8月半ばにTwitterで叫んだ話ですが、お盆に子連れ帰省で高速道路を走行中、突然のエンジントラブルに見舞われました。
高速道路でまさかのエンジントラブル。完全に止まる前に高速を降りて車屋さんに駆け込めたけど、すぐ直るかしら…
高速道路上で完全に止まると、レッカーされるまで地獄の暑さなので保冷ケースと大量の飲み物を持ってないと死ぬると思う。皆様お気をつけて😫
— TsumuRi@頭に毬藻が生えています (@TsumuRi) August 10, 2019
帰省は毎年のことなので渋滞は覚悟の上だったんですが、エンジントラブルは晴天の霹靂。お盆という時期の特殊性もあり、本当に大変な思いをしたので経緯と対策をまとめました。
自走可能であっても車のトラブルは時間泥棒
エンジントラブル発生当日の時系列
- 5:00頃
大阪府の自宅を出発
北陸自動車道に入り、福井県の山岳地帯を走っているとエンジントラブル発生。
石川県内までごまかしごまかし走行 - 10:00頃
石川県のオートバックス①でメンテ
待ち時間は30分程度。
エンジン周りをひととおり点検したが原因となる異常は確認されず - 12:00頃
経路上のショッピングモールで昼食 - 13:00頃
夫が経路上のオートバックス②へ
娘が待ち時間に耐えられないことを予想して娘と私は別行動で子どもの遊べる施設へ。
順番が夕方になることが判明して夫ガッカリ。 - 14:00頃
合流、夕方まで時間つぶし - 17:00頃
オートバックス②でメンテ
原因となる異常は確認されず。
電気系統のエラーが検出されたので解除してもらう - 18:00頃
メンテ完了
メンテ後の方が調子が悪いというおかしな事態に - 19:00頃
帰省先に到着
大渋滞を予測して早朝出発、昼過ぎに帰省先に着けたらいいねと話していたのに、帰省先に到着したのはまさかの夜!石川県には午前中に入れていたので、ほんまにお盆の時期の車のトラブル恐るべしだなと思いました……
高速道路上で見舞われたエンジントラブルの症状
早朝出発したおかげで名神高速道路をスムーズに抜け、北陸自動車道へ。福井県の山岳地帯で事件は起こります。
登りでアクセルを踏んでも普段のようにはスピードを維持できない感じがしたので計器を見ると、タコメーターが「2」のところから動かなくなっているんですね。他には異常を示す表示はなし。
いったんアクセルを離して何度か踏むと復活することもあるんですが、なんせ山岳地帯ですから、登りでどんどんスピードが落ちていくんですよ。正直怖い。
そのうち、時々「ブルブルッ」「ガタガタッ」と異常な振動。振動があるうちはアクセルの反応が特に悪かったです。
お盆は交通量も多く、事故も心配。さらに万が一にも猛暑の中で立ち往生したら、レッカーしてもらえるまでに娘が熱中症に!?と妄想が暴走し、気が気ではない私。
高速道路はひたすら左車線を走行、石川県内に入ってから高速道路を降り、すぐに対応できる業者さんを探すことになりました。
お盆に車の修理窓口を求めて右往左往した体験談
もうオチは読めてると思いますがw、修理窓口を探すまでが大変でした。結論から言うと、
- お盆はメーカーも長期休み
- 休日のオートバックスは半日待つこともある
以下時系列でどうぞ。
1軒目のオートバックスで状態を確認してもらう
まずは高速道路を降りてすぐのオートバックス①で状態を確認してもらいました。
開店時刻直後だったということもあり、待ち時間30分程度で見てもらえましたが、エンジン周りをひととおり調べてもはっきり分かる異常はなく、点検中は不調も再現されませんでした。
結果、走れる状態ではあるという判定。
オートバックスさんからは「修理箇所が見つかったとしても部品が必要な場合は取り寄せになるし、部品の到着は休み明けなので、急ぐならディーラーに直接連絡した方がよい」と言われました。
この時の点検費用は無料。キッズスペースもあり、娘のご機嫌もキープできて本当にありがたや。
異常箇所はないと言われ、だましだましになった…😫
— TsumuRi@頭に毬藻が生えています (@TsumuRi) August 10, 2019
お盆休み中の自動車ディーラーの対応はやっぱり微妙
オートバックスを出た後、走れる状態ならばと走行するとまたも不調。
経路上のディーラーに電話をするも、無情にもお盆休みであることを告げるアナウンス。アナウンスの最後に故障など緊急時の電話相談窓口の番号が流れたので、途中で切らず、最後まで聞いた方がいいと思います。
相談窓口に掛けなおすと、お盆休みはディーラーの店頭では対応できないから提携先工場を案内するというだけ。やはり部品の問題があるので、部品が必要な修理はやはり休み明けにならないと対応できないということが分かりました。
本当に長期休暇というやつは!
でも対応してくれただけでもありがたいなと思います。
2軒目のオートバックスでもう少し詳しく調べてもらう
走れるは走れますが、不調であることには変わりないため、夫が経路上の別のオートバックスでもう少し詳しく見てもらうと言い始めました。
時間は既に昼過ぎ。混雑が予想されたので私と娘は子どもが遊べる施設で待機することにして、夫だけオートバックスへ。やはり混雑していて作業は夕方開始とのこと。
周辺の施設で時間を潰しながら、娘を昼寝させながら夕方まで待ちました。
結果、最初の点検結果と変わらず、エンジン周りは異常なし。電気系統でエラーが検出されたので解除してもらいました。
こちらでは少し詳しく調べてもらいましたが点検料金は2160円、キッズスペースがあったので娘のご機嫌もキープできてありがたや。
が、エラーを解除した直後になおいっそう調子が悪くなるという事態に陥りました。途中いきなりエンストしたりも。なんでやね~ん。
原因が不明のまま、調子を回復する
本当に車が動かなくなるようなら、帰省先に車を置いて電車で帰ることも覚悟していましたが、帰省先で過ごした数日で車の調子が戻ったので、なんとか運転して自宅に帰れました。
ただ、自宅に着く直前に再び謎の振動を繰り返すようになったので、ギリギリ感はすごかった……
結局、ディーラーでも原因は分からなかった
お盆休み後、すぐにディーラーに電話するも、土日の予約が取りにくく、車を見てもらえたのは8月末のことでした。
結果、ディーラーの検査でもトラブルは再現されず。症状からはセンサーの異常である可能性が高く、修理する場合は数万円かかるとのこと。しかもあくまで推測なので、直るかどうかの保証はないと言われました。

えっこれが結末?
はい、これが結末です。めっちゃモヤモヤしますよね。夏場って車にも過酷で、よく分からないトラブルが増えるんですってよ。
うちの車、間近に車検を控えているし、年式も古くて税金も高いので、手放す方向に大きく心が傾いてしまってます。その話はまた別の機会として、今回は子連れ帰省で突然の車のトラブルに遭遇した場合の備えの話を。
子連れ帰省は突然の車トラブルへの備えが必須
今回のエンジントラブルでは何とか自走可能だったわが家。点検の待ち時間は子どもを遊べるスペースで待機させ、運転手の夫が点検に当たったので、時間を食いまくるだけで済みました。
でも最悪の場合は自走不能になり高速道路の路肩で待機する可能性もありますし、そこまで想定した備えはやっぱり必要だと痛感。
路肩で待機するときのセオリーは、
- 広めの路肩を見つけてハザードを点灯させながらゆっくり停車する
- 車の後方に反射板や発煙筒を設置して追突事故防止策を講じる
- 追突事故が起こった際の巻き添えを避けるため、車から降りて車の後方のガードレールの外で待機する
- ロードサービスに連絡する(ケータイが繋がらない場合は非常用電話)
(参考:JAF:高速道路で事故や故障が発生したらどうすればいいのですか?)
教科書的にはね。
レッカーが到着するまでの何時間かの間に体調を崩さず、事故に遭わず、レッカー料金や帰宅にかかる費用を安く抑えるには、教科書にはない備えが大切だと思いました。
高速道路のロードサービスはJAF?任意保険?
今回はさすがにロードサービス(レッカー移動)を呼ぶことがかなりリアルに頭に浮かびました。
わが家は身内が日本自動車連盟(JAF)に何度もお世話になっているので、車のトラブルならJAF最強!みたいなイメージを持っていてJAF会員になってるんですが、これを機に改めて調べると、任意保険付帯のレッカーサービスの方が料金が安いことが判明。
JAFの会員料金と、わが家が任意保険を契約している三井ダイレクト損保のロードサービスを比較すると、
- JAF会員:牽引は15kmまで無料(15km超過1km毎に720円)
- 三井ダイレクト損保:ロードサービスセンターが指定する修理工場までは距離の制限なく無料。自分で修理工場を指定する場合は、50kmを限度に無料(JAF会員は+15km無料)
ざっくりですが、高速道路の出口や修理工場が遠い場合は、任意保険付帯のロードサービスの方がお安く済みそうです。
三井ダイレクト損保はごくシンプルなロードサービスの提供ですが、宿泊費用や帰宅費用をサポートしてくれる保険会社もあるので、頻繁に長距離移動をする場合は付帯するロードサービスの内容も確認した上で決めるべきと痛感しました。

保険料の差額で宿泊費用などが出てしまうようなら本末転倒だけどw
夏は暑さ対策、冬は寒さ対策、渋滞でも役立つトイレ対策
帰省はの長距離移動は渋滞にはまることも多いので、普段からある程度備えはしています。
今回も飲み物や食べ物は多めに持っていたし、山歩き時代の名残で防災用品を兼ねた携帯用トイレを積んでいたので、パーキングエリアにたどり着けず路肩に停まることになっても数時間は持ちこたえられるはず。
夏場、高速道路上の遮るもののない直射日光はヤバい
ただ問題はこの夏の暑さです。高速道路上はトンネル以外は光を遮るものがないので、レッカー到着まで真夏の直射日光にさらされることになる可能性が……恐ろしい。
他にも雨傘と余っている毛布をトランクに積みっぱなしにしているんですが、万が一の場合はこれで日光をしのげたのか、それともしのげないのか、試す機会にならなくて本当によかったと思います。
冬は冬で立ち往生すると凍りつく恐れが…
2018年には福井県の豪雪災害があり、道路上で車が1500台立ち往生しました。
エンジンが動くうちは暖房が使えますが、停まったら毛布に包まるくらいしかしのぐ方法がありません。
わが家は冬に車で長距離移動することはここ数年はありませんが、冬は冬で寒さ対策が必要だと感じます。
子連れ帰省は防災用品を積んで出掛けるくらいがいい
こんな現実を思うと、長距離移動の時は最低限の防災用品を積んで出発するくらいでよいのかもしれません。
特に子どもは身体が小さく、暑さ寒さの影響が大きいので、本当にしっかり備えておいてあげたいと心の底から思いました。
子どもを路肩で安全に待機させられる気がしない
そう、わが家には子どもがおり、幼い子どもには「待てない」という特性があります。
子連れ帰省で路肩停車をせざるを得ないトラブルに見舞われた場合、解消されるまでの最大の懸念は、どうやって子どもを安全に待たせるかだと思います。
路肩停車になった場合は、車から降りてガードレールの外で車の後方で待機するのがセオリーですが。
子どもがこの位置でおとなしく待っていられるのか?!
……3歳児には過酷じゃない?
やはり子どもを高速道路の路肩で待機させるような事態にならないよう、トラブルが起こらないように日頃からの車のメンテナンスがなにより大切です。待てない待てない。
というわけでわが家、トラブルの原因が特定されていない現在の車を持ち続けるのはやめる方向に大きく動いてます。途中経過はTwitter(@TsumuRi)でときどき叫んでおりますw

