

この間、東京ディズニーリゾートを訪問したわが家には、夢の国の残り香がまだ漂っております。
\じゃじゃん!/
東京ディズニーシーのシェリーメイのヘリウム風船です。ほんまに物理的な意味で漂ってます。
(ここから回想シーンです笑)
パークを出る直前、風船をいっぱい浮かべたキャストさんがいるのを見て、滞在中まったくワガママを言わなかった娘が豹変したんですよね……
ふうせんほしい!
それはけっこう高い風船やぞ……とは思ったものの、ディズニーリゾート内で唯一の娘のワガママ。よい思い出にしてやりたい気持ちもあり、娘が欲しがったシェリーメイの風船を連れて帰ることにしたのでした。
風船を引いて歩く娘、パレードやショーで大好きなキャラに会えた時よりも嬉しそうな顔をしていました。買ってよかったシェリーメイ。
ところが!
このせいで東京ディズニーリゾートから大阪までシェリーメイのヘリウム風船を連れ帰る高難度ミッションが降りかかったんです。
ただの帰り道をゲームに変えるとは、ほんまにビックリだよ夢の国ーーー!!!
というわけで、この高難度ミッションに挑んだ記録をお送りします。
ディズニーリゾートから大阪までヘリウム風船を持って帰る方法はざっくり2つです。
このタイプのヘリウム風船は一般的に、細めのストローを空気入れ口に差しこみ、ヘリウムガスを抜いて畳むと簡単に持ち帰れます。
また浮かせるにはヘリウム缶を用意しないといけませんが、ヘリウム缶はAmazonなどで普通に買えますしね。
なぜ知ってて試さなかったかというと……
シェリーメイの風船、持ち手のヒモがテープで接着されているので、空気入れ穴にストローを差せないように見えたんです。帰宅してからよくよく見ると、空気入れ穴は接着されておらず、見間違いでチャンスを失ったということです。
気づいてたらガス抜いたのに……orz
私のように、ガスを抜かずにそのまま持ち帰る場合、シェリーメイがまるまる入る袋があれば、持ち帰りはかなり容易になります。たとえば、パークのいちばん大きなお土産袋に入れれば手荷物感覚で持ち歩けるという話もあります。
でも残念ながらそんなに大きな袋は手元になく、シェリーメイを浮かせたまま大阪に持ち帰る作戦を決行することになりました。
分かってたら、ゴミ袋かストローを荷物に仕込んでおいたんでけすどねぇ…
東京ディズニーリゾートから大阪までの帰路は、舞浜から京葉線で東京駅に移動、東京駅から新幹線で新大阪まで戻るルートでした。
途中、京葉線の新木場駅で途中下車してお台場の科学未来館に寄り道してます(無謀!)
シェリーメイとお土産以外の荷物は送ったので、そこそこ身軽でした。
パークを出た後、移動中のヘリウム風船には天敵がいっぱいです。なので、これらすべてから風船を守り切らねばなりません!
このように何かと天敵だらけなヘリウム風船のシェリーメイ。そこで、なんとか守りきるために攻略法を考えました。
まず娘を説得して、帰り道は私がシェリーメイ風船を持つことを納得してもらいました。
娘は「イヤや!」と怒ってましたが、「シェリーメイを元気なままで連れ帰ってあげようよ」「電車の中は人がいっぱいで危ないから、お母さんに持たせてね」「シェリーメイ飛んでいったり割れちゃったりしたら、おうちで遊べないよ」など、なだめたりすかしたり少しおどしたりして丸め込みました(疲労)
移動中は天敵への接触やヒモの接着部分の劣化を防ぐため、ミッキー型の持ち手にヒモをくるくる巻いて短くした上で、風船の根元のビニール部分をしっかり持ちました。
移動中の注意は、シェリーメイ風船の後頭部にも書いてあります。
人ごみの中では、シェリーメイ風船を下ろして持つと人にぶつかって潰れる心配もあったので、吊り革を持つ要領で片手は上げっぱなし。根元を持っていても気流には煽られるのでかなり注意が必要でした。
余談ですが、ミッキー型の持ち手が本当によくできてるんです!
ヒモを巻きつけるのにも便利でしたし、風船が割れてしまってもストラップをつけてネームプレートにしたら娘も納得できるかしらという印象です。おなまえ欄もありますよ。
ディズニーリゾートからの帰り道、お台場にある科学未来館へ寄り道しました。
混雑が予想されたため、京葉線新木場駅のコインロッカーにシェリーメイとお土産を預けました。500円のロッカー(中サイズ?)なら入ります。ロッカー上半分にシェリーメイを浮かせ、下半分にお土産を入れました。
娘はシェリーメイを連れていくとごねたので、ここでも説得して丸め込みました。「シェリーメイはお留守番上手だからね~、お留守番終わったらいろんなことお話ししてあげようね」とか何とか言った気がします(疲労)
お台場は広かったし歩く距離も長かったし、電車やバスはガラガラではなかったし、科学未来館もそれなり混雑していたので、コインロッカーでお留守番してもらって正解でした……
おのぼりさんやしね~
お留守番の終わったシェリーメイをコインロッカーからお迎えし、京葉線と東京駅の人ごみをクリアしたら次はいよいよ新幹線です。東京駅構内はエスカレーターと動く歩道の距離がかなり長いため、その間わりと気楽です。普通の通路や改札付近では人にぶつけないよう注意が必要という感じでした。
新幹線は座席さえ確保すれば頭の上に浮かせておけば楽勝!という考えは甘かったです。頭の上にシェリーメイが浮いていると、娘がはしゃいで落ち着かなくなるんです。持ちたがるし、つつきたがるしで大失敗。
幸い、最後尾の座席の後ろのスペースが空いていたので、壁からテーブルを出し、その上にシェリーメイを置くことができました。テーブルを出しておけば、その下にスーツケースも置けます。
その前に、また娘を説得することになったんですが(何度目?)、なんとか大阪までシェリーメイを連れ帰れてよかったです。
なんとか無事に連れ帰ったシェリーメイ風船、その後は娘のいいお友だちになってます。時々話しかけたり、うちわであおいだり、ヒモを振り回したりと楽しんでいる様子です。
でも、だんだんヘリウムガスが抜けてきて、元気がなくなってきたシェリーメイ。
ヘリウム缶を買って元通り元気にしてあげようか、それとも空気を入れて天井から吊るしてあげようかと、夢の余韻に浸りながら考えている母でございます。