こんにちは、つむり @TsumuRi です。
年末に家族全員が新型コロナウイルスに感染し、年明け三ヶ日まで自宅療養生活を送りました。
残念なお知らせ#コロナ陽性
— つむり (@TsumuRi) December 27, 2022
完全在宅勤務で保育園の送迎と日常の買い物しかしてなくてもかかるぞ!
もうやだー!!!
以下、わが家の状況を要約します。
- ワクチン接種状況:
- 夫:4回(4回目:オミクロン株対応ワクチン)
- 私:3回。4回目を迷っていたら感染
- 子ども(6歳):未接種。接種を迷いつつ様子見してたら感染
- 感染経路:子ども。発症順による推測
- 症状:発熱、喉の強烈な痛み、喉から胸にかけての痛み・違和感、咳、鼻水、痰、倦怠感、悪寒、筋肉痛、頭痛、耳痛、眼痛、味覚異常。
- 子どもは軽い風邪症状、私は39℃超の発熱を伴うキツい風邪、夫は中間。個人差が大きい
- 呼吸器症状(咳、喉から胸にかけての痛み、鼻水、痰)は長引く
- 子どもは風邪症状の出る2~3日前から吐き気や嘔吐などの消化器症状あり(嘔吐下痢症流行中…)
- 診断:発熱外来でのPCR検査
- ウイルスの型については説明なし。状況から察するにオミクロンでしょう。
- 私の陽性が確定したとき、他の家族の受診まではすすめられなかったが、全員明らかな風邪症状があったため自主的に受診、PCR検査にて陽性を確定。
- 薬:風邪のときに症状に応じて処方される一般的なもの。解熱鎮痛剤ありがたい。
- 保健所からの連絡:なし
- 発生届対象外のため陽性者情報登録システムには自分で電子申請
- 支援が必要な場合は自分で申請(条件あり)
- 食料品 / 日用品:ストックと親類からの救援物資でしのぐ。備蓄は最低3日分以上、余裕を見るなら1週間分は必要
新型コロナウイルス感染症は「ただの風邪」か否か
新型コロナウイルス感染症が「ただの風邪」だと言われることが増えてきていますが、実際にかかると「感染力」「症状の重さ」「持続力」の3点で、ただの風邪とは言えないと感じました。
まず「感染力」について。
子どもが保育園に通っているわが家では、子どもが保育園で軽い風邪をもらい、本人が治る頃にいちばん近くで生活している私が発症する(おまけに私の方が症状が重い)ことはよくある話ですが、今回のように、子どもに風邪症状が出た翌日に私が39℃の熱を出すことや、夫まで巻き添えで一家全滅することは初めてです。新型コロナウイルスの感染力の強さに慄きました。
潜伏期間と発症のタイミングから察するに、私が感染したのは子どもに呼吸器症状が出る前です。家族が咳き込み始めてからマスクをするようでは遅いでしょう。自宅でも四六時中マスクを着け、黙食でもしていない限り、一家全滅は免れないと感じました。
病院では発熱を伴わない軽い風邪症状程度では検査しないこともあり、未検査の隠れ陽性者がそこらじゅうにいると思われます。わずかでも風邪症状があれば自宅待機した方がいいと思いました。風邪を引いたら躊躇なく休める社会が必要です。
次に「症状の重さ」について。
私はワクチン3回接種後でしたが、39℃を超える熱が出ました。悪寒、強烈な喉の痛み、筋肉痛、頭痛、眼痛、耳痛、さらに解熱鎮痛剤を飲んで下がった熱が再び上がってきたり(二峰性の発熱もあるようです)、味覚異常なのか口の中が謎にずっと苦かったりと、過去10年以内では間違いなくワースト1のしんどさでした。
過去20年ならば、インフルエンザの予防接種を打たなかった年にかかったインフルエンザといい勝負だと思います。
新型コロナの悪寒はかなり気持ち悪く、全身を暖められる暖房器具が必要でした。布団に頭まで入ってゆたんぽなどで部分的に身体を暖めたくらいでは治まらず(暖めていない部位が寒気で気持ち悪い)、こたつに頭まですっぽり入って全身を体温以上に暖めることでようやくマシになりました。
最後に「持続力」について。
ただの風邪やインフルエンザは発症から数日はガッと熱が出ても熱が下がればあっさり全快する印象があります(n=3)が、新型コロナは発症から数日で通常の50%~60%くらいまで回復し、そこからなかなか全快しない印象です。夫も同様でした。
私の場合、呼吸器症状では咳や痰、全身症状では倦怠感の持続期間が長かったです。
自宅療養期間終了後も、喋ったときや深く息を吸ったときの外気の刺激で胸の深いところから咳き込んだり、1時間の外出(スーパーに行っただけ)で疲れがのしかかってきたり、以前はなかった胸の鈍痛を感じたりと全快したとは言えません。あと、やたら寝てます。眠いです。とてもよく眠れます。もっと寝たい。寝よう寝よう。
なお、急性期が軽症でも、後になって後遺症が出たり、心血管系疾患のリスク上昇が疑われているため心配は残ります。先々の心配までしている時点でコロナはただの風邪ではないと思うし、かかる前に戻りたいです。まあ戻れないんですけどね。まだかかってない皆さんは、どうか全力で逃げ切ってください。
わが家の子どもは大人に比べて回復は早かったですが、それでも発症から3〜4日くらいはゴロゴロしていたし、いつもより長時間深く眠っていたので、いつもの風邪よりはしんどそうな様子でした。オミクロン以降は基礎疾患のない子どもが急激に重症化して死亡ケースもあるそうなので、風邪症状が軽そうだからと言って油断は禁物と思います。
新型コロナウイルス感染症の自宅療養期間の生活についての私見
行政の対応は2022年9月の全数把握見直し後に大きく変わりました。ニュースなどで見聞きした話とは違うことが多くて戸惑いました。
わが家は発生届の対象者ではないため保健所等からの連絡はなく、自分で陽性者登録しました。幸い、容体の急変や食料不足はなかったので自治体の支援を受けることなく自宅療養期間を終えることができました。
2023年5月以降は感染症法における第5類に分類しなおされるとの報道もありますので、さらに変わると思います。最新かつ正確な情報は厚生労働省や自治体のホームページを見てみてください。
なお、以前は新型コロナで自宅又は宿泊療養(みなし入院)した場合は医療保険の入院保険金が支給されるという話がありましたが、こちらも全数把握見直し後は発生届対象者のみになりました。詳しくは加入している医療保険に確認してください。
自宅療養期間はネットスーパーで決まり?
新型コロナにかかる前は「コロナにかかったらネットスーパー!最短で当日配送!」とか考えていたのですが、ネットスーパーは意外とあてになりませんでした。
わが家で利用できるネットスーパーは2店舗ありますが、1店舗(地元系)は年末年始は配送休止、もう1店舗(イオン)は年末年始も配送はあるけど数日先の便まで埋まっている状態だったのです……
普段は利用しない世帯が新型コロナで利用し始めると埋まるので、ネットスーパーをアテにしている方はご注意ください。
ネットスーパーが利用できなければ結局ネット通販ですね。Amazonプライム会員の私は最短翌日配送だし、ゴロゴロしている間の暇つぶしもバッチリだわ、とか思ってましたw
自治体からの配食支援もありますが、うちの自治体は本当に頼る先がない世帯向けでした。(よって申請せず)
自宅療養中で食材等の蓄えがなく、通信販売や家族等の支援も難しい場合に、「食材」の配送(配食支援)を行っております。なお、市が申請を受理してから食材が配達されるまでに2〜3日程度かかります。
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/39412.htm
通販にしても配食支援にしても配送までのタイムラグがあるので、3日間~1週間分のストックは必要です。
医薬品は病院で処方してもらえますが、発熱外来や小児科がひっ迫すると受診できない可能性があるので、こちらもストックした方がよさそうです。
電話予約制の小児科の電話が3時間繋がらない体験をしました(怖)
あと、なんだかんだで行政や通販よりもリアル繋がりが心強かったです。夫の実家から「年始に一緒に食べようと思っていたおせち」や「帰りに持たせるつもりだった食品や雑貨」が宅配便で届き、本当に助かりました。足を向けて眠れません。ありがたや〜
喉の痛みと味覚異常に対応できる食事が欲しい
自宅療養中の食事は、調理の手間がないものを適当に食べていましたが、強烈な喉の痛みと味覚異常のせいで制限を感じました。備蓄するなら食べやすさ重視ですし、身体が受けつけないことも考えて何種類か用意した方がよさそうです。
災害備蓄とはちょこっと違いますね
喉の痛みは、扁桃腺が腫れたときの痛みを想像していただければと思います(新型コロナでは腫れませんでしたが、とにかく痛かった)。味覚異常については、私が「常に口の中が苦い」状態、夫が苦みに加えて「塩味をやたらに濃く感じる」状態でした。子どもは味覚異常はなかったようです。
症状が強いうちは、噛まずに呑み込むことができるものや刺激の少ないものが食べやすかったです。味覚異常で違和感があったので食べやすい味のものを選んで食べました。
わが家のイチオシはアイスクリームです。優しく溶けて食べやすく、喉の熱感を冷ましてくれるので気持ちよいです。争奪戦によりストックが尽きたので、自宅療養期間中に宅配(もちろん置き配!)してもらいました。
アイスの他には、ゼリー飲料、雑炊、お茶漬け、フルーツの缶詰(桃缶!)、冷凍うどんなども食べやすかったです。このあたりはどれだけあっても困らないのでローリングストックで備えています。
生のフルーツもひんやり爽やかで美味しいですが、喉が痛いときはイチゴやリンゴまでですね。ミカンは刺激が強すぎたので若干後悔しました。おすすめしません(なぜ食べたし……)
自宅療養期間後の生活についての私見
現在は自宅療養期間が終わり、症状がほぼ消失したので普段の生活に戻しているところです。
有症状者の自宅療養期間は「発症日を0日目として7日間経過かつ症状軽快から24時間経過するまで」で、検査による陰性確認などはせず普段の生活に戻れました(2023年1月現在)。ただ、軽快はしていたものの全快はしていなかったので、あと数日はゴロゴロしていたい気分でした(とっくに全快しているらしい子どもを除く)
それからさらに1週間ほど経過した時点では、喋ったときや深く息を吸ったときの外気の刺激で胸の深いところから咳き込んだり、1時間外出したくらいで疲れがのしかかってきたり、以前はなかった胸の鈍痛を感じたり、やたら眠かったりしています。夫や子どもも冷え込む時間帯はケホッとしていました。後遺症が出やしないかも心配だし。めげました。
結果、体感的に元気が戻ってきたと実感できたのは、発症から3週間を過ぎてからでした。明らかに身体の動作が軽くなったし、昼間の症状や夕方の咳き込みも消失しました。この記事は発症後1ヶ月を過ぎてから書いていますが。深夜帯はまだ咳き込むことがあり、夜更かしできる身体には戻れていません。早く寝よう……(そも夜更かしするなという話です)
新型コロナは急性症状が落ち着いたからといってすぐに今までどおりに戻れるわけではないので、かからないのがいちばんよいと思います。かかる前には戻れないので、まだかかっていない皆さんは全力で逃げ切ってください。私は二度とかからないようにしたいです……
現場からは以上です。みなさまお大事に!