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期限切れで失効した汎用JPドメインを再取得してサイトを復活させるまで

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期限切れで失効した汎用JPドメイン(●.jp)を再取得、サイトを復活させました。

失効から再取得完了までは約1ヶ月半。以下、時系列です。

4/30ドメイン有効期限
5/1ドメイン廃止
(状態:Suspended)
5/7サイトが表示されないことに気づく
Whois検索で状態を確認
管理会社に復旧依頼
5/8管理会社から復旧不可との回答
5/9でバックオーダー
(事前予約)
6/19時ドメインオークション開始
(状態:Active)
6/2019時 ドメインオークション終了
20時 アカウントに設定完了の連絡
22時 ネームサーバー変更
23時 サイト&メールアドレス復旧

ドメインが期限切れになった最大の原因は、自動更新設定が無効だったことです。

有効期限のお知らせメールも見逃し、手動更新しないまま失効に至りました。

事態が判明したのは失効から1週間後。サイトが表示されないことに気づいてWhois検索したところ、ドメインがSuspended(廃止)になっていることが判明しました。

つむり

冗談みたいな実話www

私の名誉のために書いておくと、ドメインを失効させたのは友人です。

「復活させたいけど、やり方が分からない」と言うので、手伝った次第。

ブログのネタにしていいとのことなので、汎用JPドメインの失効から再取得までの顛末をありのままご紹介しますね。

まだ失効させていない方も既に失効させちゃった方も、ご参考になれば幸いです♡

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もくじ

失効ドメインを取り戻す方法

失効ドメインを取り戻す方法は下記のとおりです。

  1. 登録回復可能期間内に復旧
  2. ドメイン削除後に再取得
    • バックオーダー(事前予約)
    • ドメインオークション
    • 新規取得時と同様に再取得

失効から間もなければ①復旧、時間が経っていれば②再取得という選択になります。

ドメインを取り戻すなら①復旧の方が確実なので、失効から間もない方はお急ぎを。

登録回復可能期間内に復旧

まずは登録回復可能期間内に復旧を試みます。

下図はJPドメインのライフサイクル。

下図の④、Suspendedになったドメインに20日間の登録回復可能期間が設定されています。

出典:JPRS|JPドメイン名のライフサイクル

この期間内であればドメイン管理会社を通じて復旧できることがあるので、まずは管理会社に復旧サービスがないか確認しましょう。

図は20日間ですが、実際の日数はドメイン管理会社によります。20日より短いこともあるので、早いに越したことはありません。

ちなみに友人の場合は管理会社にJPドメインの復旧サービスがなく復旧できませんでした。ダメ元で聞いてみてもダメとのこと。残念……。

つむり

復旧サービスのある管理会社でドメインを取得すると、万が一の保険になるかもですね

ドメイン削除後に再取得

管理会社で復旧できない場合は、ドメインがレジストリから削除された後に再取得します。

汎用JPドメインは廃止から1ヶ月で削除

理屈としては、削除以降は新規ドメインと同じように取得できるようになるわけです。

つむり

理屈としては、ね!

含みのある言い方ですが、

ドメイン取得は早い者勝ちです。

失効ドメインの場合は過去にSEO的な評価を蓄積しているため、中古ドメイン業者や他のサイト運営者に狙われることがあります。

つまり、

  • 失効ドメインは争奪戦になる可能性がある
  • 削除まで待つと争奪戦に負ける可能性がある

ということなのですよ……涙

バックオーダーで事前予約

争奪戦に勝つべく、にてドメインをバックオーダーしました。

.jpドメインバックオーダーとは?

ご予約いただいた”登録済みドメイン名”が開放され再登録可能になった瞬間に、お名前.comのシステムが自動的に即時取得を試みるサービスです。予約を受け付けているドメイン名は、他者が所有するドメイン名のうち、更新されずに期限切れを迎えるもの。つまり「中古ドメイン」です。

欲しいドメインの取得率アップのために

開放後に手動でドメインを取得することももちろん可能ですが、価値ある希少ドメイン名は多くの場合専門業者によって取得されてしまいます。お名前.comの『.jpドメインバックオーダー』サービスをご利用いただくと、開放された瞬間に自動でドメイン名の取得を試みるため、欲しいドメイン名の取得成功率が飛躍的にアップします。

サービス概要|ドメインバックオーダー

申込期限はドメインがレジストリから削除されるより前です。こちらも早いに越したことはありません。

お名前.comのバックオーダーの流れは以下のとおりです。

STEP
お申し込み

バックオーダー対象のドメインから、好きなドメインを選んで申し込みます。
※お申し込み時にはクレジットカード情報の登録が必要です。

STEP
お名前.comが取得実施

お申し込みいただいたドメインが一般登録可能となると同時にお名前.comがドメインの取得を試みます。

STEP
お支払い

.jpバックオーダーの申込者が一人の場合は、ご登録のクレジットカードで決済され、登録手続きが行われます。
※.jpバックオーダーの申込者が複数名いた場合はオークションにより登録権利者を決定します。

サービス概要|ドメインバックオーダー

注意点として、バックオーダーしてもドメイン取得が確約されるわけではないことがあります。

お名前.comがドメイン取得できなかった場合や、申込者が複数いてオークションで競り負けた場合は、登録権利が得られません。

つむり

早い者勝ちじゃない……

バックオーダーの申し込み方(お名前.com)

バックオーダーを申し込む際は、のトップページで失効ドメインを検索します。

お名前.com 検索結果

バックオーダー対象のドメインは、検索結果に「バックオーダー」と表示されます。

検索結果に表示される料金は新規ドメイン取得時のもの。

バックオーダーの料金は次の画面で表示されます(汎用JPドメインは3,300円)。

「お申し込みへ進む」を押した後の画面

お名前.comの利用が初めてなら会員登録、お名前IDを持っていればログインして申し込みます。

クレジットカード情報の登録が必要です。

JPドメインバックオーダー専用ページからも申し込み可

JPドメインバックオーダーの専用ページからも申し込みができます。

申し込み時点(5/9)では、失効ドメインが専用ページで検索できず、お名前.comのトップページからの方が早かったです。

汎用JPドメイン以外の場合は?

汎用JPドメイン以外のgTLD(.com、.netなど)についても、のトップページで検索できます。

ドメインバックオーダーの専用ページからも申し込めます。

料金は11,060円です。これは7〜8年分の更新料に相当する金額。なかなか大きいですね。

バックオーダー後の流れ

バックオーダーの後は結果を待つだけです。

ドメイン削除当日、Whois検索ドメインの状態がActive(有効)に変わったのを発見。

登録者名はバックオーダーサービス、電話番号がお名前.comの代表電話であったことからドメインが確保されたことが推測されました。

そして6月1日の午前9時……ドメインオークションが始まりました。

つむり

なんでやねーん!?

運営歴が短く他サイトからのリンクも多くないヨワヨワドメインにはライバルはいない!と思っていたのに、他にもバックオーダー申込者がいるとは。バックオーダーしてなかったら持ってかれてたかも……?

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ドメインオークションで再取得

6月1日の午前9時、のドメインオークションが始まりました。

ドメインオークションとはその名の通りドメインのオークションであり、終了時点での最高額入札者がドメインの登録権利を得ます

ドメインオークションの流れは以下の通り。

STEP
ドメイン名をチェック

ドメインオークションは毎月1日 12:00にスタートします。
気になるドメイン名がないかチェックしましょう。

STEP
入札する

出品されているドメイン名はどなたでも入札できます。
バックオーダー申請をしていない方もオークションから参加可能。

STEP
落札する

オークション終了時に最高額を入札している方が落札者となります。
・落札されたお客様には、落札完了のメールをお送りいたします。
・落札したドメイン名の購入費用は、登録されているクレジットカードから自動で引き落とされます。

サービス概要|中古ドメインオークション お名前.com

ドメインオークションの開始時は、最初にバックオーダーした人が最高入札者になります。

これもあって、バックオーダーは早めに申し込むのが得策です。

幸い、開始時点の最高入札者になりました。終了まで誰も入札しなければよいのですが、実際は分からないので、自動入札機能を用いて予算の最高額を入札、終了まで見守りました。

自動入札機能:他の参加者が入札してきた時に、予算の範囲内で自動入札する機能

6月20日19時、ドメインオークション終了

他の参加者からの入札はなく、開始金額(3300円)で落札できました。

人気のあるドメインは20万円くらいの値をつけていたので、ライバルがやる気なくて本当によかったなと思います。

つむり

ほらやっぱりヨワヨワドメインじゃないか……

新規取得時と同様に再取得

ドメインがレジストリから削除された後は、新規取得時と同じように取得申し込みができます。

今回はバックオーダー申込者が複数人いてドメインオークションに乗ってしまったので、この方法は不可能でした

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ドメイン登録完了後の作業

6月20日19時、ドメインオークション終了。

20時頃、での登録完了を知らせるメールが届きました。

登録完了後の作業を進めていきます。

  • ドメインの自動更新の確認・設定
  • ネームサーバー変更
  • (匿名でサイト運営する場合)Whois情報公開代行設定の確認

ドメインの自動更新の確認・設定

まず、ドメインが自動更新されるように設定を変更しました。

つむり

自動更新を無効にしていたせいでドメインが失効したので、最優先で作業しました。

の管理画面から作業します。

通常、お名前.comでドメインを取得すると自動更新になるはずですが、オークションドメインは自動更新にならないみたいです(たまたま?)

皆さんも気をつけて確認・設定してくださいね。

ネームサーバーの変更

ネームサーバーの設定を変更しました。

の管理画面に入って作業します。

お名前.comのネームサーバー情報を、サイトデータを置いているレンタルサーバーの情報に書き換えます。

書き換えから1時間程度でサイトが表示され、メールが使えるようになりました。

お名前.comのヘルプによると、ネームサーバー変更の情報がインターネット全体に反映するまで最大72時間ほどを要するとのことです。

表示されない場合は気長に待ちましょう。

Whois情報公開代行の確認

Whois情報公開代行は、匿名でサイト運営する人には必須の設定です。

Whoisとは、ドメインの保持者の氏名、住所、電話番号などの登録者情報を誰でも閲覧できる情報提供サービスです。登録者情報はICANNより一般公開することが義務づけられています。

Whois情報公開代行サービスをご利用いただくことで、ドメイン保持者の登録情報から「お名前.com」の情報に代えたうえで一般公開することができます。これによりドメイン保持者のプライバシーが保護されます。

Whois情報公開代行サービス|お名前.com

Whois情報公開代行は、ドメイン登録時にオプションとして自動設定されていました。

メールに記載が。

念のため、Whois検索で情報が匿名化されていることを確認しました。

レンタルサーバー側の作業(なし!)

レンタルサーバー側での作業はありませんでした。

お名前.com側でネームサーバを変更したら、ドメイン失効前と同じようにサイトが表示され、メールも送受信できるようになりました。

ドメイン失効以降レンタルサーバー側の設定をいっさい触っていなかったので、失効前の情報がそのまま反映されたものと思われます。

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期限切れで失効した汎用JPドメインを再取得してサイトを復活させるまでのまとめ

期限切れで失効した汎用JPドメインを、のバックオーダーサービスとドメインオークションを通じて再取得、サイトを復活させるまでの顛末を紹介しました。

約1ヶ月半という長い期間はかかったものの、再取得できてよかったです。

まとめ① 失効ドメインを再取得する方法
  • 登録回復可能期間中
    • ドメイン管理会社に復旧依頼
  • レジストリからの削除後
    • バックオーダー(事前予約)
    • ドメインオークション
    • 新規ドメインと同様に取得

再取得は手間も時間もかかるし、再取得できなかった場合にはさらに手間がかかるので、ドメインを失効させないのがいちばんですね。予防こそ最善の解決策です。

まとめ② ドメイン失効事件の再発防止策
  • 自動更新設定を有効にする
  • 登録したクレジットカード情報を最新に保つ
  • 更新期限のお知らせメールを見逃さない
  • 更新期限にリマインダーを設定する

友人には再発防止策を伝え、私自身も自分が契約しているドメインやサーバーの設定を見直したし、更新期限を1年おきの定期的な予定としてiPhoneのカレンダーに登録しました。

ここまで読んでくださった皆さんも、今すぐ対策してくださいね。

つむり

学びの多い体験ではあったので、ブツクサ言いつつも友人には感謝です。

それから、友人のドメインを失効直後にキャッチしてくれたお名前.comにも本当に感謝です。オークションに乗っかっちゃった点だけは解せないけど、取り戻せてよかった。

皆さんも、万が一ドメインを失効させてしまったときにはを覗いてみてください。

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