう細かいところだと思います。
機能⑥上の荷物を出さなくても下の荷物にアクセス可能なサイドファスナー
さてちょっとだけ冷静になって次の機能を見ていきましょう。テンション上がりすぎました。
サイドポケットの写真にもちらっと写っていますが、リュックの両サイドには縦向きのファスナーもついています。
リュックって基本的に縦長で、荷物をぎゅうぎゅうに入れてしまうと底の方の荷物は出しにくいですよね。それを見越して、使わないものから先に詰めるのがパッキングのセオリーですが、子育て中はバタバタで、とりあえず詰めたら出かけるようなこともよくあります。そして、出先ですぐ使うものをリュックの底に詰めていたことに気づいて「あぁ……」ってなったり。
でもサイドファスナーがあれば荷物を全部出さなくても底の方の荷物にアクセスできるのでとってもスマート。
ちなみに私がアウトドア用リュックを見るときは、サイドファスナーは「あると嬉しい」程度にはチェックします。下山後の着替えはやはり底の方に詰めますが、帰り道の温泉で荷物を全部ひっくり返すのが恥ずかしいんですよ。だからあると嬉しい。なくてもいいけどあるとスマート、サイドファスナーとはそんな存在です。
あ、今の登山用リュックは両方ついてないわ(←説得力ゼロ)
機能⑦泥んこ靴を入れても安心!ビニール製の底ポケット
さて、次は底の方を見ていきましょうか。
底にはファスナーが2つありまして、片方を開けると、ポケット内部はビニール製で靴など汚れの気になるものの収納に使えます。
娘が0歳の頃は、こんなポケットいる?そんなに靴なんて入れる?スーパーの袋を持ち歩いたらいいんちゃうの?と疑っていた私。そんな当時の私に言いたい。それは要るやつだ、スーパーの袋は意外と持ち歩かないぞ。
子どもが歩くようになり、イヤイヤ期に突入した後は、このポケットが本当に役立っています。いろいろあるんですよ……
- 晴れているのに長靴を履きたがって、公園に着いた瞬間「くつ!」と言われたり
- 出先でいきなり泥んこに飛び込んで、泥んこ靴を放置して裸足で歩き始めたり
- 泥だらけになった服を着替えさせたはいいけど、そんなときに限って汚れ物を入れる袋がなかったり
スペアの靴はこのポケットに入れて出掛けられますし、出先で靴や服を汚しても多少ならポケットに入れて持ち帰れます。帰宅して汚れ物を出して拭きとればお掃除完了。重宝。
機能⑧抱っこひもの置き場に困らない!底面に収納システムを装備
さてさて底のファスナーのもうひとつの方。
こちらを開けると中にはハンモックがついておりまして……
こんな風に、抱っこひもを収納できるんです!
終わり。
終わるんかい!?
すいません、これ多分〈赤すぐリュック〉の目玉の機能のひとつだと思うんですが、私はほとんど使いませんでした。
そもそもこのハンモックに抱っこひもを収納するためには、
- 赤ちゃんを抱っこひもから降ろし、
- 抱っこひもを腰から外し、
- 〈赤すぐリュック〉を下ろし、
- ファスナーを開けてハンモックを広げ、
- 抱っこひもをくるくる丸めてコンパクトにし、
- 抱っこひもを収納!
という6ステップの工程があるんですが、
それすらめんどくさくてやってられない(←ズボラ)
というわけで、〈赤すぐリュック〉を買った直後にお試しで抱っこひもを収納してみた後は今日まで封印しておりました。娘はもう3歳を過ぎて抱っこひもを卒業したので、これから先も使わないと思います。多分。
ちなみに私が抱っこひもをどうしていたかと言いますと、別に抱っこひもカバーを買って収納していました。これね。
あらかじめ抱っこひもにセットする必要はありますが、収納時は
- 赤ちゃんを抱っこひもから降ろし、
- 抱っこひもを丸めて穴に押し込み、
- 収納済みの抱っこひもを腰の後ろに回す
という3ステップでおしまいです。だんぜん楽でしょ?
私は抱っこひもが腰に巻きっぱなしでもあまり気にならない人なのでこれでも十分だったという感じです。巻きっぱなしがイヤな人はハンモックの方がいいのかな?
なお、抱っこひもカバーを自作したい方はレシピがnunocotoさんにありますよ。nuncotoさんは保育園グッズのレシピも豊富で、私にとってはバイブルです。
https://book.nunocoto.com/make-2/201512039454/
機能⑨小物や書類が迷子にならない!仕分け用ポケットの数々を見よ
さっきからポケットの話ばっかりしていますが、〈赤すぐリュック〉の使いやすさって結局、機能的なポケットが揃っていることだと思うんですよね。赤ちゃんや子どもって待ってくれないから、何でもサッ!と出したいんです。
これまでに紹介した以外にも、〈赤すぐリュック〉にはこんなにポケットがあります。
- リュック外側のメインポケット(この記事1枚目の写真に写ってます)
- リュック内部のポケット
背中側にある大型ポケット
両サイドのポケット
メッシュのファスナー付きポケット
メッシュポケットの裏側もポケット
これだけあれば、さすがに小物の仕分けには困りません。
機能⑩いきなり荷物が増えても大丈夫!リュックの肩ひもにカラビナを装備可能
さて、上の写真にもさりげなく映り込んでいますが、付属品のカラビナがようやく登場します。
普段は内側のメッシュ付きポケットのDカンに収納してあるカラビナですが、いきなり荷物が増えた時は、リュックの肩ベルトのループにカラビナを引っかけて荷物を取り付けられます。
抱っこひもを着けると干渉するので、0歳時代はあまり使いませんでしたが、娘が歩くようになってからはよく使いました。
スーパーの買い物袋を抱えて帰ってきて、娘にも階段を歩いてほしいタイミングで「だっこ~」になったとき、買い物袋を左の肩ひもに引っかけ、娘を右腕で抱っこすれば1回で登れるし、買い物袋が腕にめりこむこともありません。
母親とはこうして鍛えられていくのです……じゃなくて、そろそろ自分で階段で登ってくれないかな~(3歳やで!)
アウトドア用リュックにあって〈赤すぐリュック〉にない機能はなくても大丈夫か
ここからはアウトドア用リュックにはあるけれど〈赤すぐリュック〉にない機能の話。
産前からのリュック派としては〈赤すぐリュック〉の惜しいところだとは感じますが、マザーズリュックとしてはなくてもあまり困らないというのが実感です。
肩ベルトのずり落ちを防ぐ胸ベルトがない
〈赤すぐリュック〉には水平の胸ベルトがありません。これがあると、肩ベルトのずり落ちを防いで安定するので、個人的にはあった方がいいなぁと思ってます。
ただ、これが欲しくなるのは抱っこひもを卒業してからです。抱っこひもを使うときは胸ベルトがあるとバックルが赤ちゃんに当たりそうなので。赤ちゃん時期は胸ベルトはむしろ不要。
ただ、娘が大きくなって抱っこひもを卒業し(……いや3歳のくせに完全には卒業してないぞ)、一緒に走ったり大型遊具に登ったりするようになると、肩ベルトがずれてくるのが少しだけ気になるんです。もっと動きが激しくなってどうしても気になるようならば、後付けできる胸ベルトを買うつもりです。
雨カバーが付属していない
最初にいきなり文句を言ったやつですが、個人的には、おむつ換えシートよりもお揃いの雨カバーがセットになっていた方が実用的なのでは?と思ったり。
抱っこひもで歩いているときに雨が降ると、傘を差してもリュックだけ濡れることがあるんですよね。傘は前の方で持って赤ちゃんが濡れないようにするので、必然的に背中のガードが甘くなるんです。
雨カバーを欲しいと思ったことは何度かありますが、着替えなどはジップロックや防水素材の巾着袋でパッキングすれば中までは濡れませんし、結局買わないまま今に至るって感じです。
背中がメッシュ仕様になっていない
アウトドアリュックは背中に当たる面に通気性のよい素材を使って熱がこもらないようにしているものが多いですが、〈赤すぐリュック〉の背中に当たる面は表地と同じ素材です。肩ひもの裏側は気持ち涼しげな素材ですが。
赤ちゃん時代は暑い時期に長時間お出かけすることは避けていたので、背中の暑さはそれほど気になりませんでしたが、娘が大きくなってからは公園を延々と歩き回ったりもしてるので、暑い時期に少し気になる程度ですかね。
買い物に出る程度なら気にならないので、〈赤すぐリュック〉を何歳まで使うつもりか、ママ本人が暑い時期も室外遊びを重視するかどうかによるかな。
他に〈赤すぐリュック〉にない機能と言えば、ドローコードや腰ベルトですが、このあたりはなくて正解なやつかなと。ドローコードは赤ちゃんがぐいぐい引っ張ったり首に絡まったりしそうだし、腰ベルトは抱っこひもの腰ベルトと干渉しそうですし
〈赤すぐリュック〉にない機能を順番に見ていくと、赤ちゃん時代に使うことが多いマザーズリュックにはなくても困らない機能がほとんどですし、どうしてもの場合は別にパーツを買ってカスタムできる範囲かなと思います。
子どもが大きくなって本気で困るようになれば、そろそろマザーズリュック卒業の気配なので、アウトドア用リュックに買い替えたらよし。リュック沼にいらっしゃいませ!
〈多機能2wayマザーズリュック〉は欲しい機能があれば〈買い〉
わが家に多機能リュックが本当に必要だったかと言えばそうでもない
せっかくの多機能を「要らなかった」とか「使わなかった」とか散々な言いようですが、こんなにたくさんの機能がわが家に絶対に必要だったかと言えばそうでもない、というのが正直なところです。
リュックに搭載されている機能でも、他のアイテムを組み合わせてまかなった方が楽だったものもありますしね。
総合的には使いやすいリュックであることには間違いない
ただね、総合的には使いやすいリュックであることは確かです。じゃなかったらとっくの昔に買い換えてますって。
わが家の場合、確かに使わなかった機能は多かったんですが、よく使う機能については使い倒して満足してますし、だから〈赤すぐリュック〉はこれまで使ってきたリュックの中でも使いやすい部類に入ると思うんですよね。特にポケットの設計については絶妙すぎると思います。
だから〈赤すぐリュック〉を購入したこと自体についてはまったく後悔はしていないし、当分買い換える気もありません。これからもわが家のおでかけリュックのエースとして大活躍してもらう予定です。
それでもやっぱり、すべての機能を使いきれなかったのが残念という気持ちはあるんですよね。この微妙なニュアンスが伝わるといいのですが。伝わりますように。
唯一無二の機能が必要ならきっと満足できるリュック
ともあれ、〈赤すぐリュック〉の各部の部品や付属品はよく作りこまれていて、縫製などの造作もよく、使いやすいサイズや重量を逸脱しない範囲でこれだけの機能を詰め込み、それでもモサッとしていないあたりは、さすがスタイリストさんが設計しただけあると思います。
だから〈赤すぐリュック〉にしかない機能がどうしても必要ならば、思い切って買っても後悔することはないと思う。〈赤すぐリュック〉は細かいところまで本当によくできています。それは長期間使ってきた私だからよく分かります。
そうでなければ自分がリュックに求める機能を見極めるところから始めよう
逆に、ここまでの機能が必要かどうか分からないけど、単に使いやすいリュックが欲しいというだけなら、私みたいに使わなかった機能が残るかもなので、まずはマザーズリュックに求める機能を紙に書き出してみるのがいいかなと。
多機能であるほど価格が高くなるところはあるので、必要な機能をすべて搭載した上で、不要な機能がついてないリュックを選ぶのがいちばんです。
もちろん予算が許すなら無駄な機能があっても多少は許容できると思うし、私は〈赤すぐリュック〉は間違いなく使いやすいと思うので悪くない選択だとは思います。
リュックは機能や素材などが多種多様なため、こだわり始めるとどこまでもこだわれるアイテムですが、0歳児の子育て中はそんなに時間もないと思うので、ほどほどに検討されたらよいのではないかと思います。
2019年8月現在はリニューアル版の〈W sac〉が入手可能
あ、あとこれ大事な情報だと思うので書いときますが、〈赤すぐリュック〉は雑誌&通販サイト〈赤すぐ〉の休止により、現在は購入することができません。
ただし、そのコンセプトは上村若菜さんのブランド〈Greish〉に引き継がれ、〈W sac〉に生まれ変わりました。〈W sac〉の機能や付属品の種類は、私の持っている〈赤すぐリュック〉から変わっていませんが、素材や各部の仕様がマイナーチェンジしています(2019年8月時点)
(画像出典:Greishホームページ)
個人的には、リュック内側の生地のカラーが統一されたこと、機能④サイドポケットの内側が保冷バッグ仕様になったこと、機能⑦汚れ物をしまえるポケット内部の素材がナイロン素材になったことが特に大きな変化かなと。特に最後のはちょっと気になるところ。ナイロンって汚れには強いんですが、私はビニールの方が安心感あるので
上位モデルの〈W sac +〉は表地がナイロンツイル(裏面ポリウレタンコーティング)で水濡れに強い仕様です。また、抱っこひもの格納がハンモックではなく本体と一体となっていることをはじめ、独自の機能が追加されています。
旧モデルの〈赤すぐリュック〉を3年愛用した感覚だと、実用品としてはノーマルの〈W sac〉で十分かな~と思いました!