翻訳者ネットワーク「アメリア」を退会!実際の利用経験に基づき口コミします

情報誌「アメリア」 翻訳
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こんにちは、つむり(@TsumuRi)です。
➡初めての方は自己紹介もどうぞ

先日、翻訳者ネットワーク「アメリア」を退会しました。

今まできっかけがなくてブログに書いてなかったのですが、退会を節目に、これまで6年間の利用経験を元に口コミでも書いてみようかと思います。

興味とお時間がある方はしばしおつきあいください!

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翻訳者ネットワーク「アメリア」に入会した当時の英語レベル

私がアメリアに入会したのは6年前です。

当時の英語力は、TOEICのスコアが940、DHCの通信講座(実務翻訳)2科目を修了したところ。初学者に毛が生えたくらいのレベルでしょうか。

入会のきっかけは、アメリアの運営母体「アメリア・ネットワーク」が運営する翻訳専門校「フェロー・アカデミー」の通信講座、実務翻訳〈ベータ〉の受講。フェロー・アカデミーの通信講座の申し込みと同時にアメリアに入会すると、アメリアの入会金(5000円)が免除される特典に釣られました。お得に弱いのです…

TsumuRi
TsumuRi

そんな軽い気持ちで入会したアメリアで、まさかあんな恐ろしいことが起こるなんてーーーーー!(謎の前フリ)

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翻訳者ネットワーク「アメリア」とは

改めてご説明するまでもないかもしれませんが、翻訳者ネットワーク「アメリア」は、翻訳の仕事獲得とスキルアップを応援する有料の会員制サービスで、現在の「アメリア」の前進となる「フェロー・メンバーズクラブ」(1985年設立)から数えると、35年の歴史がある組織だとか。

こう書くと、なんとなく敷居の高い印象になりますが、入会資格は特になし

極論すると日本語・英語の読み書きが苦手でも入会は可能ということですが、そもそもの読解力に難がある時点で入会すると間違いなく会費が無駄になるのでおすすめはしません。むしろ全力で止めます。

入会するならば、まずは英語や翻訳の入門書を図書館や書店で入手し、実力をある程度底上げしてからの方がよいと思います。

アメリアに入会するメリット

翻訳者ネットワーク「アメリア」のトップページには、以下のような入会のメリットがドドーン!と掲げられています。

翻訳者ネットワーク「アメリア」に入会するメリット

画像出典:アメリア

実際の利用経験から、上記のメリット6つにはおおむね同意しますが、これらすべてを初学者がいきなりフル活用できるかと言えば、正直微妙なところがあります。

個人的な実感ですが、翻訳の学習の初期から活用できるコンテンツは豊富にあるけれども、ある程度実力をつけて仕事獲得を狙う段階になってやっと活用できるコンテンツも多いという感じです。

アメリアに入会する唯一のデメリット:会費が高い

アメリアには上記のようなメリットがありますが、デメリットも挙げておきます。

結論から言うと、会費が比較的高いことが唯一のデメリットかなと。

アメリア会員資格を得るための費用は以下の通りです(2020年8月現在)

  • 入会金:5,500円 (税抜 5,000円)
  • 年会費: 16,500円 (税抜 15,000円)

月額に換算すると、初年度1833円、2年目以降は1375円。これとは別に、定例トライアル応募に1回1500円(税抜)、翻訳トライアスロン応募に3000円(税抜)かかります。

日本翻訳連盟(JTF)日本翻訳者協会(JAT)の個人会員の年会費は10000円なので、比較すると少し高く感じるんですよね。個人的にはこれこそアメリアの唯一のデメリットだと思っています。

TsumuRi
TsumuRi

会の設置目的・活動内容・会員特典など大きく異なるので、単純に金額だけで比較するものでもありませんけどね~。現時点でのスキルや目的に応じて最適な会を選ぶのがよいかと!

アメリアをフル活用できるのであれば余裕で元は取れますが、毎月届く情報誌を眺める程度になるのであればもったいない。私が退会を決めたのも、最近はあまり活用できていないと感じたからです。

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翻訳者ネットワーク「アメリア」を利用した感想

ここからは「アメリア」の会員向けコンテンツの感想でも。

アメリアが発信する翻訳業界の情報の感想

アメリアは以下の媒体で翻訳業界の情報を発信しています。

  1. 情報誌「アメリア」
  2. ウェブサイト「アメリア
  3. メールマガジン
  4. アメリア公式ブログ
  5. Twitter(@Amelia_Network

①~③は会員のみ閲覧できます
(②アメリアサイトの一部のコンテンツは一般公開)

④ブログと⑤Twitterは非会員も読めますよ。

情報誌「アメリア」の感想

情報誌「アメリア」は月1回発行、A4判の冊子が自宅に届きます。オンライン全盛の時代に紙媒体を郵送とはいささか驚きますが、冊子体は目についたときに手に取れるよさがあると思う。

情報誌「アメリア」

本誌は20ページ、別冊で「定例トライアル」の訳例・解説(分野ごとにA4判6ページ)がつきます。

情報誌「アメリア」は、情報の鮮度が高い反面、網羅的ではありません。今読みたい情報が載っていないことはよくあります。

ウェブサイト「アメリア」の感想

網羅性の点ではアメリアサイトの「情報・コラム」コンテンツが優れています。

アメリアサイトでは、幅広い内容のコラムがテーマ別に整理されていて、興味のある記事にアクセスしやすいのがよいです。

アメリアの「情報・コラム」コンテンツ

このカテゴリ内に大量のコンテンツが格納されてます

アメリアサイトには書籍数冊分の情報がありますし、実際に翻訳で食べている先輩方の生の声に触れられるのがよいところ。玉石混交のネットの大海原を検索することに比べれば、容易かつ確実に情報を得ることができます。

メールマガジンの感想

メールマガジンはアメリアサイトの更新情報や既存コンテンツ紹介で、週1回~多い時は週3回くらい配信されます。私にとっては、アメリアサイトにアクセスして既存コンテンツを読むトリガーの役目を果たしてくれました。

アメリアのトライアル・コンテストの感想

アメリアでは定期的にトライアルやコンテストが開催されています。

  • 定例トライアル
  • 翻訳トライアスロン(賞品つき)
  • 翻訳お料理番(賞品つき)
  • 一行翻訳
  • ミニ翻訳コンテスト(賞品つき)

定例トライアルや翻訳トライアスロンは本気のお仕事テイスト、その他は翻訳という営み自体を楽しむテイストです。

私は「翻訳トライアスロン」を除いて応募したことがあります。「定例トライアル」は実務にあたるつもりで、その他は楽しみとして参加しました。

TsumuRi
TsumuRi

賞品の図書カード欲しい!という不純な気持ちもほんのちょっぴり……

アメリアの定例トライアルについて

定例トライアルでは各分野A4版1ページ分の課題が与えられます(→サンプルはこちら

訳文を提出すると、AA~Eまでの6段階評価がつきます。添削はなく、訳例・講評を見て自分で復習するシステムですが、実務に当たる時と同レベルの感覚で訳文を作成すれば、添削がなくても勉強になります。

定例トライアルのよいところは「訳例・講評」が詳しいこと。訳語の選択、文章の解釈、調査に利用できるサイトなどが収録され、実務にも役立ちます。さらに、2001年10月から最新号までの課題と訳例・講評がアメリアサイトで公開されているので、特に入会初年度は独学用の課題に事欠かないと思います。

TsumuRi
TsumuRi

19年分の過去問が追加料金なしで利用できるなんて、太っ腹だと思いません?

定例トライアルでAAを1回取得、または同分野で12ヶ月以内にAを2回取得すると、クラウン会員資格を得られます。

クラウン会員
経験の有無に関わらず「実際の仕事で通用するレベル」とみなされるアメリア独自の会員資格。翻訳の実務経験がなくても経験者対象の求人に応募できるチャンスが増える。

クラウン会員資格取得条件

①「定例トライアル」でAAを1回取得、または同分野で12ヶ月以内にAを2回取得
②「翻訳トライアスロン」で96点以上を取得
③翻訳の専門校フェロー・アカデミー対象講座の講師推薦

ところが、この評価が激辛で!

メディカル分野だからかもしれませんが、参加者が200名近くいても、A評価以上は10名もいません。AAは0名や1名の回も多く、本当に狭き門。実務が前提なので辛口で当然だとは思うのですが、応募する立場だとツラいのが本音。

ちなみに、これは私が入会直後に初めて提出した定例トライアルの結果です。

翻訳者ネットワーク「アメリア」定例トライアル結果

見た瞬間に絶句したのは言うまでもありませぬ

6段階評価なので、真ん中ではなく中の下です。通信講座の評価で8割~9割取れても実務ではまったく通用しないことが明らかになり、千尋の谷の底から天を見上げるビジュアルが見えた気がしました。ここを登っていくのか……これが現実なのか……って感じ……。

TsumuRi
TsumuRi

散々引っぱってすみませんでした。冒頭に書いた恐ろしい出来事とはこのことです……

初戦は惨敗でしたが何度かトライするうちに徐々に伸びていく実感はありましたし、実力を確認できる機会は貴重なので、目指す分野の課題を定期的に提出できるのであればよいと感じました。

アメリアの仕事獲得サポートの感想

私自身はアメリア以外の場所で派遣社員の仕事を得たので、アメリアの仕事獲得サポートを活用する機会がありませんでした。というわけで以下は眺めていた印象でしかないのですが、雰囲気だけでも参考になれば。

アメリアの仕事獲得サポートには以下のようなものがあります。

  • 求人情報検索:翻訳に特化した求人の掲載
  • 会員プロフィール公開:アメリアの協力会社・団体へのアピールの機会
  • 出版持ち込みステーション:海外の良書を翻訳するきっかけになるかも
  • 仕事に向けたカウンセリング

このうち、アメリアサイトの求人情報(現時点で約200件を掲載)は、職種、雇用形態、勤務場所など様々なのが特徴です。

一般的な求人サイトは雇用形態別になっていることが多いですが、アメリアには正社員、派遣社員、契約社員、フリーランスの求人がまとめて掲載されていますし、勤務場所もオフィスや在宅など様々。このあたりを幅広く掲載しているのはアメリア独自かなと思います。

TsumuRi
TsumuRi

最新の求人情報は、アメリアサイトのトップページに掲載されていて、概要だけなら非会員でも見ることができますよ。詳細を見るには会員登録が必要です

翻訳者としてお仕事を探す場合、翻訳の実務経験がネックになって応募できないことがままあるため、実績ゼロから翻訳者になる方法がSNSで盛り上がったりします。アメリアには未経験可の求人もありますし、クラウン会員資格をもぎ取れば、翻訳の実務経験がなくても経験者対象の求人に応募できるチャンスが増えます。

何をおいても実力の世界なので、初学者に毛の生えたレベルでは仕事を獲得するにはそれなりの努力や時間が必要だとは思いますが、実力をつければトライアルに挑めるのはアメリアのよい点だと思います。また、あくまで口コミレベルですが、他のルートよりも応募先からの反応が得やすいという話もあります(参考:翻訳コーディネーターのぶっちゃげたハナシ

TsumuRi
TsumuRi

出版持ち込みステーションや仕事に向けたカウンセリングは利用したことがなく、公開プロフィールは作るだけ作って放置してました(←ぶっちゃけすぎ)

アメリアの会員向け優待の感想

アメリア会員は以下の優待を利用できます。

  • 翻訳支援ツールの購入費用の割引
  • フェローアカデミーの受講料の割引
  • TOEIC IP Testの受験機会(東京)

翻訳支援ツールの割引

翻訳支援ツールの割引金額は会員のみに公開されているため、このブログでは具体的な金額は伏せますが、アメリアサイトにあるように、年会費を超える金額の割引を受けられる製品もあるのは事実です。非会員でもアメリア事務局に問い合わせれば割引金額を教えていただけますよ。

TsumuRi
TsumuRi

優待を利用して翻訳支援ツールを導入するならば、年会費の元を取るのは余裕です♡

フェロー・アカデミーの受講料

フェロー・アカデミーの受講料はうまい棒換算で300本分と、大幅値引きとまでは言えませんが、それでも節約にはなるのでありがたいなと思います。

TOEIC IP Test受験

アメリア会員は、東京でTOEIC IP Test(TOEICの団体試験)を受験することができます。

公開テストと比べ受験料が15%オフになりますが、地方在住者には縁のない話でございました……近い人にはよいと思う。

アメリアのコミュニティ機能の感想

私は利用したことがないのですが、アメリアサイトには以下のようなコミュニティ機能があります。

  • コミュニティ掲示板
  • 翻訳メル友サーチ
marimo
marimo

このSNS全盛の時代に……!

TsumuRi
TsumuRi

投稿日付や登録人数からは、細々と動いているような……?!

アメリアに入会する前からブログ大好きでTwitterオタクだった私は、翻訳者さんのブログやTwitterから情報収集する方の方が合っていたので、時々掲示板をROMする程度でした。

……現場からは以上です。

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翻訳者ネットワーク「アメリア」からの退会

退会方法は退会申込フォームまたは郵送による手続き

翻訳者ネットワーク「アメリア」退会する場合、アメリアサイトの退会申込フォームまたは郵送による手続きが利用できます。

退会申込フォームは「MYデータ」内の「ご利用明細」のページにあります。

翻訳者ネットワークアメリア退会フォーム

画像出典:アメリア

差支えのない範囲で退会理由を記載して送信し、退会手続き完了のお知らせが来れば完了です。拍子抜けするくらい簡単でした。

退会手続き後、会員資格の満了日までは会員向けコンテンツを利用することができます。アメリアサイトに登録したプロフィールデータや活動履歴、読み返したいコンテンツなど、しっかり保存したことは言うまでもありません。

退会後に再入会することもできる

アメリアを退会後に再入会する場合は、新規で改めて入会することになります。入会金も再度発生します。

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翻訳者ネットワーク「アメリア」にお得に入会(再入会)する方法

そういえば、アメリアの入会手続きについて書いていませんでしたね。

入会時はアメリアサイトから申し込むだけですので、特段語るまでもないのですが、決して安くはない入会金をまけてもらう方法はないのか?!という点は皆さん気になるはず。

アメリアにお得に入会する方法は私の知る限り3つです。

  1. フェロー・アカデミーのアメリア同時入会特典を利用する
  2. 入会金が無料になる時期を狙う
  3. 友人紹介制度を利用する

フェロー・アカデミーのアメリア同時入会特典を利用する

フェロー・アカデミーの翻訳講座の申込時にアメリアに同時入会すると、以下の特典があります。

  • 通学講座(単科)、通信講座
    (※短期集中講座、オンライン講座は対象外)
    ⇒入会金無料
  • 通学講座(総合翻訳科)
    ⇒入会金+初年度年会費が無料

私もフェロー・アカデミーの実務翻訳<ベータ>の受講申し込み時にアメリアに入会して入会金を浮かせました。

詳しくはフェロー・アカデミーのサイトでご確認ください(↓)

入会金が無料になる時期を狙う

アメリアには入会金が無料になる時期があります。

例えば、このブログを書いている現在は「夏の怪談翻訳コンテスト」の開催中。

アメリア・夏の怪談翻訳コンテスト

画像出典:アメリア

これは非会員も参加できるコンテストで、無料お試し会員に登録後、正規会員登録をすることで入会金が無料になります。コンテストに入選すると図書カードがもらえるので、腕試しにもいいかも。

キャンペーンはTwitterやアメリア公式ブログでも告知されます。アメリアのTwitterアカウント(@Amelia_Network)をフォローしておくとよいかなと思います。

友人紹介制度を利用する

アメリアには友人紹介制度があります。

友人紹介制度を利用した場合は入会金免除にはなりませんが、3000円分のAmazonギフト券がプレゼントされるので、お得ではありますね。周囲に会員番号とお名前の分かる会員がいればおすすめの方法です。

TsumuRi
TsumuRi

既存会員から招待メールを送ってもらう必要があるので、先走って会員登録したらダメですよ。

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おわりに

私が実際にアメリアを利用した経験からの結論は、

  • アメリアのデメリットは入会金・年会費がやや高いことくらい
  • アメリアを通じて得られる情報を活用し、スキルアップと仕事獲得に繋げられるのであれば十分に元は取れる
  • 漫然とコンテンツを眺めるだけだとちょっともったいない

という感じです。これだけ書いたくせにまとめは3行で済んだという……(笑)

私は最近ちょっともったいない状況になっちゃったので、いったん退会することにしましたが、

  • 現在の仕事を退職して在宅勤務の仕事を探す
  • 定例トライアルに定期的に取り組む
  • 優待の使える翻訳支援ソフトを購入する

など、アメリアを使い倒せる状況になれば、再入会するのもよいかなと考えています。

TsumuRi
TsumuRi

最後になりましたが、長らくお世話になり、ありがとうございました!

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