こんにちは、つむりです。
最近、クリスマスツリータペストリーが人気ですね。大きな布にもみの木がプリントされたもので、場所を取らない上に飾り方によってはとてもオシャレになるのでSNS映えすると注目されてます。
従来のクリスマスツリーと違って乳幼児がイタズラして倒したりケガをしたりする心配が少ないのが育児中にはありがたい。わが家では娘が1歳7ヶ月の時に購入し、娘が遊べるように「ボタンかけ」にカスタマイズして飾っています。
今日はわが家のクリスマスツリータペストリーのカスタマイズや遊び方を紹介します。
クリスマスツリータペストリーを購入した経緯
娘が1歳7ヶ月の2017年にクリスマスツリータペストリーを買いました。
娘が生まれたことで四季折々の行事をしたくなったのもありますし、なにより本人がクリスマスツリーに興味津々だったのでクリスマスツリーが欲しくなったのです。
従来のクリスマスツリーは
- ツリーを押して倒すかもしれない
- ツリーの枝で目を突くかもしれない
- 電飾のコードをかじるかもしれない
- 飾りを口に詰め込むかもしれない
…など、乳幼児にとって危険なところもあると思われたので、分別がつくようになるまでと思ってクリスマスツリータペストリーを買いました。
クリスマスツリータペストリーは
- 従来のクリスマスツリーに比べて危なくない(倒したり枝でケガしたりはしない)
- カスタマイズ次第で遊べる
など、子どもが小さいうちは従来のクリスマスツリーより扱いやすいと感じています。
- 場所を取らない
- 従来のクリスマスツリーより安価
当時のわが家は狭かったので大きいものでもスペースを取らないのはありがたかったです。また、大きなものを低価格で入手できるのも魅力的でした。
トーカイオリジナルのウッドパネル柄のカットクロスを選びました
購入したのはトーカイオリジナルのウッドパネル柄のカットクロスです。コスパ重視!
- サイズ:約146cm×90cm
- 生地:オックスフォード地(綿100%)
布端がほつれないよう縫う手間はありますが、保育園グッズ(絵本バッグや靴袋など)にも使うオックスフォード生地はハンドメイド初心者でも扱いやすいと思います。
大きいものがよければ一回り大きいビッグサイズも(↓)
クリスマスツリータペストリーのカスタマイズ
わが家では以下のように手を加えました。
- 布端のほつれ止め
- 棒を通すための輪の縫いつけ
- 飾りつけのためのボタン縫いつけ
上記はわが家で必要だった加工です。飾り方によって必要な加工をしてみてください。
布端のほつれ止め
トーカイオリジナルのカットクロスは、ツリーに対して縦(長辺)の布端は切りっぱなし、横(短辺)は布地の耳なので、ほつれ防止のために切りっぱなしの布端を縫いました。
切りっぱなしの布端(長辺)の処理
切りっぱなしの布端(長辺)は三つ折り縫いにしました。
折り返し幅は約1cmです。
アイロンを使ってしっかり折り返し(2回)、しつけ縫いしてからミシンを掛けました。
三つ折り縫いのやり方はこちら
→三つ折りとは? 三つ折り縫いの縫い方・3つのコツと手縫いの注意点|All About
折るときにアイロン定規を使うと目盛りに合わせて正確に折り返し幅を決められて楽です。園グッズを手作りする時にも重宝します。
上のリンク先には書いてありませんが、ミシンをかける前にしつけ縫いをした方がよいです。縫う距離が約1.4mと長く、しつけなしで縫うと縫っている間にズレて仕上がりが汚くなるので。
しつけ縫いのやり方はこちら
→しつけ縫いやり方、しつけ糸の準備方法|IROHAYA
しつけ糸は普通の手縫い糸やミシン糸で代用できます。
買うにしても、あまりお裁縫をしないならカード型のしつけ糸の方がコンパクトでよいと思います。私は1かせ買ったら余ってしまい、数年経っても持て余してます…。
布地の耳(短辺)の処理
布地の耳(短辺)は何もしなくてもほつれません。
ピンやテープで壁に留めるなら、切りっぱなしの布端(長辺)だけ手を加えれば十分です。布地の耳の針穴が気になるようなら短辺も同じように縫うとよいと思います。
棒を通すための輪の縫いつけ
布の上側(短辺)に棒を通すための輪を作りました。
- 布地の上端に紐をつける
- 布地の上端を折り返して縫う
わが家では最初は①布地の上端に紐をつけていましたが、飾り方を変えたので②布の上端を折り返して縫いました。
輪の作り方①布の上端に紐をつける
綾テープを適当な長さに切ったものを、布の上端に等間隔に縫いつけました。
100均のつっぱり棒を通して長押のフックに掛けた図がこちらです。
見た目はダサいですが、壁のフックの位置を気にせず棒をかけられるのでけっこう便利です。
また、棒を使わずにカーテンレールに飾ることもできます。カーテンと同じようにカーテンフックに紐を通し、カーテンレールの輪っかにカーテンフックをかけて飾ります。
いずれも分別がつく前の娘がグイグイ引っ張っても意外と大丈夫でした。棒にかけて飾る場合は棒が落っこちる可能性はあると思う…(笑)
薄手の綾テープはヨレやすいので、きれいな状態を長く保つにはバッグの持ち手などに使うしっかりしたテープの方がいいかも。
輪の作り方②布地の上端を折り返して縫う
布の上端を折り返して縫い、棒を通しました。
(※飾り方を変えたので①の紐は外しました)
布地の耳はほつれないので、裏側に1回折り返して直線に縫っただけです。
アイロンを使ってしっかり折り返し、しつけ縫いしてからミシン掛け(縫い始めと縫い終わりは返し縫い)しました。
折り返し幅は棒の太さを元に計算しました。
直径1.5cmの棒に対して5cm折り返し、縫いしろ8mmで縫ったらゆとりがありすぎました(笑)
なお、見た目にこだわるなら三つ折り縫いの方が仕上がりがキレイです。
リビングに置いたメタルラックの幅がちょうどよかったのと、娘からメタルラックに飾ってほしいとの要望があったので、棒の両端を輪ゴムでメタルラックに固定して飾りました(←どこまでも雑w)
他には下記のような飾り方が可能(というか標準的)です。
- 輪に通した棒の両端に紐をつけてフックにかける
- 棒の両端を直接フックで支える
①に比べると見た目はかなりスッキリしましたよね(笑)
オーナメントをつけずに飾る場合や、オーナメントを安全ピンで取り付ける場合はここまでの工程で飾れるものが完成します。
布地の下側は棒を通さなくてもOK
一般的なタペストリーは布地の下側にも棒が入っていますし、棒を通した方が重みで布地がピンと張るので見た目はキレイです。
でも、娘が小さいうちは棒をイタズラ(引っこ抜いて振り回したり)して危ない予感があったので、下側には棒を入れませんでした。
5歳になって初めて下側に棒を入れたんですが、娘がメタルラックからおもちゃを取るたびに下側の棒がぶらんぶらんして微妙なので引っこ抜いてやろうかしらと思っているところです(笑)
番外編:市販のタペストリーキットを使う
もっと簡単に作るならタペストリーキットが市販されています。
布地を挟むだけと簡単だし仕上がりは断然きれいだろうなと思うんですが、高いんです……
これを使うならば棒がセットになったタペストリーを買った方がよい気がします。けっしてお安くはないので節約派の私はよう買いませんが。
飾りつけのためのボタン縫いつけ
ここからが子どもが安全に遊べるクリスマスツリータペストリーづくりの本番です(前置き長いわw)
ツリーにボタンをつけるアイデアは既製品のボタンかけクリスマスツリーから拝借しました。えへへ。
大きめのボタンの方が当時1歳7か月の娘がオーナメントをつけたり外したりしやすいのではないかなと思ったので、プラスチックボタンではなく、くるみボタンを取り付けました。
ダイソーの22mmくるみボタンキットでくるみボタンを自作
ダイソーの22mmのくるみボタンキットを使ってくるみボタンを自作しました。
ダイソーのキットは押し具つきの15個入り(上)と、補充用の20個入り(下)があります。
キット付属の型紙に合わせて切ったはぎれボタンにかぶせ、パーツを押し具で押し込んで作ります。接着剤は使いません。
ダイソーネットストア(公式通販)で見てみる
→くるみボタン(22mm、15個、製作キット付)
→くるみボタン 22mm 20セット
くるみボタン用の端切れは背景に紛れるカラーを選択
タペストリーに縫いつけたときに目立たないよう、白色と黒色の端切れを用意しました。
作ったくるみボタンの総数は白10個、黒25個です(お好みで)
白色は白背景に、黒色はもみの木プリントの黒色の部分に紛れるように縫いつけました。
オーナメントを外すと落ち着いた雰囲気のヌードツリーに見えるのがミソだと思ってます。
余談ですが、購入当時は黒色のみ15個つけました。ところが翌年、娘が「かけるところない!」と怒ったのと、夫が「雪みたいなのつけたくない?」とか言いはじめたので白10個+黒10個を追加しました。
オーナメントは「安全で可愛い」が基準
わが家ではクリスマスツリータペストリー購入当時1歳7ヶ月の娘が遊ぶ前提で娘の手の届くところに飾っているので、オーナメントは安全で可愛いことが基準です。乳幼児にとって危険が予想されるものや、落とすと割れるものはつけていません。
タペストリーの素材は綿100%の布なので、布、フェルト、毛糸などの小物はほんとうによく合います。赤ちゃん時代の靴下を吊るしても可愛いはずですが靴下どこ行ったん?(←しまいこんだ)
娘が小さいうちはしょっちゅうおもちゃをぶら下げていましたが、少しずつオーナメントを手作りして様子が変わってきています。冬になるといろいろ作りたくなるんですよねぇ……(私だけ?)
もう少し大きくなったら(小学生くらい?)、オーナメントを一緒に作る楽しみもあるかも。
写真のオーナメントについて詳しくはこちら
→飾って遊べるDISNEY KIDEAフェルトマスコット(レシピ本)
→nunocoto fabricのさこももみさんデザインクリスマスオーナメントキット
クリスマスツリータペストリーはインテリア兼おもちゃとして優秀!
クリスマスツリータペストリーは、大人にとっては季節のインテリア、子どもにとっては素敵なおもちゃとして楽しめます。
乳幼児がいても比較的安全に季節のインテリアとして楽しめるし、カスタマイズすればおもちゃ感覚で遊べるので、子どもが小さいうちは本当によいと感じています♡
一度にボタンをつけるのも大変なので、試しに下の方にいくつかつけてみるといいんじゃないかなあ。
とりあえずはプチカスタマイズからお試しください。
カスタマイズ済のクリスマスツリータペストリーも発売中
カスタマイズ済のクリスマスツリータペストリーも販売サイトで見かけるようになりました。
渋い金色のボタンがついているもの↓
電飾がセットになっているもの↓
他にも色々あるので選びがいがありますね!
わが家はコスパ重視でクリスマスツリー柄のカットクロスをカスタマイズしましたが、材料費はもちろん作業の手間がそれなりにあったので、カスタマイズ済みのものもアリと思います。意外と高くはないので全然OKと思う。
それでも、ツリーの枝ぶりやボタンのつけ方などにとことんこだわりたい人にはカスタマイズをおすすめします。一緒に沼にハマりましょう(笑)