最近お疲れ気味に睡眠不足が重なりまして、3歳娘との関係にも疲れによる影響が出てきたので、すごく久々に「本当に弱っている時のための必要最低限のやることリスト」を引っ張り出しました。
これほんまに弱ってるときに使えるのでシェアします。
私のやることリスト
(ver.ほんまに弱ってるとき)◆やること
□食べる(お惣菜や冷食OK)
□寝る(眠れたら眠る)
□出す◆やれたらやること
□ボーっとする
□朝の日光を浴びる
□ストレッチ
□散歩(5分)
□風呂
□洗濯
□掃除◆やらないこと
□インターネット
□人づきあい
□
□— TsumuRi@頭に毬藻が生えています (@TsumuRi) September 5, 2019
本当に弱っているときのやることリストの活用法
これは私がメンタル不調で年単位で休職した時、休職開始直後の本当にどん底の時に主治医から「休養以外のことは一切しないように」と指示されて作成したものです。
当時はウィークリーの手帳に欄を作り、スタンプを押しながら生活してました。
「やること」を全部埋めたらOK
このリストを使用していた当時は「やること」が全部埋まればOKで、あとは不問としていました。
「やること」にスタンプを押す判定もゆるゆるで、
- 食べる:自炊しなくてOK(コンビニやレトルトや冷食でもOK)
- 寝る:全く眠れなくても布団で横になっていればOK
- 出す:毎日快便じゃなくてもトイレに行ければOK
この程度でも当時の目的「休養する」は果たせます。
「やること」と「やらないこと」だけスタンプで埋める生活を続けるうちに、「やれたらやること」にも時々スタンプが押せるようになり、「やれたらやること」がほとんど埋まるようになった頃に、少し元気になっているのを自覚するという経過をたどりました。

その頃には「やらないこと」の項目がちょっと減ってたりするというw元気が出るといらんことしたくなるからね、人間って。
「やらないこと」をせずに「やること」に集中する
このリストのキモは、やることを最低限にする以上に、やらないことをなるべく増やすことにあります。
時間や気力をそれなりに使い、身体にもよくないのに、どうしてもやめられない不要な習慣って人間には必ずあるので、不要な習慣を極限まで削った上で浮いた時間を、生存に必要な「やること」にあてるという感じですね。

エッセンシャル思考を極限まで突き詰めたらこうなるのかな?現代人はやることが多すぎてパンクしがちなので、本当に必要なことに集中するため他は手放すことを勧める考え方ですが、やることの多い子育て家庭ではほんまに使えます

生きることの本質は「飯食って糞して寝ろ!」です
ネットスラング風に言うなら「飯食って糞して寝ろ!」となりますが、人間が生きていく上の本質ってまさにこれだと思います。
ちなみにこの言葉はネット上でアホなことをやらかしている人に向かって使われるんですが、ろくでもないことしかできなくなったら相当キテるから、最低限のことだけしてろ!っていう意味だと勝手に解釈しています。
諸説ありますが、かの有名な一休宗純はこんな歌を詠んだとか。ソースがWikipediaですみません。
世の中は起きて箱して(糞して)寝て食って後は死ぬを待つばかりなり
少し違ったバージョンで「人生は食て寝て起きて糞垂れて子は親となる子は親となる」という歌もあります。
人間の生物としての本質はこの程度で、それ以外のことはお飾りですし、本当に弱っているときくらいは手放しちゃっても大丈夫。

一休宗純って、アニメのとんち小僧の一休さんとはイメージとは全然違って生き様がロックですよねw
「やれたらやること」はあくまで努力目標
「やること」は休養の本質的な項目ですが、「やれたらやること」は休養や生活の質を上げるための努力目標です。
その日の調子を見てやれそうならやるし、無理そうなら先送り。やらないでいると不快感がつのったり、体質によって健康に差しつかえたりもするので、そのへんは体調と相談で。

私はお風呂サボりすぎて痒くなったりしましたけど、2~3日なら大丈夫だったので、そんなレベルでもなんとかなりますわ(笑)
適切に子どもと関わるためには育児書よりもまず休養
私は育児書を読むのが大好物なんですが、子どもとの関係が上手くいかない親に向けて二言目には「自己肯定感を育てる」とか「接し方や言葉がけを変えてみる」と書いてある印象です。
ただ、親自身が疲れ切っているときは無意識レベルの表情やしぐさで肯定や受容と真逆のメッセージを送っていることってあるんですよね。
これは全部私のやらかしですが、
- 子どもの「みて~」に対して、ろくに見もせずにほめる
- 口先ではほめても、声に乗っている感情が「めんどくさい」
- 子どもの「だっこ~」に対して、だっこはするけどおざなり
- 子どもをあまり見ずに他のことを考えて上の空
こういうのって親は大したことだと考えずに見過ごしがちですが、子どもは敏感に察します。
うちの娘は生まれた時からたいへん癇の強い赤ん坊で、イヤイヤ期を経て3歳を過ぎると更にパワフルになり、瞬間湯沸かし器どころか粉塵爆発みたいな癇癪を起こすことがありまして、癇癪は私が疲れているときや睡眠不足のときに集中するんです。
どうしていつも私が疲れているタイミング?何か恨みでも?と思ってましたが、私の二枚舌を察した娘が混乱して癇癪を起こしていると考えれば辻褄が合います。
あまり長期間にわたり繰り返すと、本来は最も身近で最も信頼できるはずの大人を信頼できなくなりますし、世界に対する信頼感は人生のごく早期に主に養育を担う母親との関わりを通じて育まれるものなのに、それすら信頼できない子どもはいったいどうやってこの世界を信頼して安心して生きていくことができるのかという話に発展しかねません。
これはいわゆる
毒・親・問・題!!!
ま、そういう意味でも親の休養って大切ですね。

ちなみに私がよく眠って元気な時は、娘はあまり癇癪を起こしません。テレビやジュースの要求が通らなかったときに一瞬「ギャー!」となるくらいですかね。
3歳過ぎても抱っこ魔なので二言目には「だっこ!」と言うし、家事をしているときに時々「みて~」「よんで~」はありますが、娘が求める通りに応えればすぐにお腹いっぱいになる様子。

えっ、私おすすめの育児書?いっぱいありすぎてアレですが、私の人生を変えたアドラー心理学の関連本や、生後6ヶ月からの愛読書「語りかけ育児」、乳幼児の発達の古典であるエリクソンの心理学を児童精神科医の目線から優しく語る「子どもへのまなざし」三部作、読むたびに暖かい気持ちになる「子育てコーチングの教科書」、子どもの好奇心の旬を逃さないモンテッソーリ教育の関連本、3歳以降の子どもの英語学習のロードマップ「世界最高の子ども英語」などなど、ほんまにいっぱいありま~す(←多すぎ)
子どものお世話も本当に弱っているときリスト準拠で案外大丈夫
子どもがいると休養に専念することって正直難しいところもありますが、疲れや睡眠不足で床にへたりこんでしまうようなときや、子どもとの関係がなんだかしっくりこないときは、やはり「休養以外のことはしない」日が少しは必要。
だから子どものお世話も大人に準じて生存に必要なお世話に絞ってもいいと思うんですよね。子どもに持病がなければそれこそ「食べさせる/寝かす/排泄物を始末する」レベルでも何とかなります。
- 「今日はアンパンマンカレーと野菜ジュース」でも時々なら子どもはむしろ喜ぶ
- お風呂をサボると子どもの頭が臭くなるかもしれないけど臭くなったら洗えばいい
- 片付けをサボると部屋の中は大惨事だけど元気になったら片付けたらいい
- 洗濯をサボって服が足りなくなったら嗅いでみて大丈夫そうなら着たらいい
ここいら辺まで育児や家事の最低ラインを下ろしても意外と大丈夫なことを知っていれば、自責の念が和らぐので気分だけでも楽だし、それで少し笑える元気が出たらまたやり直したらいいと思います。本当にのんびりいきましょう。
無理は絶対にしない。子どもが大人になるまでは長い。子育ては短期決戦ではなく長期戦。
てなわけで私も少し寝ます。それではおやすみなさいませ!

ただね実際問題、子どもが放っておいてくれなくて休養できないって問題はあって、それをどうやって解消するかは課題だな~と思いますね。こればっかりはどうしたもんかね。もはや抱っこして寝るかな(笑)