こんにちは、つむり @TsumuRi です。
iPhone SE3に2枚目のSIM(eSIM)を設定して、月額基本料金を節約しています。
2枚目のSIMとして選んだのは、IIJmio ギガプラン(データeSIM 5GB)。APN構成プロファイルのインストールが不要なので、iPhoneの2枚目SIMとして使いやすいです。私はこれで月額使用料を1540円節約することができました。
\ データeSIM 440円〜 /
2枚目SIMを入れると安くなるとはどういうことなんだ?
私は1枚目のSIMをソフトバンクで契約しています。
ソフトバンクの月額利用料がけっこう高いのは、皆さんご存知のとおりです。
ミニフィットプラン+ | メリハリ無制限+ | ペイトク無制限 | |
---|---|---|---|
〜1GB | 3278円/月 | 5825円/月*1 | 9625円/月 |
〜2GB | 4378円/月 | ||
〜3GB | 5478円/月 | 7475円/月 | |
3GB〜無制限 | — |
割引制度:新みんな家族割(3回線以上)適用で1210円/月割引、おうち割光セット適用で1100円/月割引、PayPayカード割適用で187円/月割引。
*1:データ使用料2GB未満の月は、月額利用料7475円/月から自動的に1650円/月割引。
私の場合、毎月のデータ使用量が2〜3GB程度、おうち割などの割引はないので、最安値のミニフィットプラン+の月額基本料金が4378〜5478円です。月額基本料金は使用量が1GB増えるごとに+1100円。月々のデータ使用量の上限設定ができないので、3GBまでは自動的に加算されます。
1GBを超過する分がなければ月額3278円で済むので、2枚目SIMに格安SIM(IIJmio)を設定しました。モバイルデータ通信はすべて格安SIMで行い、ソフトバンクのデータ使用量を常に1GB未満にするとこうなります↓
\ じゃじゃん! /
ソフトバンクのみ | ソフトバンク+IIJmio*1 | |
---|---|---|
ソフトバンクミニフィットプラン+ | 〜3GB:5478円/月 | 〜1GB:3278円/月 |
IIJmio ギガプラン データeSIM | — | 5GB:660円/月 |
合計 | 5478円/月 | 3938円/月 1540円の節約! |
*1:IIJmio データeSIMには3GBプランがないので5GBプランで試算。IIJmioはデータ通信量を繰越しできるため、データが余ってきたら2GBプラン(440円/月)に変更することで更にお安くできます。
3ヶ月目以降はIIJmioの契約を2GB(440円/月)に変更し、3718円/月になりました。最終的には1760円の節約です
使用したデータ容量に応じて料金が変動するプラン、特に、1000円刻みで料金が上がっていく場合はとてもオトクになるかと。電話番号を設定しているメインのSIMを変えずに、総額だけ安くできました!
\ データeSIM 440円〜 /
iPhoneに2枚目SIMを設定(デュアルSIM)するための条件は?
iPhoneに2枚目SIMを設定する場合、以下の条件をクリアする必要があります。
- iPhoneがeSIMに対応している
- iPhoneのSIMロックが解除されている
- eSIMに対応した通信事業者
- (1枚目SIMでAPN構成プロファイルをインストールしている場合)2枚目SIMはAPN構成プロファイルのインストールを求めない事業者/プランを選択
iPhoneがeSIMに対応している
まず、iPhoneがeSIMに対応している必要があります。
Appleのサポートページによると、対応しているiPhoneは以下のとおりです。
ちなみにeSIM(embedded SIM)とは、従来はSIMカードに入れていた情報(契約したキャリアや電話番号など)をデータとしてスマホ本体に内蔵することによりSIMカードと同じ機能を提供する仕組みです。より具体的には、通信事業者が提供するアクティベーションコード(QRコード)をスマホのカメラで読み取って情報を記録します。
iPhone SE3には従来のSIMカードを挿入するSIMカードスロットは1枚しかありませんが、eSIMの追加は可能です。よって、1枚目を従来のSIMカード、2枚目をeSIMにすることでデュアルSIM化できるというわけです。
iPhoneのSIMロックが解除されている
1枚目のSIMとは異なる通信事業者のeSIMを使用する場合、iPhoneのSIMロックを解除する必要があります。
SIMロックの有無は、iPhone「設定」アプリの「一般」>「情報」の画面で確認できます。
- 「SIMロックなし」のように表示されていれば、SIMロックは解除されています。
- SIMロックがかかっていれば、キャリアの定める手続きによりSIMロックを解除する必要があります。
SIMロックされていたら使えないので、必ず確認・解除してくださいね。
eSIMに対応した通信事業者
eSIMに対応した通信事業者と新規契約します。
1点だけ、APN構成プロファイルについては注意が必要です。
【要注意】iPhoneは複数のAPN構成プロファイルをインストールできない!
APN構成プロファイルとは、スマホがモバイルデータ通信をするために必要な情報などを設定するためのものです。
iPhoneは複数のAPN構成プロファイルをインストールできないため、1枚目のSIMと2枚目のSIM、両方がAPN構成プロファイルのインストールを必要とする場合は、モバイルデータ通信を切り替えるたび使わない方のAPN構成プロファイルを削除、使う方を再ダウンロードしてインストールし直すという、たいへん面倒な事態になります。
1枚目は完全に電話だけとするなら消してもよいらしいんですけど、関連しているアプリ(マイページとか)が消えてしまうのも困ります。大規模通信障害など非常時を考えても残しておきたい……
よって、1枚目SIMのAPN構成プロファイルがインストールされている場合、2枚目SIMはAPN構成プロファイルのインストールが必要ない(マニュアルで設定できる)通信事業者/プランを選びましょう。
APN構成プロファイルの有無は、iPhoneの「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」で確認できます。
図のように、現在利用している通信事業者が表示されていれば、APN構成プロファイルが設定されています。
2枚目SIMにおすすめ! IIJmio ギガプラン(データeSIM)
以上を踏まえ、2枚目SIMにはIIJmioギガプラン(データeSIM)が丁度いいです。
選んだ理由は以下の3点。
- データ通信のみのeSIM(データeSIM)を提供している
- 月額基本料・初期費用・SIM発行手数料が安い
- (データeSIMの場合は)APN構成プロファイルのインストールが必要ない
IIJmioギガプラン 月額基本料 (データeSIM) | 2ギガ:440円 5ギガ:660円 10ギガ:1100円 15ギガ:1430円 20ギガ:1650円 30ギガ:2340円 40ギガ:2940円 50ギガ:3540円 |
初期費用 | 3300円(エントリーパッケージ購入で0円) |
SIM発行手数料 | 220円 |
仕様 | データ通信(ドコモ網) 音声通話/SMSなし |
追加データ量 | 1GBあたり220円(繰り越し不可) |
IIJmioにはデータ通信のみのeSIMがあるので、2GB 440円〜と、かなりお安く利用できます。
大手キャリアと比較すると、大手キャリアではデータ使用量が1GB増えるごとに1100円かかりますが、iiJmioは1100円で10GB使える点が素晴らしい。同じ料金で10倍使えますよ!(こんなに使いませんけど)
ギガプランのデータ量は翌月に繰り越せるので、マメにプランを見直せばムダなく利用できます。
実際私は最初こそゆとりのある容量で契約しましたが、3ヶ月目以降はデータ繰り越しを利用する前提で最低容量(2GB)に変更しました
追加データ量を購入する場合は1GBあたり220円と割高かつ繰り越しできないので、データ量を気にせず高速通信したい方は少し余裕のある容量を選んだ方がよいです。プランは1ヶ月単位で変更できるので、旅行や帰省の月だけ増やしておくのもよいかと!(プランは月末日以外いつでも変更でき、翌月1日から適用されます)
細かいところで、利用開始月は月末までの日数に応じて月額基本料とデータ量が日割り計算されます。最短契約期間は利用開始月の翌月末で、データ専用SIMなら解約金はかかりません。
初期費用3300円は、エントリーパッケージを購入すれば無料になります。
総じて、わりとお手軽に始められる格安SIMという印象です。
IIJは日本で初めてインターネット接続の商用サービスを始めた老舗であり、安心感もあります
データeSIMの場合はAPN構成プロファイルのインストールが不要で、マニュアル設定します。
同じIIJmioでも、SIMの種類によってはAPN構成プロファイルのインストールが必要なので、SIMの種類を間違えないように注意してくださいね。
契約はWeb申し込みで完結
契約はIIJmioのホームページからのWeb申し込みです。
公式サイトの右上、「ご購入お申し込み」ボタンから申し込みページに飛びます。
申し込み中、プラン選択時に表示される「0ギガ eSIM(データプランゼロ)」はギガプランとは料金体系が異なります。ギガプランは「eSIM ●ギガ」と書いてある方です。ご注意ください。
申し込みが完了すると、契約当日にメールでアクティベーションコードが届きます。
私の場合、申し込みからiPhoneの設定まで20分ほどで完了しました
IIJmioのeSIMギガプランの設定方法
IIJmioのギガプラン(データeSIM)の設定方法はIIJmioのガイドをご覧ください。
手順検索は1枚目を「eSIM」>「データeSIM」として、iPhoneのものを選択します。
後は詳細手順ページ通りに設定していけば迷うこともないかと。
詳細手順ページにない注意が必要な点を紹介しますね。
- モバイルデータ通信:IIJmio
- モバイルデータ通信の切り替えを許可:オフ
- デフォルトの音声回線:ソフトバンク
「モバイルデータ通信の切り替えを許可」についてです。これは、通信状況が悪い時に自動的にもう片方のモバイルデータ通信に切り替えてくれる機能です。節約目的の場合、もう片方(ソフトバンク)のデータ通信は使いたくない(使うと月額基本料金がかさむ)ので、無効にした状態で使います。
iPhoneの「設定」>「モバイル通信」画面で、一番上に表示される「モバイルデータ通信 IIJmio」をタップすると設定画面が出てきます。
IIJmioのギガプラン(データeSIM)の注意点
IIJmioのギガプラン(データeSIM)に注意点があるとすれば、
- ドコモプランしかない
- 音声通話やSMSが使えない
以上2点でしょうか。データ通信専用の2枚目SIMとして使うなら、普段はまったく気にしなくていいです。
ドコモに大規模な通信障害が起こった場合、バックアップの観点で①が問題になるかな?とは思います。
1枚目SIMがau系やソフトバンク系のときはそっちに切り替えればいいのですけど、1枚目SIMがドコモ系の場合は切り替えても通信できないことになりますからね。1枚目SIMがドコモ系の方は少しだけ気にしておいてあげてください。普段は大丈夫。
緊急機関への発信ができないって本当?
他は、申込画面や初期設定手順に以下のような恐ろしい注意書きが気になるかもしれません。
iPhoneをご利用される際、IIJmioのデータeSIMを「モバイルデータ通信」用の回線として設定すると、緊急機関(110/118/119)への発信ができないことがあります。詳しくは、お知らせをご覧ください。
デュアルSIM対応端末にて他社のSIMと併用する場合(初期設定手順) | 格安SIM/格安スマホのIIJmio
これについては2021年12月時点、iOS15.2で解消しているので、iOSが最新なら気にしなくて大丈夫。iOSが古い場合は、モバイルデータ通信を1枚目SIMに切り替えれば回避できますよ。
回避方法(iOS15.1.1以下のみ)
緊急通報をする際に、iPhoneの「モバイルデータ通信」をIIJmio eSIM以外(他社SIM)に切り替えると発信が可能になります。
【一部更新・解消】【重要】eSIM利用時に緊急機関(110/118/119)への発信ができない場合がある
まとめ:キャリア回線は格安SIMのデータ専用eSIM併用で節約できる
今回はキャリア回線と格安SIM(データeSIM)の併用で月額基本料を節約する方法を紹介しました。
節約できる金額は月々のデータ通信量によりますが、作業時間20分ほどでそこそこの節約効果が期待できます。
ソフトバンクのみ | ソフトバンク+IIJmio*1 | |
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ソフトバンクミニフィットプラン+ | 〜3GB:5478円/月 | 〜1GB:3278円/月 |
IIJmio ギガプラン データeSIM | — | 5GB:660円/月 |
合計 | 5478円/月 | 3938円/月 1540円の節約! |
*1:IIJmio データeSIMには3GBプランがないので5GBプランで試算。IIJmioはデータ通信量を繰越しできるため、データが余ってきたら2GBプラン(440円/月)に変更することで更にお安くできます。
キャリアの月額基本料が高いと感じつつもMNPしたくない事情がおありの方は、電卓を叩いてご検討くださいませ。
\ データeSIM 440円〜 /